
SUUMOタウンでは2024年もたくさんの方々に、さまざまな街について紹介していただきました。街についてエッセイを執筆してくださったみなさま、インタビューにご協力してくださったみなさま、そして記事を読んでくださった読者のみなさま、ありがとうございました。
今回は記念すべきSUUMOタウンの10年の節目である、2024年に公開となった記事の中で、たくさん読まれた記事トップ15をランキング形式で発表します。
(2022年の結果・2021年の結果・2020年の結果・2019年の結果・2018年の結果・2017年の結果・2016年の結果)
| 記事名 | |
|---|---|
| 1 | 神楽坂、家賃2万7千円。誰とも出会わなかった1年半 著:荒田もも |
| 2 | 巣鴨駅と駒込駅のちょうどあいだ。山手線の死角みたいなこの街で 著:飯岡陸+白尾芽 |
| 3 | 離婚後、町田で私は「一人でも大丈夫」と思えるようになった 著:吉玉サキ |
| 4 | 地元練馬で生まれ育った宇賀なつみが語る 大泉高校/としまえん/石神井公園/大泉学園での楽しい記憶 インタビューと文章: パリッコ 写真: 小野奈那子 |
| 5 | 東京から弘前に移住して12年。住むつもりもなかった街に居続けた理由 著:工藤健 |
| 6 | 埼玉・桶川。東京で疲弊して、初めて思えた「あぁ、あれが僕の街だ」 著:松本素生(GOING UNDER GROUND) |
| 7 | 便利で活気がありながら、自分のペースで過ごせる街「蒲田」 著:南波一海 |
| 8 | 「よそもの」として30年。私と盛岡の、ちょうどいい距離感 著:鈴木いづみ |
| 9 | 練馬歴30年超『酒のほそ道』の作者・ラズウェル細木がこの先もずっと練馬で暮らしたい理由(上井草~石神井公園) インタビューと文章: スズキナオ 写真: 関口佳代 |
| 10 | みんな妙蓮寺に住めばいいのに。横浜にほど近い、日常を生きるまち 著: 安達茉莉子 |
| 11 | 「吉祥寺」 著:牟田都子 |
| 12 | 佐渡の山奥にオープンした、小さな本屋「ニカラ」の存在意義 著:玉置 標本 |
| 13 | 誰にも教えたくない井の頭線の楽園「浜田山」の変化に、まちを想う 著:小野裕之 |
| 14 | 完成されない横浜駅と、そこにあった断想 著:児玉雨子 |
| 15 | 私の大好きが詰まった街・京都 祇園祭と自然とコーヒーとケーキとか 著:てらいまき |
※対象は2024年1月1日から2024年12月31日までに公開された記事です
※2024年12月31日時点のPV数を基準として順位付けしています
ここからは、2024年にランキング入りした記事を一部引用しながら紹介します。
■自分と向き合った初めてのひとり暮らし
ライター・編集者の荒田ももさんによる、初めてひとり暮らしをした神楽坂での1年半を振り返ったエッセイが2024年のランキング1位の記事となりました。「自分だけのポストが欲しい」と思って始めた、家賃2万7000円の部屋でのひとり暮らし。当時の様子や出来事、ひとり暮らしの中で向き合った孤独やそこからの気づきについて、丁寧につづっていただきました。
神楽坂は昼も夜もさみしくて、意味がわからないんだなと、わたしはにやけながら泣きそうだった。suumo.jp
■山手線の死角みたいな、巣鴨と駒込の間の街でのふたり暮らし
2位はキュレーターの飯岡陸さん、編集者の白尾芽さんがふたりで暮らす、巣鴨駅と駒込駅ちょうど間の街について共著でつづっていただいたエッセイです。立地の利便性、駅の間にある街だからこそ楽しめる、雰囲気の異なる2エリアの魅力について紹介いただいています。
すべてに簡単にアクセスできるわけではないけれど、いたるところに濃密な人々の暮らしや歴史がある。わたしたちの生活は、歩けば歩くほど発見があるこの複雑な地形のうえに成り立っていた。suumo.jp
■離婚しても、私たちは相変わらず町田で遊んでいる
3位はライターの吉玉サキさんが長く住む、町田について紹介いただいたエッセイがランクイン。離婚後、「一人でも大丈夫」と思えるようになるまでの過程を、丁寧な描写でつづっていただきました。
