スイスイスイ住みやすい!~大阪・天満橋~

著: 金そよん 

夫の転勤に伴い、わたしも大阪に赴任。4年前からこの地に住んでいる。

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「大阪のどこに住んでるの?」と聞かれることが多く、「天満橋ってところに住んでるの」と答えると、「天満橋と天満って同じ?」て聞かれて、「天満よりも南のほうなんだよねー」と返すと、「み・な・み……?」って表情になるから、「大阪城の近くなの!」と得意げに言うと、「大阪城の近くって人住めるの?」って驚かれて、「あー、えーっと、東京で例えるとね……」という例え話がはじまるといういつもの流れ。

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天神橋から撮った天満橋方面

旧淀川のひとつである大川が流れており、淀川の毛馬水門で南に分岐する旧・淀川本流で上流から大川(おおかわ)、堂島川(どうじまがわ)、安治川(あじかわ)と呼ばれている。

川に沿って桜並木があり、春になると川はピンクのラインに彩られる。毎日、水陸両用バスが走ってるし、船が行き来してる。

やたら昆布屋とスパイスカレー屋さんが多くて、もちろんたこ焼きはいたるところで売ってる。

天満橋駅は、大阪メトロ谷町線と京阪線が通ってて、京都にも行きやすく、天王寺方面にも出やすい。便利なんです。

がしかし、最寄駅で選んだわけじゃないんですよね。今の住まいは。

住みたい街なんて、自分で選んだこと、一度もないよ。

ソウルで進学した大学を半年で辞め、当時福岡に赴任していた両親の元で半年間の浪人生活を経て、東京の大学に合格し、ソウル→福岡→東京へ上京。

小さいころ、父の転勤で大阪に住んだことはあったが、東京に暮らすのは初めて。ひとり暮らしも初めて。

実家を出てから、もう何回引越したんだろう。

池袋(寮)
→板橋区大山町(寮)
→板橋区大山町(ひとり暮らし)
→品川区戸越(ルームシェア)
→学芸大学(ひとり暮らし)
→渋谷(ひとり暮らし)
→大阪・阿波座(結婚)
→大阪・新町(出産し、3人暮らしに)
→大阪・靭公園
→大阪・天満橋(いまここ)

10回も引越してる。2年に一度のペースだが、大阪暮らし、たったの4年で3回引越してる!

物件探しと引越しを繰り返したおかげで、大阪の土地勘が育った。

御堂筋を基準に東か西かを考えるようになったし、梅田駅と大阪駅って同じってことも知ってるし、梅田あたりは、キタで。難波あたりは、ミナミってことも知ってるし。

気づけば、いろいろ詳しくなっていた。気がつけば、って感じだ。

でも、住む場所を、自分で決めたことはない気がする。

若いころは、家賃が決めた。社会人になってからは、会社へのアクセスで決めた。子どもが生まれてからは、通える保育園で決めた。

「住みたい街言ってごらんよ。どこでもいいから」

なんて言われたら、逆に選べないと思う。

条件なしって、緊張しちゃう。なんでもありな自由演技って、苦手だ。

理想は2拠点生活なんだが、お金も体力もいるらしいから、覚悟がいるな。心底憧れてるけれども。

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自ら、おむつバッグを運ぶ息子

子育て満点エリア、天満橋

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働くママは、2つの顔を持っている。仕事の顔とママの顔。当たり前だけど(笑)。

子育て視点で天満橋を評価すると、ほぼ満点。

子育て世代のメッカであり、子どもたちのおねだりパラダイス「アカチャンホンポ」が、天満橋直結の京阪シティーモールにある!

隣町・本町まで足を延ばせば「アカチャンホンポ」の本店もある!!

なんでもネットで買える時代だが、妊娠中や一人目育児のときは、何が必要かすら分からないことが多いので、検索のしようがないというのが現状。

そんなときは、ノープラン・ノーアイデアで、アカチャンホンポに駆け込めばいい。ポイントカード握りしめて、ね。

あと、「大阪城公園」が素晴らしい。

桜が咲くし、夏はバーベキューできるエリアもあるし、秋は紅葉綺麗だし、冬は梅も咲く。とにかく空が広い。

子どもの成長記録として、ファミリーフォトを撮ってもらうにも最適。エリアや季節によって、公園がいろんな表情を見せるから、何度大阪城公園で撮っても、同じ場所だってバレにくい(笑)。

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2歳@大阪城公園

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4歳@大阪城公園

そして、なんと、子どものための図書館ができる!「こども本の森 中之島」は、天満橋駅から徒歩圏内。

kodomohonnomori.osaka

この図書館を、安藤忠雄氏が大阪市に寄贈したというのもすごい!図書館を寄贈って、聞いたことない。

新型コロナウイルスの感染拡大措置により、開館延期中なのだが。「こどもたちの限りない好奇心をせき止めない」という思いでつくられた「こども本の森 中之島」に入りびたれる日が、楽しみでならない。

