トイレをリフォームしたい。
でも「トイレのリフォーム費用って、どれくらいかかるの?」
「トイレの選び方でリフォーム費用はどれくらい変わるもの?」
タンクレストイレ、タンク付きトイレのメリット・デメリットも知りたい。
トイレリフォームに関するいろいろな疑問に応えて、さまざまなトイレリフォームの費用相場、トイレの種類と、それぞれのトイレのメリット・デメリットなどについて、詳しく紹介します。
SUUMO(スーモ)リフォームは、トイレのリフォームに関する費用、価格相場情報を比較できるリフォーム情報サイトです。もし会社探しに迷った方はプロのアドバイザーに無料で相談できます。
表示している相場は2019年4月にSUUMOリフォームで実施したリフォーム実施者調査から算出しています。
トイレをリフォームしたい。
でも「トイレのリフォーム費用って、どれくらいかかるの?」
「トイレの選び方でリフォーム費用はどれくらい変わるもの?」
タンクレストイレ、タンク付きトイレのメリット・デメリットも知りたい。
トイレリフォームに関するいろいろな疑問に応えて、さまざまなトイレリフォームの費用相場、トイレの種類と、それぞれのトイレのメリット・デメリットなどについて、詳しく紹介します。
トイレリフォームの費用は、大半が便器・便座の設備機器代が占めます。
したがって、設備機器のグレードがリフォーム費用に大きく影響します。
トイレリフォームの費用がどこでどう変わるのかを見ていきましょう。
最近のトイレは温水洗浄便座付きが一般的。
トイレのリフォーム費用は、便器・便座のグレードによって大きく変わります。
とくに便器がタンク付きかタンクレスかが大きく影響します。
古い便器を撤去して、新しい便器・便座を設置する費用を見ていきましょう。
便器・便座を交換する費用は、古い便器の撤去費用、設備機器代と取り付け費用、給排水工事費用がかかります。
古い便器の撤去費が約1万円~2万円、新しい便器・便座の取り付け費用等が約2万円~3万円。
タンク付きトイレのほうが設備機器代は安く、タンクレストイレは設備機器代が高くなります。
タンク付きトイレの場合、約10万円~20万円。
タンクレストイレの場合、約20万円~30万円。
以上を合わせるとトイレ本体(便器・便座のみ)をリフォームする場合の費用は約13万円~35万円になります。
古いトイレの撤去費用 | 約1万円~2万円 |
新しいトイレ(便器・便座)の取り付け費用等 | 約2万円~3万円 |
トイレ本体の設備機器代 | 約10万円~30万円 |
合計 | 約13万円~35万円 |
トイレをリフォームする場合は、トイレ本体(便器・便座)を新しくするとともに、合わせて床・壁・天井の内装も一新するケースがほとんどです。
まず、床のリフォームから見ていきましょう。
床は、クッションフロアというビニール系のクッション性のある素材を採用するのが一般的です。
トイレは汚れやすい場所なので、汚れを落としやすい、安価でいつでも交換しやすいというのがクッションフロアを採用する理由でしょう。
色柄も豊富にあるので、好みの色柄を選べるというメリットもあります。
古いクッションフロアの撤去費用が約2000円~3000円。
新規のクッションフロアは工事費込みで平米単価約2000円~3000円。
トイレの広さが1.5平米だとすると約3000円~4500円になります。
加えてビニール製の巾木が約1500円~2000円となります。
以上で、トイレの床のリフォーム費用は約6500円~9500円になります。
古いクッションフロア・巾木の撤去費用 | 約2000円~3000円 |
クッションフロア張り | 約3000円~4500円 |
ビニール製巾木 | 約1500円~2000円 |
合計 | 約6500円~9500円 |
トイレの天井・壁の素材はビニールクロスが一般的です。
ビニールクロスもクッションフロアと同様に、安価で、色柄が豊富なことがトイレリフォームでよく使われる理由です。
トイレの壁・天井のリフォーム費用は、古いビニールクロスの撤去費用+新しいビニールクロス張りの費用となります。
古いビニールクロスの撤去費用は簡易な方法で平米単価100円程度、12平米なら約1200円。
ビニールクロスの平米単価は工事費込み約1300円~1400円で、製品による差はあまりありません。
壁・天井の面積が12平米として約1万5600円~1万6800円。
トイレの壁・天井の内装リフォーム費用は合計で約1万6800円~1万8000円になります。
古いビニールクロスの撤去費用 | 約1200円 |
壁・天井のビニールクロス張り | 約1万5600円~1万6800円 |
合計 | 約1万6800円~1万8000円 |
