落語家の柳亭小痴楽さんは、幼少期を代官山で過ごし、小学4年生で杉並区の井草へ。その後も巣鴨や広尾、祐天寺など、東京都内を転々と移り住んできました。 さまざまな街で暮らしてきた小痴楽さんですが、その経験をふまえて最も心地よいと感じるのは「人と…
新高円寺に住むつもりじゃなかったーー。大学を卒業し、就職のために上京する際、フォーク・ミュージックの名曲の舞台にもなっている憧れの高円寺に住もうと決めた峯大貴さん。しかし実際に住み始めてから、自分が住んでいるのは新高円寺であることに気づき…
お笑いコンビ「かもめんたる」で活動しながら、役者、漫画家、演出家などの顔を持つ岩崎う大(いわさきうだい)さん。芸人としてのスタートを切った、初めて1人暮らしをした街である、東京都中野区の「新中野」での思い出を綴っていただきました。
平和台駅までの道のりは、特徴のない風景が続く。この特徴のなさが懐かしかった――。コントグループ「テニスコート」のメンバーである神谷圭介さんに20代のほとんどを過ごした街、東京都練馬区平和台での思い出について綴っていただきました。
家族との時間も、おひとりさま時間も、同時に満たしてくれる街。私が用賀に抱いている印象はこんな感じ。だからこそ、親になっても昔と変わらず自分らしくありたいと感じる私の心にぴったりとハマったのだと思う――。そう語るのは「HowtoTaiwan」編集長の田中…
住んでいた時、ぼくは何度も「新宿なんて住む場所じゃないだろ」といろんな人に言われたが、こんなにどんな人間でも受け止める街をぼくは他に知らない。もう一度新宿に住みたいと思っているし、きっと住むだろう。――。そう語るのは編集者の花井優太さん。新…
新大久保はコリアンタウンだけでなく日本屈指の「インターナショナルタウン」となりつつある。雑多さと多様さが共存する街・新大久保についてルポライターの室橋裕和さんに執筆いただきました。
21歳のころに住み始めた酒飲みの街、京成立石。始めは苦手だったが、気付いたころには立石でベロベロだった――。そう語るのは編集者の田中鈴さん。6年住んだ京成立石駅について綴っていただきました。
インタビューと文章: 榎並紀行(やじろべえ) 写真:小野奈那子 圧倒的な熱量のステージングと歌唱力で、日本を代表するライブアーティストに上り詰めたLiSAさん。岐阜県で育った幼少期から、歌手を夢見ていたといいます。11歳で沖縄へ“移住”して歌と踊りの…
東京都大田区で生まれ、幼少期から現在までずっと、地元の大森で暮らす女優・片桐はいりさん。映画館「キネカ大森」でチケットもぎりをしたり、行きつけの喫茶店「珈琲亭 ルアン」で映画仲間と語り合ったり。片桐さんが考える、大森の魅力とは何なのでしょう…
4人組バンドMONO NO AWARE、アコースティックユニットMIZのギターボーカルである、玉置周啓さんに、幼少期と思春期を過ごした「八丈島」について綴っていただきました。
東京都練馬区出身で、以来ずっと西武池袋線沿線に住み続けている、酒場ライターのパリッコさん。生まれ育った大泉学園から、14年前、結婚を機に石神井公園駅へ引越しました。もともと子どもの頃から遊びに行っていたという「石神井公園」は、暮らす街として…
人気お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜さん。都心部のタワーマンションに住んでいた春菜さんが、次に選んだ街は豪徳寺でした。 利便性重視の暮らしから、ややローカルな豪徳寺エリアを選んだ理由はどこにあるのでしょうか。豪徳寺から離れた今でも「大好…
東京品川の戸越銀座に生まれた、日本を代表する偉大なギタリストであるCharさん。実家は戸越銀座商店にあり、多くの人々が往来するにぎやかな環境のなかで育ちました。現在も実家の建物に自身の音楽レーベル「ZICCA RECORDS」を構えるなど、地元を拠点に活動…
僕の人生は三軒茶屋と共にあるといっても過言ではない。街に思い入れがあるのはもちろん、一人暮らしをするにあたって三茶というのは非常に便利な街だーー。そう語るのはお笑いトリオ「トンツカタン」のツッコミ担当である森本晋太郎さん。現在も暮らす三軒…
若者が好む華やかな渋谷は表の顔で、最先端ビジネスマンが好むしゃれた一面や上品なお爺さんが好む渋い一面もある。どんな人にも必ず居場所があると思う――。そう語るのは、お笑いコンビ「真空ジェシカ」のガク(@gakegakegake)さん。学生時代のほとんどを過…
