SUUMOタウンでは今年、多くのライターやブロガーの方に、自身の住んでいた街や思い入れのある街を紹介する記事を執筆いただきました。その中でも、はてなブックマークを多く獲得した記事をランキング形式で発表します!
記事名 | |
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1 | 京都には世界の全てがあった - SUUMOタウン 著:pha(id:pha) |
2 | 「上野」の良さをひたすら語る ~四季のある街、上野・浅草~ - SUUMOタウン 著:ヨッピー(id:yoppymodel) |
3 | 都会と下町、まるで違う二つの顔を持つ街「西新宿」 - SUUMOタウン 著:雨宮まみ(id:mamiamamiya) |
4 | 歩くのと美味しいものと本が好きな自分が考える「神楽坂」で贅沢だと思う1日の過ごし方。 - SUUMOタウン 著:Taki(id:s06216to) |
5 | 田舎が嫌いだったんじゃなくて、自分が嫌いだったんじゃないか【群馬県前橋市】 - SUUMOタウン 著:朽木誠一郎(id:seiichirokuchiki) |
6 | 下北沢と「魔法のバス」の向かう先 - SUUMOタウン 著:柴那典(id:shiba-710) |
7 | 世田谷線に乗って、欲張りな人の街、三軒茶屋へ - SUUMOタウン 著:はせおやさい(id:hase0831) |
8 | ごろごろ、神戸 - SUUMOタウン 著:平民金子(id:heimin) |
9 | キラキラしていない恵比寿の隅っこに暮らす - SUUMOタウン 著:灰色ハイジ(id:haiji505) |
10 | 自由とカオスと町田 - SUUMOタウン 著:もぐもぐ(id:haruna26) |
※対象は2016年1月1日から2016年12月12日までに公開された記事です
※2016年12月12日時点のはてなブックマーク数を基準として順位づけしています
ここからは、ランキング入りした記事を一部引用しながら紹介します。
■「京都」で培った、文化的ひきだし
『ニートの歩き方』『しないことリスト』といった著作で知られるphaさんには、大学時代を過ごした京都についてご執筆いただきました。観光という観点ではない、日々の生活を営む場としての京都の姿が語られています。
そうしたものの全てが、徒歩や自転車で行ける範囲にあった。
それはとても豊かな日々で、そんな日々が僕の中にたくさんの「文化的ひきだし」をつくってくれたと思う。
■小さな楽しみが多い街、「上野」
さまざまなWebメディアでライターとしてご活躍中のヨッピーさんには、会社員時代に住んでいた上野・浅草エリアをご紹介いただいています。オススメの銭湯など、ヨッピーさんならではの視点での街案内です。
そういう「小さな楽しみ」があったおかげでサラリーマン時代を乗り越えられたような気がしていて、もし上野への引越しがなく、あのままベッドタウンに住んでいたらもっと早くに辞めていたはずだ。
■「西新宿」で過ごした青春
「いちばん青春っぽかったのは、西新宿で暮らした25歳~35歳の10年間だったのではないか」と語るのはライターの雨宮まみさん。古いアパートで暮らした日々を、雨宮さんならではエピソードと文体で綴っていただきました。
あれは都庁だし、ここはニューヨークじゃない。分かっているけど、私にとって、この歌で歌われているニューヨークは、東京なのだった。高層ビル群を眺めていると、エモーショナルなサビの盛り上がりとともに「いつかてっぺん取ったる」という謎のやる気がわいてきた。
※当記事を寄稿いただいた雨宮まみさんは本年11月にご逝去されました。この場をお借りして、改めて執筆のお礼とお悔やみを申し上げます
■「神楽坂」で美味しいもの
ブログ「ウォーキングと美味しいもの」を運営されているブロガーのTakiさんには、2年間住んでいた神楽坂を紹介いただきました。Takiさんが考える贅沢な神楽坂での過ごし方について街案内とともにお送りします。