トイレリフォームの際に手洗い器や紙巻き器を交換するケースも多いでしょう。
とくに新たにタンクレストイレを設置する場合は、手洗い器の設置が必要になります。
紙巻き器は2000円から1万円程度ですが、手洗い器はグレードの幅が大きく、
どのようなタイプを採用するかで約5万円~25万円と幅広いです。
紙巻き器 | 約2000円~1万円 |
手洗い器 | 約5万円~25万円 |
リフォームに失敗しないために経験豊富なアドバイザーに無料で相談できるサービスを提供しています。
ここまで述べたトイレリフォーム費用をまとめてみます。
便器・便座を交換して内装も一新するトイレリフォームの費用相場は、ざっと約20万円~64万円ですが、特別なことをしない限り、高くても65万円程度まで見ておけばいいのではないでしょうか。
使用する便器・便座や手洗い器のグレードが、費用を大きく左右します。
古い便器の撤去費用 | 約1万円~2万円 |
新しい便器・便座の取り付け費用等 | 約2万円~3万円 |
便器・便座設備機器代 | 約10万円~30万円 |
古いクッションフロア・巾木の撤去費用 | 約2000円~3000円 |
クッションフロア張り | 約3000円~4500円 |
ビニール製巾木 | 約1500円~2000円 |
古いビニールクロスの撤去費用 | 約1200円 |
壁・天井のビニールクロス張り | 約1万5600円~1万6800円 |
紙巻き器 | 約2000円~1万円 |
手洗い器 | 約5万円~25万円 |
合計 | 約20万5300円~63万7500円 |
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トイレリフォームの費用の多くを占めるのは、便器・便座の設備機器代です。
その中でもタンクレストイレかタンク付きトイレかが大きく影響します。
ここではその両者のリフォーム費用の違いを詳しく見ていきましょう。
スタイリッシュで、後ろにタンクがない分、スペースも広く使えて、お掃除もラクなタンクレストイレ。
リフォーム費用は、タンク付きトイレより高くなることが多いです。
内装などを除く、設備機器代だけを見た場合、タンクレストイレのリフォーム費用は約20万円~30万円です。
タンクレストイレは便器と便座が一体型になっていますが、価格の幅は主に機能の差によるものです。
例えば、保温、便座暖房、節電、節水、清掃、消臭、便座自動開閉など、価格の高いものほど機能性も高くなっていきます。
加えて、タンクレストイレは手洗い器を別途必要とします。
それもタンクレストイレにリフォームすると費用がアップする要因となります。
さらに、タンクレストイレは古いトイレよりコンパクトなので、古いトイレを撤去後に床や壁もリフォームしないと跡が残ってしまいます。
これも費用のアップ要因になります。
タンク付きトイレに変えるリフォーム費用は内装などを除く、設備機器代だけを見た場合、約10万円~20万円になります。
タンク付きトイレには手洗い付きとそうでないものがあります。
その価格の差は約5000円~1万円です。
タンクレストイレとタンク付きトイレの費用相場はまとめると以下のようになります。
タンクレストイレ | 約20万円~30万円 +手洗い器約5万円~25万円 |
タンク付きトイレ | 約10万円~20万円 手洗い付きを選べば手洗い器不要 |
次に、それぞれのメリット・デメリットを挙げてみましょう。
タンクレストイレは便器の後ろに付いているタンクがないトイレ。
タンク付きトイレはタンクから流れる水の水圧で洗浄を行いますが、タンクレスは水道直結方式で、低水圧に対してはブースターなどで対応します。
タンクレストイレのメリットはデザインがスタイリッシュなので、トイレがオシャレな空間になります。
また、便器前のスペースが広くなりスッキリします。
凹凸が少ないため汚れにくく掃除がしやすいというメリットもあります。タンクレストイレのデメリットは価格が高いこと。
手洗い器が別途必要になることで、リフォーム費用はさらに高くなります。
タンク付きトイレのメリットは価格が安いこと。
手洗い付きを選べば、手洗い器も不要で、その分もリフォーム費用を抑えられます。
また、タンクの水がたまっていれば非常時に使えるというメリットも。
タンク付きトイレのデメリットは、タンクがある分、便器前のスペースが狭くなること。
また、やや掃除が面倒な点も。
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便器・便座一体型のトイレの代表は、タンクレストイレです。
先に見てきたように、便器・便座一体型のタンクレストイレは、タンク付きトイレより、リフォーム費用は割高です。
