不動産売却の基礎知識や知っておきたいコツを分かりやすく解説します。売却の体験談もご紹介。

【一戸建て】【マンション】ハウスクリーニングの料金相場、費用は?業者選びのコツ、売却時の注意点

ハウスクリーニングの料金相場は?料金プランや業者選びのコツ

大切なマイホーム、どんなにこまめにお掃除しても、いつの間にかうっすら古ぼけてきたり、自分の力では落とせない汚れがついていたりしています。

そんなときに、プロの技で徹底的にきれいにしてくれるのがハウスクリーニング。古い家でも、見違えるように生まれ変わることもあります。

特に、家の売却を考えるタイミングなら少しでも高く売るために、部分的に使うもよし、全体的に使うもよし、プロの力を上手に活かして、マイホームの価値を高めたいものです。

今回は、ハウスクリーニング会社フェイスの阿部さんと、東急リバブルの村島さんにお話をうかがいました。

記事の目次

ハウスクリーニングとは?どこまでを掃除してくれる?

住まいを部分的に、もしくは全体的に、プロの道具と技術できれいにすることを「ハウスクリーニング」と呼びます。
最近では、「エアコン清掃」のように部分的な利用も広く行われるようになってきました。

「自分で掃除すれば十分、と思う方もいるかと思いますが、業務用の洗剤とプロの技術を使えば、普通の掃除では落ち切れない汚れもきれいになります。

家を売り出す前や、賃貸に出す前に利用する方や、便利さやクオリティを気に入り『時間を買う』」感覚で利用するリピーターも多いです」(フェイス 阿部さん)

ハウスクリーニングの作業員

(写真/PIXTA)

一戸建てやマンションでハウスクリーニングを依頼するタイミングは?

ハウスクリー二ングというと、不動産の売却時に行うイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、以下のように、売却時以外にもハウスクリーニングが活用されています。

  • 一戸建ての大掃除(年末・年度末)
  • マンションの賃貸退去時
  • 汚れが気になったとき
  • 遺品整理、生前整理のとき

一戸建ての大掃除や気になる汚れがあるときは、基本的に自己負担でハウスクリーニングを行います。

マンションの賃貸退去時に原状回復の意味合いも含めて自分でハウスクリーニングを依頼する人もいますが、基本的には不動産会社側がハウスクリーニングを依頼します。
その場合のハウスクリーニング代については、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(国土交通省)」にて賃貸人側が負担するように記載されています。
しかし、経年劣化や通常利用による汚れの範疇を超える場合は、賃借人側にその分を請求されることもあります。また、特約という形で賃借人側に請求する物件もあるため、具体的な契約については必ず事前に確認するようにしましょう。

ハウスクリーニングはどうやって依頼する?

きれいにしたい設備だけ、きれいにしたい部屋だけといった部分的な依頼はもちろん、家全体の依頼もOK。

「エアコンやレンジフードなどは単体で依頼されることも多いです。家の中でも特に汚れやすい浴室、キッチン、レンジフード、トイレ、洗面台などをまとめて『水まわりセット』として用意している会社もあります。

家を売却するときや、個人所有の物件を貸し出すとき、賃貸物件に入居する前などには、家全体のクリーニングを依頼されることが多いですね。

新築や、一通りきれいにしている中古物件でも、『内覧でいろんな人が出入りしたから』と全体のクリーニングを依頼される方もいらっしゃいます。もちろん、不動産会社からの依頼もあります」(フェイス 阿部さん)

不動産売却や部屋の入居などでは、不動産仲介会社がハウスクリーニングのサービスを用意している場合もあります。

「当社では、売却を依頼された物件の多くに『水まわりブライトニング』という水まわり一式のハウスクリーニングをサービスで付けています。
水まわり以外にも売主のご要望があれば、提携している会社にハウスクリーニングを依頼しています」(東急リバブル 村島さん)

自分が見て「きれい」な家でも、他人から見ると「生活感がある」可能性もあります。

第三者の視点を確認する意味も含めて、売却する際はまずは不動産会社に相談してみてはどうでしょうか。

キッチンのハウスクリーニングイメージ

ハウスクリーニング会社はどう選ぶ?

