おいしくて便利な京都の暮らしを、地元・はてなニュースが紹介!

古都らしい伝統的な街並みの印象が強い京都。最近では河原町エリアを中心に人気店の出店ラッシュが続いたり、市バスや自転車などの交通事情が整備されたりと、新しく生まれ変わりつつあります。これからますます面白くなりそうな京都での暮らし方を楽しくする情報を、はてなニュース編集部がお届けします。

■ みずみずしい京野菜に焼きたてパン、京都で“おいしい暮らし”はいかが?

暮らしの基本といえば衣食住です。なかでも京都には、おいしい「食」に出会える場所がたくさん。質のよい食材が豊富に手に入るので、食べる楽しみはもちろん、つくる楽しみも増えそうです。

<こだわりの野菜がリーズナブルに手に入る>

毎日の献立に欠かせない野菜。京都は人気の「京野菜」をはじめ、新鮮でおいしい野菜が手に入りやすいのが魅力です。

京都で暮らすはてなスタッフもよく訪れるのが、烏丸御池近くに位置する「京都八百一本館」。自社農場を持っており、旬の野菜や他店ではなかなか見かけないレアな野菜を種類豊富に取りそろえています。モダンな内装の店内では、「いらっしゃーい!」と昔ながらの青果店を思わせる威勢のいいかけ声が響きます。色とりどりの野菜や果物が所狭しと並び、ついあれもこれも欲しくなりそうです。

新鮮な素材を使ったお総菜やお弁当が買えるのも、忙しいときにはうれしいポイント。遅めの時間帯には、天ぷらなどのお総菜が半額で手に入ることもあるのでおすすめです。

上記の記事ではほかにも、こだわりの野菜を販売する専門店や朝市を紹介しています。

<野菜たっぷりの「おばんざい」はいかが?>

おいしい食材を手に入れると、何をつくろうか、料理の楽しみも増えますよね。京都で昔ながらの家庭料理として親しまれている「おばんざい」をつくってみるのはいかがでしょう? 上記の記事ではフライパンでできる「れんこん餅」と、豆腐とかつお節があればすぐにできる「炒り豆腐」のレシピを紹介しているので、献立の参考にしてみてください。

<京都で出会う“一生もの”の料理道具>

料理好きな方は、道具にもこだわってみませんか? 京都には、包丁、まな板、金網など、いつかは使ってみたい職人こだわりの料理道具がたくさん。長く愛用できる“一生もの”として、料亭から一般家庭まで幅広く使われています。贈り物にも喜ばれそうです。

☆はてなスタッフの「これがイチオシ!」
私にとって、念願だった「有次」の包丁! あまりに切れ味が良く(今までのものが安物だったこともあり……)始めは恐る恐る使っていました。切れ味が良いぶん、キャベツの千切りや玉ねぎの薄切りなども簡単にできます! 無料で刃に名前が入れられるのもお気に入りです。(ディレクター・C)

<おいしいパン屋さんがいっぱい!>

京都は、日本全国のなかでもパンの消費量が多い地域。おいしい人気店がたくさんあります!



はてなニュースでは、“京都のおいしいパン”を紹介するシリーズを掲載しています。クロワッサンにあんぱん、サンドイッチと、テーマごとにおすすめをピックアップ。昔から地元で親しまれているおなじみの店や、フランスからやってきた人気店など、実力派がずらりと並びます。なかには、京の台所・錦市場の卵専門店がつくる「あんぱん」、和牛ステーキ店がつくる「カツサンド」といった変わり種も。朝ごはんやランチ、ディナーのお供にどうぞ!

☆はてなスタッフの「これがイチオシ!」
京都の「Walder」「Flip up!」「ル・プチメック」のパンは生地が抜群においしいです。素材とおいしさをよく知る職人さんが丁寧にこだわってつくられていることが伝わります。慌ただしい時間のなかにいても、少し手を止めて、淹(い)れたての珈琲と一緒にリラックスしていただきたくなります。特に素朴なパンがお気に入りです。(人事部・T)

<お茶とお菓子でおもてなし>

続いては、ちょっとぜいたくなおやつタイムや、おもてなし・お土産にぴったりなお茶とお菓子をご紹介します。

昔ながらの「八つ橋」「京あめ」「落雁」などを、ポップでカラフルにアレンジした和菓子が人気を集めています。聖護院八ツ橋総本店がプロデュースする「nikiniki」は、カラフルな生八つ橋でこしあんや白あんなどを包んだ生菓子を販売。花・果物・動物など季節ごとに変わるかわいらしいモチーフが楽しくて、何度も足を運びたくなります。

