廊下のリフォーム情報

廊下のリフォームでは、手すりの増設や天井灯・フロアライトなど照明の埋め込み、壁紙や床の張り替え、部屋や玄関との段差の解消などの事例が多い。最近は、部屋をできるだけ広くするために廊下のない間取りに変更されるケースもある。しかし、廊下にはトイレ・浴室を分離し音や湿気がLDKや個室に影響しないようにする役割や、玄関や各部屋からトイレ・浴室への動線を整理する機能もあることを知ったうえでプランを立てよう。

廊下リフォームとは?

廊下の新しい使い方をリフォームで実現

家の中で人の通る頻度が高い廊下は、老朽化によって床材が傷み、歩くとギシギシと音がすることも。しかし、玄関や部屋をつなぐ廊下は、通り過ぎるだけの場所と考えられているため、リフォームではほかの部屋に合わせての内装の張り替えくらいで、大がかりな変更はされないケースが多い。また、限られた床面積を有効に使うためには、「廊下は無駄なもの」とされ、できるだけ廊下のない間取りへ変更がされることも。ここでは、通り過ぎる場所だけではない廊下の機能を考え、「廊下」という空間を有効活用するためのリフォームを探っていきたい。

廊下の種類・タイプ

部屋の独立性を高める廊下の役割

「人が通るだけの廊下にスペースをとられるのはもったいない」「廊下を削って個室やリビングを広くするのが効率的」という考え方がある。たしかに、部屋は広いほうが気持ちがいい。しかし、廊下がすべて無駄とは言い切れない。例えば、玄関ホールを入ってすぐにリビング、各個室はリビングと直接つながっているイラストのような間取りの場合、リビングでの生活音が子ども部屋や寝室にしている個室に伝わりやすく、勉強や睡眠の妨げになる。しかし、廊下で仕切られていれば各部屋に独立性が生まれて、おたがいに気兼ねせずにテレビを見たり、勉強に集中したりできるだろう。また、脱衣室やトイレがドア1枚という間取りでは、用を足す音や浴室の湿気がLDKに入ってくるし、来客中にはトイレや浴室を使いにくい。これも、LDKとトイレ・脱衣室の間に廊下が通っていれば気にならないことだ。廊下には、人が通るだけではない機能や役割があることを知っておこう。

  • 廊下のない間取り
    廊下のない間取り

    LDKとトイレ、脱衣室、個室がドア1枚と壁だけで仕切られた間取り。音や匂い、湿気などが家中に伝わりやすく、プライバシーも保ちにくい。

廊下はとれる幅によって使い方が違う

廊下の使い方は「人が通るだけの場所」と「その他の機能も備えた場所」に分けることができる。どちらの廊下として使えるかは、廊下の幅や隣接する部屋の状況による。人が通るだけなら廊下幅は75〜80cm程度あれば不便はないし、リフォームは内装張り替えで十分と考える人も多いだろう。しかし、将来、車いすを使うことになった場合などはもっと廊下幅が必要になる。「その他の機能」とは、壁面収納が付いていたり、花や絵を飾るコーナーが設けられているケース。今は「人が通るだけ」の廊下でも、間取り変更で廊下幅を広くとることができれば、収納などを新設することも可能だ。(詳しくは、「廊下リフォーム・プランのポイントを参照」)今のわが家の廊下がどんな役割を果たしているかを確認したうえで、有効活用するためのリフォームを考えてみるといいだろう。

廊下リフォーム・プランのポイント

将来も考えた廊下のバリアフリーリフォームのポイント

家全体をバリアフリーに配慮してリフォームをするなら、毎日頻繁に行き来する廊下もバリアフリー仕様に変更したい。大切なのは部屋と廊下の境目の段差をなくすこと。年齢が進むと足が上がりにくくなるため、すり足のような歩き方になる。すると、若いころには考えられなかったほんの小さな段差につまずいて転倒してしまうのだ。また、手すりの設置も考えよう。今は必要なくても、将来、足腰が弱ってきたときに、手すりがあると移動がラクだ。廊下の両側に設置できれば理想的。後で付ける予定の場合は、内装の張り替えをする際に下地を補強しておくといいだろう。夜中にトイレに起きたときや、深夜に帰宅したときにあると安心なのが足元照明。LED照明なら電気代も安価なので、タイマーで一晩中つけておくようにするといい。また、廊下は通るたびに照明をつけたり消したりするのは面倒。人感センサー付きの照明にしておくと、通るときだけ明るくなり、自動的に消灯するので電気の無駄遣いも防げる。

