「外壁外装や屋根リフォームってどんな方法でやったらいいの?」
「リフォーム費用はどれくらいかかるの?」
そんな疑問をもっている人は多いでしょう。
外壁外装・屋根リフォームは築年数などに応じて、適切な工事方法があり、どんな工事方法を選ぶかでリフォーム費用が大きく変わってきます。
そこで、ここでは外壁外装・屋根リフォームの工事方法と、実施するべき適切な時期、かかるリフォーム費用の相場について詳しく紹介しましょう。

SUUMO(スーモ)リフォームは、外壁外装・屋根のリフォームに関する費用、価格相場情報を比較できるリフォーム情報サイトです。もし会社探しに迷った方はプロのアドバイザーに無料で相談できます。
表示している相場は2019年4月にSUUMOリフォームで実施したリフォーム実施者調査から算出しています。
「外壁外装や屋根リフォームってどんな方法でやったらいいの?」
「リフォーム費用はどれくらいかかるの?」
そんな疑問をもっている人は多いでしょう。
外壁外装・屋根リフォームは築年数などに応じて、適切な工事方法があり、どんな工事方法を選ぶかでリフォーム費用が大きく変わってきます。
そこで、ここでは外壁外装・屋根リフォームの工事方法と、実施するべき適切な時期、かかるリフォーム費用の相場について詳しく紹介しましょう。
外壁外装リフォームは、劣化状況などに応じて対応できるリフォーム方法が3種類あり、それによってリフォーム費用が変わります。
外壁外装リフォームの工事方法は、以下の3種類です。
1.塗り替え
2.重ね張り(カバー工法)
3.張り替え
また、これらのほか必要なメンテナンスに、防水対策としてのモルタルの亀裂やサイディング※1のシーリング※2の補修があります。
※1 サイディングは板状の外壁外装材で、窯業系サイディング、鋼鈑サイディングに大きく分かれる
※2 シーリングは板状のサイディングとサイディングの目地を埋めること
上記の方法から、外壁外装の劣化状態などによって、適切な方法が選ばれる必要があります。
工事方法によって、リフォーム費用の相場は大きく変わります。
「塗り替え」は、経年劣化で表面が汚れたり、亀裂が入ってきたりした外壁外装を補修し、かつ入念に洗浄した上で、吹き付けなどの方法により塗装を行い、キレイにするものです。
通常は下塗り(塗料が付着しやすいようにするのが目的)を行い、その上から中塗り、上塗りを行います。
塗料にもグレードがあり、無機塗料など高いものを選ぶほど耐久性が上がります。
モルタルの場合は、高圧洗浄を念入りに行い、カビや汚れを除去、亀裂をシリコンなどで埋めてから、下塗りを行います。
その上で、中塗り、上塗りを行います。
塗料にはいくつかの種類があり、アクリルやウレタンが標準的で、シリコン系、無機系、フッ素系、光触媒塗料などが耐久性のある高級品となります。
特殊なもので遮熱性のある遮熱塗料もあります。
費用の相場は足場工事代を含めて、約60万円~100万円(延床面積120平米程度の一戸建ての場合)。
サイディングも目地のシーリング補修に加え、外壁外装面が汚れてくるので、洗浄や塗り替えの必要があります。
サイディング製品のもともとの塗装方法などによって、塗り替えリフォームの周期がやや違ったり、塗料の種類を変えなければならない場合があります。
塗り替え費用そのものは、モルタルと同程度と見ておけばよいでしょう。
シーリング補修も塗装も足場が必要なので、同時に行えば、足場工事代約25万円~40万円が重複しないですみます。
なお既存がタイル外壁外装の場合は、高圧洗浄するだけでキレイになりますが、浮きやはがれのチェックおよび補修は10年ごとくらいに必要です。
重ね張り(カバー工法)は、主にモルタル塗りの外壁やサイディングの外壁に、重ねて新しい外壁外装材を張る方法です。
