内装リフォームを検討中の方の中には、「どこまでリフォームできるのか」「費用はどれくらいかかるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。内装リフォームには、間取りの変更や設備の刷新、デザインの工夫など多くの選択肢があり、内容によって費用や進め方も大きく異なります。本記事では、リフォーム会社「ナサホーム」の田伏良太さんにお話を伺いながら、内装リフォームの基本から費用相場、注意点、費用を抑えるコツまで詳しく解説します。さらに、500万円以内で叶えたおしゃれな施工実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

記事の目次
内装リフォームとは?
「内装工事とは、表装の更新のことをいいます。具体的には、クロスやタイルなど壁や天井の張替え、フローリングやクッションフロアなどの床の張替え、畳の新調、ふすまの張替えなどです。家の中から眺めたときに、見える表面部分に関わることです。ほかに、水まわり設備の交換などは「設備工事」、ドアなど建具の交換や間取り変更は「大工工事」や「造作工事」と、厳密には細分化されます。とは言え、実際に室内をリフォームするとなると、内装工事をはじめこれらの工事は切っても切れない関係でもあります」(ナサホーム田伏さん、以下同じ)
内装リフォームの目的は、経年劣化による汚れの解消やデザインの一新だけでなく、設備の不具合解消やライフスタイルの変化に合わせた間取り変更など多岐にわたり、予算や要望に応じてさまざまな形で実施されます。本記事では、室内全体の改修を広く「内装リフォーム」として解説します。
内装リフォームの費用相場と内訳
内装リフォームを検討する際に、最も気になるのが費用ではないでしょうか。費用は、工事内容や範囲によって大きく異なりますが、おおよその相場を知っておくことで、予算を立てやすくなります。ここでは、内装リフォームにかかる費用相場と、その内訳について詳しく解説します。
内装リフォーム(工事)の費用相場
内装リフォームの費用相場は、リフォーム内容や面積、使用する材料、設備のグレードによって大きく異なります。 「壁や床などをキレイにする内装リフォームは、2LDK・70m2のマンションで100万円~200万円が相場です。水まわり設備機器の取替は150万円~250万円、軽微な間取り変更やドアの交換は100万円~200万円くらいが相場となります」
主要な施工箇所ごとの費用相場は、以下の通りです。
| 施工箇所 | 費用相場 |
|---|---|
| キッチン | 50万~150万円 |
| トイレ | 15万~50万円 |
| 浴室 | 50万~150万円 |
| ガス給湯器 | 15万~25万円 |
| 脱衣所・洗面所 | 15万~50万円 |
| 壁紙・天井クロス | 800~1,500円/m2 |
| 壁・天井ペンキ塗装 | 1,500円/m2 |
| 壁タイル張替え | 1万~3万円/m2 |
| フローリング張替え | 2万~6万円/畳 |
| クッションフロア張替え | 2.5万~3.5万円/畳 |
| 間仕切り・ドア新設 | 8万~25万円/箇所 |
| 間仕切り撤去 | 7万~23万円/箇所 |
費用の内訳は、工事費(人件費など)が約40~50%、材料費(資材・機器など)が30~40%、諸経費(現場管理費や廃材処理費など)が10~20%程度を占めるのが一般的です。設備や材料の選び方、工事範囲によって見積もりが大きく変動するため、内容をよくチェックし、自分の希望や予算の優先順位を施工会社に明確に伝えることが重要です。
また、費用は、選ぶ素材や設備のグレードによって大きく変わります。そのため、見積もりを確認する際は、内容だけでなくグレードまでしっかりチェックすることが大切です。
「設備は、メーカー定価が記載された見積書や間取図、3Dパースなどの資料を用いて提案してくれる会社が安心です。打ち合わせも、口頭だけではなく、記録をしっかりとって書面で残してくれる会社が安心ですね」
見積もりは会社ごとに書式が異なり、ぱっと見ただけでは比較しづらく、不安を感じることもあるかもしれません。その場合は 「設備費または素材費+工賃〇万円(工期〇日)」といった費用の根拠となる部分に注目して比較するとよいでしょう。
ひとつ意識しておきたいのは、予算を正直に伝えることです。
「初めてのリフォームなどで不安に思い、足元を見られないようにとあえて予算を低めに伝えたくなることもあるかもしれません。そうすると、その金額の範囲で選んだ設備・仕様でのご提案となってしまい、お施主様が本当に求めていたプランに届かない可能性があります。見積もりは、お施主様の要望を最大限かなえようとご提案するものです。正確な予算とやりたいことの優先順位を教えてもらえると、ベストなご提案ができると思います」

