一人暮らしの水道・光熱費 平均でいくらくらいかかる? 節約方法もご紹介!

一人暮らしの水道・光熱費 平均でいくらくらいかかる? 節約方法もご紹介!

一人暮らしを経験してみたいけど、家賃以外にも光熱費や水道代などの出費を考えると、なかなか踏み切れない……という人もいるかもしれません。でも、それぞれにかかる金額がわかれば、月に必要な一人暮らしのコストがわかり、家賃の予算も決めることができて、あこがれの一人暮らしにぐっと近づくはず。一人暮らしの1カ月の水道・光熱費を含む生活費と、一人暮らしアドバイザー・河野真希さん直伝の水道・光熱費を抑える節約法を紹介します。

一人暮らしの月々の生活費はどれくらいかかる?

一人暮らしでの一カ月の生活費はどれくらい?

実家にいると生活費を意識せずに過ごしてしまいますが、総務省の家計調査によると、実は1カ月の生活には平均でこれだけのお金がかかります。

一人暮らしの1カ月の生活費(平均) 17万2324円
※出典/「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)
※消費支出合計には食費、家賃地代、住居費、光熱費、設備維持費、外食、酒類、設備修繕費等を含みます
※単身世帯(34歳以下)を対象としたデータです(以下同)
一人暮らしを満喫する人の写真
(画像提供/PIXTA)

毎月かかるお金の中でも、家賃、水道・光熱費は必ず支払わなければいけない費用として、「固定費」と呼ばれます。固定費はほとんど全員が支払うお金になりますので、少しでも節約したいですよね。ここからは、水道光熱費(固定費)の詳細と節約術を見ていきましょう。

生活費として毎月必ずかかる固定費、光熱費とは?

一人暮らしで毎月必ずかかるお金が、家賃、水道・光熱費。光熱費とは、光=電気、熱=ガスを指しており、生活に必要不可欠な熱や光などを発するためのエネルギーを購入するのにかかる費用で、電気、ガス、灯油などを指します。上下水道と光熱費をあわせて「水道・光熱費」と言います。

総務省の家計調査によると、単身世帯(34歳以下)の水道・光熱費の月間平均額は以下の通りです。

一人暮らしの水道・光熱費(平均) 7265円
※出典/「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)
お金と封筒の写真
(画像提供/PIXTA)

水道・光熱費の合計金額を知ってから物件の予算を決めれば、お金の管理がしやすくなり、使い過ぎなど、後々苦労しなくて済みますね。一人暮らしを始めたら、封筒に領収書をまとめておくか、支出を簡単にメモしたり、家計簿アプリを活用して、自分の1カ月の生活費はいくらかかるか把握しておきましょう。

一人暮らしの電気代はどれくらいかかる?

電気代の料金システム

電気料金は「基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算されます。また、電力量料金は燃料価格の変動により調整され、「燃料費」などの名目で徴収されます。毎月届く検針票で内訳を確認しましょう。

一人暮らしの電気代の平均額

一人暮らしにかかる電気代の全国平均額についてみていきましょう。

一人暮らしの電気代(平均) 3512円
※出典/「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)

ただし、住むエリアによって差が出ますので、自分の住む地域や契約予定の電力会社のホームページなどで料金を確認しましょう。

季節で変わる電気代

電気代は季節によって変動します。年間で一番電気代が高い時期は、暖房費がかさみ、日照時間も短いため、照明をつける時間が長い冬です。冬は暖房と照明の使い方を工夫するのが節約のポイントです。

家とコンセントの写真
(画像提供/PIXTA)
一年間の月平均電気代の推移

1~3月

4~6月

7~9月

10~12月
年間
1カ月平均
3395円 2341円 2452円 2704円 3512円
※出典/「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)
※端数処理の関係で四半期平均の合計と年平均にかい離があります

電気代の節約術

便利で快適に暮らすために家電は欠かせません。ほとんどの家電を使う際の電気代は高くても1回15円程で安く感じますが、実生活では、テレビをつけっぱなしにしたり、スマートフォンを何度も充電するなど、毎日いくつもの家電を繰り返し使います。ささいな節電を積み重ねることで1カ月、1年後に大きく差が出ます。

電気と電卓の写真
(画像提供/PIXTA)

電気代節約のための5つのチェックポイント

水道光熱費の中でも節約しがいがある電気代。一人暮らしアドバイザーの河野真希さんに教えてもらった節電術の中から5つのチェックポイントを紹介します。まずはひとつから実践してみましょう。

チェック 電気代の節約 5つのチェックポイント
エアコンの運転モードは「自動運転」に
エアコンのフィルターは月に1回以上掃除をする
家電のつけっぱなしや消し忘れをなくす
使わない家電はこまめに電源や電源タップをオフに
電力会社やプラン、アンペア数をライフスタイルにあわせて見直す

何気なく使っている家電ですが、テレビの点けっぱなし、電気の消し忘れ、トイレの温水洗浄便座のふたの開けっぱなしに気をつけましょう。

また、電気代の節約で大事なのはエアコンの使い方です。河野さんが実践しているエアコンの節約術は、上に挙げた2点に加えて、サーキュレーターを併用すること、夏の日中は換気をしてからエアコンを入れ、カーテンを閉めるなど温度に気をつけることです。

また、2016年4月に電力の自由化がスタートして、消費者が電力会社や料金メニューを自由に選べるようになりました。賃貸住まいでも、本人名義で契約していれば、電力会社の切り替えが可能ですし、電気とガスなどのセット割引など、お得なサービスも選べます。アンペア数も含めて、ライフスタイルに合ったプランを検討しましょう。

一人暮らしのガス代はどれくらいかかる?

