窓のガラスが割れたら、早めの修理やガラス交換が必要です。交換するガラスは、それまでと同じガラスがいいのでしょうか? それとも複層ガラスなど断熱性能の高い窓ガラスに換えることもできるのでしょうか? 交換できるガラスの種類などを、窓ガラスのメーカーである日本板硝子ビルディングプロダクツ株式会社の高原正弘さんに伺いました。あわせてガラス交換の費用の目安も紹介します。
窓・サッシリフォームの費用相場ともらえる補助金。断熱窓で、冬暖かく、夏涼しく

記事の目次
窓ガラスは主に3種類に分けられる
窓ガラスにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。その違いを知っておけば、ガラスを交換することで住まいの機能を向上させることができます。
窓ガラスの種類は、見た目などの形状で分ける方法と、機能で分ける方法がありますが、ここでは形状で「単板ガラス」「複層ガラス」「合わせガラス」の3種類に分けて紹介します。
単板ガラス(一枚板のガラス)の種類
単板ガラスは文字どおり、一枚のガラスで構成されたガラスです。他の複層ガラスや合わせガラスと比べて、一般的に安価なガラスです。
フロートガラス
フロートガラスというと、あまり聞き慣れないかもしれませんが、一般的によく使われる透明なガラスです。透視性が高く、窓のほかにもガラステーブルなどの家具に用いられることもあります。
「フロートガラスを加工するなどして他の種類のガラスや、複層ガラスなどが作られます(高原さん、以下同)。

すりガラス(すり板ガラス)
フロートガラスの片面に小さな傷を付けることで、ガラスの向こう側がはっきり見えないという特徴を備えたガラスです。
採光性はありますが、視線を遮れるので、お風呂やトイレをはじめ、プライバシーを守りたい場所に適しています。
昭和初期には一般家庭に広まったと言われるほど歴史の古いガラスですが、「最近は同様の効果がある型板ガラスがあるので、一般家庭にはあまり使用されていません」。

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型板ガラス
フロートガラスの片面に小さな凹凸を付けることで、ガラスの向こう側がはっきり見えないという特徴を備えたガラスです。
「上記のすりガラスと同様、採光はしたいけれど視線は遮りたいという場所に適しています。ガラスの厚みもいくつかあり、それによって使用できる面積が変えられます」。

網入りガラス
ガラスの中に金属製の網(ワイヤー)が封入されているガラスです。
「防火ガラスの一種です。一見、網が入っているので防犯用と間違われがちですが、叩けば簡単に割れてしまいますし、網も手で引きちぎれます」。
では、なぜ網が入っているかと言えば、火事の炎で、ガラスが割れて大きな開口ができないようにするためです。
「開口ができれば、そこから炎が侵入して延焼を招きます。しかし網を入れることで割れてもガラスの破片が落ちにくくなり、開口ができにくくなるのです」。
ちなみに、防火ガラスには、網のないタイプもあります。

防火ガラス
防火ガラスにはいくつか種類があり、網入りガラスもその1つです。さらに、網のない防火ガラスもあります。
「ガラスは炎によって温度差ができると割れるのですが、それに耐えられる耐熱強化ガラスを使った防火ガラスです。網入りガラスと違って、普通の窓のような透視感があります」。

強化ガラス
台風などの強い風や、人がぶつかるとガラスが割れることがありますが、風や人という衝撃に対して、通常のガラス(フロートガラス)より3〜5倍程度の強度を備えたガラスを強化ガラスと呼びます。
「強いと言っても、アイスピックなど先端が鋭いもので突くと、割れてしまいます。ただし、割れた際に、破片が粒状になるのが強化ガラスのもう一つの特徴です。普通はガラスが割れると、その破片で人が傷つくことがありますが、強化ガラスならその心配が減ります」。
こうした特性から、公共施設の出入り口など、大勢の人が使うような場所で使用されます。また、割れてもケガをしにくいため、お風呂の窓にも適しています。