廊下幅は、最近は90cm程度は確保されているが、築年数の古い家などは75〜80cmと少し狭めになっているケースが多い。日常的には不便はないだろうが、万が一、車いすを使うようになって、手すりも設置されていると80cmでは角を曲がるなどの移動に支障が出る。90cm以上の幅を確保できれば安心だ。廊下幅を広げるには、廊下に隣接した部屋の間取りを変更することになり、解体作業も含む大がかりなリフォームになる。全体をリフォームする機会があれば、車いすの必要性を感じていなくても幅を広げておくといい。

  • バリアフリー仕様にした廊下
    バリアフリー仕様にした廊下

    手すりや足元照明を設置し、部屋との境目の段差を解消。足もと照明は年代や体の状態に関係なく、あれば夜間の移動が安心だ。今はまだ手すりは必要ない場合は、後から設置できるように内装の張り替えの前に下地を補強しておくといいだろう。

廊下に収納スペースをリフォームで新設する

廊下の幅が広くとれそうなら、壁面収納をつくるのもオススメ。個室やリビングに壁面収納を設けると、壁沿いに家具を置くスペースがなくなるが、廊下の場合はその心配がいらない。玄関近くの廊下ならコートなどをしまうクローゼットが欲しい。子ども部屋の近くの廊下なら、造り付けの本棚を設け、本や雑誌、DVDなど家族みんなで共用できるようにするのもいい。マンションでは難しいかもしれないが、床下収納や天井裏収納をつくってもいいだろう。

  • 収納をたくさん作った廊下
    収納をたくさんつくった廊下

    壁面いっぱいに造り付けたクローゼットは収納力抜群だ。床下収納や天井裏収納は、リビングや個室に設けると床や天井の美観を損ねるが、廊下であればそれほど気にならないだろう。床下収納は段差ができないように注意。

壁の厚みを利用した「見せる収納」で空間を演出

壁の一部を凹ませて、廊下に小さな棚をつくるリフォームも、さまざまなバリエーションが考えられる。奥行きはあまりとれないので小物を収納するのもいい。かわいらしい雑貨を収納するなら、扉はあえて付けずに「見せる収納」にするのもオススメ。花や絵、写真などを飾るコーナーにしてもすてきだ。凹んだ部分の壁紙の色や素材を変えたり、上から照らすスポット照明を付けてもいい。そのままでは単調な廊下も、こんなコーナーがあることでいっきに華やいだ雰囲気に変わる。

費用の目安

内装材のグレードや収納の有無で費用は変わる

手すりや足元照明の設置のみ、といったリフォームは別だが、通常、廊下のみをリフォームするということはあまりないだろう。家全体のリフォームの一環として行うのが一般的だ。廊下部分でコストのアップダウンに関係するのは、やはり床材や壁紙などの内装材のグレード。また、収納スペースを新設する場合は、収納内にパイプや棚板、照明などを設けるか、扉はどんなグレードのものを選ぶかで総額が違ってくる、廊下幅を広げる工事は、壁を解体するほか隣接する部屋の状況によって費用がかさむ。例えば、隣接する部屋の廊下側にクローゼットなどが付いていた場合、廊下を広げることで、クローゼットもつくり直しになるなど、周囲への影響が大きいのだ。しかし、家全体の間取りを変更するリフォームの場合、間仕切り壁などをすべて撤去して新たに部屋を仕切ることになるので、廊下幅を広げる工事も、全体の工事費の中に含まれることになる。

文/田形美喜子 イラスト/酒井葵

情報公開日:2013年10月30日

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