不動産売却の基礎知識や知っておきたいコツを分かりやすく解説します。売却の体験談もご紹介。

セカンドライフは海辺で!都内の一戸建てを売却し千葉県鴨川市に2拠点目を購入/東京都中野区Tさん(60代)

東京都中野区Tさん(60代)/セカンドライフは海辺で!都内の一戸建てを売却し千葉県鴨川市に2拠点目を購入

老後の生活を自然豊かな場所で楽しみたいと考えていたTさん。都内にマンションと一戸建てを所有していたので、90m2・2LDKの一戸建ての売却を決意。5200万円で売却し、千葉県鴨川市の一戸建てを購入できました。

不動産区分 一戸建て
所在地 東京都中野区
築年数 約18年
間取り・面積 2LDK(延床面積…90m2、敷地面積…80m2
ローン残高 なし
査定価格 5000万円~5500万円
売り出し価格 5500万円
成約価格 5200万円

都内の一戸建てを売却し、海の見える自然豊かなところにセカンドハウスが欲しい

都内のマンションに妻と暮らすTさん。2019年に60代後半になり、老後楽しんで暮らせる家を自然豊かな場所に買いたいと考えはじめたのです。Tさんは、妻と暮らすマンションのほかに、中野区に一戸建てを所有していました。

「基本マンションで生活し、あまり一戸建ては使っていなかったので、一戸建てを売り、自然が豊かな場所にセカンドハウスを購入したいと考えました」

中野区の一戸建ては、80m2の敷地に建つ2階建て90m2・2LDKで築18年。新築時5200万円で購入し、ローンは完済していました。Tさんはまず2拠点目の家探しからはじめることにしました。

姉の暮らす千葉県鴨川市の物件を探しながら売却活動開始、5500万円で売り出す

姉が千葉県鴨川市に住んでおり、いい所だと聞いていたTさんは、千葉県鴨川市で物件を探すことに。ほどなく海の見える場所に建つ一戸建て(120m2・3LDK)が気に入り、1700万円で購入しました。

並行して不動産仲介会社を探し、中野の家を一括査定してもらったところ、大手2社から5000万~5500万円の査定価格が提示されました。もう1社は「売るなら是非担当させてください」と電話をかけてきた地元の不動産仲介会社で、査定価格は5500万円でした。

「5200万円で18年前に購入した家に、5500万円の査定価格がついたことに驚きました。不動産は素人の私にはよくわからないなあと」

できるだけ高く売りたいと考えていたTさんですが、はじめての売却活動で3社のうちどの不動産会社が良いのか決められませんでした。そこで、複数社に売却を任せることができる一般媒介契約を2019年2月に結ぶことにしました。

購入希望者の値引き交渉で300万円値下げ。新築購入時と変わらない売却価格に大満足

当初の売り出し価格は、Tさんの要望で5500万円。査定価格の最高額で売り出してみて、反響を見ることにしました。それぞれ不動産情報サイトへの掲載などの販売活動を開始し、販売開始後1カ月後、2人の内見希望者があり、ひとりから「300万円値引きしてくれるなら購入したい」と申し出がありました。

「もともと大手不動産仲介会社の査定価格は5000万円でした。5500万円で売るのは厳しいかなとは思っていたので、値引きしてもいいかなと思いました」

売却活動前、不動産会社に「クリーニングやリフォームをした方が良いか」と相談した際、「何もしなくていいです」と言われ、現況で売り出していました。

「担当者からリフォームは住む人の好みもあるからと言われてそれもそうだなと。購入者は、『クリーニングは必要ない、リフォームは自分でいろいろやりたい』と話していました。こちらは何もしなくて良かったので、その分値下げに応じてもいいなという気持ちでした」

2019年4月に5200万円で売買契約を結び、同月に引き渡しをして、売却活動を終えました。

■セカンドハウスローンとは

セカンドハウスローンとは、セカンドハウスを購入する際に使うことができるローン商品です。本人が購入した不動産に住むことを前提にした住宅ローンは、1世帯当たり1軒が原則ですが、セカンドハウスローンでダブルローンにすることができます。ただし、年収や現在返済中のローンとセカンドハウスローン合計返済額によってローン審査が通らない場合があります。セカンドハウスの取得には、【フラット35】も利用できますが、2軒目のローンは住宅ローン控除の対象外です。セカンドハウスに引っ越せば住宅ローン控除が受けられますが、その場合は1軒目の住宅ローン控除は受けられなくなります。

使っていない不動産を売って良かった!都内と千葉県鴨川市の2拠点生活は快適!

2拠点目に決めた一戸建ては中古で、以前住んでいた人の残置物が片付かず、売買契約は2019年6月になってしまいました。そのため、中野区の一戸建ての荷物は、引き渡す前に鴨川の姉の家で預かってもらい、7月に本格的に荷物を搬入しました。

「不動産仲介会社は担当者の力によるものが大きいと感じました。大手だからいいというわけでもありません。見比べる意味でも3社と一般媒介契約を結んで良かったです」

鴨川の一戸建ての敷地は310m2もあり、元ともと果樹がたくさん植えてありました。Tさんも1カ月に1、2回東京からやって来て、庭仕事や家庭菜園が趣味に。体の調子も良くなり、ぐっすり眠れるといいます。

「ほら、ここから海が見えるでしょう」と窓を指すTさんの表情は、明るく輝いていました。

セカンドハウスで庭仕事を楽しむ

2019年1月 ・売却を意識し始める
・住み替え先を探し始める
・簡易査定、訪問査定をする
2019年2月 ・住み替え先が決定する
・不動産会社と一般媒介契約を結ぶ
・5500万円で売り出す
2019年3月 ・購入検討者が現れる
2019年4月 ・売買契約
・引っ越し(姉のところへ荷物を預ける)
・引き渡し
2019年6月 ・住み替え先の売買契約
・荷物搬入

まとめ

  • 一般媒介契約なら、地元と大手の不動産会社両方と契約するなど複数社に任せられる
  • 妥当な売り出し価格がわからない場合、自分が納得できる価格で売り出して反響を見よう
  • 住む人の好みがあるので、リフォームは買い手が行う前提で売却するほうが良い
売却査定する

取材・文/内田優子 イラスト/めんたまんた

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