窯業系(セメント系)や鋼鈑のサイディングが多く用いられています。
この方法は、外壁がすっかり新しい材料で覆われるので、まるで新築のような見栄えになるのが特徴です。
ただ外壁の中身の劣化がそれほど進んでいないことが条件となります。
劣化が甚だしいと単にそれを覆い隠すだけとなり、かえって家の傷みを進ませてしまうことになりかねないので注意しましょう。
外壁外装の重ね張り(カバー工法)リフォーム費用の相場は、新規に張る外壁外装材のグレードによって左右されますが、約150万円~300万円(延床面積120m2程度の一戸建て)。
リフォームで多く使われる外壁外装材は、窯業系サイディングおよびガルバリウム鋼鈑。
価格的には同程度からありますが、窯業系サイディングは厚さや色・柄、塗装の耐久性などによって価格の幅が非常に広いです。
窯業系サイディングを選ぶ場合は、グレードと価格をよく確認して選びましょう。
外壁外装の張り替えは、外壁自体の劣化が進んでいる場合に必要な方法です。
既存の外壁外装材をはがして、下地からやり直し、新しい外壁外装材を取り付けます。
防水や中の木部も新しくやりなおせるので、外壁自体が構造からよみがえるのがメリットです。
外壁外装の張り替えリフォームの費用相場は、約200万円~500万円(延床面積120平米程度の一戸建て)。
既存の外壁の状態や新しく取り付ける外壁外装材のグレードによって費用が左右されます。
外壁外装がサイディングの場合、最も大切なメンテナンスは、サイディングの目地を埋めているシーリングの打ち直しです。
防水上、大切な補修で、10年ごとくらいに行う必要があります。
メンテナンス費用は足場代を含め、40万円~60万円くらいかかります(延床面積120平米程度の一戸建て)。
モルタル外壁外装の場合は、亀裂の補修が定期的に必要ですが、普通は塗り替えのときに同時に行うので、費用は塗り替えリフォームの費用に含まれます。
ここまでの外壁外装リフォーム費用相場を以下にまとめます。
塗り替えが最も安く、約60万円〜100万円、重ね張り(カバー工法)が、その上で約150万円〜300万円、張り替えがさらに⾼く約200万円〜500万円となります。
既存の状態をリフォーム会社にしっかり見てもらって、適切な方法を選びましょう。
リフォーム方法 | 費用相場 |
---|---|
塗り替え | 約60万円~100万円 |
重ね張り(カバー工法) | 約150万円~300万円 |
張り替え | 約200万円~500万円 |
リフォームに失敗しないためにプロのアドバイザーに無料で相談できるサービスを提供しています。
それぞれの外壁外装リフォーム方法のメリットとデメリットを知っておきましょう。
外壁外装の塗り替えリフォームは、比較的安価で家が美しくなり、耐久性のアップにもつながるのがメリット。
半面、周期的に行わなければ雨水の浸入などで耐久性を損なうことになりかねません。またいくら補修をしても長年の間には亀裂が目立つようになるのがデメリットでしょう。
外壁外装の重ね張り(カバー工法)リフォームのメリットは、外壁外装材そのものが新しくなるので、見た目は新築そのものになることです。また工法の特性上、廃材がほぼ出ません。さらに工期も2週間程度と比較的短くすみます。
外壁外装の重ね張り(カバー工法)リフォームのデメリットは新しい外壁外装材の分、建物に重みが加わること。したがって採用できるのは鋼鈑など軽量な外壁外装材に限られます。また、外装材の下地が傷みすぎている状態だと、重ね張り(カバー工法)は採用できません。
外壁外装張り替えリフォームのメリットは、既存の外壁外装材を解体撤去し、下地からやり直すので、住まいの耐久性がアップします。
また、新規に取り付ける外壁外装材を軽量なものにすれば、それだけで耐震性がアップします。