複層ガラスの種類
複層ガラスとは、2枚以上のガラスとガラスの間に空間を設けることで、断熱性能などの機能を備えたガラスです。
複層ガラス(ペアガラス)
複層ガラス(ペアガラス)とは、2枚以上のガラスを組み合わせたガラスを指します。
「ガラスとガラスの間に空気層やガス層が設けられますが、一般的には空気層が用いられます。空気は熱伝導率が低いので、断熱性能を高めたいときに用いるガラスです」。
さらに熱伝導率の低い、アルゴンガスやクリプトンガスなどもありますが、こうしたガスは、下記で説明するLow-E複層ガラスに封入した形で使用されています。

Low-E複層ガラス
複層ガラスの中でも、ガラスの片側の内側にLow-E膜という特別な金属膜をコーティングしたものをLow-E複層ガラスと呼びます。上記の複層ガラスよりも断熱性能が高いガラスです。
Low-E複層ガラスは、中空層を広げたり、空気よりも断熱性能の高いガスを用いることで、断熱性能が高くなります。
「Low-EとはLow Emissivity(ロー・エミシビティー)の略で、放射(Emissivity)が低いという意味です。これにより、冬は暖房による暖かさが外へ逃げにくくなりますし、ガラスの日射の遮熱性を高めることもできるので、夏の暑さを室内に伝えづらくします」。

真空ガラス
複層ガラスの一つで、ガラスとガラスの間が真空になっているガラスです。
「真空の熱伝導率はほぼゼロなので、空気層やガス層に比べて断熱性能が高いという特徴があります。0.2mmの真空層で空気層の12mmより断熱性能を高められるため、単板ガラス用のサッシに収まる程度にガラスの厚みを抑えても、高い断熱性能があります」。

合わせガラス
合わせガラスとは、2枚以上のガラスの間に中間膜(樹脂フィルム)を挟み込んだガラスです。中間膜の性質次第で、機能が変わります。
防犯ガラス
ガラスの間に強靱な中間膜が挟まれているので、ドライバーなどの工具で穴を開けたり、バールなどで叩いて割ろうとする行為に対して穴が開きにくい、割れにくいガラスです。なぜならガラスが破損しても、中間膜にガラスが接着しているため、割れたガラスが飛び散らないので、なかなか開口ができないからです。
「泥棒は侵入までに5分以上かかると、たいていは諦めます。また、何分も窓を叩いていれば音がしますから、周囲に気づかれる可能性もあります」。
なお、こうした防犯性の高い防犯ガラスを求める際は、「CPマーク」の表示がついたものをおすすめします。CPマークは、警察庁や国土交通省をはじめとする官民合同会議が制定した試験に合格した建物部品(ガラスなど)に付与されるマークです。

防音ガラス
防音方法は、内窓を備えるなどいくつかありますが、窓のガラスを防音ガラスにするという方法もあります。
「ガラスを厚くするほど防音性能は高まりますが、効果がはっきりわかるくらいに高めようとすると、一般住宅ではほとんど扱われないようなガラスの厚みが必要になります。しかし、合わせガラスの中間膜に、特殊な膜を使用することで、ガラスをあまり厚くしなくても防音性能を高めることができます」。
ただし、窓の防音対策にはサッシの気密性を高める必要もあります。そのため、防音ガラスを用いたいときは、ガラスだけでなく窓全体を交換するようにしましょう。

単板ガラスは、ガラスだけ交換できる
単板ガラスは、ガラスが破損したり割れた場合、基本的にサッシはそのままで、ガラスのみ交換できます。同じ種類で同じ厚さのガラスだけでなく、条件が合えば別の単板ガラスにも交換が可能です。

