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愛知県名古屋市熱田区総合10位

東海道の宿場となった熱田神宮の門前町
歴史や文化を大切にしながら生活しやすい街へ変化

昨年13位から3ランクアップした熱田区。面積は8.13㎢で、名古屋市内では東区に次いで2番目にコンパクト。6万5000人が住み、人口密度は10番目となっている(名古屋市ウェブサイト「平成27年3月1日現在の名古屋市の世帯数と人口」より)。隣接区は中区、昭和区、瑞穂区、南区、港区、中川区。区の北部にある「金山」駅は中区との境目に位置し、駅北口を出ると中区、南口を出ると熱田区に分かれる。

元から門前町として栄えた町であり、国内外からの参拝者が絶えない熱田神宮がある。113年(景行天皇43年)創建と伝えられ、日本神話における三種の神器のひとつ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀るとされる。七五三から始まり婚礼を行い、子どもが生まれればお宮参りまで、名古屋人なら誰もが一度は訪れるといわれる地。熱田まつりと呼ばれる6月5日の例祭も広く知られ、この日に打ち上げられる花火は東海地方で1番早いことから、ゆかた着用の合図といわれる風物詩になっている。

また、熱田神宮参拝の名物といえば、あつた蓬莱軒のうなぎ料理ひつまぶしは外せない。お土産の定番はきよめ餅総本家のきよめ餅だ。こちらは天明5年ごろ、参拝者でにぎわう熱田神宮に茶屋が設けられて生まれたといわれる、こしあん入りの羽二重餅だ。


熱田区の繁華街は、JR中央本線と東海道本線、名鉄名古屋本線、名古屋市営地下鉄線名城線と名港線の計5路線が乗り入れる「金山」駅周辺。北口がにぎわう印象があったが、2003年に南口から徒歩15分の場所に商業施設イオンモール熱田がオープン。ファストファッションブランドH&Mの入居など、リニューアルを重ねて人気を保ち、周辺もマンションが増加するなど姿を変えている。

また、2014年には「金山」駅構内に、駅ナカ商業施設ミュープラット金山が誕生。名古屋初登場の飲食店のほかヘアメイクやネイルのショップ、書店や雑貨店など23店が入居し、女性トイレにはゆったりとしたパウダーコーナーも設けられた。また、「千年」にはイオンタウン熱田千年が開店。スーパーマーケットや家電量販店、ヘアサロンや飲食店などが入居し、周辺住民の生活利便性が高まった。

区では子育て支援に力を入れ、地域住民と一緒につくった“あつた子育てマップ”の配布や、子育て家庭の交流を図るための熱田区子育て交流会“あつたっ子ひろば”の開催などを行っている。「四番」には、遊戯室のほか調理室や屋外運動場を備えた熱田児童館がある。認可保育所は12カ所(名古屋市ウェブサイト「平成26年4月1日現在の名古屋市内の認可保育所一覧」より)、市への届出対象の認可外保育施設は1カ所ある(名古屋市ウェブサイト「認可外保育施設の情報」より2015年3月27日現在)。

区政運営方針は、「歴史的資産、文化的風土を活かしたにぎわい・交流のあるまち」。昨年は「あったか!あつた魅力発見市2014」を開催し、宮の渡し公園や白鳥庭園、日比野場外市場、「金山」駅がマルシェやステージに様変わりした。

歴史や文化を大切にする熱田区。古くからのにぎわいが現代的に装いを変えながら、今後も引き継がれていくだろう。

  • 取材・文:倉畑桐子
  • 掲載日:2015年4月30日
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