「こんなところに、こんな面白いお店があったんだ!」という小さな新しい発見が、歩くたびにあるのでわくわくする。だから、街探検や歩くのが好きという人におすすめの街なのかもしれない。
■自分と向き合った「前橋」
「田舎が嫌いだったんじゃなくて、自分が嫌いだったんじゃないか」と語るのはライターの朽木誠一郎さん。大学時代を過ごした街、前橋について当時を振り返りつつ取り上げていただきました。
たしかに、前橋は田舎だ。都会のように目を引くものはない。何もない場所では、人はどうしたって、自分と向き合わなければいけなくなる。自分のことが嫌いでそれができない僕は、自分ではなく、環境を嫌うことにしたんだと思う。
■“魔法のバス”が停まる場所「下北沢」
音楽ジャーナリストの柴那典さんに語っていただいたのは、“魔法のバス”が停まるという、下北沢。サブカルチャーにあふれつつも、それだけではない下北沢という街の魅力が詰まった文章になっています。
下北沢という街には、確かに「魔法のバス」の停まる場所がある。普通の人にはそれは見えないけれど、才能と運という名のチケットを持った人は、それに乗ることができる。どこか遠くに、季節の果てに向かうことができる。ひょっとしたらそんなのはただの幻想かもしれないけれど、そう信じさせてくれる瞬間がいくつかある。
■欲張りなわたしにぴったりな「三軒茶屋」
「インターネットの備忘録」のブロガー、はせおやさいさんに執筆いただいたのは、一番長く住んだという三軒茶屋と東急電鉄世田谷線です。都会へのアクセスの良さや、神社や商店街といった下町感を兼ね備えた三軒茶屋の魅力を紹介いただいてます。
今回の記事でも分かる通り、あれもこれも、ぜんぶ諦めたくない、ぜんぶ楽しみたい! と思う欲張りなわたしに、ぴったりの街だったのかもしれません。好きな街の好きなところを書くのは楽しいな!
■ごろごろと「神戸」を歩く
神戸をベビーカーを押して歩く、そんな一日を切り取ったのは「平民新聞」の平民金子さん。喧騒が聞こえてきそうな「神戸新鮮市場」や「新開地商店街」、ソースの匂いが漂ってきそうな串カツ屋。そんな神戸の情景が描かれています。
そんな気概のもと、今日も神戸の町をベビーカーを押しながら、ごろごろ、ごろごろと歩いて行く。これから描くのはガイドとはほど遠い、何の変哲もない一日の、始まりから終わりまでの風景だ。
■キラキラしていない「恵比寿」
プランナー&デザイナーの灰色ハイジさんには、ご自身が「キラキラした街」というイメージを持っていた恵比寿について、実際に住んでみて感じるイメージとのギャップを語っていただきました。
今後どんな場所で生きていきたいか悩んでいる自分がいるけれど、山手線、日比谷線の走った便利な都会でありながらも、キラキラと気張りすぎない暮らし方ができる恵比寿が気に入っている。
■「町田」は自由の街、カオスの街
“町田とインターネットがふるさと”と語るブロガーのもぐもぐさんには、自身の人格形成に影響を与えたという町田について紹介いただきました。東京でも神奈川でもなく「まちだはまちだ」。そんな町田への愛にあふれた文章です。
多分、わたしの町田への愛はインターネットへのそれと似ている。そこは誰のものでもないし、何でもないし、何にでもなる。こちらの気分で表情が変わる。乱雑にごろごろと、いろいろな色と温度のものが転がっている。それぞれの人が好きな方向を見ている。ゴミも宝も、選ぶのは君だ。
いかがでしたでしょうか。紹介した記事をきっかけに、これまで知らなかった街の魅力を知っていただければ幸いです。ランキング入りしなかった記事も、思いの詰まった文章ばかりですので、ぜひ一読いただければと思います。
SUUMOタウン編集部ではこれからも、人と街との出会いのきっかけをつくれるよう、さまざまな街の魅力を紹介する記事をお届けしていきます。