さらに、外壁外装材を撤去した後に耐震補強や断熱工事をきちんと行えば、より耐震性もアップし、断熱性の向上で冬暖かく、夏涼しい住まいになります。
外壁外装張り替えリフォームのデメリットは、外壁外装材の解体撤去から始め、再仕上げを行う工事なので工事費が高くなること。
工事費は、ベランダやサッシ・雨戸など関連工事をどの程度行うのかで変わりますし、それによって工期も違ってきます。
また、既存の外壁外装材を撤去することでたくさんの廃材が出ることもデメリットの一つでしょう。
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外壁外装リフォームは美観をよみがえらせるだけでなく、適切な周期でリフォームすることが家を長持ちさせることになります。
どれくらいの周期で外壁外装リフォームを行えばよいのか見ていきましょう。
塗料の耐久性にもよりますが、標準的な塗料を用いている場合は、10年周期くらいで塗り替えを検討しましょう。
モルタルは亀裂が入ることが多く、サイディングは目地のシーリングが劣化します。
放っておくとどちらも雨水浸入の原因になり、家の劣化を早めます。
塗り替え時にそうしたメンテナンスも同時に行うことで、家の耐久性を維持できることになります。
外壁外装の塗り替えリフォームを行っても、亀裂や汚れが目立つようになってきたら、重ね張り(カバー工法)などを検討しましょう。
その際、リフォーム会社に相談して、外壁外装の下地に問題がないことを確認してもらいましょう。下地に浸水などの問題がなければ、重ね張り(カバー工法)が可能です。
張り替えリフォームの時期については、リフォーム会社に家の状態を調べてもらって、外壁内部が腐食しているなどの問題を起こしていたら実施したほうがよいでしょう。
長年の間に雨漏りなどの影響で、外壁の内部が腐食していることがあるものです。
張り替えを機に内部から新しくすれば、安心して長く住める家になります。
その際に、あわせて大規模リフォームを行う人も多いようです。
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次に屋根リフォームの費用相場について見ていきましょう。
外壁外装リフォームと同様に、3種類の工事方法があり、費用相場が変わります。
屋根リフォームの工事方法は、以下の3種類です。
1.塗り替え
2.重ね葺き(カバー工法)
3.葺き替え
また、これらのほか必要なメンテナンスに、屋根材のズレや割れの補修があります。
上記の方法から、屋根の劣化状態などによって、適切な方法が選ばれる必要があります。
工事方法によって、リフォーム費用は大きく変わります。
屋根材の種類によってもメンテナンスの方法やリフォーム費用が変わりますので、順番に紹介します。
屋根材には以下のような種類があり、どの屋根材かでメンテナンスやリフォームの方法が変わります。
粘土を型に入れて焼き締めた、昔ながらの屋根材です。
和瓦などともいわれます。
粘土瓦はいぶして銀色にしたり、釉薬を用いて彩色したりします。
いぶしたものは「いぶし瓦」といいます。
いぶしや釉薬で彩色したものは、色あせることがないので、塗装は不要です。
セメントを繊維で強化した薄いスレート状の工業製品の屋根材です。
塗装品なので、経年変化で色あせし、塗り替えなどが必要になります。
セメントを固めて瓦の形にしたもので、塗装製品です。
経年変化で色あせし、塗り替えなどが必要になります。
金属製の瓦で、カラー鉄板(トタン)やガルバリウム鋼鈑がよく用いられます。
周期的に塗り替えが必要です。
昔からおなじみの瓦ですが、どのような特徴があって、他の屋根材とはどこが違うのでしょうか? また、どのようなリフォーム方法が適しているのでしょうか?
