SUUMO(スーモ)は、住宅・不動産購入をサポートする情報サイトです。

大学生になるのを機に一人暮らしを始めるケースは珍しくありません。ただ、親元を離れて初めて一人暮らしを始めるとなると、さまざまな不安もつきまといます。そこで、本記事では大学生の一人暮らしがどのような感じなのかがイメージできるように、初期費用や家賃・食費・生活費など気になる費用のことから、一人暮らしのメリットやデメリット、部屋選びの3つのポイント、おしゃれな部屋づくりのコツなどを、実際に大学生のとき一人暮らしをしていた先輩や、現役大学生のアドバイスと一緒に紹介します。
日本学生支援機構(JASSO)の「令和4年度学生生活調査結果(令和6年3月発表)」によると、昼間部の学生において、約半分以上が一人暮らしをしていることが明らかとなっています。また「下宿・アパート・その他」に住む割合は、国立が60.4%、公立が55.2%、そして私立が28.6%と大学の種別によっても割合が異なっていることが分かります。
もちろん自己管理は必要ですが、実家暮らしと違い、門限なく自由に生活できます。大学で新しくできた友人と遅くまで遊んでも家族から怒られることはなく、面倒な報告も不要。近隣の迷惑にならない範囲で、好きな時間に好きなことをして過ごせます。部屋を自分の好みにアレンジするのも幸せなものです。
大学の近くに住めば、通学が楽になります。移動時間が短縮され、勉強やサークル活動の時間が確保しやすくなります。徒歩圏内なら、朝のラッシュに巻き込まれません。
一人暮らしでは、食事の用意、掃除、洗濯などの家事を自分で行います。生きていくために必要なスキルが、生活の中で自然に身についていきます。社会人生活が始まるときや、将来家庭を持つとき、一人暮らし経験があるのとないのとでは大きな差になるのではないでしょうか。
友達との宅飲みや、恋人とのおうちデートを思いっきり楽しめます。もちろん、一人暮らしといえども近隣の方と共同で暮らすわけですから、騒音や振動などには気をつけなければなりません。
一緒に暮らしているとき、親は子どもの生活サイクルや、健康状態、精神状態などを日常の中で知ることができます。しかし、住む場所が離れるとそうはいきません。親は、子どもがどのような生活をしているのか、元気にしているのかなど、心配が尽きないものです。親の方針にもよりますが、一人暮らしそのものに反対されたり、こまめな連絡を求められるかもしれません。
実家での家事は、親がやってくれたり、家族みんなで分担したりが一般的ですが、一人暮らしではそうはいきません。自分で食事の用意や掃除、洗濯などを行います。勉強にアルバイトに勤しみながら家事をこなすのはなかなか大変です。
一緒に暮らす人数が多いほど、一人あたりにかかる生活費は安くなる傾向にあります。一人暮らしを始めるとなると、実家ではみんなで共有していた家具や家電を自分のために買いそろえ、毎月家賃や水道光熱費、食費を支払うことになります。アルバイトを始めるとしても、出費が大きく増えるため、家族のトータルの金銭的負担は増えるかもしれません。
大学では、学校の時間割を自分で決めます。家事をしながら時間割に合わせて授業を受け、さらにアルバイトや遊びの時間を確保しようとすると、どうしても生活が不規則になりがち。夜ふかしや不摂生が続き、体調を崩すこともあります。体調不良になっても、自ら病院に行ったり、生活用品を買ったりしなければなりません。
親元を離れて一人暮らしを始めると、祖父母や両親など生活態度やお金の無駄遣いを注意する人が周りにいなくなるため、お金を使いすぎてしまうケースがあります。また、大学生はゼミやサークルの仲間などとの飲み会をはじめ、イベントへの参加も多いため必要以上にお金を使ってしまう人もいます。
お金を使いすぎてしまわないようにするために、生活費以外に使える1カ月あたりの予算を事前に決めておきましょう。アルバイトをしておらず、親元からの仕送りのみに頼っているケースでは必然的に使えるお金が少なくなるため、計画的に使うことが大切です。