工事以外にかかる費用相場
内装リフォームでは、実際の工事費用以外にもさまざまな費用が発生します。リフォームの規模や内容、お客様の状況によって金額は大きく異なりますが、主に以下の費用が挙げられます。
内装リフォームの費用を抑える5つのコツ
内装リフォームはいくつか工夫を取り入れることで、予算を効果的に抑えることが可能です。ここでは、内装リフォームのコストダウンにつながる代表的な5つのポイントを解説します。
1. レイアウトや床、天井などは既存のものを活かす
リフォーム費用を抑える最も基本的なコツは、「既存の使える部分を極力残す」ことです。まず、間取りの大幅な変更を避け、現状のレイアウトを活かすことで、工事コストの増加を防げます。壁の撤去などを伴う大規模な間取り変更は、解体撤去費だけでなく、新たな壁や床の張替え費用、電気工事などが追加発生するため、トータルで高額になりがちです。必要最小限の変更に絞ることで、予算の大幅削減につながります。
また、床や天井も既存のものを活用するのがおすすめです。特に床は、古いものを撤去して新調する場合、解体撤去費や廃材処理費が別途かかります。一方で、既存の床材の上から新しいフローリングやクッションフロアを重ね張りする方法なら、撤去費用や工期の削減が可能です。ゴミも少なく済み、結果的に総費用をグッと節約できます。ただし、重ね張りによってできる床の段差には注意が必要で、ドアや扉の調整が必要になるケースがあるため、事前に確認しておくと安心です。

2. リフォームは一度にまとめて実施する
内装リフォームの費用を抑えるには、工事をできるだけ一度にまとめて行うことが重要です。「今回はリビングだけ」「次回は廊下を」といったように、部分的なリフォームを何度も繰り返すと、そのたびに発生する人件費や出張費、設置費用などが積み重なり、結果的に費用がかさんでしまいます。
一方で、複数箇所をまとめて工事する場合は工程の効率化ができ、人件費や資材費を抑えることが可能です。リフォーム会社の中には、お得なパッケージ価格を用意しているところもあり、費用対効果の高い選択につながることがあります。
近いうちに必要になる工事がある場合は、それらも含めて一度にまとめて行うのがおすすめです。
3. 補助金を活用する
内装リノベーションと一緒に耐震補強工事や断熱工事などを行う場合、補助金制度を利用できることがあります。また、バリアフリー工事を行う際にも、補助金の対象となることがあります。
ただし、補助金制度は年度ごとの設定が多く、予算の上限に達すると受付期間中でも募集を締め切られる場合があります。また、補助金の申請には「登録された施工業者でのリフォーム工事」であることが条件となる場合が多いため、事前にリフォーム会社に補助金申請の可否や対応状況をしっかり確認してください。
国の助成制度だけでなく、市区町村独自の補助金が用意されているケースもあります。地域により内容や条件が異なるため、早めに居住地の自治体窓口にも相談し、詳細情報を入手しておくことをおすすめします。
4. 施主支給でリフォームを依頼する
施主支給とは、リフォーム会社に工事を依頼する施主自身が、使用する建材や設備、パーツなどを自分で購入して用意することです。こだわりたいアイテムを自分で選ぶという意味合いもありますが、費用を抑える目的で施主支給を選ぶケースも少なくありません。
「実際に、費用を抑えるためにご自身で調達される方も多くいらっしゃいます。インターネットでしか調達できないものもあり、そういったものは施主支給になりますね。ただ、いくつか注意点があるので気を付けてください」

