不動産売却の基礎知識や知っておきたいコツを分かりやすく解説します。売却の体験談もご紹介。

不動産一括査定サイトとは?利用するメリットや査定の流れ、サイトの選び方を解説

不動産一括査定サイトとは?利用するメリットや査定の流れ、サイトの選び方を解説

「住み替えをしたいけど、今の家はいくらで売れるのだろう?」と、考えている方もいるのではないでしょうか。

自宅の売却活動を進める際に、ぜひ利用したいものが「不動産一括査定サイト」です。簡単に複数の査定結果をチェックできて、売却価格の目安がつきます。

ここでは不動産コンサルタントの岡本郁雄さん監修のもと不動産一括査定サイトの概要や利用するメリット、査定の流れ、不動産一括査定サイトの選び方などについて解説します。

記事の目次

不動産一括査定サイトとは?

インターネットでの不動産査定のイメージ

(画像/PIXTA)

不動産一括査定サイトとは、売却したい不動産の情報を入力すると、複数の不動産会社に査定を依頼できるWebサービスのことです。査定結果が届いたら、それをもとに不動産を売却するかどうか、どの不動産会社に仲介を依頼するかなどを決めるのが、基本の流れになります。

不動産売却の一括査定の流れ

不動産売却の一括査定の流れ(SUUMO編集部)

不動産一括査定サイトは数多くあり、それぞれサービス内容やサイトに登録している不動産会社数は異なります。ただし、いずれも一括査定依頼は無料で行なえるため、気軽に利用できるでしょう。

また、不動産一括査定サイトを利用して不動産会社とコンタクトをとったからといって、媒介契約を結ぶ必要はありません。査定結果や対応に納得できなければ、その時点で売却をいったん見合わせても問題ないということです。

最近は、スマートフォンでも一括査定依頼ができるので、通勤や昼休みといった隙間時間を活用しやすいでしょう。

不動産一括査定サイトを利用するメリット

不動産一括査定サイトの利用には、3つのメリットがあります。1つずつ見ていきましょう。

個別の不動産会社に査定依頼をする手間が省ける

時短、効率化のイメージ

(画像/PIXTA)

不動産一括査定サイトは、売却したい不動産の情報をサイト内のフォームに入力するだけで、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できるため、非常に効率的です。

個別に査定を依頼する場合、1社ずつ不動産情報を入力したり、メールや電話でやり取りしたりしなければならず、手間がかかることは避けられません。

その点、不動産一括査定サイトは自宅にいながら、全国各地の不動産会社に対して一括で連絡でき、査定依頼にかかる手間を省けるようになります。仕事や家事で忙しい方でも、インターネットから24時間いつでも査定を依頼できるため、売却活動を進めやすくなるでしょう。

複数の不動産会社の対応と査定額を比べられる

天秤(比較)のイメージ

(画像/PIXTA)

不動産を少しでも高く売却するには、複数の不動産会社にコンタクトをとり、各社の査定結果を比較検討することが大切です。最初から1社に絞ってしまうと、その不動産会社が本当に信頼できるのか、査定額は問題ないのかなど、見極めが難しくなってしまいます。

不動産一括査定サイトを利用すれば、先述のとおり複数の不動産会社に一括でコンタクトをとれるため、簡単に比較することが可能です。査定額はもちろん、対応のスピード・売却プランの内容・担当者の人柄なども比べられるので、信頼できるパートナーを見つけやすくなります。

不動産の適正相場がわかる

不動産の相場のイメージ

(画像/PIXTA)

不動産一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社が提示した査定額を比較でき、売却したい不動産の相場がある程度わかるようになります。先述のとおり最初から1社に絞ると、その査定額が適正かどうか判断しづらく、高額売却のチャンスを逃してしまう可能性もあるため危険です。

また、一括査定を依頼すると、各社は不動産について入力した情報とともに、その周辺の路線価や取引事例といったデータをもとに査定額を算出します。。査定額の連絡があった際には、査定額を算出した根拠について、担当者に直接聞いてみることも大切です。返答があいまいだったり無理があると感じたりする場合、その不動産会社は信頼性に欠けるので、避けたほうが無難でしょう。