一方、タンク付きトイレには、便器・便座一体型と、便器・便座組み合わせ型トイレの2種類があります。
便器・便座一体型と便器・便座組み合わせ型のリフォーム費用の違いやメリット・デメリットを見てみましょう。
便器・便座一体型トイレと組み合わせ型トイレのリフォーム費用の違いは以下です。
便器・便座一体型トイレはタンクレスが約20万円~30万円、タンク付きトイレだと約10万円~20万円。
便器・便座組み合わせ型トイレは温水洗浄便座との組み合わせで、約10万円~20万円。
つまりタンクレストイレとタンク付きトイレの価格差がそのまま反映されていて、同じタンク付きなら一体型か組み合わせ型かによる設備機器代の差はほぼありません。
組み合わせ型は、便器の価格がほぼ同じなので、便座の選び方で設備機器代に差が出てきます。
便器・便座一体型トイレ | タンクレス 約20万円~30万円 |
タンク付き 約10万円~20万円 | |
便器・便座組み合わせ型トイレ | 約10万円~20万円 |
では、便器・便座一体型トイレと組み合わせ型トイレのメリット・デメリットを見ていきましょう。
便器・便座一体型トイレのメリットは、継ぎ目のないスッキリしたデザインでスタイリッシュなこと。
また、継ぎ目がないことから掃除がしやすく、とくにタンクレスは清掃性が高いといえます。
便器・便座一体型トイレのデメリットとしては、便器は壊れにくいものの、洗浄機能が故障したときに、部分交換ができず、全交換になることがあります。
また、タンクレスは価格が割高です。
一方、便器・便座組み合わせ型トイレのメリットは、便座が故障して修理不可能になっても便座だけ交換できること。
価格は割安で、かつ購入時に便座の選び方でリフォーム費用を調整しやすいです。
便器・便座組み合わせ型トイレのデメリットは、継ぎ目がある、タンクがついていることなどからやや掃除がしにくいこと。
しかし最近の製品は、便器の凹凸を少なくするなど、清掃性を高めています。
タンクに水をためる方式なので、家族が相次いで使用する朝などに水が足りなくなり、たまるのを待たなければいけないことがあります。
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便器・便座組み合わせ型のトイレで使用される温水洗浄便座は、文字どおり、温水洗浄と便座の暖房が基本機能です。
さまざまな機能を加えていくことで価格が上がります。
シンプルな機能の温水洗浄便座が4万円程度から。
さまざまな機能を加えていくと価格が上がり、最上位機種で約12万円。
加味される機能は、節電、便座・便ふたソフト開閉、温風乾燥、消臭、節水、暖房、照明など。
自分に必要なものだけを選ぶと、費用を削減できます。
基本機能のみ | 約4万円 |
+節電・ソフト開閉・温風乾燥 | 約8万円 |
+節水・オート開閉・照明など | 約12万円 |
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タンクレストイレや手洗いなしのトイレを選んだ場合に、必要になるのが手洗い器。
トイレの手洗い器の費用相場を見ていきましょう。
手洗い器もシンプルなものからゴージャスなものまで、さまざまなグレードがあります。
シンプルなボウルだけのもので5万円程度から。
収納や長いカウンターがついてくると価格が上がります。
キャビネット付きタイプだと25万円程度になる場合も。
シンプルなボウルのみ | 約5万円 |
カウンタータイプ | 約7万円~ |
キャビネットタイプ | 約25万円 |
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トイレの一般的な内装材は、床がクッションフロア、壁・天井はビニールクロスです。
トイレの内装を自然素材に変えるとリフォーム費用がどうなるのかを見ていきましょう。
トイレの内装を一般的なビニールクロスではなく、珪藻土や漆喰で仕上げるケースもあります。
珪藻土は調湿、消臭効果のある塗り壁材です。
しかし左官工事になり、ビニールクロスよりも費用がかなりアップします。
壁・天井の素材を珪藻土塗りにする場合の費用は以下です。
珪藻土は平米単価が4000円~5000円程度で、これを12平米に施工すると、4万8000円~6万円程度。
ビニールクロスと比較すると5万円~6万円程度アップします。
ビニールクロス | 約1万5600円~1万6800円 |
珪藻土 | 約4万8000円~6万円 |
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古い一戸建てやマンションでは、トイレが和式の場合もあります。
これを洋式にリフォームすると費用はどうなるでしょうか?