天満橋に限らず、大阪は子育てしやすい街だと思う。

ただし条件がある。

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マイカーを手にいれる必要がある。ここで言うマイカーとは自動車ではない、電動ママチャリのことだ。

電動ママチャリを手に入れてからは、俄然、大阪が楽しくなった。住みやすくなった。欲をいえば、電動チャリ2台体制をオススメしたい。夫婦で乗るイメージだ。

どこまでも行ける気がするね、私たち。

なーんて言ってしまうほど、便利。大阪の街のほどよいコンパクトさが、電動チャリとベストマッチ。梅田から難波から上本町まで、スイスイスイと。

上り坂も、砂利道も、信号待ちも、子は大はしゃぎ。ただの移動も、アトラクションのように盛り上がれる。……ちょっと盛ってしまったが。

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靭公園から、中之島公園から、大阪城公園まで、スイスイスイと。

大阪城公園の帰りにコバトパン工場で揚げたてのコッペパンを頬張りながらボーッと大川を眺める。なんという至福のひと時。

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ちなみに、わたしは、中之島公園あたりを、「大阪のパリ」 と呼んでます。誰にも共感されないけれども……。電動チャリの充電が坂の途中で切れてしまった時は、地獄を見たけれど。

それも酒の肴、晩酌のネタと考えるようになりました。子育て4年目ともなると、心も体も強くなる。

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平日は出張も多く、夫婦だけでの子育ては、毎日綱渡り。仕事並みにスケジュール管理をしないと成立しない。

送り、迎え、持ち物、習い事、食事。家庭内ホウレンソウはマストで、どっちがボールを持ってるか、認識のすり合わせは欠かせない。ミスは許されない。渋滞なんかにハマってる時間はない。

そんなときも、私の味方になってくれるのが、電動チャリ(笑)。電動チャリを手に入れてからの私は、無敵だ。タクシーも、ほぼ乗らなくなった。

とある先輩の言葉を思い出す。

「足が遅くなってきたころから、速い車が好きになったんだ」

どんな流れで出てきた話かは覚えてないけども。なんとなく言いたいことは分かってきたかも。

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東京か、東京以外か。

フラワーカンパニーズは、歌った。

「東京のせまい空が好きだ。刻まれてくすんだ色の空を。」

この感覚、すごく分かる。

上京組としては、たとえ日当たりが悪い部屋でも、そこにはまぶしいほどの夢があった。若さだったのかもしれない。

19歳から結婚するまで暮らした東京。

大阪には東京タワーもないし、「今から会おうよ」って呼び出せる友達もいない。

お店は、夜、意外と早く閉まっちゃうし、美味しい蕎麦屋も少ない。そもそも蕎麦屋が少ない。

うどん屋も、やたらカレーうどん推しだし、串ものといえば、焼き鳥ではなく、串揚げだし。

でも、大阪に来て気づいたことも沢山ある。

毎日は会えない分、毎日連絡取り合う友達がいる。家族がいる。

うれしいことも悲しいことも、何かあったときには、すっ飛んで行けばいいってことも分かった。距離なんて、ただの数字に過ぎない。大した問題じゃない、よね?

そそ、天満橋にある造幣局の「桜の通り抜け」は、とても有名。何種類もの桜が咲き乱れていて、みんなが夢中で写真を撮り合ってる。桜を通り抜けると、店構えの立派な屋台がずらりと並んでいて、通いたくなるぐらい楽しくて、美味しい。

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今年は心配事も色々あったし、騒がしくて、日々息が詰まるけども。桜がパーッと咲いて、みんなでワーッて見上げて、美味しいもの食べて乾杯したら、心がスーッと落ち着くかなと思ったんだけども。

……今年は、中止。心から楽しみにしてたのに。乾杯したかったのに。(一瞬、天満橋から、引越したいとすら思ってしまった。ショックすぎた)

でも、大丈夫。安心してください。天満橋には、「天神祭奉納花火」がありますよ。

ところが、今年は花火も中止。去年130万人の人出があったらしいからな……。花火なんて大好きな人とゼロディスタンスでくっついて見たいからな……。今年は、仕方ない。Zoom飲みの背景で、花火を3万発ぐらい打ち上げたいと思います。

桜も花火も中止だけど、アカチャンホンポは営業してました。やっぱ天満橋、最高。


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著者:金そよん 

金そよん 

コピーライター。韓国生まれ、ソウル・大阪・東京育ち。 4歳ボーイの子育て中。 一般社団法人「CancerX」、認定NPO法人「マギーズ東京」、 おいしいでつながる「素人食堂」活動中。『愛の不時着』を語るラジオ公開中。

編集:ツドイ