ハウスクリーニングを頼むときにネットを検索する人は多いと思いますが、信頼できる会社かどうかを見極めるにはどうすればいいでしょうか。

「ホームページを見て、値段表示のところに『何円~』と書いてある場合は要注意。
いくら最低金額が低くても、見積もりに来てから、または実際にクリーニングに来てから『汚れがひどい』という理由でオプション扱いされ、料金が上乗せされる可能性があるからです。

基本の料金が決まっていれば、見積もりで値段が上げられたときに理由を確認しやすいというメリットもあります」(フェイス 阿部さん)

それ以外にはどのような点で信頼度を見極めればいいでしょうか?

「ハウスクリーニングは資格がないとできない仕事ではありませんが、例えば資格を保持しているということはそれだけ技術の習得に熱心であるということ。

また、当社でも新規のお客さまから『自社スタッフが来られますか?』と確認されることがあります。
会社によっては下請けの下請けに外注することもあるので、心配な方はその点も確認しておいた方がいいかもしれません」(同上)

ハウスクリーニングを頼むということは、知らない人に家に入ってもらうこと。

技術力はもちろん、個人情報の取り扱いなどの点でも安心・信頼できる会社を選びたいですね。

ハウスクリーニングの料金相場はどうなっている?

初めて頼むときに一番不安になるのが「いったいどれくらいかかるのか」ということです。

ここでは、料金がどのように決まるか、相場はどれくらいなのか、また、安くするコツについてお聞きしました。

ハウスクリーニングの料金の決まり方は?

ホームページに出ている料金は会社によってかなり違います。
ハウスクリーニングの料金は一般的には作業量と時間に比例するので、例えばキッチンであれば、コンロが五徳のあるタイプよりもフラットなIHの方が割安になることが多いようです。

「当社の場合、複雑な構造の建物を除き、空室のクリーニング料金は基本的に広さ(m2)で算出。お問い合わせいただいたときにm2を確認して料金をお伝えします。

在宅の場合は、希望のクリーニング箇所をお聞きし、料金をお伝えします。もちろん、お見積もりにうかがうことも可能です」(フェイス 阿部さん)

ハウスクリーニング料金の一例(フェイスの場合)
掃除箇所 通常価格
キッチン 2万5300円(IHの場合)
バスルーム 2万2000円
洗面台 9900円
レンジフード 1万6500円
窓・サッシ(網戸含む) 7150円 1枠2枚(180×180cm)
1100円 洗浄+WAX 1m2当たり

何カ所かまとめて依頼すると安くなる

基本的な料金は決まっていても、条件次第ではそこから割安になることがあるようです。その一つが「何カ所かまとめて依頼すること」。

出張コストや下準備の手間を考えると、まとめた方がお得なのは当然。各社でさまざまなセットプランが用意されていますが、特に多いのが「水まわりのセット」。

キッチンや浴室などの水まわりを何カ所か頼むつもりなら、セットプランの料金と比較してみましょう。

パック料金の一例(フェイスの場合)
おまとめパック 掃除箇所 単価
水まわり5点セット 7万1500円 (合計価格8万4700円より約15%、1万3200円お得に) キッチン 2万5300円(IHの場合)
バスルーム 2万2000円
洗面台 9900円
レンジフード 1万6500円
トイレ 1万1000円

クリーニングしやすい空き室状態なら安くなる

料金が割安になる最も大きな条件は「空き室であること」。なぜなら、部屋に物がなければ作業がスムーズになるからです。

売却に出すときや賃貸に出す前にハウスクリーニングするなら、空き室にしてからの方がコストを抑えられます。

「当社の場合でも、空き室の方が割安になります。
ただし、売却や賃貸に出すのは年度末になることが多いと思いますが、その時期はハウスクリーニングの繁忙期でもあります。
日程の希望が通りにくくなることもあるので、その点は気を付けたいですね」(フェイス 阿部さん)

閑散期にはキャンペーン価格などで安くなることも

ハウスクリーニング会社の忙しさはシーズンによってかなりの差があります。

例えば「エアコン清掃」が重なる時期や、引越しシーズンなどの繁忙期は料金が上がる可能性があり、また日程も希望が通りにくくなります。

反対に、「2月などの閑散期であれば、お得なキャンペーン価格を打ち出している会社も多いです」(フェイス 阿部さん)とのこと。

スケジュールに余裕があるなら、安くなる時期を聞いてから頼んでみてもいいかもしれません。

エアコンの清掃をするハウスクリーニングの作業員

(写真/PIXTA)

一戸建てとマンションでハウスクリーニングの相場は変わる?

