
京成大久保駅は京成本線の快速電車停車駅で、周辺には日本大学生産工学部と東邦大学薬学部・理学部のキャンパスがあり学生たちが多い駅です。隣の京成津田沼駅は京成千葉線や新京成線の乗り換え駅で、特急が止まるため都心へのアクセスも良好です。習志野市が運営しているハッピーバスで京成大久保駅を通り、大久保東郵便局や済生会習志野病院を経由するルートで新京成線の新津田沼駅北口まで行くことができます。
駅前の大久保商店街「ゆうろーど」は飲食店が多く、木目調のインテリアを活かした喫茶店やレストランが軒を連ねています。ランチやカフェの時間帯は、地元の人から学生まで多くの人でにぎわいます。線路沿いのハミングロードを歩いてスーパーマルエツの前を通り過ぎると、テレビ番組のスイーツ選手権で三連覇を達成したスイーツ店があります。パティシエのお店とあって、スイーツファンに知られた名店です。
さらに大久保商店街には、習志野七福神のひとつで弁財天を祭る薬師寺もあります。また、駅からすぐにある誉田八幡神社(こんだはちまんじんじゃ)では毎年9月に例祭が行われます。きれいな衣装に身を包んだ子どもたちや、伝統的な法被姿で町内会の人たちがおみこしや屋台でお祭りを盛り上げます。そんな由緒ある神社や寺院は、街並みに落ち着いた雰囲気を与えています。
大久保商店街側から線路を挟んだ反対側には、広々とした中央公園がありパットゴルフや子ども広場があります。中央公園に隣接した大久保図書館は木々に囲まれているガラス張りの建物が落ちついた雰囲気で、習志野市民会館が隣接されています。
済生会習志野病院は内科や産婦人科など多数の診療科がある総合病院のため、いざというときにも安心です。病院の屋上は屋上庭園になっていて、天気のいい日は看護師さんや通院している人がお弁当を食べるなど憩いの空間になっています。
毎年5月~6月に東邦大学薬学部が開催する、薬草園一般公開と無料講演会は植物愛好家が多数訪れます。薬学部の生徒たちが薬草の解説を熱心にしてくれるため、聴講者からも好評です。
古くからある一戸建て住宅、学生向けアパート、レトロな商店街が混在する京成大久保の街は、徐々に家族向けのマンションが増えてきており、公共施設が充実し、暮らしやすいエリアのひとつです。