中学校や高校とは違い、大学は講義がない日もあります。そのため、外出しない日が続き、出不精になってしまうケースも少なくありません。特に、ゲームや読書などインドアな趣味を持つ人はこうした傾向が見受けられます。
外出する頻度が低くなる弊害のひとつとして、運動不足が挙げられます。運動不足による筋力の低下や肥満など、健康を損なうおそれがあるため注意が必要です。早朝に散歩をするなど意識的に体を動かす習慣を身につけましょう。
部屋探しは、大体入居の1~2カ月前に行うものです。推薦入学などで早めに大学が決まる人もいますが、早めに部屋探しをしたからといって、4月入居の部屋を早めに予約しておくことはできません。
部屋探しを始めてから引越しが完了するまでは、大きく分けて「部屋探し」と「申し込み」の2つのパートに分かれます。
1. SUUMOなどの不動産サイトで住みたい部屋を探す
2. 不動産会社に問い合わせる
3. 物件を内見する
4. 住みたい物件に申し込む
5. 入居審査を受ける
6. 契約を結ぶ
7. 引越し
部屋探しパートは、大体1カ月程度かかりますが、こだわりによっていくらでも長くなってしまいます。住みたい部屋はあらかじめいくつか候補を挙げておき、内見は同じ日に複数の物件を見に行くなどして、期間が延びないようにしましょう。
申し込みパートは、基本的に10日間ほど。延びるとしたら、入居審査のタイミングです。入居審査では、「きちんと家賃を支払い続けるための収入があるか」などが確認されます。自分が契約者となる場合、収入は不安定なアルバイト代のみとなってしまいますが、連帯保証人である親の収入が安定していれば審査に通りやすいですし、入居者ではなく親が契約者になるパターンもあります。
2月中旬から部屋探しをして、3月末には引越しを完了させるスケジュールを紹介しています。
大学生の部屋選び。同じ大学生の人たちはどのように決めているのか、気になりますよね。
そこで、大学生へのアンケートの結果と、現役女子大生のAさんに取材した内容を紹介します。
部屋を探す方法はいくつかあり、大学生には主に次の3つが使われています。
・大学生協を利用する
・不動産会社に直接聞きに行く
・SUUMOなどの不動産探しサイトで物件検索をして選ぶ
不動産サイトには多くの物件があるため、手軽にネットで調べて希望エリアの家賃相場などを確認してみるのがすすめです。
ここからは、部屋選びの条件として大切な「家賃・間取り・立地」の3要素を紹介します。みんなはどのくらいの家賃や間取りを選んだのでしょうか。

関東地方一都六県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の大学生の家賃は6万円台が最も多く、21.9%を占めています。次に多いのは4万円未満で17.5%。4万円~6万円台で全体の約半分を占める結果になりました。
家賃は地域によって大きく異なります。同じ6万円台でも、都内23区と都下、他の都道府県でも地域によっては、住める家の広さや設備が大きく変わってきます。
地域の家賃相場は、賃貸情報を検索して調べたり、その地域に住んでいる先輩や知り合いに聞いてみましょう。
また、大学生が住んでいる家の家賃は、男女で違いが出てきます。次のグラフを見てみてください。

4万円未満~5万円台の物件に住んでいる比率は、男子大学生の方が高いことが分かります。特に4万円未満だと男女で16.6ポイントの差があります。逆に6万円台~9万円台の物件に住んでいる比率は、女子大学生の方が多いです。
この差は、女性の方が防犯面に気を遣うという要因があると考えられます。オートロック付きのマンションにしたり、2階以上の部屋にしたりと条件を追加すると、どうしても家賃が高くなります。

間取りは、ワンルームと1Kが半分以上を占めています。ワンルームとは、室内にドアなどの仕切りがない間取りのことをいいます。1Kとは、キッチンと部屋がドアなどで仕切られている間取りのことです。
ワンルームや1Kは間取りを示す言葉なので、広いワンルームもあれば、狭いワンルームも存在します。それでは、大学生はどのくらいの広さの部屋に住んでいるのでしょうか。