5. 必ず相見積りをとり費用を比較する
内装リフォームの費用を無理なく抑えるには、複数の会社から見積もりをとり、内容を比較する「相見積り(あいみつもり)」が欠かせません。
1社だけでは工事内容や価格が妥当かどうか判断しにくいため、2~3社から同じ条件で見積もりをとることで、費用の相場感やプランの違いが見えてきます。
見積書を見る際は、以下のポイントをチェックします。
また、金額だけで判断せず、プラン内容や保証の有無も含めて総合的に比較することが重要です。
内装リフォームの依頼~完了までの流れ
内装リフォームは、準備から完了までいくつかのステップがあります。ご自身の希望を明確にし、リフォーム会社と協力しながら進めていくことで、理想の住まいを実現できます。ここでは、リフォーム会社への相談から工事完了までの一般的な流れを解説します。
1. 予算や要望を伝えて相談し、見積もりを依頼
リフォームを具体的に検討し始めたら、まずはリフォーム会社に相談しましょう。このとき、予算や希望する工期、どのような空間にしたいかなど、具体的な要望をできるだけ伝えることで、大まかな費用感をつかむことができます。
また、複数の会社に相談して、担当者との相性や提案内容を比較検討することも大切です。
2. 現地調査
より詳細なリフォームプランを作成するために、リフォーム会社による現地調査が行われます。建物の築年数が古い場合は、自分たちでは気づかない劣化箇所が見つかる可能性もあるため、全体的なチェックをしてもらうことをおすすめします。
また、間取りの変更を伴うリフォームを希望する場合には、建物の構造上、実現できないプランもあります。現地調査の際に、そうした制約についても確認し、より正確な工事費を見積もってもらいます。
3. リフォーム会社と契約
現地調査の結果と見積もり内容に納得できたら、リフォーム会社と正式に契約を締結します。契約書には、工事内容、費用、工期、支払い条件、保証内容などが明記されているので、内容を十分に確認してから署名・捺印します。
4. 工事前の準備
契約後、工事に向けた準備を進めます。内装に使用する壁紙や床材などの素材、キッチンやお風呂といった設備の具体的な種類や色などを最終的に決定します。リフォーム内容によっては、工事期間中に住み続けることが難しい場合もあるため、必要に応じて仮住まいへの引越し準備も必要になります。「施主支給」を利用する場合は、このタイミングで工事に間に合うよう手配を進めます。
5. 工事
すべての準備が整ったら、いよいよリフォーム工事が始まります。工事中は、リフォーム会社が工程管理を行い、職人が作業を進めます。騒音や粉じんが発生することもあるため、近隣住民への配慮も忘れないようにしてください。
6. 引き渡し
工事が完了すると、リフォーム会社から引き渡しの連絡があります。引き渡しの際には、契約通りの工事内容になっているか、壁や床に傷がないかなど、細部まで自分の目で確認してください。万が一、不備や傷が見つかった場合は、その場でリフォーム会社に伝え、適切に対応してもらいます。最終確認が完了し、問題がなければリフォームの完了です。
内装リフォームを行う際の注意点
内装リフォームを成功させるには、事前の計画と確認が欠かせません。思い通りの仕上がりを実現するためには、見落としがちな注意点にも目を向けておくことが大切です。ここでは、工事前に確認しておきたいポイントや、施工中・引き渡し後にトラブルを避けるための注意点について解説します。