ハウスクリーニングの費用は、基本的に掃除をする場所の広さや多さによって決まります。
そのため、マンションと比較すると一戸建ての方がハウスクリーニング費用は高い傾向があります。

例えば、一戸建てとマンション、どちらも同じ間取りでも、一般的に一戸建ての方が面積が広いため、費用は高額になります。
さらに、窓や水まわりも一戸建てのほうが多いため、部分的なクリーニングでも一戸建ての方が高くなりやすいです。

一戸建てやマンションをハウスクリーニングするメリット

続いて、一戸建てやマンションをハウスクリーニングするメリットについて解説します。

プロの技術で掃除してもらえる

キッチンや水まわりの汚れは、専門的な知識と道具がないときれいに落とすことができない場合もあります。事前に準備をして掃除しても、中途半端な結果になることも多いほど難しい掃除です。

ハウスクリーニングでは、専用の溶剤や機器などを用いて汚れを落とすため、油汚れや水あかなどもきれいに落とします。
依頼するだけで、どのような汚れも効率良く落とせることがハウスクリーニングを利用するメリットです。

労力がかからない

建物全体をしっかり掃除しようとすると、1日では終わらないことも珍しくありません。
特に、部屋数が多い一戸建ては、掃除をする労力が大きいだけでなく、多くの時間をかけても汚れが残ってしまうこともあります。

また、本格的な掃除をしようとすると、必要な道具を購入するコストや、購入にかける時間、掃除道具の収納場所の確保などが必要です。

そのため、結果的にはハウスクリーニングを活用した方が、肉体的にも精神的にも楽だと感じることが多いでしょう。

不動産の売却時にハウスクリーニングはすべき?

動産の売却価格を上げるために、ハウスクリーニングの活用を考える方は多いでしょう。しかし、一般的な利用範囲の汚れであれば、ハウスクリーニングをしても価格への影響は小さいため、必須ではありません。

ただし、長年掃除をしていない場合、ペットやタバコのニオイ・汚れがある、水まわりに目立つ汚れがある場合などは、購入希望者からの印象が悪くなる可能性もあります。 このような場合には、ハウスクリーニングの利用を検討するのがおすすめです。

ハウスクリーニング前にやっておいた方がいいことは?

ハウスクリーニングを依頼して、いざ当日。

「少しはきれいにしておいた方がいいかな」「きれいな方が料金が抑えられるかも?」と考える人も多くいます。

事前にやっておいた方がいいことがあるかを、ハウスクリーニング会社に聞いてみました。

「特にありませんが、小物類は可能な範囲で移動しておいていただけると、作業がスムーズになります」(フェイス 阿部さん)

プロの仕事ぶりを拝見できる貴重な機会、せっかくなのですべてお任せしてみてはどうでしょうか。

ただし、浴室の清掃を頼んでいなくても、部品を洗ったり水をくむために浴室が使われたりすることもあるので、そこは片づけておいた方が良さそうです。

水回りのハウスクリーニング準備イメージ

不動産売却時のハウスクリーニングで気を付ける点は?

ハウスクリーニングの威力が最も発揮されるのが、不動産の売却時です。

「中古物件を見学した人に『最も重視したのはどこですか?』と尋ねた結果、一番多かったのが『水まわりの状況』でした。

『購入した理由』で一番多かったのも『設備のきれいさ』です。
部屋の広さや収納よりも、実物を見ないとわからないキッチンや浴室、トイレがきれいであるかどうかが重要視されるようです」(東急リバブル 村島さん)