不動産一括査定から売却活動までの流れ

不動産の一括査定から、売却活動の開始までは以下のような流れとなります。

不動産一括査定サイトで簡易査定(机上査定)を依頼する

↓(※2~3日中)
不動産会社ごとに、簡易査定結果がメールや電話で通知される

複数社に訪問査定を依頼する

↓(※通常は1週間ほど)

訪問査定の結果通知 不動産会社の査定結果を比較検討する

売却を依頼する不動産会社を選ぶ

信頼できる不動産会社と媒介契約を結ぶ

売却活動の開始

不動産一括査定サイトで簡易査定(机上査定)を依頼する

簡易査定は、机上査定とも呼ばれています。最大のメリットは手軽なことです。今や、パソコンやスマートフォンの情報入力だけで査定を依頼することは普通のこととなりました。ここではさらに手軽さをアップする、不動産一括査定サイトの利用をオススメします。
ホームページに売却査定コーナーを設けている不動産会社もありますが、一括査定サイトも使うことで、複数の会社に一度に査定を依頼することができます。知らなかった不動産会社を査定依頼候補として発見できるのも特徴です。全国展開している会社のほか、地域密着型の会社、マンションを中心に扱う会社、賃貸部門がある会社、税金の相談に乗ってくれる会社など、違うタイプの会社から思わぬ提案を受けることもあるでしょう。
簡易査定を依頼する会社の数に制限はありませんので、相場価格の目安がつきやすいよう複数社を選択することをオススメします。

簡易査定のメリット・デメリットは、それぞれどのようなものなのでしょうか。

■簡易査定のメリット

  • 簡単な情報の提供・入力だけで査定してもらえる
  • 査定結果を比較的早く受け取れる
  • 売却価格の目安がつく
  • 売却を迷っている段階でも気兼ねなく査定依頼できる
  • 一括査定サイトを使えば、複数の会社に同時に依頼できて手間と時間が省ける
  • 複数の会社を比較することで、相性の良い会社と出会える
  • 無料

■簡易査定のデメリット

  • 現地確認をしていないため、正確な査定ができないことがある
  • 担当者と直接会えない不安がある
  • 情報補足のために何度も問い合わせが来ることがある
  • 意図せず不動産会社から電話が来ることがある

不動産会社担当者と直接会わないことは手軽な半面、人物像がぼんやりして対応しにくく感じるかもしれません。不動産コンサルタントの岡本郁雄さんによると「会社のホームページでスタッフの顔写真やプロフィールを公開している会社がありますので、確認してみてください。こうした会社は同業者から見ても信頼感があり、宅地建物取引士の有資格者が多いとわかれば安心感が高まります」。

また、電話番号の記入欄は必須となっていることが多いですが、メールで連絡してほしい場合や電話の希望時間帯がある場合は備考欄などに記入しておきましょう。

複数社に訪問査定を依頼する

簡易査定で売却価格のイメージができたら、訪問査定を依頼しましょう。不動産の価格は建物の傷み具合やちょっとした立地条件でも大きく変わります。「特に土地は、形状・道路との位置関係で価格振れ幅が大きく、現地の確認がないままの査定は困難です」と岡本さん。
複数の訪問査定により、査定の精度もアップします。

複数の不動産仲介会社に訪問査定を依頼するイメージ

訪問査定をスムーズに実施するために、事前に必要な資料を尋ねておき、当日手元にそろえておきましょう。

■訪問査定までにそろえておきたい資料

  • 登記済証または登記識別情報
  • 土地の測量図
  • 購入したときの販売資料
  • 住宅ローン返済表
    など

■訪問査定のメリット

  • 現地確認により正確な査定ができる
  • 査定価格につながる要素について質問できる
  • 不動産の活用や税金などについて質問できる
  • 売却活動にあたってのセールスポイントを確認できる
  • 不動産会社の担当者と直接会って相性を確かめられる

