我が愛しのSF世界、トットリ|文・ワクサカソウヘイ

鳥取市街は、「SF世界」である――。そう話すのは、文筆家のワクサカソウヘイさん。7年間の二拠点生活で通い続けていた鳥取市の少し不思議な魅力について、綴っていただきました。

家づくりに建築家のエゴはいらない。瀬戸内の自然と人に寄り添う建築家・大町知己さん【ここから生み出す私たち】

広島県福山市を拠点に住宅の設計・施工を行う「kitokito」の創設者大町知己さんは全国からオファーが届く現在も、瀬戸内エリアに軸足を置く建築家です。地元に対する愛着だけでなく、豊かな自然環境や腕ききの職人たちが多いことなど、さまざまな利点がある…

僕らのお笑いスタイルを生み出した街・岡山県高梁市|文・たける(東京ホテイソン)

このお笑いはいろんな偶然が積み重なって生まれたものだが、僕らがきっかけで備中神楽を知ってくださる人が増えたのは、とても嬉しいことだ――。そう話すのは、岡山県高梁市出身のお笑いコンビ東京ホテイソン・ツッコミのたけるさん。芸風に取り入れるまでに…

広島の「シティ」ボーイに憧れて。男子校から延びる3つの帰り道について |文・コンテくん

漫画家になってよかったと思うことの一つは、自分の記憶の中に残っているこの千田町をいつでも復活させることができることだ――。そう話すのは、CMプランナー兼漫画家として活動するコンテくん。中高6年間の男子校生活を漫画で発信するコンテくんの通学路にま…

ほどよく都会でほどよく田舎。恵まれた環境で子育てができる街、広島|文・枡田絵理奈

結婚を機に、縁もゆかりもない広島で暮らし始めたフリーアナウンサーの桝田絵理奈さん。愛犬「ナナ」が運んでくれた生粋の広島人・ちーちゃんとの出会いと、ちーちゃんが教えてくれたお得なスーパー、美味しいものなどと共に、広島の魅力を紹介いただきまし…

さよなら東京。ないものだらけの「岡山」で、おだやかな自分になれた|文・本郷結花

会いたい人にすぐに会えない、欲しいものもすぐには買えない。そんな岡山で平凡な毎日を繰り返している。ないものだらけの岡山だからこそ、気づけるものが少しずつ増えている――。そう語るのは、4年過ごした東京を離れ、地元の岡山に移住した編集者の本郷結花…

たどり着いた町で、民話未満と神話未満を採集する。鳥取県・湯梨浜町の暮らし

「のたれ死んだ所が、本当のふるさと」だと思っていた――。そう語るのは、鳥取県中部にある湯梨浜町で「汽水空港」という名の本屋を運営している、モリテツヤさん。田畑仕事がしたいと思って田舎を目指し、田舎といえど駅から歩いてこれる立地で本屋がしたい…

「何もない」といわれる松江に、私が何度も帰りたくなる理由|さくらいみか

島根県・松江市の魅力について、松江出身のライター・さくらいみかさんがつづります。上京後も何度か地元に戻って暮らしているさくらいさんによると、松江には「何もない」「人が少ない」からこその住みやすさや、都会とは違う面白さがあるそう。玉造温泉や…

“生きる“ことが見える限界集落、広島県・北広島町に移住してわかったこと

北広島のことを思い出すと、風に揺れる葉の緑の鮮やかな美しさと、汗だくで嗅いだ田んぼの泥くさい香り、吹雪の中で息をするあの痛さ…たくさんの自分の感じた感覚が一斉に集まってくる――。そう語るのは、shuo(束元理恵 つかもとりえ)さん。山の猟師に憧れ…

自慢の生まれ故郷「広島」が、私を編集者にしてくれた

改めて、広島市は本当にいい街だなと思う。適度に都会で、美術館や博物館も複数ある。気候は穏やかで、過ごしやすく、人の気質がほがらか。自然に恵まれていて、瀬戸内海の海産物、中国山地で育まれる畜産物がおいしい――。そう語るのは出版社勤務のガーリエ…

岡山で私を育ててくれたカルチャーのこと

自分の原点と呼べるようなものには、既に岡山で出会っていた--。そう語るのは、「電影と少年CQ」のメンバーとしてライブ活動を続けながら、セルフプロデュースでのソロ活動「DIVA Project」をする、ゆっきゅんさん。高校3年生まで暮らした岡山県岡山市を、…

帰る場所を失った私が新しい故郷に選んだ、岡山のちいさな港町「玉野」

言わば玉野市は私にとってのコックピット。ここがなければ走れない。エネルギーチャージの場所、蓄える場所ーー。そう語るのは写真家・コラムニストの古性のち(@nocci_84)さん。現在暮している岡山県・玉野市の魅力について綴っていただきました。

平和の願いを込めて、歌い続ける――Juice=Juice・段原瑠々の広島愛

インタビューと文章: 小沢あや 写真:飯本貴子 心に響く、力強い歌声が印象的なJuice=Juice・段原瑠々さん。幼少期から熱狂的なカープファンの彼女は、2019年9月にはMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島で、試合前の国歌斉唱という超大役をつとめました。16歳で…

仕事は「岡山」、息抜きは「東京」──イラストレーター島田フミカネ【ここから生み出す私たち】

『ストライクウィッチーズ』の原作や、『武装神姫』『ガールズ&パンツァー』『アリス・ギア・アイギス』のキャラクターデザインなどで知られるイラストレーターの島田フミカネさん。出身地であり現在もお住まいになっている岡山と、コンテンツ産業の中心地…

=LOVE・山本杏奈「アイドルしかなりたいものがなかった」 憧れ続けた東京の舞台と広島への思い【私が育った街の魅力】

PerfumeやBABYMETALの中元すず香さんらを輩出したアクターズスクール広島の卒業生で、現在は「=LOVE」のリーダー・山本杏奈さん。東京の舞台に憧れ続けた山本さんの「アイドル」にかける想い、故郷・広島の魅力などを語っていただきました。

上京して10年。人生と向き合ってようやく「岡山」のことを好きになった

著: 友光 だんご 岡山にいたころは、毎日をずいぶんぼんやりと過ごしていた。人並みに悩みもした思春期も、晴れた空とだだっ広く続く田んぼを見ていたら大体の不安はどこかに去った。岡山県民の大らかさと、晴天率の高さは関係が深いはずだ。 僕は県南に位…

広島には「観る」のではなく、「やる」やつらが溢れていた

ミュージシャン、俳優、タレントなどなど、数多くのプレイヤーを送り出してきた広島。しかし、なぜか「観る人」は多くない?広島出身の音楽ライター・兵庫慎司氏が、故郷への愛とともに広島のカルチャーシーンの不思議をひもときます。

「神の島」こと宮島を望む瀬戸内海沿いの街、広島・大野町

著: タケル 広島は大野町という街をご存知ですか? 今では隣町と合併し、廿日市(はつかいち)市の一部となって無くなってしまった、"神の島"こと宮島を望む瀬戸内海沿いの街です。最寄駅は、電車の終着点である「宮島口駅」。 宮島へ訪れたことがある方の…