和式トイレを洋式にリフォームする場合は、床、壁、天井を解体しなければならず、解体費用と再仕上げ費用がかかります。
とくにコンクリートで段差を設けた和式トイレの場合は、解体費用がかさみます。
便器を撤去してコンクリートの床を解体するのに約5万円~6万円、
さらに床をフラットにして再仕上げするのに約2万円~3万円、
壁・天井も解体して再仕上げするのに約3万円~4万円、
さらに古いトイレは電気配線がないことが多いので配線をしてコンセントを取り付ける必要があり、電気工事に約1万円~2万円。
これらに新しい便器・便座の取り付け費用約2万円~3万円、
給排水工事費約1万円~2万円、
便器・便座設備機器代約10万円~30万円、
紙巻き器約2000円~3000円、
手洗い器を設置したとして約5万円~25万円。
以上合わせると、段差のある和式トイレから洋式トイレへのリフォーム費用は
約29万2000円~75万3000円になります。
解体撤去費用 | 約5万円~6万円 |
床工事 | 約2万円~3万円 |
壁・天井工事 | 約3万円~4万円 |
電気工事 | 約1万円~2万円 |
給排水工事 | 約1万円~2万円 |
新しい便器・便座の取り付け費用等 | 約2万円~3万円 |
便器・便座設備機器代 | 約10万円~30万円 |
紙巻き器 | 約2000円~3000円 |
手洗い器 | 約5万円~25万円 |
合計 | 約29万2000円~75万3000円 |
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トイレリフォームで利用できる助成金・補助金・減税制度を紹介します。
制度に詳しいリフォーム会社に協力してもらって、おトクにリフォームしましょう。
要介護・要支援認定を受けて自宅で暮らしている人には、介護保険により住宅改修費が助成されます。トイレに関しては手すりをつける、和式から様式への取り換え、引き戸へのドアの交換、段差の解消などが助成の対象となります。
助成対象の工事費用は20万円までで、その9割が後から支給されます。つまり施主の実質負担額は2万円です。制度を利用する人の収入によっては8割または7割の支給になる場合があります。介護保険の住宅改修助成金を利用するには、ケアマネージャに相談しましょう。
国の制度以外に自治体でもトイレのバリアフリー化や節水トイレの採用などに助成金・補助金を出している場合があります。お住まいの地域の役所に問い合わせてみるか、ホームページを検索してみましょう。
こちらのサイトでも検索ができます(最新情報ではない場合がありますのでご注意ください)。
住宅リフォーム推進協議会
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
https://www.j-reform.com/reform-support/
50歳以上の人または要介護・要支援に認定されている人、65歳以上の親族と同居している人などが、トイレなどのバリアフリーリフォームを行うと、所得税の控除と固定資産税の減額措置が受けられます。
バリアフリーリフォームの所得税控除は最大60万円。対象となる工事費の額などによって控除額は変わりますが、バリアフリーリフォーム以外のリフォームも合わせて1000万円まで減税対象となります。
控除率はバリアフリーリフォームが10%(対象工事費限度200万円)で、この限度額を超えた額とそのほかのリフォームの控除率は5%です。
トイレのバリアフリーリフォームは、出入り口のドアを引き戸に交換、床面積の増加、手すりの設置などが減税の対象です。
工事費要件があり、工事費が50万円を超えないと減税対象になりません。
トイレのリフォームだけでは工事費要件を満たすことが難しい場合は、床段差の解消や浴室など他のバリアフリー工事も一緒に行うことを検討しましょう。
この制度の期限は2023年12月31日です。
また固定資産税は、バリアフリーリフォームを行うと、家屋100㎡分まで3分の1が減額されます。
固定資産税減額の期限は2024 年3月31日です。
リフォーム減税制度に詳しいリフォーム会社に相談してみましょう。
リフォームに失敗しないために経験豊富なアドバイザーに無料で相談できるサービスを提供しています。
どうせリフォームするならトイレだっておしゃれにしたい、という人のために、そのポイントを紹介しましょう。
トイレの内装は一般的に床がクッションフロア、壁がビニールクロスというリーズナブルなパターンが多いです。同じビニールクロスでも用い方によっては、内装を個性的に変えることができます。
