階段のリフォーム情報

階段のリフォームは、安全性や機能性が、特に重視される傾向にある。勾配や段差がゆるやかな階段へのかけかえ、手すりの取り付け、明かり窓やフットライトの設置、設置場所の変更などの事例がよく見られる。階段のある空間の内装の張り替えに合わせてきれいにするだけなら、既存の階段に薄い板を重ね張りする方法もある。また、階段下のスペースを収納にするなど、デッドスペースを有効活用した事例も多い。

階段リフォームとは?

階段は、安全か、配置はどうかも考えてリフォームする

L字型やストレート型、らせんなど形状やデザインにさまざまなタイプがある階段。インテリアや家の雰囲気に合わせて、デザインや素材を選びたい。また、階段は単に上下間をつなぐだけでなく、家の中のどこに配置するかによって、家族の動線に影響するものだ。また、築年数の古い家では、急勾配で踊り場のないストレートな階段がよく使われている。安全性を考えるとゆるい勾配に変更したり、最低でも手すりを付けるなどの工事が必要だろう。間取り変更を含む大がかりなリフォームの場合は、階段の位置や勾配の変更も視野に入れてリフォームプランを立てたい。

階段の種類・タイプ

L字階段、らせん階段など形状はいろいろ

古い家や床面積の小さな家によく見られるのが上階と下階を一直線につなぐストレート階段。勾配が急で足を載せる踏み面の奥行きが短い階段は、特に下りるときに足を滑らせて落下する危険性がある。リフォームを機会に、安全な階段につくり替えたい。L字階段や回り階段(U字階段)は途中で曲がる位置にフラットな踊り場がある。万が一落下しても、踊り場で止まるので転げ落ちる段数が少なくてすむ。また、高齢や体が不自由で階段を上るのが辛い家族がいる場合、踊り場で一度小休憩をとれる。輸入住宅や補助的な階段として使われることの多いらせん階段や、ゆるやかなカーブを描く曲線階段は、空間にやわらかな印象を与える。らせん階段は設置に必要な床面積が、ほかの形状の階段に比べて小さくてすむというメリットもある。

素材やデザインで室内の雰囲気を変えられる

階段の素材は、床材と同じフローリングやカーペット、人造大理石などを使う場合や、踏み面の部分を木製や滑りにくい素材にする場合などがある。また、手すりのみ木製やアイアン製、アルミ製にしてアクセントにすることも。デザインもいろいろ。両側に壁のあるタイプは階段が目立たず和風の家にも洋風の家にもマッチする。階段の手すりがフェンス状になっているタイプは、視界が遮られないので開放感がある。また、踏み面と踏み面の間にタテに入る「蹴込み板」が付かないタイプは、階段周辺の通風や採光がよく、空間も広い印象になる。狭いスペースになら、軽やかな雰囲気になる蹴込み板がないタイプにするなど、好みや階段を設置する場所に合わせてデザインを考えるといいだろう。

階段リフォーム・プランのポイント

形状はそのままで見た目を変えるなら重ね張りが簡単

位置や形状は変えずに、古くて汚れていたり、傷がついている階段をきれいにリフォームしたい場合、階段を撤去してつくり直すのは工期も費用もかかる。簡単なのは重ね張りだ。現在使っている階段に、薄い板を重ね張りする方法。既存の階段とは違う色に変更することができるし、工期は1〜2日。階段本体はそのままなのでリフォーム工事中も上り下りができるので生活に支障が出ない。最近は色のバリエーションも増え、表面に滑りにくい加工をした素材や、傷や汚れに強い素材、足をぶつけたときに痛くないよう角の部分をやわらかな樹脂素材で仕上げたものもある。

設置場所で家族の動きやコミュニケーションが変わる

2階へ上がる階段は、かつては玄関に設けられるのが一般的だった。しかし、最近多いのがリビング階段。社会人になる前の子どもがいる家で選ばれる傾向にある。2階に子ども部屋があり、階段が玄関にあると、帰宅した子どもは親と顔を合わせずに自室に入ってしまう。しかしリビングに階段を設けると、子どもと家族が顔を合わす機会が自然に増えることになる。家族のコミュニケーションを図るには、リビング階段が適している。ただし、冬にリビングで暖めた空気が2階へ上ると、家の断熱性能によっては1階が暖かくなりにくいというデメリットが出るケースも。
リビング階段が人気だが、玄関階段にも2階の独立性を保て、リビングは人の出入りは減るので落ち着いた空間になるというメリットがある。家族が全員大人で、それぞれの生活ペースを大切にしたい場合に向いている。

上下に分かれた二世帯住宅の場合は、階段の位置が、親世帯と子世帯の距離感に影響する。共用の玄関内に階段が付いている場合、親世帯と子世帯のスペースの距離感は近くなる。しかし、適度な距離を置いたほうがおたがい気兼ねせずにすむ、と考える親子の場合、1階に玄関を2つ設けて、片方に2階への階段を付ける方法や、玄関を1階と2階に設けて、2階へは外階段でアプローチする方法がある。

安全性を考えて照明や手すりを設置しておく

子どもが友だちとふざけあいながら階段を駆け下りたり、洗濯物をかかえて前が見えない状態で階段を上ったり。階段には日常的に危険が潜んでいる。足を踏みはずして落下しないように、階段の素材や勾配には気をつけたい。リフォームをするなら、すべりにくい加工を施した素材を使い、勾配はできるだけゆるやかなほうがいいだろう。また、手すりを取り付けておくと便利。階段を上り下りするとき、無意識に手のひらを壁に添わせる人は多く、壁の一部がいつのまにか汚れてしまうことも。手すりがあれば、そんな壁の汚れも防げる。また、夜間の上り下りの安全性を高めるために、足元を照らす照明器具を設置するのもオススメだ。

費用の目安

デザインが複雑なものほど費用がアップする

今の階段が使いやすい位置にあり、安全性に問題のない勾配や幅なのであれば、家全体を変更するリフォームであっても、階段は既存のものをそのまま使える。新しくシートを張って美観をアップするリフォームが最も手軽で安価だ。既存の階段を撤去して、新しくつくり直す場合、どんな素材を使うかによってリフォームの費用が違ってくる。デザイン性の高いアイアンの手すりをオーダーしたり、複雑な装飾の入った木製の手すりを使ったりすると、コストはアップ。また、追加で付ける足元の照明の数や手すりの有無によっても費用は違ってくる。

文/田形美喜子 イラスト/酒井葵

情報公開日:2013年10月30日

エリアで絞り込んで階段のリフォーム事例を探す

住宅設備・建材を探す

リフォームするなら、設備や建材にもこだわりたい!SUUMO住宅設備なら、各社の商品を一括検索&資料請求できます。豊富なラインナップから、お気に入りを見つけましょう。

Goodリフォーム.jpモバイル
Goodリフォーム.jpモバイル
外出先でも手軽に
リフォーム情報をチェック!
http://grjp.jp/
SUUMO会員サービス
  • 希望条件を登録してカンタン検索
  • 気になる物件をお気に入りに保存
  • 新着の物件情報をメルマガでチェック
  • 登録情報の呼び出しで資料請求もスピーディ
  • SUUMO提携住宅ローン フラット35
ページトップへ戻る