大都会の下町・曙橋で過ごした、第二の実家「埴輪ハウス」での青春記|文・小指

街が恋しいだけなら似たような安物件を探してまた引越して来れば良いのだが、やっぱり私はあの家が恋しい――。そう話すのは、漫画家、随筆家の小指さん。1階に埴輪を自作するおじいさんが住む、曙橋の通称「埴輪ハウス」で過ごした日々について綴っていただき…