ガラスのみ交換なら費用を抑えやすい
基本的に単板ガラスは、既存のサッシを替えなくても交換が可能です。サッシの分、費用を抑えやすくなります。
さらに、単板ガラスから断熱性の高い真空ガラスなどへも交換できる場合があります。
「ガラスのみの交換でポイントになるのは、サッシの溝幅とガラスの厚みの関係です。サッシの溝幅よりも薄いガラスであれば、基本的に交換ができます。単板ガラスから真空ガラスに交換できる理由は、真空ガラスが一般的な複層ガラスに比べてかなり薄いからです」。
よくある単板ガラスを用いたサッシの溝幅は9mm程度。対して真空ガラスは約6mmから種類があります。そのため、既存のサッシに入れられるというわけです。
「ただし、網入りガラスを使った真空ガラスは厚みがあるため、多くの場合は網入りガラスからの交換が難しいです。また、まれにサッシの形状によってガラス交換ができないこともあります」。
ガラス交換を依頼する前に、施工会社に見てもらってから判断するようにしましょう。
単板ガラスから複層ガラスや合わせガラスへ交換する方法
単板ガラスが破損したのを機に複層ガラスや合わせガラスに変えたい場合、サッシの溝幅に収まるガラスの厚みであれば交換可能ですが、たいていはガラスのほうが厚いため、交換できません。
その場合、サッシごと窓を交換するか、サッシの枠を残すカバー工法を使うことで複層ガラスや合わせガラスの窓に交換することができます。
サッシ交換やカバー工法が利用できるが、費用が高くなる
既存のサッシに複層ガラスや合わせガラスが収まらない場合、「サッシ交換」か「カバー工法」で窓ごと交換します。
サッシとは、一般的に壁との間に備える「枠」と、ガラスを収める「框(かまち)」部分を指します。アルミサッシとは、この「枠」と「框」がアルミ製であるということです。ちなみに、框とガラスは「障子」と呼ばれています。
サッシ交換は、枠と框、ガラスをすべて交換する、つまり窓をまるごと交換する方法です。
またカバー工法とは、既存の枠を残して、その上から新たな枠を覆い被せて取り付ける方法です。框もガラスも新しいものになります。

どちらも、ガラスのみの交換と比べて、材料費や工事費、既存の窓の廃棄料もかかるため、費用は高くなります。ただし、サッシ交換と比べてカバー工法は外壁や内壁工事が不要になるため、その分の費用が抑えられます。
サッシ交換なしで交換できる複層ガラスや合わせガラスとは
単板ガラスを用いた既存のサッシの溝幅に収まる可能性のある複層ガラスや合わせガラスには、下記のようなガラスがあります。
真空ガラス
真空ガラスは複層ガラスの1つです。ガラスの間の層である真空層は熱伝導率がほぼゼロなので、空気層やガス層を使った同じ断熱性能の複層ガラスよりも薄くできるのが特徴です。
「弊社の真空ガラスの場合、機能の違いでガラスの厚みは6.2mmから用意しています。一般的なアルミサッシの溝幅は9mm、広いものなら12mmもありますから、たいていの単板ガラス用のサッシで交換することができます」。
アタッチメント付き複層ガラス
アタッチメント付き複層ガラスとは、単板ガラスが収まっていた細い溝幅にも収められるように、アタッチメント(装着部品)を備えた複層ガラスのことです。既存のサッシをそのまま使って、溝幅より厚みのある複層ガラスを収められるので、以前より断熱性能を高められます。
ただし、既存のサッシは単板ガラスを前提に作られているため、引き違い窓などでは開閉時に厚みの増えたガラス同士が干渉したり、網戸も開閉しにくくなってしまう場合があります。
「もともとは、既存のアルミサッシの断熱性能を高めるために考えられた方法ですが、現在ではアタッチメントなしで入る真空ガラスがあるので、その意義が薄れています」。

防犯ガラス
合わせガラスである防犯ガラスも、ガラスの厚さとサッシの溝幅次第では交換できるケースがあります。施工会社に確認してみましょう。
なお、防火ガラスや同じ合わせガラスの一種である防音ガラスも、既存のサッシに収められる場合があります。
ただし防火窓は、ガラスだけでなくサッシを含めた窓全体で認可を受けていますから、ガラス交換だけでは防火設備として使用できないことが多く、注意が必要です。
また防音ガラスも、ガラス部分だけ防音にしても、サッシ部分の防音性能は変わらないので、ガラス交換だけでは防音効果はあまり期待できないでしょう。
内窓は既存サッシをそのまま残して設置可能
断熱性能を高めるために単板ガラスの窓から、複層ガラスやLow-E複層ガラスの窓に変えたい場合、ガラス交換ではなく、内窓を備えるという方法も検討してみましょう。