見た目だけではなく、現地で受け取る印象や感覚も大切です。

「家を買うかどうかは、立地や広さなどの条件で判断すると思いがちですが、実際にはそれ以外の部分が大きいものです。

どんなに条件的に気に入った家でも、実物を見たときに生理的嫌悪感を抱いてしまったら、その後どんなに迷ったとしても、最終的に購入に至ることはほぼありません。

現地に足を運んでいただいたお客さまにできるだけいいイメージを持ってもらうこと。そのためには、物件をきれいにしておくことが何より大切なのです」(同上)

以前の住人の生活感が残る家には誰しも住みたくはないもの。内覧の時点で住人の存在感が漂っているようではダメージ大。

内覧に来た人が、その家に対してどのようなイメージを抱くかを考えて、ハウスクリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。

洗面台

(写真/PIXTA)

どうクリーニングするか、まずは不動産仲介会社の担当者に相談してみよう

ハウスクリーニングをするにはもちろんコストがかかります。
どれだけコストをかければどれだけの効果が望めるかは、事前にしっかり把握しておきたいもの。

「不動産を売却する相手によって、また、不動産の状態によっては、ハウスクリーニングをする必要がないことがあります。

例えば、リノベーションするつもりで購入する不動産会社が相手であれば、ハウスクリーニングをしてもまったくのムダということになります。

リノベーションするなら設備も内装もすべて取り替えるからです。

また、築浅物件などではハウスクリーニングの必要がないほどきれいな場合もあります。媒介する際には、資金計画やリフォームなどの相談を承りますが、同時に『どうすれば売りやすくなるか』についても一緒に考えます。

その際に検討する手段の一つがハウスクリーニング。『これくらいお金をかければこうなりますよ』といったアドバイスをさせてもらっています」(東急リバブル 村島さん)

不動産売却のプロである不動産会社なら、売却のためのコストのかけ方についてもよく理解しています。どうクリーニングするかについて、ぜひ気軽に相談してみましょう。

タブレットで若い夫婦に説明するビジネスウーマン

(写真/PIXTA)

ハウスクリーニングをするなら査定前?売却前?

ハウスクリーニングをするならどのタイミングがいいのでしょうか?
査定前にきれいにしておけば、査定額が高くなるかも、と期待したくなりますが、仲介会社にとっては見た目の美しさによって査定額は変わらないそうです。

「われわれはプロなので、多少汚れていようがまったく関係はありません。
ハウスクリーニングをするのは、あくまでも一般のお客さま相手に売りやすくするため。家の売却を依頼されたときには、『どうすればより早く売れるか』を考え、さまざまなご提案とアドバイスをさせていただいています。

動画サービスや保証制度といったいくつかの無料サービスをご用意し、売主さまのこだわりに応じてそこから何点か選んでいただくのですが、ハウスクリーニングもその一つ。

水まわりのハウスクリーニングを希望される方が多く、全体の70%以上。

ハウスクリーニングを行う前に売れる場合もあるので、それを除くと、最終的には約53%の物件で実施されています。
当社ではすでに『ハウスクリーニングはやって当たり前』という感覚です」(東急リバブル 村島さん)

半分以上の物件でハウスクリーニングが行われているということは、売却物件の美しさの平均値が上がっているということ。

購入希望者の目を引くためにも、ハウスクリーニングで平均レベル以上の美しさを確保しておきたいものです。

売却時にハウスクリーニングしておきたいのはここ!

ハウスクリーニングをする場合、もちろん全体をきれいにするに越したことはありませんが、費用対効果を考えて最もおすすめなのはどこでしょうか?

「まずキッチン、浴室・洗面、トイレ、の水まわりですね。築年数が浅いと、ハウスクリーニングをしてもそれほど違いが出ないかもしれませんが、築10年を超えるとクリーニングするかどうかでまったく変わってきます。

当社の場合は『水まわりブライトニング』パックを行って、あとは窓ガラスとか、床や玄関まわりを売主さまの希望でプラスしていきます。

まずは最低限の清潔感を確保すること。浴室やトイレは、『居住者の体が直接触れる』場所なので特に清潔感が求められるようです」(東急リバブル 村島さん)

「使用頻度の高い水まわりを重点的に。最近では、ダクト清掃や配水管清掃を希望される方もたくさんいらっしゃいます」(フェイス 阿部さん)