大げさな言葉になるが、町田で暮らした8年間で、私は自分の人生を肯定できるようになった気がする。なぜなら、日常の連続が人生だからだ。日常が愛おしいものであれば、人生も愛おしい。suumo.jp
■宇賀なつみさんに聞いた、練馬の魅力
4位には、東京出身の方々にインタビューする企画「東京っ子に聞け!」で、フリーアナウンサーの宇賀なつみさんに登場いただいた記事がランクイン。地元・大泉学園や練馬の魅力、幼少期から青春時代の思い出を、当時よく通ったお店とともに語っていただきました。
自転車でおつかいに行って、100円玉を箱に入れて採れたてのキャベツを買って帰る、その重さや手ざわりを感覚的に知っていることとか。そういうことをきちんと体験できる練馬区は、東京23区の中でもとても恵まれた場所だと思うんです。suumo.jp
■軽い気持ちで移住して12年。離れがたくなった弘前の引力
青森県弘前市に移住して12年になるライター工藤健さんに弘前の魅力を執筆いただいた記事が5位に。弘前に移住して雪よりも困ったことや、言葉では言い表せない美しい景色や文化について、たっぷりご紹介いただきました。
弘前に住み始めた当初、飽きるかもしれないと感じた気持ちは、いつからか消えていった。小さい街かもしれないが、毎日が発見の連続で、人との繋がりは無限に広がっている。suumo.jp
■桶川を離れて初めて思った「あぁあれが僕の街だ」
6位はロックバンド「GOING UNDER GROUND」のボーカルギター・松本素生さんに地元・埼玉県桶川市についてつづっていただいたエッセイ。「GOING UNDER GROUND」の名曲の誕生秘話もご紹介いただいた、ファン必読の記事になっています。
僕には多感な10代を、この街で過ごせたからこそ書けた曲が山ほどある。
歌い続ける限り、僕にとっての桶川はあの頃と何も変わらない。suumo.jp
■都内にして都会的ではない「蒲田」の魅力
7位には音楽ライターの南波一海さんが長く暮らす、蒲田についてのエッセイがランクイン。コンパクトかつ雑然としていて、大勢の老若男女が行き交う多国籍な街、蒲田の魅力をお気に入りのお店やエンタメ情報とともにご紹介いただきました。
多種多様でエネルギッシュ、スピーディーに変化するけれど、どこかのんびりもしている。ごちゃごちゃしているものの、それぞれ個々に独立していて、したたかに存在している。フレンドリーだが過度に干渉してくるわけでもない。そんな街の佇まいを知れば知るほどに、自分の性分に合っているのだなと思うようになった。suumo.jp
■ちょうどいいところにあったのが盛岡だった
8位はフリーライターの鈴木いづみさんによる、およそ30年過ごしている盛岡についてご紹介いただいたエッセイ。盛岡に住むことを決めた理由から、まちの規模に対して個人商店が多いという盛岡のお気に入りのお店、存在感抜群の岩手山や盛岡名物「盛岡じゃじゃ麺」など、その魅力を余すことなくつづっていただきました。
盛岡でさまざまな活動をしている人たちを取材するたび、盛岡への愛の深さに感嘆し「こういう人たちがいるからこそ、盛岡は盛岡であり続けるのだな」と、つくづく思う。同時に、「よそもの」の意識が抜けない自分との「越えられない壁」を感じて「私はいつまでも盛岡の人間になれないな……」と思ったりもする。
でも、この距離感だからこそ、私はここにいるのだ。もしかしたらこの先も。suumo.jp
■僕にとってはホッとできる、ここでずっと暮らそうと思える街だと思います
『酒のほそ道』などの作品で知られる、漫画家のラズウェル細木さんと上井草から石神井公園を散歩しながら、練馬の魅力を伺った臨場感のあるインタビュー記事が9位にランクイン。ラズウェル細木さんのお気に入りの散歩道やスーパーを見ながら、八重桜が満開の石神井公園に到着。その後はお酒を嗜みながら、練馬の印象や変化についてお聞きしました。
東京のほかの街に比べて、練馬区の変化はゆっくりしているんだろうなとは思いますね。半分埼玉だと思われているぐらいのほうが変化がなくていいのかもしれないですね(笑)。石神井ブームが来たら困るかもしれない(笑)。まあ、なるべく今のままであってほしいと思います。suumo.jp
■みんな妙蓮寺に住めばいいのに