同じ調査で大学生の住んでいる部屋の広さを聞いてみたところ、42.6%の方が18平米以下と回答しました。18平米とは18m2のことで、大体11畳ほど。こちらはお風呂やトイレの広さも含んでいるので、ワンルームや1Kだと居室は6畳程度になります。
6畳の居室というと、シングルベッド、小さめのデスク、小さめのテーブル、本棚が置ける程度です。人が泊まりに来たら、家具を壁際に寄せれば床に1人用の布団を敷いて寝ることができるくらいの広さです。
間取りについてもっと詳しく
理想の一人暮らしに近づく間取り ワンルーム、1K、1LDK、2LDKそれぞれの特徴と選び方

大学生が家の立地・周辺環境で意識したもので1番ポイントが高かったのは「学校・バイト先への通いやすさ」です。58.5%の人が重視したと回答しました。2番目に高い「駅の近さ(37.7%)」も、学校やアルバイト先への通いやすさに繋がります。
「スーパー(32.8%)」、「コンビニエンスストア(23.0%)」など、近くにどのような施設があるかを重視している人も多いようです。買い物がしやすいのはもちろん、帰り道に24時間営業のコンビニがあると、治安の面でも安心感があります。
「治安の良さ」を重視すると答えた人は30.1%。知らない土地の治安を調べるためには、同じ大学に進学した先輩に聞く、不動産会社に聞くなどの方法があります。内見(部屋を見学すること)のときに、部屋の周りを歩いてみるのもいいでしょう。
大学によっては、一人暮らしを始める方のサポート窓口が用意されていることがあります。どの沿線がすすめかなど、立地の相談ができることもあるので、活用してみてください。
現在首都圏の国公立大学に通う、一人暮らしのAさんに部屋選びについて聞いてみました。
Aさん「まず、家賃は6万円以下と決めていました。今の部屋は管理費込みで5万8000円なので、条件通りです。間取りは1Kで、部屋が8畳。3畳のロフトが付きいています。部屋選びのときは、この広さが決め手になりました。立地は大学まで徒歩3分です」
家賃、広さ、立地ともに希望通りの部屋を見つけられたAさん。ただ、ひとつ想定外だったことも。それは、大学の敷地が広く、大学までは3分で到着できても、Aさんの学部の棟までは徒歩15分ほどかかってしまうことです。大学によっては、キャンパス内を自転車で移動しなければならないほど敷地が広いことがあります。また、時間帯によって開いている門が違うことも。
立地を重視する方は、実際に授業を受ける棟やそこまでの道のりも考えておきましょう。

1Kロフト付きのAさんの部屋。一人暮らし前はホームシックが不安だったけれど、いざ始まってみると自分の時間を楽しめる今の生活が気に入ったそうです。
一人暮らしを充実させるコツは、家具や小物で愛着の湧く部屋をつくり、自分で自分を楽しませることにあるのかもしれません。
不動産サイトなどで住みたい物件を選んだら、不動産会社を通じて部屋の内見に行くのが一般的。実際に部屋を見て気に入ったら、重要事項説明を受け、物件契約となります。
部屋の内見は、部屋の間取りだけではなく、マンション・アパート全体の雰囲気や街の様子を知るためにぜひ行きたいところ。ここでは契約を結ぶまでの流れについて紹介します。近年活用されているオンライン内見やIT重説についても触れていますので押さえておきましょう。
内見は、写真や間取図ではよく分からない部分を実際に見て、チェックするために行います。日当たりや水回り・空調などの設備などをくまなくチェックしましょう。
写真と実際の物件とでギャップが生じるケースも珍しくありません。ギャップを回避するためにも内見はおすすめです。近年では、オンライン内見を実施する不動産会社も増えており、自宅から手軽に内見が可能です。
現地まで足を運んだのなら、物件だけでなく周辺環境もチェックしましょう。コンビニやスーパー、病院など日常生活に必要な施設が近くにあるか、治安は良さそうかなども確認しておくと安心です。
不動産の売買や賃貸契約などでは、専門家である宅地建物取引士が買主や借主に対して重要事項説明を行います。これは、アパートやマンションを借りる際にも必須の手続きです。
