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名古屋市の中心部に近く、瑞穂区、熱田区、中区、千種区、天白区に隣接する昭和区。10.94㎢の面積に10万5540人が住み、人口密度は16区内で2番目に高い(名古屋市ウェブサイト「平成27年3月1日現在の名古屋市の世帯数と人口」より)。人口増加に伴い、近年は「御器所」や「鶴舞」、「吹上」、「八事」など各地にマンションが建設されている。
まず、大きな特徴として挙げられるのが、文化的な雰囲気。名古屋市鶴舞中央図書館や名古屋市公会堂などの大きな施設があり、丘陵地の中腹である山手通沿いには国立大や私立大のキャンパスも集中する。
市内でも教育熱心な地域として知られ、南山大学付属小学校といった私立小学校が市内に3校あり、周辺には英語や造形に力を入れる幼児教室などもある。幼稚園は私立が8園、市立が1園あり、なかには未就園児用クラスを設けている園もある。区内の保育環境は、認可保育所が16カ所(名古屋市ウェブサイト「平成26年4月1日現在の名古屋市内の認可保育所一覧」より)。市への届出対象の認可外保育施設は4カ所(名古屋市ウェブサイト「認可外保育施設の情報」より2015年3月2日現在)。そのほか病児・病後児デイケア施設が2カ所ある。
また、八事エリアには市内屈指の閑静な住宅街が広がる。地下鉄鶴舞線八事駅西側からいりなか駅までに広がる「広路町」、「南山町」付近や、駅の北側1.5kmほどの「高峯町」「山里町」付近は区画が広く、大きな邸宅が並ぶ。緑が多く落ち着いた街並みは、商業地区とは一線を画している。象徴的なのが、重要文化財の五重塔がある八事山興正寺だ。全域を興正寺公園として開放していて、毎月21日には境内でマルシェを開催。有機野菜などの販売のほか、ピザの屋台やキッシュの人気店も出店。ペットの散歩ができるペットブースもあり、周辺住民の楽しみの一つとなっている。
また、大きな病院が多い地域で、「八事日赤」と呼ばれる名古屋第二赤十字病院は、ICU(重症病床)やSCU(脳卒中ケアユニット)を備える。「名大病院」と呼ばれる名古屋大学医学部附属病院は、地域のがん診療の拠点だ。ほかにも大小の医院が点在し、いざというときにも安心な環境となっている。ちなみに、区の西端にある鶴舞公園は、「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の名所。区内を南北に流れる山崎川でも花見が楽しめる。
一方で、65歳以上の高齢化率が23.4%(名古屋市ウェブサイト「毎月1日現在の年齢3区分別人口、平均年齢、年齢中位数」より2015年2月現在)になるなど住民が高齢化している。2014年には「イオン八事店」が商圏人口の年代を踏まえてリニューアル。東海地区で初めて、55歳以上を対象にしたフロアを導入し話題を集めた。さらに、区では「昭和区地域包括ケア推進会議・認知症専門部会」を発足。区内の内科医師や弁護士、民生委員、介護施設関係者などが、地域住民に対して認知症に関する知識や対応を学ぶ機会を提供している。
基本方針は「みんなが住み続けたくなる昭和区」だという。まさに、老若男女に心地よい文化的なエリアだ。