サザエさんの舞台として有名な桜新町は、三軒茶屋や駒沢大学、用賀といった周辺の世田谷の「街」と較べると、でかいビルも立っていないし、空が広く、妙なローカル感を漂わせている「町」であり続けている――。そう語るのは、クリエイティブディレクター/テ…
東京の国分寺市で生まれ育だった土屋礼央さんは、多摩への思いが強く「多摩独立宣言」なるホームページを運営していたこともあるほど、地元を愛しています。デビュー後、23区内に引っ越したあとも、その愛が冷めることはなかったそう。「東京っ子」である土…
地元が好きになれなかった私にとって、新代田は初めてできた愛着のある街だ。愛着という感情をさりげなく教えてくれた街だ――。そう語るのは作家、歌人の小原晩さん。初めてひとり暮らしをした新代田について綴っていただきました。
戸越はほどよい抜け感がありながらも、時折びっくりするようなことが起こる街--。そう語るのは傍聴人、フリーライターの高橋ユキさん。同じ戸越内で一度引越しするくらい好きだった街「戸越」について綴っていただきました。
高層ビルのジャングルで冷たいイメージのある東京。そんな中で、人間くさい人達が集まっていて、アクセスも良く、下町の感じもある、そんな高円寺は、もしまた同じ人生を歩むのだとしても、またお世話になりたい――。そう語るのはティモンディの前田裕太さん…
モーニング娘。を卒業後、女優・タレントとして幅広く活動する飯窪春菜さん。漫画好きとしても有名で、最近は漫画原作の舞台「終末のワルキューレ」や「炎炎ノ消防隊」などにも抜擢されました。演技には、八王子の豊かな自然の中で過ごした幼少期の経験も活…
両国はちっとも華やかじゃない。気合を入れてめかしこまなくても、スウェットで出歩ける。雑誌に特集されるような最新のスイーツはないけれど、『浪花家』の鯛焼きはいつだっておいしかった。戦わなくていいということが、僕には何より心地よかった――。そう…
中野はどこにでもある街だと思っていた。そうではなかったと気づいたのは就職してこの街を出て、小説家になってからだ――。そう語るのは朱野帰子さん。生まれ育った街「中野」について綴っていただきました。
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…
高円寺は自分と似ているかもしれない。もしくは、多感な時期に高円寺に住んでいたから、高円寺みたいな人間になったのか。種々の要素が共存し、ごった煮のようになっている商店街を歩くと、同時にいろんなものがあっていいんだと思える。何が入っているかわ…
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…
都会から帰って大江戸線の駅を出て夜の落合南長崎の住宅街を歩いていると野良猫の囁くような小さい鳴き声が聞こえる。たとえではなく本当に聞こえる。わたしはこの環境に助けられているという自覚がある――。そう語るのはお笑いコンビ「ラランド」のツッコミ…
はしっこの8丁目といえども、なんとなく生活するには不便なのではと覚悟していた銀座。だが、日用品はドンキに行けばいいし、食料品は肉のハナマサで事足りる。ちょっと足をのばせばユニクロもあるし、それこそ銀座の中心部にはなんでもあった――。そう語るの…
曖昧だった自分の興味や得意なことは、ゆるやかでいられる御徒町だからこそ、なんとか見つけられたのかもしれない。あやふやな青春が終わり、1人の大人として自立するまでのモラトリアムを、この街で過ごせて良かった――。そう語るのは、フリーライターの淺野…
中野の好きなところは奇抜な髪型や色をしてたり、キャラ物Tシャツを着たりしても誰からも後ろ指を指されず、さまざまな個性を受け入れてくれる懐の大きいところ――。そう語るのは、雑誌やWEBメディアでも漫画を連載している秋鹿えいとさん。街を歩きながら、…
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…
ライターの地主恵亮さんが、武蔵野美術大学での学生時代を過ごした街「鷹の台(東京都小平市)」での思い出を振り返ります。西武国分寺線が走り、村上春樹のベストセラー『ノルウェイの森』にも縁があるこの場所で、恋の予感に胸を膨らませた地主さんの青春…