ガス代の仕組み

ガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類があります。都市ガスは地面の下のガス導管で供給され、プロパンガスはガスボンベで供給されます。都市ガスは公共料金で、プロパンガスは各社が決める自由料金制。料金は都市ガスの方が安いですが、災害時の復旧はプロパンガスの方が早いです。

ガス代は「基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用量)」で計算します。従量料金の単位料金、使用量は毎月変わります。

料理をしようとする人の写真
(画像提供/PIXTA)

一人暮らしのガス代の平均金額

では、一人暮らしにかかる1カ月のガス代についてみていきましょう。

一人暮らしのガス代 平均額
プロパンガス 4610円
都市ガス 約1467円
※プロパンガスの料金は関東地方の場合。出典:2020年4月「LPガス月別」(関東局)一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター
※都市ガスは東京ガスの一般契約料金、使用量5m3/月、2020年5月検針分適用料金をもとに計算

ガスコンロ、暖房器具、お風呂を沸かす給湯器、キッチンでお湯を沸かす給湯器など、ガスは暮らしに欠かせません。ガス代は、都市ガスとプロパンガスのどちらと契約しているかで変わります。

2017年に都市ガスの小売り全面自由化が始まり、消費者がガスを供給する会社や、料金メニューを自由に選べるようになりました。会社を変えてもガスの品質は変わりません。賃貸物件でもガス会社を選べる場合があるので、大家さんに相談してみましょう。

ガス代の節約術

ガス代を節約するには、お風呂とガスコンロの使い方がポイントです。「ちりも積もれば山となる」と言うように、小さなことでも積み重ねることで、節約につながっていくので日々の習慣にしましょう。

チェック ガス代の節約 5つのチェックポイント
お風呂の湯船のお湯の量を少なめにする
お風呂やシャワー、お皿洗いの際の設定温度を上げすぎない
お湯を沸かす際は必要な量だけを入れ、鍋ややかんにはふたをする
電子レンジや保温機能付きの家電を上手に活用する
中火調理や予熱調理でガスを使う時間や頻度を減らす

「一人暮らしのお風呂は、湯船にお湯を溜めるより、シャワーの方が節約になります。料理をするときは、ガスを使うより電子レンジや保温調理鍋、電気ケトルなどの家電を使った方が節約になります。ガスを使っての調理は、調理時間を短くする工夫を」と河野さん。ガスを使うときに、ムダをなくすことを意識するだけでも節約につながります。

一人暮らしの水道代はどれくらいかかる?

水道代の仕組み

水道代は、「基本料金+従量料金」で上水道と下水道料金の合計額を計算します。基本料金は水道メーターの口径によって変動し、従量料金は水を使うほど単価が高くなります。また、住んでいる自治体によって基本料金、従量料金が違い、下水道料金がかからない地域もあります。

水を汲む人の写真
(画像提供/PIXTA)

一人暮らしの水道代の平均金額

総務省の家計調査によると、単身世帯(34歳以下)の水道代の1カ月の平均金額は以下の通りです。

一人暮らしの水道代(平均) 1515円
※出典/「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)

水道代は季節により大きな変動はありませんが、住んでいるエリアで多少異なります。また、水道代の支払いは2カ月に一度です。

水道代の節約術

水は、飲み水やお風呂、炊事、洗濯、掃除、水洗トイレなど、一人暮らしでも、1日にバケツ35杯分以上も使っています。上記は生活で水を使う場面の水道代で、いずれも清潔に関わるため、使わないわけにはいきません。トイレや歯磨きは1回分が1.44円と微々たる金額ですが、トイレは1日5回前後、歯磨きは1日2回と考えると、1カ月分はあなどれない金額になります。

水道代節約のための5つのチェックポイント

家の中で最も水道代がかかる場所はお風呂で、水道代の40%を占めます。お風呂の入り方は自分のこだわりと好みも考えながら節約を工夫しましょう。

チェック 水道代の節約 5つのチェックポイント
歯を磨いているときなど、使わないときは水は流しっぱなしにしない
油汚れがひどい食器や鍋は紙や布でふき取ってから洗う
お風呂の残り湯は洗濯などに活用する
トイレの水は大と小をわけて流す
飲み水は買わずにお茶をつくるなどして水筒を持ち歩く

河野さんによると「水は流しっぱなしにしないで、こまめに水を止めたり、お湯が出るまでの水は溜めておいて食器洗いや植物の水やりなどに使いましょう。最近はペットボトルの水を購入することが当たり前のようになっていますが、ここも節約できるポイントです」とのこと。水をできるだけ無駄にしないことを意識して使っていきたいですね。

水を汲む人の写真
(画像提供/PIXTA)

水道・光熱費と節約術がわかったら

一人暮らしの1カ月の水道・光熱費や節約術を見てきました。一人暮らしはお金の管理など、すべてが自分の裁量次第です。初めは大変そうに思えるかもしれませんが、慣れてくると自分の生活のペースができて、やりくり上手になり家事スキルもアップできるかもしれません。節約した分は自分の趣味に使ったり、大きな買い物のために貯金したり、お気に入りの家具を買って、自分のセンスでお部屋をコーディネートしたり、楽しいことがたくさんあります。水道・光熱費も含めて、自分で支払える家賃の金額が決まったら、早速物件を探してみましょう。

一人暮らしの男性の写真
(画像提供/PIXTA)
まとめ

一人暮らしの水道・光熱費の1カ月平均は17万2324円

節約法を意識して実践することで光熱費は安くできる

毎月必ずかかる水道・光熱費の金額も考えて予算に合う賃貸物件を探そう

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取材・文/佐藤由紀子
公開日 2020年07月01日
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