■訪問査定のデメリット

  • 時間がかかる
  • 遠方の場合、交通費などの費用がかかる

訪問査定は土地や建物の状態を確認するだけではなく、不動産のプロに無料でアドバイスを受ける絶好の機会でもあります。売却予定の土地や建物について、疑問があれば確認しておくとよいでしょう。「例えば、郊外エリアの広すぎる土地は購入希望が限られ査定が低くなることがあります。ですが、道路状況や測量状況で土地分割が可能と判断できたら、分割後に売却する方法もあります。こうした土地の状況を把握することで査定価格も変わってきます」(岡本さん)

suumo.jp

不動産会社の査定結果を比較検討する

複数社に訪問査定を受けたら、その結果を比較します。一番高い金額が適正価格とは必ずしも言い切れないため、必ず査定価格の理由を確認しましょう。会社ごとに違う価格で売り出すことはできないので、根拠に納得できた査定額を基準に売却価格を決定しましょう。

査定結果の比較イメージ

(写真/PIXTA)

売却を依頼する不動産会社を選ぶ

訪問査定を依頼した会社のうち、どこの会社に売却を依頼するかを決定します。売却が完了するまで何度もやりとりをすることになりますから、ぜひ訪問査定で相性の良い会社に出会ってください。相性の良い会社がいくつかあったら、一般媒介契約というかたちで複数の会社に依頼することもできます。

信頼できる不動産会社と媒介契約を結ぶ

不動産会社と媒介契約を結ぶことによって、正式な売却活動がスタートします。「売却完了後に満足するためには、売却価格だけではなく間に立つ不動産会社との信頼関係がより重要です」と岡本さん。3種類ある媒介契約の大まかな違いを理解して、信頼できる不動産会社と契約を結びましょう。

媒介契約の主な違いは契約できる会社の数と、自分が探した買主と直接取引ができるかどうか、の2点です。

■媒介契約の種類と特徴
  一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約
契約社数 複数可能 1社のみ 1社のみ
売主自らが探した相手との直接取引 ×
契約の有効期間 法令上の制限はないが、行政指導では3カ月以内 3カ月以内 3カ月以内
指定流通機構 レインズへの登録 任意 契約締結翌日から7日以内※ 契約締結翌日から5日以内※
業務の報告義務 任意 2週間に1回以上 1週間に1回以上
※不動産会社の休業日を除く日数

「専任」「専属専任」を契約したら、その期間内に別の会社と媒介契約を結ぶことはできません。「一般」では別の会社と結ぶことはできますが、多くの場合どこの会社と契約しているか明示する約束をします。

複数の会社に売却活動をしてもらいたい場合は「一般媒介」を選択します。各社に競って売却活動をしてもらえる期待が持てますが、業務報告の義務がなく会社それぞれに対応が必要ですのでコントロールの手間がかかります。また、不動産会社から見ると、「一般媒介」は自社で売却できるとは限らないので、積極的な販売活動をしない可能性もあります。販売費用をかけて売却活動をしても、その間に他社が売却してしまった場合は、仲介手数料は自社に入らず、かけた費用も無駄になるからです。
「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」は信頼できる不動産会社1社のみと契約を結ぶときに選択する契約です。どちらも1社のみを選んで結ぶ契約ですが、自分が直接発見した相手と取引する可能性があるときは「専任媒介契約」を選びましょう。1社でも物件情報を抱え込まず広く告知して売却を進めるように、国が定めた流通機構(レインズ)へ物件情報を登録することと、売主への業務報告義務が規定されているので安定した売却活動ができます。他社に売却されるリスクがないので、不動産会社が積極的に販売活動を行なうことが期待できます。ただし、1社としか契約ができないため、その会社の力量次第で売却時期や金額が左右されることがあります。

自分が発見した相手と直接取引する自己発見取引の可能性が高いときは、「一般媒介」「専任媒介」を選択します。自己発見取引では仲介手数料を不動産会社に支払う必要がありません。「専属専任媒介契約」では自己発見取引は認められず、その場合でも仲介手数料を支払います。