重要事項説明では、電気やガスなど物件のインフラに関する整備状況をはじめ、更新に関する事項や利用の制限、管理の委託先などが説明されます。説明を受けている最中に気になる点があれば、その場で質問しましょう。
借りたい物件が見つかり、不動産会社へ申し込みをすると入居審査が行われます。審査では、家賃の支払い能力や連帯保証人の有無、入居後にトラブルを起こさないかなどをチェックするのが一般的です。
審査を無事に通過し契約を結ぶ際には、さまざまな書類が必要なので漏れなく準備しておきましょう。具体的には、契約者の印鑑や3カ月内に取得した住民票、連帯保証人の収入証明書、身分証明書、申込金、契約金などが必要です。
初めての一人暮らしだと、「家賃6万円の物件に住み始めるなら、毎月6万円用意できれば大丈夫」と思ってしまうかもしれません。
しかし、賃貸物件を借りて住み始めるときは家賃の4~5カ月分程度の初期費用がかかります。
こちらは、新しく買う家具家電とは別に、賃貸物件の管理会社や大家さんに支払うものです。
大学生の一人暮らしだと、ご両親に支払ってもらう人が多いかもしれません。ですが、今後の人生で賃貸物件を借りるとき、初期費用がどのくらいかかるのか知っておくことはとても大切です。
初期費用の項目や、安く済ませる方法についてはぜひこちらの記事を読んでみてください。
一人暮らしに必要な初期費用についてもっと詳しく
一人暮らしを始めるときの初期費用 資金は最低どれくらい必要?

部屋が決まったら、生活に必要なものを取りそろえなければなりません。大きく分けて家具・家電と細々とした日用品が必要です。
快適に日常生活を送るには、まず家具・家電が必要です。自分で家具を選んで部屋づくりをするのは楽しいもの。買い忘れや不要な買い物がないように、必要なものをチェックしましょう。
こちらに、一人暮らしに必要な家具・家電の記事があります。
一人暮らしが決まったら、まずこの記事を読んでイメージを付きてみてください。お買い物のときにも使えるよう、チェックリストになっています。
一人暮らしに必要な「家具」「家電」についてもっと詳しく
一人暮らしに必要なもの「家具」「家電」はこれ! 一人暮らしを始める前に要チェック
一人暮らしに必要なものや、反対に用意したけれど使わなかったものについて、Aさんに聞いてみました。
Aさん「電子レンジ、冷蔵庫、掃除機などの基本的な家電は最初に全部そろえて良かったと思っています。電気ケトルを買うか迷ったのですが、今は買って良かったと感じています。忙しい朝、ちょっとだけお味噌汁が飲みたいときなどにちょうどいいです。
意外と使わなかったのはテレビです。ニュースはネットでも見られるので、思ったよりテレビを見る機会がないですね。
後、友達が来たときのためにコップをいくつも買っておいたのですが、いざ使うと洗い物が大変でした。普段は自分1人で生活するので、友達が来たとき用の食器は使い捨てで良かったかもと思います」
テレビなど生活に必須ではない家電は、しばらく一人暮らしを続けてから購入するかどうかを決めてもいいかもしれません。
初めての一人暮らしだと、生活に必要なものや、必要な量を判断するのが難しいもの。はじめから高価なものをいくつもそろえるのではなく、必要性を感じてから徐々にそろえるのもひとつの方法です。

自炊するのなら、炊飯器や鍋、フライパンなど調理器具を用意しましょう。浴室で使うスポンジやボディソープ、シャンプー、コンディショナーなどの他、トイレットペーパーや掃除用具といったトイレ用品も準備します。
洗濯した衣類を干すための物干し竿や洗剤なども必要です。実家がそれほど遠くないのなら、1週間分の汚れた衣類をまとめて実家で洗濯する方法もあります。物件によっては物干し竿が備えつけられていることもあるので、事前に確認しておきましょう。
加えて、フローリングのクリーナーシートやほうき、ちり取りといった掃除道具、ごみ箱、自治体指定のごみ袋なども用意しておきましょう。
物件が決まり、家具家電を用意したら、後は新しい部屋に住み始めるだけ……と思われるかもしれませんが、実はまだまだやることがあります。