落ち着いた白やベージュをベースにしながら1面か2面にビビッドな色をアクセントカラーとして用いるのもよいでしょう。これならコストを上げることなくおしゃれなトイレにできます。
また、ビニールクロスと同じ価格帯でできるのが水性塗料などによる塗装です。こちらも好みの色で塗って、個性的なトイレにできます。
少しコストアップになっても良いなら、珪藻土や漆喰(しっくい)など塗り壁にする方法もあります。
いずれも調質・消臭効果のある素材なので、トイレの湿気・消臭対策にもなりますね。
トイレの内装は地味でよいと思わず、ビビッドな色使いやシックなトーンまで自由に演出することで、トイレはおしゃれに変身します。
タンクレストイレなど手洗いのない便器を採用した場合、手洗器の選び方がトイレの雰囲気を大きく左右します。
手洗器は大きく分けると、洗面ボウルとパイプだけのシンプルなタイプと収納カウンターと一体化したカウンタータイプがあります。いずれのタイプもさまざまなデザインの商品が出ています。トイレ機器メーカーのカタログでチェックしましょう。
手洗器を選ぶ際の注意点としては、カウンタータイプの手洗器を選ぶときはトイレの広さを考慮して、スペースを圧迫しないサイズのものを選ぶこと。
とくにタンク付きトイレの場合は、便器の前に十分なスペースがないことが多いので気をつけましょう。
一方、カウンタータイプのよさは便器の横に設置すると手すりの代わりにもなること。安全性の観点から高齢者にはオススメです。
価格的にはシンプルな手洗器よりカウンタータイプのほうが上で、収納部が増えるほど高くなると思ってよいでしょう。
リフォームに失敗しないために経験豊富なアドバイザーに無料で相談できるサービスを提供しています。
トイレのタイプや手洗い器のグレードが異なるトイレリフォームの施工事例を見ていきましょう。
古い手洗い付きタンク付きトイレを新しい手洗い付きタンク付きトイレに交換し、内装を標準的なクッションフロア、ビニールクロスで一新しました。
タンク付きトイレからタンクレストイレに交換し、収納とカウンターがついた手洗い器を設置。
内装は、床をビニール系だがクッションフロアよりやや割高になるフロアタイルを採用。
壁の1面だけ調湿建材を採用し、その分内装費は割高に。
もとのトイレもタンクレストイレでしたが、スペースをもっと効率よく使えるよう位置を変えて、新しいタンクレストイレに交換しました。
手洗い器も収納キャビネットがついたカウンタータイプを設置。手洗い器は高級品、内装は標準的なものを採用しています。
位置変更の分、工事費がかかり、面積も2.50平米と広いため、内装費も高めになりました。
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トイレリフォームの見積もりの体裁は以下のようなものです。
リフォーム会社によって多少異なりますが、内容的には、ほぼ同じ項目が並びます。
トイレリフォームの見積もりの見方を覚えて、複数の見積もりを比較検討できるようにしましょう。
見積もりの一番上は、「名称」が工事名称を、「摘要」はその内容を、「数量」「単位」は材料の使用量を、「単価」「金額」は平米単価およびかかる費用をあらわしています。
数量がセットであらわしているものは「1式」と記載されます。
摘要欄には、機器についてはメーカー名や商品名を記載、「※材工」とあるものは、材料と工事費を分けずに一括して記載している旨をあらわしています。
工事の名称を以下に解説します。
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高齢者にも安全に使えるバリアフリートイレにリフォームする費用を見ていきましょう。
バリアフリートイレは、中での動作を安全に無理がないようにするために手すりを設置することが基本になります。
さらに、出入口は開き戸ではなく、引き戸に変え、開閉のしやすさと介護のしやすさに配慮します。
また、介護者が一緒に中に入ることを考慮すると、ある程度スペースの拡張も必要です。
手すりは約1万円~2万円で設置できますが、スペースを拡大するのは、ほかのスペースに影響するので、関連工事が増えます。
引き戸に変えるのも同様で、ほかのスペースに影響するので、費用は一概には言えません。
トイレの位置を変えたりしないで交換できると仮定したら10万円~15万円程度。
実際には関連スペースのリフォームも含めて、見積もりをとるのがよいでしょう。
スペースを広げるためには、タンクレストイレに交換する方法もあります。
タンクを省く分、前方にスペースができるからです。
手すり設置 | 約1万円~2万円 |