手軽に窓の断熱性を上げられる
内窓とは、屋外に面している既存の窓の、室内側に追加する窓です。一般的に、窓の断熱性能を高めるために備えるので、主に複層ガラスやLow-E複層ガラスが使われています。
工事が簡単なため、窓1面なら最短1時間、半日もあれば済みます。また外側の既存の窓と内窓との間にも空気層が生まれることになるので、防音性も高まります。
一方で、外気を取り入れたり、外へ出る際などに窓を2回開けなければなりません。また掃除の手間も増えます。
とはいえ工期が短く、外窓を交換するよりも費用を抑えやすくなるので、手軽に窓の断熱性能を高められます。
単板ガラスの交換にかかる費用相場
既存の単板ガラスを、同じ単板ガラスに交換する場合の費用の目安は下記の通りです。サッシの溝幅に収まるサイズであれば、違う種類の単板ガラスに交換することもできます。
ただし、ガラスの交換はいくつか方法があり、ガラスの種類や施工会社によっても費用が異なります。下記はあくまでも目安として活用し、できれば複数の施工会社に見積もりを依頼して比較してから依頼するようにしましょう。
| 新しい単板ガラスの種類 | 交換費用の目安(材料費+工事費) |
|---|---|
| フロートガラス | 1万円〜2万円/1枚 |
| すり板ガラス | 1万5000円〜2万5000円/1枚 |
| 型板ガラス | 1万5000円〜2万5000円/1枚 |
| 網入りガラス | 4万円〜5万円/1枚 |
| 強化ガラス | 2万円〜3万円/1枚 |
機能ガラスの交換にかかる費用相場
単板ガラスでも、サッシの溝幅に収まる複層ガラスであれば、交換できます。交換費用の目安は下記の通りです。
ただし、ガラスの交換はいくつか方法があり、ガラスの種類や施工会社によっても費用が異なります。下記はあくまでも目安として活用し、複数の施工会社に見積もりを依頼して、比較検討をしてから依頼するようにしましょう。
| 新しい複層ガラスの種類 | 交換費用の目安(材料費+工事費) |
|---|---|
| 真空ガラス | 8万円〜14万円/1枚 |
| アタッチメント付き複層ガラス | 3万円〜5万円/1枚 |
| 防犯ガラス(合わせガラス) | 4万円〜7万円/1枚 |
ガラス交換に利用できる補助金
ガラス交換に補助金を利用できるケースがあります。
先進的窓リノベ2025事業
「先進的窓リノベ2025事業」とは、既存の窓やドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアにリフォームする費用に対する、国の補助金制度です。
ガラス交換だけでも補助金の対象になりますが、利用には注意が必要です。
「同事業ではガラス交換の場合でも、サッシも含めた窓全体の断熱性能に一定基準以上の性能が求められます。この基準が高いため、現状アルミサッシの場合、どれだけ高い性能のガラスに換えてもクリアできません」。
そのため、ガラスのみの交換で対象となるのは、既に窓として基準以上の性能がある樹脂窓で、ガラスの破損などにより同じガラスに入れ替える、というケースくらいになります。
ガラスを交換した窓の性能別の補助額は下記の通りです。
| 窓の性能区分 | 窓の大きさ別の補助額 |
|---|---|
| SS(Uw・1.1以下) | 大/5万5000円 中/3万4000円 小/1万1000円 |
| S(Uw・1.5以下) | 大/3万6000円 中/2万4000円 小/7000円 |
| A(Uw・1.9以下) | 大/3万円 中/1万9000円 小/5000円 |
なお、樹脂窓はガラス交換ができる窓とできない窓があります。あらかじめ施工会社などに確認してください。
【2025年版】窓リフォームでもらえる補助金。「先進的窓リノベ」「子育てグリーン住宅」などの対象窓や申請方法
