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昨年17位から急上昇、初のトップ10入りとなった東京駅。ビジネス街のイメージが強いエリアだが、近年はそれに加え、商業の街として新たに注目を集めている。
駅周辺には「KITTE」、駅地下街の「キャラクターストリート」といった商業施設、さらには徒歩圏内の日本橋や京橋にも再開発ビルが次々と誕生。2016年秋には、東京駅から徒歩5分の京橋駅至近に「KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)」がオープンする。「東京で、いちばん心地の良い居場所がある街」をテーマにした、オフィスと商業施設の複合施設だ。
ほかにも、2017年には、映画や演劇など国際的なエンタメイベントを開催する約4000m2の広場空間「日比谷ゲートプラザ(仮)」が、八重洲二丁目、常盤橋街区ではオフィスビルや商業施設の大規模な再開発計画が進行しており、約390mの”日本一高いビル”が建設される計画もある。向こう5年の間に、周辺の景色は大きく様変わりすることだろう。

一方、商業施設ばかりでなく、街の景観向上や快適性を高める整備も進んでいる。直近では、2017年に丸の内側の駅前広場が整備され、約1200m2の敷地に芝生や水景が新設される予定。サクラやモミジといった木々も植えられ、首都東京への玄関口に四季の彩りが加わるようだ。また、2020年東京オリンピック、パラリンピックに向け、東京駅を中心としたバリアフリールートの増設、中央地下通路沿いに「地下中央待合広場(仮称)」を整備する計画もある。約500m2の吹抜けが心地良い空間は、待合スペースとしての利用だけでなく、季節ごとにイベントも開催される予定だという。
気になるのは住環境だが、東京駅周辺は商業施設や観光スポットが集積していることもあり、駅徒歩5分圏内で賃貸物件を探すのは至難の業。ただ、昭和通りを越えた徒歩10分圏内にまで範囲を広げるとマンションも多い。なお、新築ワンルームマンションの平均家賃相場は10万8000円だ(SUUMO掲載情報より抜粋、2016年3月3日時点)。
さすがに住居コストは割高だが、生活利便性は抜群。日本全国への玄関口となる東京駅は、JR在来線9線と新幹線5線、東京メトロ丸ノ内線が乗り入れており、首都交通の中心を担う。前述のとおり充実のショッピング環境に加え、皇居の緑や歴史を感じる建物、さらには芸術・文化にふれられる伝統的な劇場も多数点在し、日々の楽しみには事欠かないだろう。