日々「好き」が更新される高円寺の暮らし|文・碓氷ユミ

時間とともに思い出が増えるとして、その一つひとつがとても楽しい記憶になっているところに、この街が好きな理由がつまっていると思う――。そう話すのはライターの碓氷ユミさん。初めての「憧れて住んだ街」だったという高円寺への憧れ・魅力を綴っていただ…

有象無象の坩堝「高円寺」|文・前田裕太(ティモンディ)

高層ビルのジャングルで冷たいイメージのある東京。そんな中で、人間くさい人達が集まっていて、アクセスも良く、下町の感じもある、そんな高円寺は、もしまた同じ人生を歩むのだとしても、またお世話になりたい――。そう語るのはティモンディの前田裕太さん…

自分がどこにいるのかわからなくなる瞬間が、いちばん高円寺っぽい

高円寺は自分と似ているかもしれない。もしくは、多感な時期に高円寺に住んでいたから、高円寺みたいな人間になったのか。種々の要素が共存し、ごった煮のようになっている商店街を歩くと、同時にいろんなものがあっていいんだと思える。何が入っているかわ…

変わらない街「高円寺」に時代がやっと追いついた

著者: 神田桂一 突然だが、僕はハイパーメディアクリエイターの高城剛の大ファンである。メルマガも定期購読しているほどだ。その高城剛がある号のメルマガで、こんなことを書いていた。 「今、信頼できる外国人に一番ホットな東京の街はどこだと聞くと、中…

ボロアパートでの夜通しコントこそ青春! 「青森の覇者」がようやく出会えたライバルたち ――古坂大魔王さん【上京物語】

インタビューと文章: チャン・ワタシ 写真:なかむらしんたろう 進学、就職、結婚、憧れ、変化の追求、夢の実現――。上京する理由は人それぞれで、きっとその一つ一つにドラマがあるはず。東京に住まいを移した人たちにスポットライトを当てたインタビュー企…

どこで食べても、物語。まだまだ引越したくない6年目の高円寺【暮らす街を「食べる」で選ぶ。】

著: チャン・ワタシ 毎日帰ってくる街だからこそ、おいしくて敷居の低いお店があるとうれしい。住んだことのある人ならではの視点で、普段着でひとりでもかろやかに通える街の名店をご紹介します。 ◆◆◆ 高円寺に住んで、今年で6年目になる。『エモい』とい…

若者と元若者が暮らす、ほろ酔いの街「高円寺」

著:サカイエヒタ 「いつかは卒業しなきゃ。通過すべき街なのよ」 ジブリ映画に登場する澄まし顔の猫が言い出しそうなこの台詞は、高円寺の銭湯で出会った歯のないおじさんの口から飛び出した。 湯上がりのジュースをすすりながら、人生の先輩の言葉を腹に落…

東京で暮らすなら、いつも心に「不真面目」を――みうらじゅんさん【上京物語】

18歳の夏、美大への進学を目指し、京都から上京したみうらじゅんさん。活動の幅を広げた、泉麻人さんや糸井重里さんらとの出会いの話や、みうらさんの「東京論」を伺いました。

中途半端な地元を出るのにきっかけなんかない - 稲田堤~高円寺・荻窪

著: ひにしあい ─「このマンションは建て直すので、期日までに出て行ってください」 とても気に入っているマンションに住んでいたら、突然管理会社から退去通告を受けたのが昨年のことだ。 「出て行きたくないけど、出ないといけない」 そういえば、地元を…

「高円寺メシ」から見えてくる、人情とカオスの街・高円寺

著: zukkini 東京都杉並区、JR中央線にある「高円寺」。この名前を聞いてどんな街を連想するだろう。学生の街、バンドマンの街、古着の街、それとも阿波おどりの街だろうか。 そこで普通に暮らす人、ゆかりのある文化人、色んな人の色んな「高円寺論」があ…