・引越し手続き
・電気、ガス、水道、インターネットの契約 を行います。
引越しは、「どの順番で」「何をやるのか」を把握して自分から行動しなければいけません。
例えば、新居のガスの契約を忘れたまま引っ越してしまうと、初日はお風呂の蛇口から冷たい水しか出ない、なんてこともあります。また、4月は引越しをする人が多いため、インターネット回線の開通に1カ月以上かかる場合も。
こういったトラブルを避けるために、引越しまでの準備や、やるべきことを知っておくことが大切です。こちらの記事では、部屋が決まってから引越しをするまでの流れに合わせて、やるべきことをリストで紹介しています。
一人暮らしを始めるまでの準備ややることについてもっと詳しく
一人暮らしの準備とやることリスト~部屋決定から引越しまで
部屋を選び、引越しを終えたら、いよいよ一人暮らしが始まります。自分で自由に生活できるのは楽しいですが、初めての一人暮らしだとお金のことも気になるのではないでしょうか。
ここからは、大学生の一人暮らしの生活費について紹介します。大学生が回答した調査結果や、現役大学生の体験談を見ていきましょう。
一人暮らしをしている人の、1カ月の支出データを見てみましょう。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 食費 | 2万1866円 |
| 保険衛生費 | 4400円 |
| 娯楽・嗜好品 | 1万825円 |
| その他の日常費 | 1万4275円 |
| 合計 | 5万1366円 |
下宿や賃貸物件で一人暮らしをしている大学生の、家賃・光熱費を除く生活費は、平均5万891円です。保険衛生費は、病院での診療代や薬代に加え、美容室代も含みます。
続いて、水道・光熱費を見ていきましょう。下宿や寮では、施設によってさまざまな支払いルールがあります。入居する施設に問い合わせてみてください。
一人暮らしの水道・光熱費の平均は以下の通りです。
一人暮らしの1カ月の水道・光熱費の平均は9272円です。水道・光熱費は、季節、地域や物件、契約している電力会社、ガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)などによって差が出ます。
そのため、特に無駄遣いをしていなくとも平均金額より高くなってしまう人もいると考えられます。無理に平均に抑えようとするのではなく、節約の知識を付きて「もったいない使い方」を減らすのがすすめです。
電気代、ガス代、水道代それぞれの平均と節約術を詳しく紹介
一人暮らしの水道・光熱費 平均でいくらくらいかかる? 節約方法もご紹介!
一人暮らしをしている大学生の家賃・光熱費を除く生活費は、1カ月平均5万1366円で、一人暮らしの水道・光熱費の1カ月平均は9272円でした。
この2つを合計し、一人暮らしの家賃以外の生活費は1カ月で6万638円と予想できます。
生活費の中で最も大きな出費である家賃です。家賃は、住む地域によって大きな差が出ます。4万円程度で十分な地域もあれば、都心だと7万~8万円かかってしまうことも。
住みたい地域の家賃相場は、SUUMOなどの不動産情報サイトで検索して調べてみてください。
相場よりも安めの物件を探したいなら、何が家賃の高い・低いに影響しているのかを知りましょう。例えば、最寄り駅の選び方。複数路線が通っていたり、急行が停車する駅は家賃がアップする傾向にあります。少し不便を我慢して急行が止まらない駅にすると、家賃の低い物件が見つかるかもしれません。
他にも、家賃のアップダウンに影響するポイントをこちらの記事で紹介しています。
一人暮らしの家賃以外の生活費は1カ月でおよそ6万円だったので、住みたい物件の家賃+6万円で、毎月の出費のイメージを付けることができます。
大学生の生活費の支出金額が分かると、気になるのが大学生の収入。それでは、大学生がアルバイトでどのくらい収入を得ているのか、どのくらい仕送りをもらっているのかを見ていきましょう。

3万円未満から8万円以上まで、回答がばらけました。3万円未満が24%と最も多く、次は3万円以上~4万円未満と8万円以上が同じ15.7%。
