いま暮らしている松本について何かを書こうとすると、何も書けないような気がしてきてしまう。それはつまり自分の中でまだ続いている途中にある、ということなのだと思う――。そう話すのは、長野県松本市に暮らす、作家の星野文月さん。コロナ禍を機に移り住…
近年の軽井沢では限られた人だけではなく、さまざまな人がコンパクトな家を建てるケースも増えています。また、デュアルライフの拠点として長く滞在するなど従来とは異なるライフスタイルも生まれている模様。「軽井沢の森のなかにいると、五感が蘇ってくる…
ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回はどうしても犬が飼いたくて調布市に中古の一軒家を買ったフリーのライター・編集者の藤原祥弘さんにお話を伺い…
僕は今、この町、郡上八幡がとても好きだ。もう少し詳しく言うと、この町にいるときの自分が好きなんだと思う――。 そう話すのは、ひょんなことから読み方もわからなかった岐阜県郡上八幡に移住した宮本雅就さん。街のために活動する中で気づいた、郡上の魅力…
こうしてあれこれ振り返るうちに、神泉周辺の地図が猛スピードで更新されていることにも改めて気付かされる――。そう話すのは、「肌蹴る光線」主宰の井戸沼紀美さん。東京で最も多く通った駅である「神泉」について、街の変遷や忘れられない光景を綴っていた…
「福島といえば本田くんだよね」とか「本田くんが観光大使だから福島に行こう」と思われるくらいの存在になりたい――。そう話すのは、4人組ボーイズグループ「OWV」のリーダー、本田康介さん。地元・福島県への思いや思い出の味、今後の展望について伺いまし…
後ろ向きな思考によってピースを抜かれたパズルの空白は、食生活の余白となり、その余白は西荻窪の小さな飲食店たちがいつのまにか埋めてくれていたのだ――。そう話すのは歌人の木下龍也さん。安定への怖れから始まった炊飯器と電子レンジを持たない生活が気…
漫画家になってよかったと思うことの一つは、自分の記憶の中に残っているこの千田町をいつでも復活させることができることだ――。そう話すのは、CMプランナー兼漫画家として活動するコンテくん。中高6年間の男子校生活を漫画で発信するコンテくんの通学路にま…
今年の春に上京し、最初に住む部屋を探すのに難航したお笑いコンビガクテンソクの奥田さん。対照的に相方のよじょうさんはすぐに国分寺に住むことに決めたそう。相方が気に入った街とはどのようなところか?よじょうさんへのインタビューと実地調査を交えて…
北海道出身の作家で俳人のせきしろさんによる故郷・道東の郷愁を辿るエッセイ
街が恋しいだけなら似たような安物件を探してまた引越して来れば良いのだが、やっぱり私はあの家が恋しい――。そう話すのは、漫画家、随筆家の小指さん。1階に埴輪を自作するおじいさんが住む、曙橋の通称「埴輪ハウス」で過ごした日々について綴っていただき…
世界中いろんな所に住んだり、旅をしたりして来たが、やはりホームである日本、そして「豊中」に勝るものはない――。そう話すのは、バレエダンサーとして活躍する大久保沙耶さん。長い海外生活を経る中で考えた「ホーム」の概念、自分にとってのホームについ…
福岡は、どうしても住みたくなるような魅力がたくさん詰まった街だ――。そう話すのは、音楽プロデューサーの松隈ケンタさん。夢破れて帰ってくる場所、という印象を払拭するため、全盛期で地元に帰ることを目標にしていた松隈さんが感じている、福岡の魅力を…
結婚を機に、縁もゆかりもない広島で暮らし始めたフリーアナウンサーの桝田絵理奈さん。愛犬「ナナ」が運んでくれた生粋の広島人・ちーちゃんとの出会いと、ちーちゃんが教えてくれたお得なスーパー、美味しいものなどと共に、広島の魅力を紹介いただきまし…
赴任先で出会った琵琶湖や巨木林などの美しい自然に魅力され、滋賀県に根を張り、ひとり出版社「能美舎」を立ち上げた堀江昌史さん。滋賀県に暮らす中で出会った様々な歴史や文化、人々について、紹介いただきました。
僕は、ただ遠くへ行きたかった。どこに行きたいかは分からなかったけれど、ここが僕の目指す場所であってもいいかもしれない、と思った――。そう話すのは、JAXAで宇宙研究をしながらエッセイ作家としても活動する久保勇貴さん。研究のために移り住んだ淵野辺…
新潟はいつ訪れても、だいたいおいしい――。そう話すのは、新潟県出身で、フードユニット「ごはん同盟」として活動するしらいのりこさん。久々に訪れたという新潟駅周辺のグルメスポットを回りながら、新潟の食の魅力を紹介いただきました。