契約書面では、仲介手数料の支払いについても確認します。不動産会社に支払う仲介手数料の金額は、売買価格の3%+6万円+消費税と、上限金額が法律で決まっていて媒介契約による差はありません。成功報酬ですので、支払うのは買主との売買契約時と物件の引き渡し時です。

suumo.jp

訪問査定を依頼する不動産会社の選び方

訪問査定イメージ

(写真/PIXTA)

訪問査定の会社は複数社に依頼しよう

訪問査定を依頼する会社を選ぶとき、簡易査定で最高額を出した会社にこだわることはありません。メールや電話でのやりとりで、納得できる根拠を提示してくれた会社を選択します。 依頼する数は担当者との相性もありますので、少し面倒ですが、複数の会社に訪問査定してもらえるようスケジューリングしてみましょう。「売却したい物件と近しい物件を多く扱っている地元密着の会社ならエリア特性に通じた査定が期待できます。マンション販売に実績がある会社、公団物件の売買を中心に扱っている会社、事業用物件に強い会社、物件特性に合わせた仲介会社の選択をすることもオススメです」(岡本さん)

各社の特徴を見極めるため、訪問は同時ではなく1社ごとに来てもらうのがベターです。
最初の訪問査定に満足した場合、その場で媒介契約までしたくなりますが、先に1社と契約してしまうと他社との契約が困難になります。全社の訪問査定を受けてから、媒介契約する会社を決めること。せっかくですから、不動産のプロにたくさんアドバイスをしてもらう機会にしましょう。

訪問査定時に買取を提案してくれる会社も。仲介との違いは?

不動産売買で、売主と買主の間に不動産会社が間を取り持つ取引が「仲介」。「買取」は、売主から不動産会社が直接購入する取引です。個人の売主にとっての大きな違いは、「仲介」では不動産会社に仲介手数料を支払う必要があり、「買取」は仲介手数料を支払う必要がないことです。
一方、売主は仲介手数料を支払わなくて良い半面、「買取」査定価格は「仲介」の査定価格より2~3割低くなることが多いようです。買取再販会社は中古物件にリフォームを施したあと再販売して利益を得るため、相場より安く購入することが一般的な傾向です。

「買取」は個人ではなく会社による仕入れ購入なので、住宅ローン審査を待つ時間が不要で、早く確実に現金化できることが最大のメリットです。また、リフォームすることが前提なので室内の汚れや設備の不具合にも寛容ですが、より高額で売却したいなら「買取」査定だけではなく、「仲介」査定もしてもらって比較しましょう。多くの場合仲介会社も買取再販会社も、「仲介」「買取」両方の査定を出してくれます。

■買取と仲介の比較

[売却価格の傾向]
買取・・・相場価格の7割~8割(リフォームして再販するケースが多い)
仲介・・・相場価格

[売却スピード]
買取・・・速い(契約から売却金の支払いまでスムーズ)
仲介・・・時間がかかることがある(契約内容、引き渡し時期に個々の条件がある)(購入者の住宅ローン審査に時間がかかる)

[仲介手数料]
買取・・・不要
仲介・・・必要(売却価格の3%+6万円+消費税を上限とした額を仲介会社に支払う)

[建物、設備の不具合への対応]
買取・・・寛容な場合が多い(リフォームを前提にしているケースが多い)
仲介・・・厳しく評価される(個人のマイホーム検討時は理想の住まいを求める傾向にある)

物件購入サイトの情報も参考にする

訪問査定の依頼や媒介契約を結ぶタイミングで、不動産会社を選びきれないとき、SUUMOのような不動産ポータルサイトの物件情報も参考にしてみましょう。
早く高く売るためには、広く買主を探す活動が必要です。売却が得意な会社であれば、通常からポータルサイト、チラシ、店頭広告などで積極的に買主を募集しています。ポータルサイトならパソコンやスマートフォンで条件を絞って検索できるので、エリアで物件情報を多く掲載している会社に注目してみましょう。丁寧な広告を心がけているかどうかをチェックすることができます。物件の魅力を写した写真とともに的確なセールスポイントが記載されていれば、自分の不動産の売却も任せたくなるものです。
また査定を受けた後もポータルサイトに掲載されている物件との価格差を質問してみると、不動産会社の地域精通度を推し量るヒントになります。

