不動産売却の基礎知識や知っておきたいコツを分かりやすく解説します。売却の体験談もご紹介。

実家どうする?みんなの実家対策を聞いてみました-データ・口コミまとめ

みんなの実家対策を聞いてみました-データ・口コミまとめ

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相続問題を考えるときに参考にしたいのが実際に対策を行った人の意見や体験談。
みんながどのような対策を行ったのか、クチコミや実例を取材。リフォームによる同居から売却、賃貸併用住宅への建て替えなど自身の検討の際に、参考にしていただきたい。

記事の目次

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自分の(配偶者の)実家対策を行った理由は?

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自分の(配偶者の)実家対策を行ったタイミングは?

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自分の(配偶者の)実家対策を行った結果、建物はどうなった?

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半数が両親の健在なうちに実行、トップの理由は相続税対策

ここ数年、放置された空き家について近隣住民などからの苦情や問い合わせが増え、自治体では頭を痛めている。実際に家の近所でも、屋根や外壁などが崩れかけていたり、庭木が繁茂した空き家を見たことがある人も結構いるだろう。
過去2年の間に実家(持ち家の一戸建てが対象)対策をした人への2014年に実施したアンケート結果によると、半数近くが両親の健在なうちに実行している。これは、相続税対策の選択肢が多くなるし、家族が納得いく方法を実行できることからだろう。現に実家対策の理由のトップには「相続税を少なくするため」、次いで「相続税法の改正で相続税がかかりそうだから」が挙げられている。具体的には、減額措置などを得るために同居や賃貸併用住宅への建て替えなどのアクションが起こされている。
一方で、「実家には誰も住む予定がない」、「保有しているとメンテナンスコストがかかる」という動機を挙げた人もいて、売却・住み替えなどにつながっている。「実家やその土地に愛着があった」、「元々一緒に住む予定だった」という人もいて、税金対策の有無にかかわらず、実家を建て替えたり、リフォームを行ったりして住み続けることを選択した人も少なくない。
では、以降から実家対策を行った事例を紹介していこう。

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みんなの実家対策を見てみよう

先に紹介した以外にも、今回のアンケートではさまざまな実家対策が寄せられた。対策方法のバリエーション、諸問題の解決方法など興味深い声がたくさん。その中からピックアップして、紹介しよう。

CASE1 売却&住み替え
郊外の不便さに耐えきれず駅近のマンションに、行きたいところにすぐ行ける楽しみ
東京都Kさん(70代)

駅まではバス便で便数が少なく、車を手放してからは非常に暮らしづらくなっていたというKさん。「娘に子どもができて、妻がサポートに行かなければならなくなって」。そこで、家を売却し、駅近でバス便も豊富にあるマンションに住み替えた。バス停の真ん前なので毎日のように都心まで出かけたり、妻はジムに通ったりと楽しんでいる。娘の家にも近く、子育ての協力もしやすくなった。また一戸建てを売却したことで、相続の問題も少なくなったと感じている。

CASE1 売却&住み替え

CASE2 賃貸&住み替え
長年住み慣れた下町から海の見える高台へ、静かな環境で新しい暮らしを
神奈川県Tさん(70代)

長年、東京の下町に暮らしてきたTさんは、ついのすみかを求めて、海沿いの高台にマンションを購入。とはいえ決して不便なところではなく、横浜の人気エリアだ。以前の家は繁華街に近く、騒々しい環境だった。そこに生まれ住んで70年、まるで違う環境で、今後の人生を過ごしたかったという。元の家をどうするのかはまだ決めていない。いずれ売却してもいいと思っているが、今は娘に貸しているという。相続に関してはまだ考えていないとか。新しい生活を楽しみたいのが現在の心境だ。

CASE2 賃貸&住み替え

CASE3 売却&住み替え
出張が楽になり、旅行も楽しめるようになった、都心に住んで日々の暮らしが変わった
東京都Mさん(60代)

現役で仕事を続けているMさんの場合、仕事に便利だからという理由で郊外から都心のタワーマンションに住み替えた。新幹線の駅が近くなったので、地方出張にも便利になったし、何より暮らしそのものがガラリと変わったという。元来夫婦とも国内旅行が好きなので、出かける頻度がぐんと増えた。普段もにぎやかな街に出かけて、食事やショッピングを楽しむ日々に。一戸建てからマンションに住み替えることで相続対策にもなる、との利点は後で知ったという。

CASE3 売却&住み替え

CASE4 売却&住み替え
売る決意をするまでに母は2年を要したが、長女のそばに
東京都Rさん(60代)

80代の母が1人で住んでいた実家を売って、私(長女)の家のそばにマンションを買って住んだ。以前は電車で2時間もかかっていたのに、すぐそばに来たので安心。住み慣れた土地や友達と別れるのはつらそうだったが、2年かけてようやく決心がついたようだ。

CASE4 売却&住み替え

CASE5 建て替えて同居
二世帯住宅にして親と同居、兄弟は金融資産を相続
大阪府 男性(40代)

妻の親が希望して、妻の実家を建て替えて私たち家族が同居することにした。同居することで介護もしやすくなるし、自分たちも経済的な負担が少なくマイホームを持てるのがうれしかった。よく相談したうえで、妻の兄弟は土地分の相続はしないと合意してくれた。しかし不公平にならないよう、妻以外には相続時に金融資産で対応することになった。