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」とは、子育て世帯・若者夫婦世帯の省エネ性能の高い住宅の取得や、住宅の省エネ改修に対して支援してくれる事業です。しかし、一定の省エネ水準以上をクリアするリフォームの場合は、「子育て世帯」や「若者世帯」だけでなく「全世帯」が対象になります。
ただし、高断熱のガラスに交換するだけでは補助金の対象にはなりません。
補助金を受け取るには「開口部の断熱性能の改修(ガラス交換はこれにあたります)」に加えて「躯体の断熱工事」と「エコ住宅設備の設置」のいずれか、または両方の工事を同時に行う必要があります。 補助額は下記の通りです。
| ガラスのサイズ | 1枚あたりの補助額 |
|---|---|
| 大(1.4m2以上) | 1万4000円 |
| 中(0.8m2〜1.4m2) | 1万円 |
| 小(0.1m2〜0.8m2) | 4000円 |
保険が適用できるガラス交換のケース
ガラスが破損した理由次第では、火災保険を使える場合があります。
火災保険が適用できる場合がある
火災保険で保険金を受け取れる可能性のあるのは、主に下記の通りです。保証金額や補償の範囲は加入している保険内容次第ですから、ガラスが破損して交換が必要になったら、まず保険内容を確認してください。
●火災保険が適用になる可能性のあるケース
火災、落雷、暴風や台風などの風災、雹災、盗難、飛来物(ボールなど)など
また、つまずいたときに窓にぶつかってしまいガラスが割れた、というケースも対象になる場合があります。
一方、地震の揺れによってガラスが割れた場合は、地震保険の対象になります。
ガラス交換の注意点
ガラスの破損などで交換する場合、いくつか注意点があります。
マンションの場合は、事前に確認を
マンションでは、窓は共用部分のため、ガラスを交換する場合は事前に管理規約を確認しましょう。マンションによってはガラスの種類などが決められているので、勝手に好みのガラスに交換はできません。
目的にあったガラスを選ぶ
これまで紹介したように、ガラスにはさまざまな種類があり、それぞれに機能や特徴があります。ガラスの破損などで交換を検討する際は、まずはどんな種類のガラスがいいか、目的に応じたガラスを選ぶことが肝心です。
「また、熱割れの可能性も検討したほうがいいでしょう」。
熱割れとは、太陽の直射日光による熱によってガラスが破損することです。窓の方位、使用ガラスの品種や構成、日影の状態、カーテンの影響、施工条件などが複雑に影響します。設置したい場所を実際に施工会社に見てもらいながら、熱割れの可能性が低いガラスを選びましょう。
その際、既存のサッシをそのまま使うのであれば、サッシの溝幅に入るガラスを選ぶ必要があります。例えば断熱性能を高めることが目的であれば、窓ごと交換するか、内窓の設置も検討してみてください。
【2025年版】内窓(二重窓)リフォームの施工方法と工期。もらえる補助金も解説
見積もりをきちんととる
ガラス交換の費用の目安を紹介しましたが、ガラスの種類や施工方法、施工会社によって費用が異なります。そのため、ガラス交換する場合は、必ず複数の施工会社から見積もりをもらって、比較検討してから選ぶようにしてください。
まとめ
外に面している窓のガラスが割れたままだと、雨や風が入り込んできますから、確かに早めにガラスを交換したいところ。
しかし、紹介したようにガラスにはさまざまな種類があります。また既存のサッシの溝幅に合うガラスを選ばなければなりません。目的によってはガラスだけではなく、窓ごと交換したほうが良い場合もあります。
まずは、ガラスを交換する目的を明確にした上で、施工会社に相談して、後悔のないガラス選びをしましょう。
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取材・構成・文/籠島康弘
イラスト/徳丸ゆう
雑誌「カーセンサー」編集部を経てフリーライターに。中古車からカーシェアリング、電気自動車までクルマにまつわる諸々の記事執筆を手がける。最近は住宅雑誌の記事も執筆していて、自分が何屋なのかますます分からなくなってきた。