不動産一括査定サイトの選び方

スマホを使う女性

(画像/PIXTA)

不動産一括査定サイトを選ぶ際は、以下3つのポイントを確認しましょう。

  • 対応エリア
  • 提携不動産会社の数
  • 最大同時依頼数

自分に合ったサイトを選んで利用すれば、高額売却を実現できる可能性も高まります。

対応エリア

査定の対応エリアは、不動産一括査定サイトによって異なります。全国レベルで対応しているサイトがあれば、都市部や地方など一部のエリアに特化しているサイトもあるため、売却する不動産が対応エリアに入っているかどうかは確認必須です。

全国対応型のサイトなら遠方の不動産会社にもコンタクトをとれる、特化型のサイトなら地域密着型の不動産会社と提携している可能性が高いなど、それぞれ強みが異なります。そのため、自分の目的やエリアの特性に合わせて選びましょう。

提携不動産会社の数

不動産一括査定サイトを選ぶ際は、提携している不動産会社の数をチェックすることも大切です。提携不動産会社の数が多ければ、査定を依頼できる数も増え、査定額や売却プランを比較しやすくなります。
とはいえ、売却活動をスムーズに進めるには、優良な不動産会社と出会うことが重要であり、数が多いほど良いというわけではありません。また、地域によって依頼できる会社の数は異なるので、その点にも注意しましょう。

最大同時依頼数

不動産一括査定サイトでは複数社の比較が可能ですが、同時に査定を依頼できる数はサイトによって異なります。5~6社程度のサイトもあれば、10社以上同時に依頼できるサイトもあるため、事前にチェックしたいところです。
より多くの会社の査定を受けたい場合は最大同時依頼数が多いサイトがおすすめですが、会社数が多ければその分やりとりの手間が増えることは考えておきましょう。また、売却する不動産のエリアによっては依頼できる数が上下することもあります。利用者数や口コミ評価なども踏まえて、自分に合ったサイトを見極めましょう。

【画像で解説】不動産一括査定サイトの使い方

査定してもらいたい不動産の情報を入力する

では、実際に不動産一括査定はどのように申し込むのでしょうか。ここでは、SUUMOの売却 査定で記入の例を紹介します。

■査定不動産情報の入力(マンション)

一括査定申し込み画面・査定不動産の情報入力

不動産情報の入力画面では、物件タイプ、所在地、物件の詳細を入力します。
手元に、不動産購入時の資料や登記簿謄本(登記事項証明書)を用意しておくとスムーズです。

物件の所在地:郵便番号を入力すれば、都道府県、市区郡、町名まで選択形式で入力完了できます
      :字・丁目・番地名と、マンション名・号室を入力

物件の詳細:間取りを6つの中から選択
ワンルーム 1K /DK/ LDK 2K /DK/ LDK 3K /DK/ LDK 4K /DK/ LDK 5K以上

専有面積、築後年数を入力。資料を見ながら正確に記入したほうがベターですが、おおよそでもかまいません。

■査定不動産情報の入力(一戸建て)(土地)

一括査定申し込み画面・査定不動産情報の入力 左:一戸建て 右:土地

物件の所在地:郵便番号を入力すれば、都道府県、市区郡、町名まで選択形式で入力完了できます
      :字・丁目・番地を入力

物件の詳細:一戸建ての間取りを6つの中から選択
ワンルーム 1K /DK/ LDK 2K /DK/ LDK 3K /DK/ LDK 4K /DK/ LDK 5K以上

土地面積、(一戸建て)建物延面積、(一戸建て)築後年数を入力。物件購入時の資料や登記事項証明書などを見ながら正確に記入したほうがベターですが、おおよそでもかまいません。