瓦は粘土を高温で焼き締めてつくる昔ながらの屋根材です。素材の特性から粘土瓦、陶器瓦といわれることもあります。
化粧スレートやガルバリウム鋼鈑など他の屋根材の多くが塗装製品なのに対して、瓦は、いぶして銀色にするか釉薬で色付けをしているので、色落ちがしないという特徴があります。
色落ちや色あせがしないので、瓦の塗り替えは必要ありません。
ただし、セメント瓦はセメントを瓦状に成形したもので、瓦とは別の種類のものです。セメント瓦は塗装製品なので色落ちがし、10年程度で塗り直しが必要になります。本来の瓦かセメント瓦かがわからなかったらリフォーム会社に見てもらいましょう。
瓦自体は50年程度もつといわれているくらい耐久性に優れていますが、地震や台風などの影響で瓦のずれや浮き上がり、割れなどの被害が生じることがあります。したがって定期的に点検する必要があり、きちんと補修を行いましょう。
瓦は化粧スレートや鋼鈑に比べて重いという特徴もあります。古い耐震基準で建てられた家などでは、瓦屋根だと耐震性に不安があります。そこで耐震性を向上させるために、耐震補強などを行う際に、ガルバリウム鋼鈑などの軽い屋根材に葺き替えるケースも多く見られます。
瓦は形が波状なので、重ね葺き (カバー工法)もできません。重ね葺き (カバー工法)は既存が平らな屋根材でないとできないからです。瓦のリフォーム方法は、補修などのメンテナンスを別にすれば、葺き替え一択ということになります。
塗り替えは、経年劣化で色あせしてきた屋根材に再塗装をするもので、再塗装することで、屋根材を長持ちさせることにもなります。
塗り替えが必要な屋根材は、化粧スレート、セメント瓦、鋼鈑屋根材など。
化粧スレートは経年変化で素材自体が劣化します。
劣化の度合いがそれほどでもなければ、塗り替えリフォームで十分です。
塗る前にきちんと点検をしてもらい下地の状態などをチェック、割れや傷んでいる屋根材は交換が必要です。
問題がなかったら、高圧洗浄をしてきれいにしてから、下塗り、上塗りを行います。
屋根材に応じた塗料を選ぶ必要があるので、屋根リフォームの実績が豊富なリフォーム会社に相談するのがよいでしょう。
リフォーム費用の相場は足場工事代を含めて、約50万円~60万円(延床面積120平米程度の一戸建て)。
重ね葺き(カバー工法)は、薄いスレート状の屋根材や鋼鈑の屋根材に重ねて新しい屋根材を葺く方法です。
既存の屋根材に防水シートを張り、その上から新しい屋根材を張ります。この段階では防水シートも劣化しているので、必ず防水シートも張り直してもらいましょう。この方法は、新しい屋根材によって、まるで新築の屋根のような見かけになるのが特徴です。
ただ屋根の下地など構造部の劣化がそれほど進んでいないことが条件となります。劣化が甚だしいと単にそれを覆い隠すだけとなり、雨漏りなどでかえって家の耐久性を損なうことになりかねません。
リフォーム会社に屋根の下地の状態まで十分に点検してもらって、大丈夫な場合にのみ、重ね葺き(カバー工法)リフォームは有効です。
屋根の重ね葺き(カバー工法)リフォーム費用の相場は、新規に張る屋根のグレードによって左右されますが、約100万円~200万円(延床面積120m2程度の一戸建て)です。
重ね葺き(カバー工法)リフォームで多く使われる屋根材は、ガルバリウム鋼鈑です。
屋根の葺き替えは、既存の屋根材を撤去して、新たに屋根材を施工するリフォーム方法です。
屋根材を撤去し、屋根の構造から工事をしなおし、新しい屋根材を取り付けます。
屋根の下地が劣化し、雨漏りなどのおそれがある場合は、葺き替えを検討しましょう。
構造部からやり直すことで、傷んだ木材も取り替えられ、家の耐久性向上に役立ちます。
屋根の葺き替えリフォームの費用相場は、約150万円~300万円です。
葺き替えの場合は、自由に屋根材が選べます。
屋根材のグレードは最も高いのが粘土瓦(陶器瓦)で、次いで化粧スレートの中・高級品、次いで標準的な化粧スレート、ガルバリウム鋼鈑といった具合です。
ここまでの屋根リフォーム費用相場を以下にまとめます。
塗り替えが最も安く、約50万円~60万円、重ね葺き(カバー工法)が、その上で約100万円~200万円、葺き替えが最も高く、約150万円~300万円となります。
リフォーム⽅法 | 費⽤相場 |
---|---|
塗り替え | 約50万円〜60万円 |
重ね葺き(カバー工法) | 約100万円〜200万円 |
葺き替え | 約150万円〜300万円 |
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それぞれの屋根リフォーム方法のメリットとデメリットを知っておきましょう。
屋根の塗り替えリフォームのメリットは、比較的安価で家が美しくなること。