建物の耐久性によってはリフォームできない場合がある
内装リフォームを検討する際、特に注意が必要なのが建物の耐久性です。築年数が古い一戸建て住宅やマンション、アパートの場合、長年の使用や経年劣化により、建物全体の構造や基礎部分の強度が低下している可能性があります。
このような状況で無理に内装リフォームを進めると、工事中に建物に大きな負荷がかかり、既存の構造にダメージを与えたり、建物の安全性が損なわれたりするリスクがあります。最悪の場合、工事の途中で中断・中止せざるを得なくなるかもしれません。
リフォーム会社は工事を始める前に現地調査を行いますが、その際に建物の耐久性に問題があると判断された場合は、希望通りのリフォームが難しかったり、あるいは大規模な補強工事が必要になったりすることがあります。場合によっては、リフォームではなく建て替えを検討するほうがよいケースもあるため、専門家からの意見をしっかりと聞き、建物の状態を正確に把握することが重要です。
追加工事など想定外の費用が発生する場合がある
建物の耐久性に問題がなく、リフォームが可能と判断された場合でも、いざ工事を始めてみると予期せぬ追加工事が発生することがあります。例えば、壁や床を剥がした際に構造部分の劣化や腐食が見つかり、補強工事が必要になるケースは少なくありません。
こうした追加工事は、当初の見積もりには含まれていないことが多く、結果として費用が大幅に増える可能性があります。また、工期の延長により人件費や資材費が追加で発生することもあるため、ある程度の予備費を見込んでおくと安心です。
あらかじめリフォーム会社に「追加費用が発生する可能性」と「その際の対応方法」についてしっかり確認しておき、予算とスケジュールに余裕を持たせることが重要です。
マンションのリフォームは管理会社に連絡すること
マンションで内装リフォームを行う場合に重要なのが、必ず事前にマンションの管理会社または管理組合に連絡し、管理規約を確認することです。
マンションには共有部分と専有部分があり、リフォームできる範囲や内容が細かく定められているのが一般的です。例えば、以下のような項目が管理規約で決められていることがあります。
「規約の確認などは、リフォームプランに関わるので、見積もりをつくる前にリフォーム会社の方で代行して確認するケースもあります。マンションによっては、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更ができない、フローリング材の遮音等級の制限がある、などプランと見積もりに関わる制限があるのです」
それから、マンションの規約とは関係なく、専有部のリフォームの注意点としてひとつ。プランを決定する前にちょっとだけ気に留めておいてほしいことがあります。
「部屋数を増やしたときに、十分なサイズの窓がない部屋ができてしまうケースです。例えば、住む分には3LDKのように使っていても、法律上は居室ではなく収納となります。売却時には2LDKSという表記で世に出ますから、売りやすさに影響する可能性があります」
知らなかった、ではなく、納得してプランを選べると安心です。
工事日程を確認し、仮住まいを確保する
リフォームの内容によっては、工期が長くなる場合があります。そのため、あらかじめリフォーム会社に日程を確認し、必要に応じて仮住まいを確保しておきましょう。住まい全体に手を入れるリフォームでは、自宅に住みながらの生活が困難になるケースもあり、特に小さな子どもがいる家庭では一時的な引越しを検討するのがおすすめです。
仮住まいには、マンスリーマンションや賃貸住宅、ビジネスホテルなどさまざまな選択肢があります。早めに探し始めることで、希望に合った物件を見つけやすくなります。物件によっては敷金・礼金不要で家電付きのところもあり、初期費用を抑えることも可能です。工事のスケジュールにあわせて無理のない生活ができるよう、早期の準備が重要です。
内装リフォームが得意な会社に依頼する
リフォーム会社にはそれぞれ得意分野があり、水まわりに強い会社や外装専門の会社も少なくありません。内装リフォームを検討している場合は、内装工事を得意とする会社に依頼することが重要です。内装が得意な会社であれば、間取りの変更や床・壁・天井の仕上げ、デザイン面においても的確な提案が期待できます。
依頼前には、ホームページやSNSで過去の施工事例を確認し、自分の希望に近いリフォームを手がけた実績があるかをチェックしてください。特に、和室から洋室への変更やリビングの拡張など、具体的な希望がある場合は、同様の施工経験が豊富な会社を選ぶと安心できます。
【500万円以内】おしゃれな内装リフォームの施工例10選
内装リフォームの費用は、数十万円の部分的なものから、間取り変更を伴う大規模なものまで多岐にわたります。中でも500万円という予算は、多くの人が検討する人気の価格帯です。
「キッチン、浴室、トイレ、洗面脱衣所といった水まわり設備の入れ替えと、全体の壁や床などの表装の張替え、ひとつ壁をとる程度の軽い間取り変更くらいまでなら500万円の予算で検討可能です」
「LDKだけなら、キッチンの向きを変えたりオープンキッチンにし、設備を入れ替えてデザインをつくりこんだりと、かなりこだわったことが可能になります」
ここでは、実際に500万円以内で実現した、おしゃれな内装リフォームの施工事例を10件紹介します。
※費用はリフォーム当時の概算です。現在同じ費用で施工できるとは限りません。
110万円の施工事例/収納力たっぷりのロフト付き子ども部屋をつくる

もともと工場で使われていなかった1階を居住空間として全面改装し、3mという天井の高さを活かしてロフトを造作した子ども部屋の事例です。ロフトの下にカウンターを設け、勉強スペースや収納場所として使えるようになっています。収納もたっぷり用意してあります。
| 物件タイプ(築年数) | 一戸建て・築35年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 110万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 約8.1m2 |
| 設計・施工 | ナサホーム |
135万円の施工実例/北側の居室に断熱工事をして使える和室に

北西に位置する洋室を和室にリフォームした事例です。断熱工事を行い、寒さや結露といった不具合を解消すると同時に遮音性もアップして、住環境がグッと改善されました。琉球風畳で趣のある和室になり、客間としても重宝。居心地のよい空間へと生まれ変わりました。
| 物件タイプ(築年数) | マンション・築39年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 135万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 11.35m2 ※収納含む |
| 設計・施工 | JS Reform(日本総合住生活) |
389万円の施工事例/インテリアにも配慮して使い勝手のよい水まわりに刷新




動線に配慮し、使いやすくレイアウト変更した事例です。壁付けだったI型キッチンを対面式のオープンなL型に変更し、開放的にしました。浴室は1618サイズと、ゆとりのあるサイズを実現。キッチンやトイレにデザイン性の高い機能性タイルを採用するなど、意匠にもこだわっています。全面リフォームのうち、水まわりの費用を概算で算出しています。
| 物件タイプ(築年数) | 一戸建て・築20年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 389万円 ※概算費用、2016年施工 |
| 施工面積 | ー |
| 設計・施工 | 山商リフォームサービス |
392万円の施工事例/キッチンを独立型からオープンにしてLDKを開放的に