自分の情報を入力する

問い合わせ者の情報を入力します。

括査定申し込み画面・問い合わせする本人の情報の入力

お名前:問い合わせ者の名前、読み仮名を入力 ご住所:前ページと同じ住所の場合は、「査定をする物件と同じ場合はチェックしてください。(住所入力が不要になります)」にチェックを入れます。異なるときは入力します。
ご連絡先:メールアドレス、電話番号を記入。査定結果を受け取るために必要な情報です。正確な査定のために不動産会社から問い合わせが来ることもあります。
お問い合わせ内容:まずは簡易査定をしてほしい、来店の予定をしたい、とにかく急いで売却したい、近所に知られずに売却したい、訪問査定をしてほしい、家族に知られずに売却したい、の項目の中から複数選択できます。

査定を依頼したい不動産会社を選ぶ

不動産と自分の情報を入力すると、その物件の査定が可能な会社が表示されます。
表示されている会社から、査定を依頼したい会社をチェックしましょう。複数社選択しておくと査定価格が出たときにばらつきがあっても、適正価格が判断しやすくなります。同じ不動産会社の別店舗が表示されることがありますが、営業担当者との相性もありますので、同時選択してもかまいません。

希望の売却価格・時期などを入力する

この先は必須項目ではありませんが、希望があれば入力したほうがバラバラに各社に伝えるよりも査定がスムーズに進みます。入力が済んだら確認画面に進み、送信ボタンをクリックすれば査定依頼は完了です。 送信が終了したら、自動配信メールが届くので、査定をどこに依頼したかを再確認できます。

一括査定申し込み画面・希望の売却価格・時期などを入力

売却希望時期:できるだけ早く、3カ月以内、6カ月以内、1年以内、1年以降の5つから選択。
売却希望価格:住宅ローン残高が残っている場合はその金額を超えた売却をしたい、など希望があれば入力します。
その他ご要望など:「賃貸料の査定も欲しい」といった不動産の見立てのほか、連絡方法についての要望があれば入力しておきましょう。

簡易査定結果が届く

不動産会社に査定依頼が伝わり、不動産会社から簡易査定の結果が届きます。早ければ当日に、メールで査定結果が到着します。入力情報だけでは査定が難しい場合などには、メールや電話で連絡がある場合もあります。
万が一、7営業日内に査定結果が届かない場合は、送信ボタンを押した後に届くSUUMOからのメールの案内に従い、SUUMO問い合わせ先に連絡すれば、再度不動産会社に査定の連絡が入ります。
各会社からの査定結果が届き、売却価格のイメージができたら、訪問査定を依頼しましょう。訪問査定の申し込み以降は、各会社と直接メールや電話でやりとりをします。訪問査定の日時を打ち合わせる際には、査定時に必要な資料を尋ねて用意しておくとスムーズです。

不動産の一括査定で売却を成功させよう

各会社からの査定結果がそろったら、価格にばらつきがあったとしてもおおよその売却価格が想定できるはず。同じ条件で依頼できるので各会社の根拠を比較しやすいメリットがあります。次のステップとなる訪問査定を依頼する会社選びに役立ちます。不動産一括査定サイトを賢く利用して、大切な不動産の売却を成功させてください。

まとめ

  • 不動産一括査定サイトは一度に複数の会社から査定を受け取れるので、査定の目安を付けやすく、信頼できる不動産会社に出会うきっかけにもなる
  • 査定には簡易査定(机上査定)と訪問査定がある。まず簡易査定からスタートした場合も、現地の確認をする訪問査定で正確な査定を出してもらうことが必要
  • 訪問査定価格の根拠や担当者との相性を重視して、信頼できる不動産会社に売却を任せよう

取材・文/池上香夜子 イラスト/タバタ画房

●取材協力・監修/不動産コンサルタント 岡本郁雄(おかもと いくお)さん
ファイナンシャルプランナーCFP®、経済産業省登録中小企業診断士、宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター。神戸大学卒業後、30年以上不動産関連の仕事に携わる。不動産領域のコンサルタントとして、マーケティング業務、コンサルティング業務、講演、執筆、メディアへの出演など幅広く活躍中。首都圏中心に延べ3000件以上のマンションのモデルルームや現場を見ておりマーケットにも精通している。
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