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瑞穂区は市内でも古くから居住区として人気を博した地域のひとつで、縄文時代の大曲輪貝塚などの古墳も発見されている。面積は11.23㎢で10万4928人が住み、人口密度は16区内で3番目に高い(名古屋市ウェブサイト「平成27年3月1日現在の名古屋市の世帯数と人口」より)。
区内を南北に通る堀田通と瑞穂通の間に住宅が多く、アーケードのある瑞穂通商店街は買い物客でにぎわう。北側は昭和区八事エリアに隣接。「弥富町」周辺は区画が広く、大きな家が並ぶ住宅街を形成する。地下鉄桜通線桜山駅周辺には、名古屋市立大学や名古屋市博物館などの施設が集中している。
また、地下鉄名城線「瑞穂運動場東駅」から徒歩5分、地下鉄桜通線「瑞穂運動場西駅」から徒歩10分、名城線と桜通線が乗り入れる「新瑞橋駅」から徒歩10分で、区の中央にあるJリーグ「名古屋グランパス」の本拠地、パロマ瑞穂スタジアム(瑞穂陸上競技場から2015年4月に改称)にアクセスできることも大きな特徴だ。一帯はパロマ瑞穂スポーツパーク(瑞穂運動場から2015年4月に改称)として、陸上競技場やプールを始め各種スポーツ施設も充実。有料で一般利用ができるほか、国際的な競技大会の拠点施設にもなっている。緑豊かな公園内に位置し、無料エリアもあるので、さまざまな年代にスポーツやレジャーの機会をつくり出している。
区の花と木、シンボルマークはいずれもサクラ。東側の丘陵地には名所として名高い山崎川が流れ、春には川の両岸が約600本のソメイヨシノで埋め尽くされる。その美しさは圧巻で、「日本さくら名所100選」にも選ばれているほど。シーズン中は県外から訪れる花見客もいる。
ほかにも区内では多くの草木を目にすることができる。瑞穂区役所では環境先進区を目指し、「自然体験型環境学習プログラム」を実施。公園や神社など各学区一カ所と山崎川を環境学習対象地に指定し、子どもたちの自然との触れ合いを推進している。
医学部・薬学部・看護学部などを有する名古屋市立大学をはじめとして学校が多く、教育に関しては、市内でも熱心な地域のひとつといわれる。区内の保育環境は、認可保育所が19カ所(名古屋市ウェブサイト「平成26年4月1日現在の名古屋市内の認可保育所一覧」より)。市への届出対象の認可外保育施設は1カ所(名古屋市ウェブサイト「認可外保育施設の情報」より2015年3月2日現在)。さらに名古屋市の24時間緊急一時保育モデル事業の一環で、緊急時、一時的に就学前の幼児を預かる保育園も1園ある。
65歳以上の高齢化率が25.7%(名古屋市ウェブサイト「毎月1日現在の年齢3区分別人口、平均年齢、年齢中位数」より2015年2月現在)と住民の高齢化が進む一面もあるが、医療や福祉施設も充実。高度先進医療機能や緊急医療体制が充実した名古屋市立大学病院と、名古屋市総合リハビリテーションセンターの施設が駅徒歩圏内にあるのもうれしい。
近年は受験者を募り、区内の歴史や地名、産業などについて出題する「みずほ検定」を実施している瑞穂区。地域への愛着や関心を高める取り組みは、好感度に反映されているようだ。