また割れなどを補修することで、家の耐久性も維持できます。
屋根の塗り替えリフォームのデメリットは、外壁外装と同様、周期的に補修を行わなければならないことです。そのつど費用がかかるし、補修と塗り替えを怠ると亀裂からの雨水の浸入などで耐久性を損なうことになりかねません。
またいくら塗装・補修を行っても長年の間には屋根材そのものが傷んでしまいます。
屋根の重ね葺き(カバー工法)リフォームのメリットは、屋根材そのものが新しくなるので、塗り替えよりもずっときれいになることです。また工法の特性上、廃材がほぼ出ません。撤去費用が不要な分、リフォーム費用も葺き替えより安くなります。さらに工期も1週間程度と比較的短くすみます。
屋根重ね葺き(カバー工法)リフォームのデメリットは新しい屋根材の分、屋根が重くなること。したがって採用できるのは鋼鈑のような軽量な屋根材に限られます。
また、既存の屋根材を覆ってしまうので、既存の屋根材に含まれる水分を閉じこめてしまい、耐久性を損なうことがあります。屋根の下地が傷みすぎている状態だと、重ね葺き(カバー工法)は採用できません。
屋根の葺き替えリフォームのメリットは、既存の屋根材を解体撤去し、屋根を下地からやり直すので、雨漏りも防げるようになり、住まいの耐久性がアップすることです。
また、新規に取り付ける屋根材を軽量なものにすれば、それだけで耐震性がアップします。
屋根葺き替えリフォームのデメリットは、屋根の下地から解体撤去し、再仕上げを行う工事なので工事費が高くなること。
工事費は、屋根材のグレードによって変わります。
また、既存の屋根材や下地材などを撤去することでたくさんの廃材が出ることもデメリットの一つ。
工期も他の屋根リフォーム方法に比べて2週間程度と長くなります。
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屋根リフォームはどれくらいの周期で行えばいいのでしょうか?
工事方法ごとに見ていきましょう。
化粧スレートやガルバリウム鋼鈑は工業製品で、もとの塗装のグレードにもよりますが、早ければ10年くらいで色あせしてきます。
点検・補修も兼ねて塗り直しリフォームをすれば、美観がアップするのに加え、耐久性も維持できます。
セメント瓦も同様で、同じくらいの周期で点検・補修の上、塗り替えも検討しましょう。
粘土瓦(陶器瓦)は、色落ちがしないので、塗装の必要はありません。
割れやずれの点検・補修のみ行うとよいでしょう。
屋根の塗り替えリフォームを行っても、屋根自体が劣化し割れや汚れが目立つようになってきたら、屋根の重ね葺き(カバー工法)などを検討しましょう。
その際、リフォーム会社に相談して、屋根の下地に雨漏りなどの問題がないことを確認してもらいましょう。
葺き替えリフォームの時期については、リフォーム会社に屋根の状態を調べてもらって、小屋裏が腐食などの問題を起こしていたら、下地からやり直して葺き替えを行う必要があります。
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外壁外装・屋根リフォームには安全上の観点および近隣への迷惑防止のために足場をかけて、家を養生シートで覆う必要があります。
その足場工事に25万円~40万円程度かかりますから、外壁外装リフォームと屋根リフォームを別の時期に行うと足場工事代が余分にかかります。
外壁外装と屋根リフォームは、劣化の進展が同じ時期であることも考慮して、同時にやると工事の無駄も省けます。
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外壁外装や屋根のリフォーム費用は想像がつきにくいもの。
費用別に外壁外装・屋根リフォームの施工事例を紹介しましょう。
苔が生えていた屋根の汚れを高圧洗浄でしっかり落とし、耐久性の高い無機塗料で塗り直し、同時に外壁外装のシーリングも劣化して雨漏りのおそれがあったため、シーリングを打ち直しました。
足場工事代が一度ですみ、リフォーム費用はその分、割安でした。
汚れの目立ってきた化粧スレートの屋根とモルタル外壁外装を同時に塗り替え。
玄関まわりのタイルは、はがして塗装に変更。
外装がキレイによみがえりました。
経年変化で⾊あせし傷んだ化粧スレートの屋根を撤去せず、その上に防⽔シートを施⼯し、軽量なガルバリウム鋼鈑で重ね葺き(カバー工法)しました。
既存のモルタルの劣化が激しかったため、全てはがし下地工事からやりなおしました。
新たに取り付けたのはタイル調の窯業系サイディング。
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外壁外装や屋根のリフォームをしたくても予算を超えてしまわないかと心配している方に、無駄を抑えて安くする方法を紹介しましょう。