引き戸に交換 | 約10万円~15万円 |
税金の優遇制度は、50歳以上の人または要介護・要支援に認定されている人、65歳以上の親族と同居している人などが、一定要件を満たすバリアフリーリフォームを行うと、所得税、固定資産税の優遇が受けられるというものです。
トイレリフォームもバリアフリーリフォームの対象の一つとなっています。
所得税控除については、以下の2通りの方法があります。
ローン型減税は、5年以上のローンを利用して一定のバリアフリーリフォームをすると、5年間で最大62万5000円まで所得税が控除されるというもの。
また、投資型減税は、現金でバリアフリーリフォームを行うと20万円まで所得税が控除されるというものです(ローンを利用しても控除されますが、投資型減税の制度を利用する場合は控除額が20万円までとなります)。
合わせて翌年分1回だけ固定資産税の3分の1が減額されます。
トイレのバリアフリーリフォームの場合、対象とされている工事は以下です。
(いずれかの工事をすればよく、全ての工事をする必要はありません)
そのほか、手すり設置や引き戸への交換もバリアフリーリフォームの対象となります。
所得税の控除 | 固定資産税の減額 | |
---|---|---|
【ローン型減税】 5年以上のローンを利用 |
最大控除額62.5万円/5年間 | 翌年分の3分の1減額 (家屋分100平米相当分まで) |
【投資型減税】 現金またはローンを利用 |
最大控除額20万円/1年 |
住宅の要件/次のいずれかに該当する人が自ら所有し、居住する住宅であること
1.50歳以上(入居開始年の12月31日時点)
2.介護保険法に規定する要介護又は要支援の認定を受けている
3.所得税法上の障がい者である
4.2もしくは3に該当する親族又は65歳以上の親族と同居している
5.リフォーム工事後の家屋の床面積が50平米以上
6.2021年12月31日までにリフォーム後居住開始
なお、上記の所得税控除に加えて、工事をした翌年分の固定資産税が、家屋100平米相当分まで3分の1が減額されます。
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トイレのリフォーム費用を予算内に収められるよう、費用を抑える工夫を紹介します。
温水洗浄便座はさまざまな機能が用意されており、多機能になるほどリフォーム費用がアップします。組み合わせ便器も一体型の場合も同様です。
不要と思われる機能を省いていくことで数万円、安くすることも可能です。
タンク付きトイレには、タンクの上に手洗いができるよう、水栓がついているものがあります。
手洗いなしと比べても1万円程度のアップですみますから、手洗いありを選ぶと、リフォーム費用を抑えることができます。
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最近のトイレは節水化が進んでいます。
その分、水道代の節約になります。
節水機能自体は設備機器代にはほぼ影響しません。
リフォームによってどの程度水道代が節約できるのかを見ていきましょう。
各メーカーから最新のトイレに変えるとどれくらい水道代が節約できるのかについて、公表されています。
古いトイレの水の使用量は13Lで、最新モデルは4.8Lとか3.8Lで、6~7割の節約ができます。
金額にすると年間1万2000円~1万5000円程度の水道代の節約になります。
リフォーム費用はかかっても、最新のトイレに変えることで、水道代はこのように節約できるというわけです。
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トイレのリフォーム費用相場を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
トイレにもいろいろな種類があり、それによってリフォーム費用が違ってくることをおわかりいただけましたでしょうか?
どんなトイレを選んでリフォームするのか、自分の要望をまとめておきましょう。
迷ったら、リフォーム会社に相談を。
SUUMOカウンターリフォームでは、あなたの希望に合ったリフォーム会社を紹介します。
いちど問い合わせてみてはいかがでしょうか?
2020年1月20日公開
2022年10月5日更新
※表示している相場は2019年4月にSUUMOリフォームで実施したリフォーム実施者調査から算出しています。リフォームする住戸やその年次における価格変動の影響を受け必ずしもその費用を保障するものではございません。実際の費用につきましては各施工会社へお問い合わせください。