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3年連続のトップ10入りで、「住みたい街」常連の人気タウンとして定着した感のある池袋。駅前に相次いで誕生したオシャレなショッピング施設や、区を挙げて取り組んできたイメージアップ作戦が功を奏し、10年前に比べ街のイメージは激変している。
駅前に目を向けると、「エチカ池袋」「エソラ池袋」「ルミネ池袋」「WACCA池袋」といった新しいショッピング施設が点在し、20~40代の女性やカップルをターゲットにしたファッションブランドやライフスタイル雑貨、美容にまつわる店舗が充実。新たに若い客層を生み出した。 また、豊島区ではアートとカルチャーを活かしたまちづくりを進めていて、2007年にはその中核施設となる「あうるすぽっと」がオープン。演劇やミュージカルを上演する劇場で、舞台芸術にまつわるワークショップなども行う。さらに、池袋を拠点にしたアートイベントも積極的に仕掛け、積極的な文化の発信を続けている。2015年12月には「サンシャインシティ」のプラネタリウムもリニューアルし、寝転べる「芝シート」「雲シート」が新設されたことも話題を呼んだ。

こうした街の動きと合わせて、街並みの再整備、再開発計画も進行中だ。2015年には豊島区役所と商業施設、超高層マンション、区民のための緑地スペースが一帯となった「としまエコミューゼタウン」が誕生し大きな話題となったが、その他にも、2016年には西武池袋駅のエントランスとコンコースの改修が完了、2018年には池袋駅の東西を自由に行き来できる歩行者用デッキが完成する予定。これにより、現在は鉄道関連施設によって分断されている池袋駅周辺の回遊性が大きく向上し、さらに快適な街へと生まれ変わる。
池袋の住宅事情はというと、池袋駅の南東側に広がる「南池袋(2・3丁目)」、サンシャインシティ周辺の「東池袋(1~4丁目)」、池袋駅西側の「池袋(1~4丁目)」などに住宅街が点在。家賃相場はワンルームマンションで8万円、1K・1DKで8万8000円、1LDK・ 2K・2DKで13万3000円。持ち家は駅近の新築分譲マンションとなると1億円に迫る物件が中心になるが、シングル、DINKS向けの中古ワンルームあるいは2DKなら1000万円台、2000万円台の物件も。ファミリータイプの中古は60~70m2で5000万円前後の物件が中心だ。(SUUMO掲載情報より抜粋、2016年3月8日時点)
かつては「怖い」「汚い」といったイメージもあった池袋は、安全で文化度が高く、暮らしやすい街へと変貌しつつある。人口流入が続く豊島区の中心として、今後も発展が期待できそうだ。