家賃や間取りのように、「大学生の一人暮らしならこのくらいのアルバイト収入が普通」といった数字はないようです。

大学生が1カ月にもらっている仕送り金額は、44.8%の人が0円という結果に。仕送りをもらっている人の中では、5万円以上~6万円未満が最も多く9.8%でした。
実際に現在一人暮らしをしている大学生のAさんに、アルバイト代と仕送りについて教えてもらいました。
Aさん「私は、家賃と管理費を親に仕送りしてもらっています。仕送りといっても毎月お金を振り込んでもらうのではなく、親の口座から引き落としにしてもらうかたちです。水道光熱費や食費などの生活費は、自分のアルバイト代で支払っています。
なので、親に支払ってもらっているのは家賃と管理費の5万8000円です。自分のアルバイト代は、月6万~8万円くらいです。はじめはお金のやりくりも不慣れだったので大変でした。今でも節約はしますが、普通に友達と遊びに行ったり飲み会に参加したりできます」

仕送りなしで一人暮らしをすると考えた場合、生活するための方法として奨学金の利用が挙げられます。奨学金制度は、日本学生支援機構の他、大学や自治体が独自の制度を設けているケースもあるため、気になる人は確認してみましょう。
また、大学によっては学費の免除や減免の制度を設けています。成績が一定の基準を満たす者など、定められた条件を満たすことで学費の免除や減免を受けられます。
アルバイトをかけもちするのもひとつの手です。ひとつのアルバイト先で長時間の勤務ができない、入れるシフトが少ないといったケースでおすすめです。ただ、学業に支障をきたさないよう注意しましょう。
さらに、時給の高いアルバイトを選択するのも手です。例えば、テレアポや家庭教師などの他、コンビニや居酒屋で深夜のシフトに入ると、時給が割増しになるため効率よく稼げます。
一人暮らしの醍醐味といえば、自分好みの部屋をつくれることではないでしょうか。おしゃれな雰囲気の部屋にしたい!と思っている方も多いはず。
ここからは、お金をかけなくてもできるワンルーム・1Kのインテリアのポイントを紹介します。
(1) 最初に全ての家具をそろえようとしない
(2) 背の低い家具を選ぶ
(3) 個性的な家具は1個に絞る
最初からインテリアを決めきって家具をそろえるより、必要最低限の家具で生活をスタートし、徐々に買い足すのがすすめです。
一人暮らしを続けていくと、暮らし始めたときには気づかなかったような発見があるもの。最初に全ての家具をそろえてしまうと、後から必要と分かったものが置けなくなってしまうかもしれません。
次に、背の低い家具を選ぶことです。ワンルーム・1Kの部屋で大切にしたいのが、部屋が広々と見るような工夫です。背の低い家具は圧迫感がなく、部屋が開放的に見ます。
最後に、個性的な家具は1個に絞りましょう。家具選びをしていると、お気に入りの家具に出会うことも多々あります。部屋のポイントになるような個性的な家具を置きたいなら、個数は1個に絞るのがすすめです。
例えば、モノトーンやブラウン系の部屋に個性的な色のテーブルがひとつあると、おしゃれなカフェのような雰囲気になります。
おしゃれなインテリアのつくり方をもっと知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
一人暮らしの部屋のインテリアについてもっと詳しく
一人暮らしをもっと楽しむ!おしゃれなインテリアのつくり方

インテリアとともに考えておきたいのが”快適さ”が得られるお部屋づくりです。くつろげる空間にするために押さえておきたいポイントをお教えします。
物件によって間取りや部屋の形状などが異なるため、どのようなレイアウトがベストなのかは断言できません。快適な暮らしを実現するには、アパートやマンションの内見で部屋の形状を確認しておき、その上で適切なレイアウトを考えることが大切です。