歩けば小規模の何かしらの店舗に出会える。小腹が空いたら適当なお店に入ってつまみながら一杯やる。自由で、とても好きな時間だった。阿佐ヶ谷をはじめとする中央線の街はとても好ましいものだった――。そう語るのは、メディア系IT企業のプロダクトマネージ…
地元とは、住んだ時間にかかわらず「帰りたい」と思える場所なのではないか。そう考えるようになってから、意識的に、住んだことのある街を知ろうと思えるようになったーー。そう語るのは写真家の池田礼さん。中学校入学間近に引越してきて住み始めた「東京…
ずっと住むことができなくても、この街でもう少し、暮らしたい理由があるのだ。この店がある限りは住み続けたいと願っている「こうだ」があるからだーー。そう語るのは編集者の野村由芽さん。東京都渋谷区の幡ヶ谷に住み続けたいと思う大きな理由になってい…
多くのクリエイターに愛される街、西荻窪。小説家・角田光代さんも、この街に魅了されたひとりです。1990年にデビュー後、直木賞を受賞した『対岸の彼女』、映画化でも話題になった『八日目の蝉』『紙の月』など数々の代表作を持つ角田さんは、西荻窪で暮ら…
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…
3月末で長年勤めたTBSを退社した、フリーアナウンサーの堀井美香さん。エッセイストのジェーン・スーさんと共にパーソナリティを務めるポッドキャスト番組『OVER THE SUN』は多くのリスナーを抱え、大人気番組に。現在は朗読会のプロデュースを担当するなど…
生まれも育ちも東京都三鷹市で現在も三鷹市にお住まいの漫画家・久住昌之さんは、著書で「三多摩の子供」であり「東京っ子」とは違うと書かれています。そこで「東京っ子」ではない久住さんが地元の三鷹をどんな視点で捉えているか、さらには街歩きにあたっ…
長年、そこに住む人々の暮らしを支えてきた商店街。そんな商店街に店を構える人たちにもまた、それぞれの暮らしや人生がある。本連載では、“商店街の住人”の暮らしや人生に密着するとともに、街への想いを紐解いていきます。今回は、世田谷・三宿通り周辺地…
「梅丘ってどんな街?」と聞かれたら、わたしは「街ガチャに勝った」ということを話している。土地勘のない東京への引越しで、いきなり好きな街に当たった運を例えたものだ――。そう語るのはたし(@wonder_aaaa)さん。コンパクトな街に個性豊かなお店が立ち…
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…
ミュージシャンの澤部渡さん(スカート)が生まれ育った板橋区の高島平について綴ります。都営地下鉄三田線の北端に位置する高島平は、高度経済成長期に建設された大規模な団地群で知られます。武蔵野台地のヘリと荒川低地が作り出す地形、駅前にあった南天…
フリーランスで、知らない街で一人暮らし、初めてルールから解放されて迷いに迷う私の手を取ってくれて、中野は周りを気にせず自由であることの楽しさを教えてくれた――。そう語るのはアーティスト、クリエイターのチョーヒカルさん。武蔵野美術大学後、3年…
どこを見ても、ひとがいる。どこを通っても、何かの工事をしている。どこを歩いても、ひとりになれなくて、それでいてさみしくて、心細い街。それがわたしの生まれ育った、渋谷と呼ばれる街なのだった――。そう語るのは、哲学研究者の永井玲衣さん。永井さん…
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…
私にとっての世田谷時代は、振り返ればふわふわと漂いながらしっかりと根をおろせないままに子どもが生まれ、一人奮闘していた時期だったような気がする――。そう語るのはシンガーソングライター、エッセイストの寺尾紗穂さん。当時暮していた東京都の世田谷…
声優としてさまざまな作品に出演しながら、絵本やエッセイ、漫画原作や歌詞提供といった文筆活動もコンスタントに続けている浅野真澄(あさのますみ)さんに、東京での一人暮らし生活をスタートさせた永福町や、文筆活動という形で本と再び関わるきっかけを…
家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…