10年周期くらいの塗り替えや補修を怠ると、外壁外装の亀裂が大きくなったり、雨漏りの原因になったり、内部の腐食を招きかねません。
そうなるとただ塗り替えるだけでなく、関連工事費が多くかかったり、塗り替えだけではすまなくなったりして、多くのリフォーム費用がかかります。
こまめにメンテナンス、リフォームを行うことが、引いては余分なお金を使わないですむことになります。
同じリフォーム工事を依頼しても、出てくる費用は各社で違います。
複数社に要望を伝えて、上がってくる見積もりを比較検討するのが賢い方法です。
安ければいいというものではありませんが、適切な費用になっているかどうか、各社によく説明してもらって、納得のいく会社を選びましょう。
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外壁外装・屋根リフォームの見積もり例から見積もりの見方を説明しましょう。
一番上の欄は「名称」に工事の名称、「数量」「単位」に用いる広さや長さ、「単価」「金額」には平米あたりの金額と総額が記載されています。
工事項目の主だったところを説明しましょう。
実際の見積もりではこのほかに、補修するべき箇所とその費用なども記載されます。
このように見積もりでは、全ての工事項目が記載され、それぞれの費用がわかることが大事なことです。
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リフォームの訪問販売のトラブルで多いのが外壁外装・屋根リフォーム。
どんな事例が多いのかを知って、防止しましょう。
リフォームの訪問販売には点検商法や次々商法という手口があって、とくに高齢者がねらわれるケースが多いといいます。
そもそもいきなり訪問してきた業者が、「いくらでできます、今ならこれだけ値引きします」といってもそれが適正なリフォーム費用なのか、専門家でもなければわかりません。
「今やらないと雨漏りしますよ」などと言われても、その場で契約することは絶対に避けましょう。
訪問販売の業者が見積もりを見せてくれても、上記の見積もり例のように、明細まできちんと記載されているかどうかをチェックしましょう。
総額しか言わないようでは、どんな工事をされても文句は言えません。
契約はあくまで、複数のリフォーム会社から、明細の記載された見積書をもらって、比較検討してからということを忘れないでください。
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外壁・屋根リフォームを行うと国や自治体から補助金がもらえる場合があります。
どんな制度があるのかを見ていきましょう。
外壁リフォームに関しては遮熱塗料による塗り替えリフォームに補助金を出す自治体が多いです。実施している自治体から以下に抜粋して紹介します。
遮熱塗装に関しては屋根も含めて対象にしている場合が多いので、お住まいの自治体に聞いてみましょう。
屋根リフォームに関しては、強風地域に限って瓦屋根の緊結方法の基準に適合していない場合に、強風性能を有する屋根に葺き替えを行うと国からの補助金が出ます。
補助対象 | 補助限度額 |
---|---|
瓦屋根の緊結方法が基準に適合しているかどうかを耐風診断 |
診断費の3分の2 上限2.1万円/棟 |
基準に適合しない瓦屋根を耐風性能を有する屋根に葺き替え |
工事費の23% 上限55.2万円/棟 |
このほか各自治体では外壁と併せて遮熱塗装を行う場合に補助金を出すケースが多いので、お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。
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外壁外装・屋根リフォームの費用相場について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
リフォームの方法がいくつかあり、どの方法を選ぶかで、かかる費用も変わることを知っていただけたでしょうか?
外壁外装や屋根の修繕に最適な方法を選んで、適切な費用でリフォームするためには、信頼できるリフォーム会社の協力が欠かせません。
リフォーム会社選びに迷ったら、SUUMOカウンターリフォームに相談してみてはいかがでしょうか。
2020年1月20日公開
2022年10月27日更新
※表示している相場は2019年4月にSUUMOリフォームで実施したリフォーム実施者調査から算出しています。リフォームする住戸やその年次における価格変動の影響を受け必ずしもその費用を保障するものではございません。実際の費用につきましては各施工会社へお問い合わせください。