CASE5 建て替えて同居

CASE6 売却&二世帯
売却したお金を分け、姉は二世帯住宅を建て、同居
京都府Gさん(60代)

父が亡くなり、家しか遺産がなかったので売却。母と姉妹で法定相続分に従いお金を分けた。姉は自分がもらったお金で家を購入し、母を引き取った。家を姉名義にしたのは、将来母が亡くなったときに、姉妹の間で家の相続問題が発生するのを避けるためだ。

CASE6 売却&二世帯

CASE7 リフォーム
リフォームして親と同居、評価額が下がった
和歌山県 男性(50代)

以前から実家は自分が継ぐつもりで、両親とは同居しようと決めていたので、予定どおりリフォームをして同居。父が亡くなったときは、同居していたので小規模宅地等の特例が使え、評価額が思いのほか低くなり助かった。リフォーム費用を親のローンで行ったことも影響していると思う。

CASE7 リフォーム

CASE8 リフォームして貸家に
親が将来介護施設に入ることも考慮、賃貸にもできるようリフォーム
福岡県 男性(70代)

実家は父が亡くなって母の一人暮らしとなった。75歳になり、子どもたちに同居の意思がないので、将来は介護施設に入ることも考えている。また母と話し合って、母が家を出ることになったとき貸家にして施設の費用をまかなえるよう、内装をリフォームした。ちなみに父の死後、母と子どもたちで土地の名義を分けたので、母が亡くなっても相続税はかからないはず。

CASE8 リフォームして貸家に

CASE9 賃貸住宅に転換
賃貸収入で残りのローンと固定資産税を支払える
京都府 女性(50代)

両親が亡くなり、空き家になっていた実家を相続。土地は建て替えてアパートにするほどの広さではないし、ローンの残債もまだあったので、そのままで貸家にした。コストもかからなかったし、その家賃収入でローンの返済と固定資産税がまかなえるので助かっている。売ってしまえば何も残らないので資産を残す意味でよい選択だったと思う。

CASE9 賃貸住宅に転換

CASE10 駐車場に転換
無人家屋は危険なので活用、月々の賃貸料が生活の足しになる
千葉県 男性(70代)

兄が海外在住のため、実家の土地・建物を次男の私が譲り受けて相続した。しかし広さも200m2あって毎年、固定資産税が負担な上、無人家屋のままでは何かと危険。そこでいったん更地にして、大手の駐車場経営の会社に賃貸することに。毎月その賃貸料が入るので、かなり生活費の足しになっている。コストもそれほどかからなかったし、よい選択だったと満足。

CASE10 駐車場に転換

CASE11 1階を貸店舗に
父の死後、1階を貸店舗に、事業用地化して節税対策
群馬県 男性(50代)

妻の実家に父と母が住んでいたが、父が亡くなって、母一人になったため、相続対策を考え始めた。相続税を少なくするために、母がまだ元気なうちにと考えたのが、実家の一部を賃貸スペースにすること。商店街なので1階を貸店舗にした。現在テナントが入っていて、母には毎月決まった収入が入るので、経済的な心配もなくなってよかった。

CASE11 1階を貸店舗に

CASE12 売却
土地の半分を売却し、将来の施設入居費に充てる
東京都 男性(40代)

東京23区内の妻の実家の土地が400m2と広く、相続税がかかりそうなので、半分を売却。そのお金は両親が将来、高齢者住宅に入居する費用に充てるとともに、残りのお金を孫への生前贈与のために信託銀行に預けた。一定限度まで非課税なので、これも節税になった。また、これらの対策をとることで、節税のために妻の親と同居する必要もなくなった。

CASE12 売却

CASE13 売却
義父が一人暮らしできなくなり、売却したお金で高齢者施設に入居
大分県 女性(40代)

一人暮らしの夫の父が病気で倒れ、一人で暮らせなくなった。夫には姉がいるが、同居する予定はなかった。そこで親とよく話し合った結果、実家は売却し、父は高齢者施設に入ることに決めた。売却したお金は今後介護を受ける費用に充てることになった。すでに一人暮らしができなくなっていたので、他の対策が選べないという事情もあった。

CASE13 売却

CASE14 均等分割
弟に実家を、自分は同等のお金をもらった
山梨県Kさん(60代)

自分(長男)は仕事の関係で地方に家を建てて住んでいて、東京から高齢化した父を引き取って同居していた。その父が亡くなったため、東京の実家は住んでいた弟に譲り、自分はお金をもらった。実家の時価ともらったお金がほぼ同等だったので、もめなかった。

CASE14 均等分割

CASE15 リバースモーゲージ
リバースモーゲージで処分、相続で兄弟間がもめなくなった
大阪府 男性(40代)

親と話し合ってリバースモーゲージ(自宅を担保にお金を融資してもらって、生活資金などに充て、死亡したときに家の売却代金で一括返済できるローン)を利用してもらうことにした。私には弟がいて、将来の相続ではもめそうだった。弟の説得には時間がかかったが、この制度を利用することになって、相続問題が解決することになり、ほっとしている。

CASE15 リバースモーゲージ

【調査概要】
実施時期:2015年10月9日~10月16日
参加者:196人/インターネット調査によるフリーアンサー
実施期間:2014年10月21日~10月23日
実施機関:マクロミル
有効回答数:206

取材・文/林直樹
イラスト/桔川伸
取材協力/ミルトーク

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