振り返れば紛れもなく、この街が私たちを夫婦にしてくれたし、家族にしてくれた――。そう話すのは、デザイナーのキリコさん。出会ったときから強烈に惹かれたという糀谷の街で過ごした5年間について、街の魅力と共に綴っていただきました。
世田谷代田は、東京の人は冷たい、と勝手に決めつけていた私を変えてくれた大切な場所で、地元にいた頃のようなあたたかさをくれた――。そう話すのは、役者として活動する小日向雪さん。地元・北海道にいた頃からあこがれ続けた世田谷で暮らした思い出の日々…
中央線は資本主義以外のパラレルワールドの可能性を微妙に残している――。そう話すのは、自身も長く中央線沿いに住む歌人の穂村弘さん。西荻窪、荻窪、吉祥寺など、それぞれの街の魅力と思い出を伺いました。
もしかしたらこれまでやってきたこととうまい具合に混ざり合って、六本松のように楽しい人、いわゆる「六本松人間」になれるかもしれない。六本松にいると、そんな前向きな気持ちになれるときがある――。そう話すのは、福岡を拠点に活動するお笑い芸人、イラ…
寝屋川という街はなんだったのだろう。目まぐるしい幻みたいな日々だった気がする――。そう話すのは、yonigeのボーカル&ギターを担当する牛丸ありささん。良いイメージはなかったという寝屋川を好きになっていった理由や、寝屋川でできた大切な思い出につい…
住めば都の北東京生活は自分にとって目まぐるしく変わるドラマの連続であった――。そう話すのは、ラッパー、彫刻家として活動するMeta Flowerさん。21歳のときに上京し、現在も暮らしている北東京での暮らしについて、さまざまな人との思い出とともに綴ってい…
タレントや俳優など、幅広く活動する吉木りささん。これまでの長い期間を過ごした地元・浦安には並々ならぬ愛着があり、「ゆくゆくはまた浦安で暮らしたい」と考えているほど。そんな吉木さんに、浦安の魅力を伺いました。
2002年から「チャットモンチー」のメンバーとして活動し、バンド完結後も作詞作曲家、演奏家としてはもちろん、徳島のイベントスペース「OLUYO」の社長として、毎月さまざまなイベントを企画・開催している福岡晃子さん。「今は自分が楽しくて心地よいと思え…
滋賀県の八日市でバーテンダー、革作家を本業としつつ、DIY大家としてシェアハウスなどを運営する北浦耀司さん。偶然出会った八日市での暮らしを振り返りながら、地方で楽しく暮らす方法や、街にカルチャーを生み出す秘訣を、ご自身の経験に沿ってご紹介いた…
俳優やタレントとして活動しながら、劇団の座長やビッグバンドのバンマスとドラムも務める三宅裕司さん。生まれてから28歳まで住んでいた東京都千代田区神保町が三宅さんの人生に与えた影響について伺いました。
大宮は「お笑いを続けさせてくれた街」――。そう語るのは、お笑いトリオGAGとして「大宮セブン」のメンバーとしても活動する福井俊太郎さん。大宮セブンのメンバーとなった2014年からの変わった営業などの活動を振り返りながら、より自分たちらしいトリオにし…
一度は不要となった物が世代を超えてめぐり、その物にまつわる物語もめぐる。たまたまの出会いでも、ドラマチックでなくても、なんだっていいのだと思う――。そう話すのは10歳から東京都日野市で育った写真家の髙木美佑さん。日野に帰るたびに訪れるというお…
新宿が一番落ち着くのは、自分の中に構成されている要素があの街から吸収したものばかりだからだと思う――。そう話すのは、モデルの小谷実由さん。10代から良く訪れていた新宿の魅力を、様々な側面から捉えて綴っていただきました。
家賃と部屋数に惹かれて、下北沢に住むことになったライターやドラマーなどとして活動するシャラポア野口さん。再開発で大きく変わった下北沢の街の表情を、住民ならではの目線で捉えて綴っていただきました。
時間とともに思い出が増えるとして、その一つひとつがとても楽しい記憶になっているところに、この街が好きな理由がつまっていると思う――。そう話すのはライターの碓氷ユミさん。初めての「憧れて住んだ街」だったという高円寺への憧れ・魅力を綴っていただ…
富士見ヶ丘がどんな人に合うのかはわからない。けれど、わたしは本当にこの街に住めてよかったと思っている――。そう話すのは、歌人の伊藤紺さん。苦しい時期に出会ったという富士見ヶ丘の部屋で、自分の芯を見つけた4年間について綴っていただきました。
ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は、佐渡島の最北端に位置する鷲崎でお寺の住職や漁師、農家、写真家、ルポライターなどをしつつ、柴犬のハナち…
東京で最初に住んだ街である自由が丘に暮らしてもう30年。歌手の相川七瀬さんは子育てを続けるなかで地域との絆は深まり、自由が丘は相川さんの「地元」となりなったそう。自由が丘との関わり、人との関わりが育み・支えてきた、相川さんの人生の「これまで…
長野県長野市出身で、上京した今でも日帰りでも帰省するほど地元愛の強いモーニング娘。’23の12期メンバーの羽賀朱音さん。「長野とモーニング娘。を繋げる存在になりたい」と話す羽賀さんに、長野の魅力やお気に入りのお店を紹介していただきました。
街はココアなのだ。東京都北区東十条、僕はこのココアが好きだ――。そう綴るのは、芸人・パフォーマーとして活動するぼく脳さん。ぼく脳さんならではの目線で、東十条のディープな魅力を紹介いただきました。
私が中高時代にずっと追い求めてた東京は、祐天寺のことだったのかもしれない、と思っている――。そう話すのは、編集・ライターの成瀬瑛理子さん。余白を感じる祐天寺という街について、他の街とは違う深夜の楽しみ方やとっておきの安眠方法など、祐天寺の好…
身近な存在ではなかった北海道に40代になってから頻繁に通うようになった編集者の安藤夏樹さん。その理由は誰もが一度は目にしたことのある”木彫り熊”。そんな木彫り熊と発祥の地である八雲町への思いを、その歴史を紐解きながら綴っていただきました。
わたしはいつも、その土地に流れるスピードに自分の生活が左右されたり、気分が変わったらふらふらと移動したり、そういうことを望んでいるのでしょう――。そう話すのは、バントや出版ユニットのメンバーとしても幅広く活動されている、写真家のともまつりか…
北浦和は音楽、サッカー、飲食、エンタメ、そして人との繋がりが濃い、素敵な街――。そう話すのは、the telephonesやYap!!!などで音楽活動を行うミュージシャンの石毛輝さん。生まれ育った町の魅力を様々な側面から捉えて綴っていただきました。
「住めば都」ということわざがあるが、私はもともと都に住んでいたのだと、茅ヶ崎を出て気づいた――。そう語るのは、茅ヶ崎で生まれ育ったライターでタレント、俳優の島崎莉乃さん。住んだ人にしかわからないという地元・茅ヶ崎の魅力を綴っていただきました。
一年前に上京し、土地勘もないまま西荻窪に住み始めたライターのISOさん。「ここでいいや」と決めた西荻窪に「ここじゃなきゃ嫌だ」と思えるまでに心をつかまれた理由を紐解いていただきました。
ワインバー「bar bossa」のオーナーとして、渋谷の変遷を24年間見つめてきた林伸次さん。「奥渋谷」という名がつく前から現在までの移り変わり、ターニングポイントになったお店やできごとについて綴っていただきました。
蒲田という街は僕が変われば変わるということだ。しかし、それでもなお変わらないもの、変わったという履歴自体を残し続けるものが僕を超えた蒲田という街そのものだ――。そう話すのは、Dos Monosのトラックメイカー・ラッパーの荘子itさん。独身時代を過ごし…
上京して長いこと経つが、茨城への愛は変わらない。地元の魚が一番美味しいと思うし、東京のスーパーに茨城県産の野菜があると安心する――。そう話すのは、茨城県鉾田市出身のお笑いコンビ・カミナリの竹内まなぶさん。鉾田市の台所を支えたというご実家のス…
ストリートの目線で写し出すリアルな作品で有名ブランドの写真をいくつも手がけるYuma Yamashitaさんが葛藤し、写真家の世界に入るきっかけとなった「荻窪」を 写真で綴ります。
イオンとライブハウスを合わせたみたいな人に私はなりたいのだ――。そう語るのは、音楽活動やグラビアなど、マルチに活躍するでか美ちゃんさん。そんな夢をもつに至った、18年を過ごした三重県の思い出と魅力について綴っていただきました。
とりわけ目立った地域ではないのだが、この大きな湖があるからこその穏やかさと癒しがあると私は思う――。生まれ育った滋賀県について、そう語るのは、ディレクター・フォトグラファーの斉藤菜々子さん。友人を案内するなら巡りたいという街のひとつ、近江八…
海を見ていると、どこまでも、どこまでも行ける気がする。この気持ちは、徳島に帰ってきて出会った人たちから教えてもらったことに似ている――。そう話すのは、徳島県にUターンし、ライター・編集者として活動する髙木晴香さん。かつては「自分の可能性を狭め…