10位は「横浜駅から各停で4駅」の東急東横線の妙蓮寺駅エリアに暮らす、作家・文筆家の安達茉莉子さんのエッセイ。「ただいる」ことができる場所がたくさんある、駅近くにすてきな個人店が集まっている、意外と(?)どこからでもアクセスがいいなど、「みんな住んだらいいのに」と言いたくなる街、妙蓮寺の魅力を紹介いただきました。
会社やオフィスの中だけが生きる場所ではない。晴れた日の昼間の公園や、夕方まだ明るい本屋の店先にも、小さなアパートの台所にも、人生はある。suumo.jp
■友達のひとことから始まった、憧れの「吉祥寺」での暮らし
11位は校正者の牟田都子さんによる吉祥寺についてのエッセイがランクイン。本の街、吉祥寺の書店に支えられた思い出や、定期的に訪れている中古家具店、いまは閉店してしまった思い出のお店など、吉祥寺への思いをつづっていただきました。
悔いはない。いつかこの街を離れるときが来たとしても、胸を張ってそう言える。そんなふうに思える街に住めたことは、私の人生の最大の幸運だ。suumo.jp
■佐渡島の小さな書店『ニカラ』店主の本音
ライターの玉置標本さんの連載「いろんな街で捕まえて食べる」から、新潟県の離島、佐渡島で2021年に書店をオープンした米山幸乃さんと米山耕さんにお話を伺った記事が12位となりました。佐渡島で書店を始めようと思った経緯、リアルな経営状況、高齢化が進む佐渡島で暮らすことへの不安など、包み隠さずお話しいただきました。
やっぱり常連さんの顔が浮かんで、その人の好きな本を思いながらじゃないと仕入れない本もあるじゃないですか。自分は読まないけどあの人なら読むかもって。そういう本が増えていくことで、ニカラが本屋としてもっとおもしろくなると思います。suumo.jp
■井の頭線の楽園、愛する浜田山
13位にはまちづくりプロデューサーの小野裕之さんによる、浜田山のエッセイがランクイン。近隣の駅に比べて知名度はそこまで高くないものの、個人店とチェーン店がバランスよく存在する浜田山。まちづくりプロデューサーの目線でひも解かれた、再開発による変化の兆しについて紹介いただきました。
いいまちの定義は、本当に人それぞれだし、それがゆえに住んでいるまち、好きなまちは、その人自身の価値観や人格、スタイル、ライフステージを映し出しているようにも感じる。僕にとって浜田山は間違いなく、30代を丸っと捧げるにふさわしいまちだった。suumo.jp
■「帰るべき地元」ではないが育った場所である、横浜
作詞家・小説家の児玉雨子さんに「横浜」について執筆いただいたエッセイが14位に。まだ横浜駅にNEWoMANができる前の横浜での出会いと別れ、途切れなく変化する横浜という街への不思議な感情について、児玉さんならではの描写でつづっていただきました。
思い出が染み込む前に、駅や建物が次々壊されてはつくり替えられる。大袈裟に受け取られるかもしれないが、本当に行くたびに知らない施設やお店ができてゆくのだ。かつてどれだけそこで過ごしたとしても、横浜は「帰る」ではなく「行く」場所という感覚がする。suumo.jp
■京都には私の好きが詰まっている
15位には京都出身、在住のイラストレーター、てらいまきさんによるエッセイがランクイン。20代になってから気付き始め、いまはどっぷり浸かっている京都の魅力について、すてきなイラストとともに紹介いただきました。京都在住30年以上のてらいさんならではの京都の見所やオススメは必見です。
今リアルに住んでいて「京都ってええとこやな〜」と思う点は「街がコンパクトで自然もほどほどにある」ことだと思う。suumo.jp
以上、2024年のSUUMOタウン人気記事ランキングでした。
2025年も、たくさんの方々にご協力いただきながら、全国各地の住んだ街、好きな街についてのエッセイやコラム、インタビューを発信することで、読者のみなさまに「住んでみたい」と思っていただけるような街との出会いを提供していきたいと思っています。
11年目のSUUMOタウンを、どうぞよろしくお願いいたします。
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イラスト:ery