面積が広く、一番目にしやすい床をきれいにしておくと、全体的なイメージがアップ。もう一つ気を付けたいのが「ニオイ」です。

配水管を長い間使っていないと、どうしても下水のニオイが上がってきたりします。

部屋をどれだけきれいにしても、悪臭が漂っていてはせっかくの清潔感が台無し。配水管を長期間使っていない間に、時には虫が湧いたりすることも……。

ニオイは目には見えないけれども、生理的嫌悪感につながることが多いポイント。気になるときは、高圧洗浄で詰まりもニオイもスッキリさせておきたいですね。

売却時のハウスクリーニングのおすすめ場所

清掃内容はハウスクリーニング会社によって異なります。どこまできれいにしてもらえるかは事前に確認が必要です。

キッチン

最も生活感が出やすい場所といえばやはりキッチン。
コンロの油汚れ、シンクの水あか・ぬめり・カビのついたシンクなど、キッチンには種類の異なるさまざまなしつこい汚れがいっぱい。

ゴシゴシこすると傷つけてしまいやすいシンクや蛇口周辺もプロの洗剤と技術でピカピカに磨き上げれば、清潔感がよみがえります。

換気扇・レンジフード

換気扇やレンジフードは構造が複雑なので掃除がしにくく、べたつく油汚れが落としにくいもの。

自分で分解すると元に戻せるか心配ですが、プロに任せると安心。換気扇の奥まできれいになっていれば、清潔さへの信頼が高まるでしょう。
また、ダクトの中もプロなら清掃可能です。

トイレ

最も「清潔感」が求められる場所。毎日掃除していても、知らないうちに尿石がこびりついたり、ニオイがしみついていたり。
業務用洗剤で便器もピカピカにして、すっきり気持ちよく使えるトイレにしましょう。配水管清掃も効果的です。

浴室

タイルや目地汚れ、排水口のぬめりやニオイが残っていると「古さ」「汚さ」を感じやすい浴室。

エプロン内の奥は手が届きにくく、たまった水あかやカビは自分ではなかなか落とせないものですが、高圧洗浄ができれば奥まで徹底的にきれいになります。
雑菌の温床になりがちな追い焚き配管もハウスクリーニングなら洗浄可能です。

洗面台

長年使っている間に汚れが積み重なる洗面台。水あか、石けんカス、スプレー式整髪料、化粧品などで、洗面ボウル以外の部分も意外に汚れています。
洗面ボウルや鏡、蛇口をピカピカに磨き上げれば、見映えが大きく変わります。

エアコン

見えない内部にはホコリやカビ、ニオイのもとがいっぱい。

自分で掃除しようと思っても、手が届かないところまで無理して作業すると壊れないか心配になります。
奥まですっきりきれいにしたついでに抗菌加工もプラスすれば、長い期間安心して使えます。

タブレットで若い夫婦に説明するビジネスウーマン

こびりついた頑固な油汚れも、業務用洗剤とプロの技術で新品のようにピカピカに(画像提供/東急リバブル)

印象を大きく変える!不動産売却時こそハウスクリーニングの活用を!

例えばほぼ同じ条件・同じ価格のマンションの場合、汚れがそのままに残された部屋と、ピカピカに磨き上げられた部屋ではどちらに心引かれるでしょうか?

「自分で掃除すれば同じ」と思っていても、いったん薄汚れたイメージを抱いてしまうと、もうそんな部屋には住みたい気持ちにならないのではないでしょうか。

購入検討者にアピールするためには、見た目の清潔さは不可欠です。売却時にこそ、ハウスクリーニングを上手に活用してみましょう。

【左】木目のアイランドキッチン【右】掃除する女性

(写真/PIXTA)

まとめ

  • プロの道具と技術で、日常的な掃除では落とせない汚れをきれいにするのがハウスクリーニング
  • 多くの売却物件でハウスクリーニングが行われている
  • ハウスクリーニングを行うおすすめのタイミングは、査定前ではなくオープンハウス前
  • 「早く売りたい」ならハウスクリーニングがおすすめ

●取材協力
フェイス 阿部さん
東急リバブル 村島さん

構成・取材・文/伊東美佳
文/サクラサクマーケティング株式会社
イラスト/石山好宏

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