部屋のレイアウトやインテリアを考える際には、ベースとなるスタイルを明確にしましょう。「フェミニンな雰囲気にしたい」「シックで落ち着きのある空間にしたい」など、人によって目指すインテリアスタイルはさまざま。ベースとなるスタイルが明確になれば、どのようなインテリアアイテムを選ぶべきかが自然と見えてきます。
ソファを選ぶ際には、ライフスタイルからどのような大きさのものが必要かを考えてみましょう。例えば「ソファでくつろぎつつ、そのまま睡眠もとりたい」といった場合では3~4人がけ用のサイズ、またはソファベッドなどが適しています。
そして、配置にも注意しましょう。ソファを置く際には、生活の動線を考え、遮るような場所には置かないようにしましょう。
単身者向けのワンルームマンションや1Kアパートなどは、収納スペースが少なめです。このような物件の場合、見せる収納を上手く活用すると、部屋を片づけられる上に、おしゃれなインテリアに仕上がります。
例えば、壁に棚を取り付けてバッグや財布などをディスプレイするだけでも、部屋がすっきりと片づいている印象を与えることができます。
最後に、楽しく快適な大学生の一人暮らしを送るために配慮すべき点についていくつか説明します。
部屋に友人を招いて騒ぐと、隣人トラブルに発展するおそれがあります。生活しにくくなるだけでなく、不動産会社や管理会社から注意を受け、最悪の場合退去を求められることもあるため、住居ルールを遵守し、節度を持って生活しましょう。
併せて生活音にも注意しましょう。物件の上階に入居している場合、足音や物を落とした音などが階下へ響くことがあります。心配なら、厚手のカーペットを敷くなどの対策を行いましょう。
一人暮らしでは、訪問販売や勧誘に自分で対応しなくてはなりません。中には悪質な訪問販売や勧誘が存在し、初めて一人暮らしをする学生を狙って訪問することもあります。
予定にない訪問者なら、いきなり玄関を開けずに様子をうかがいましょう。心配なら、テレビモニター付きのインターホンが設置されている物件を選ぶのがセキュリティの観点からもおすすめです。
ごみの出し方は地域によって異なります。収集日や分別方法なども地域によって細かく異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。分別やごみ出しのルールを守らないと、住人同士のトラブルに発展するおそれがある他、不動産会社や管理会社から注意を受けることもあります。
複数のごみ箱を用意しておくと、日ごろの分別が楽です。夏場の暑い時期には生ごみが異臭を放つこともあるため、新聞紙にくるむ、防臭のごみ袋に入れるなどの工夫もしましょう。
大学生の一人暮らしでは防犯対策が必須です。オートロックや防犯カメラ設置、警備員の巡回などセキュリティの高い賃貸物件も多いものの、本人の防犯意識が低いと危険を招くおそれがあります。
まず、表札にフルネームを書くのはNGです。複数の情報から個人を特定され、つきまといのような被害を受けるおそれがあります。また、洗濯物はできる限り室内に干しましょう。干している洗濯物から性別や同居人の有無などを把握されてしまう可能性もあります。
通学時など、毎日決まった道を通るのも避けましょう。いつも決まった時間に同じ道を通っていると、悪意ある第三者に狙われてしまうかもしれません。たまには時間を変える、別の道で帰るなど工夫をしましょう。
大学生の半数以上が一人暮らしをしている
1カ月の生活費は家賃を除くと約6万円
物件は内見や重要事項説明を経て契約する
部屋の形状や間取りを考慮したレイアウトで快適な一人暮らしが可能
●出典
・※1「お住まいに関するアンケート」調査概要
[調査実施時期]2021年2月22日(月)~2021年2月24日(水)
[調査対象者]一人暮らしの大学生男女
[調査対象エリア]関東地方一都六県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
[調査方法]インターネット
[有効回収数]206(男性103名、女性103名)
※無断転用禁止。引用の際はSUUMO(スーモ)編集部までご一報ください
・政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 家計収支編」