閉塞感があったセミクローズ型キッチンからオープンタイプに変更し、LDKを開放的にした事例です。リビングの木目の美しい突板のフローリングに合わせ、木目調のキッチンをセレクトし、カフェのようなキッチン空間を実現しています。カウンターで食事をするため、ダイニングセットが不要になり、リビングにゆとりが生まれました。
| 物件タイプ(築年数) | 一戸建て・築14年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 392万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 約35.2m2 |
| 設計・施工 | 東京ガスリノベーション |
490万円の施工実例/4LDK→1LDKで広々LDKをこだわりのむく素材で実現

中古物件のリノベーションでスケルトンリフォームした事例です。4LDKというコマ切れの間取りを、小さな子どもとのびやかに過ごしやすい1LDKに整理しています。将来は必要に応じてまた仕切れるよう計画されています。自然素材をふんだんに取り入れた広々としたLDKは、むくの杉材を市松張りにした床が印象的です。
| 物件タイプ(築年数) | マンション・築33年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 490万円 |
| 施工面積 | 約68.8m2 |
| 設計・施工 | アクアラボ |
397万円の施工事例/閉鎖的なキッチンをオープンに開放

以前は壁に覆われ暗かったキッチンを、開放的なオープンキッチンにした事例です。構造上の都合により、完全にフラットにはできませんでしたが、天板の加工や特注の強化ガラスを採用するなど、最大限に開放的なキッチンを実現しました。和室もリビングとひと続きにして、広々とした空間に生まれ変わっています。
| 物件タイプ(築年数) | マンション・築18年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 397万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 約61.96m2 |
| 設計・施工 | 東京ガスリノベーション |
403万円の施工事例/シックなトーンでまとめたおとなのくつろぎ空間を実現

築33年で一度もリフォームされていなかった2DKの物件を、壁を撤去して広々としたワンルームにした事例です。ベッドスペースは透明なガラスパネルで緩やかに区切り、開放感とスタイリッシュな雰囲気を両立させました。在宅時の夜の過ごし方を重視し、調光可能なダウンライトで照明を演出。夜景を眺めながらお酒を楽しめる、おとなのくつろぎ空間が誕生しました。
| 物件タイプ(築年数) | マンション・築33年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 403万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 約43.39m2 |
| 設計・施工 | 朝日住宅リフォーム |
470万円の施工事例/光と風、むく材の温もりが心地よいLDKが誕生

部分リフォームを経て、さらなる住み心地を求めて再リフォームを実施した事例です。2階の洋室2部屋の間仕切りを撤去し、吹抜けのあるLDKに変更しました。床にはむくパイン材を用い、キッチンカウンターや腰壁、スリット格子などにも木材を取り入れ、ナチュラルで温もりある空間に仕上げました。自然素材と開放感が心地よい住まいです。
| 物件タイプ(築年数) | 一戸建て・築29年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 470万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 約61.02m2 |
| 設計・施工 | リフォーム工房 |
458万円の施工事例/和室をなくして大空間のリビングダイニングを実現

和室をリビングと一体化させることで、開放的な大空間LDKに一新した事例です。キッチンはI型からL型に変更し、コーナー収納を設けることで空間を有効活用しました。LDKの床材は、愛犬との生活に配慮し、デザイン性と掃除のしやすさを両立したものを選定。ご家族と愛犬が自然とリビングに集まる、広々として住みやすい空間が実現しました。
| 物件タイプ(築年数) | 一戸建て・築19年 |
|---|---|
| リフォーム費用 | 458万円 ※概算費用 |
| 施工面積 | 約36.0m2 |
| 設計・施工 | LIXILリフォームショップ ヒロタ |
まとめ
内装リフォームは、住まいの雰囲気や機能を一新し、より快適な暮らしを実現するための有効な手段です。費用相場はリフォームの内容によって大きく変動しますが、本記事で紹介した費用を抑える5つのコツを参考にすることで、予算内で理想のリフォームが叶えられます。
リフォームを行う際には、建物の耐久性や追加工事の可能性、マンションの場合は管理規約の確認など、いくつかの注意点があります。特に、リフォーム会社選びは重要で、内装リフォームを得意とする実績豊富な会社に依頼することで、トラブルのない、スムーズな工事が期待できます。
今回の施工事例でご紹介したように、500万円以内でも工夫次第で多様なデザインや機能を持った空間を実現することが可能です。
●取材協力
ナサホーム
大阪を中心に関西一円、名古屋までを営業エリアとする、「快適生活提案型」のリフォーム専門の工事会社。
構成・取材・文/竹入はるな