おいしいお菓子をいただくなら、お茶も“とっておき”のものを用意しましょう。おいしいお茶の老舗が数多く存在する京都。寺町通に店を構える「一保堂茶舗」は抹茶・煎茶・番茶などの茶葉や茶器を販売しているほか、“おいしいお茶の淹れ方”を学べる喫茶室を併設しています。友人や知人に京都を案内するとき、お茶でおもてなしするのもいいですね。普段使いに便利なティーバッグも販売されています。

■ 人気の北欧雑貨から手づくりの一品まで! 京都で「雑貨」を買うなら

日々の生活をもっと楽しくしてくれそうな、すてきな雑貨も見つかります。

<北欧雑貨の「タイガー」が京都に>

低価格でおしゃれな商品がそろうデンマーク発の雑貨店「Flying Tiger Copenhagen(フライング タイガー コペンハーゲン)」京都河原町ストアが、2014年11月にオープンしました。

1階・2階には、キッチン雑貨や文房具、インテリアグッズ、パーティーグッズなどカラフルな雑貨がたくさん並びます。1階の入り口付近には、クリスマスやバレンタインといったイベントに合わせた商品がずらり。「このお皿にケーキを乗せたいな」「このクッションはリビングのあそこに置いて……」と、かわいい雑貨を前に妄想が広がります。ユニークな仮装をした店員さんにも注目です。また3階には、国内初出店のゲームバー「Spilbar KYOTO(スピルバーキョウト)」が。こだわりのホットドッグやビール、コーヒーなどを味わいながら、ボードゲームや卓球が楽しめます。

<お店では買えない品が集まる手づくり市>

ほかにはない、オリジナリティーあふれる雑貨を探すなら、京都の各地で毎月開催されている手づくり市がおすすめです。

作家もののアクセサリーや食器をはじめ、さまざまな品物が並ぶ手づくり市。なかでも左京区・知恩寺の境内で毎月15日に開催される「百万遍さんの手づくり市」は有名で、毎回多くの人でにぎわいます。パンやお菓子、コーヒーといった飲食店が多いのも魅力。何が売られているか、宝探しのような気分で楽しめそうです。

☆はてなスタッフの「これがイチオシ!」
百万遍の手づくり市は、パンやコーヒー、薫製焼き、陶芸、革製のお財布など、とにかくさまざまな“逸品”に出会えるのが魅力です。時々家族で足を運びますが、革製のバッグが気になるらしい両親が買おうかどうしようかと悩んでいる傍らで、わたしはパンの試食を楽しむ……なんてことも。老若男女、誰が行ってもきっとお気に入りが見つかるはずです。京都らしい景色を眺めながら、ひきたてのコーヒーをその場でいただくのがわたしのオススメです。 (編集部・A)


京都市内中心部では、日用品やインテリア雑貨を扱う大型店もますます充実しています。2014年6月には「東急ハンズ京都店」がオープン。2015年8月末には「京都BAL」の全面建て替えオープンが予定されており、書店「丸善」が京都で10年ぶりに復活します。梶井基次郎の小説「檸檬(れもん)」の舞台としても知られる、根強いファンの多い名店です。

東急ハンズ京都店
http://www.bal-bldg.com/bal-kyoto/

 

■ 今後はもっと便利に! 変わる、京都の交通事情

市バスへのICカード導入や機械式地下駐輪場オープンなど、京都の交通事情に関してうれしいニュースが続いています。

<市バスでICカードの利用が可能に!>

2014年12月から、京都市バスでICカードの利用が可能になりました。利用できるICカードは、全国相互利用サービスに対応している「PiTaPa」「ICOCA」「Suica」など計10種類。小銭を用意しなくても、タッチするだけでスムーズに降車できます。一定の金額以上利用した場合には、利用額割引サービスも用意されています。

<お得なきっぷ・サービスを賢く使おう>

京都市交通局は、市バスや市営地下鉄が1日乗り放題になるお得な乗車券を販売しています。「普段は徒歩や自転車移動が中心で、定期を持っていない」という人も、バスや地下鉄での移動が多い日は利用してみてはいかがでしょう?

また市バスをよく利用する人には、携帯電話やスマートフォンでバス接近情報を確認できる「ポケロケ」がおすすめ。いくつか前の停留所からの接近情報が、リアルタイムで見られます。

ポケロケスマートフォン

<京都駅に612台収容の地下駐輪場オープン>

2015年2月、京都駅南口(八条口)の広場に612台を収容する京都市初の機械式地下駐輪場がオープンしました。定期利用者向けで、24時間いつでも利用可能です。入出庫にかかる時間は平均13秒。今後は一時利用者向けにも238台分の路上駐輪場を順次整備するとのこと。地下と地上で計850台分の駐輪スペースを確保します。


観光シーズンには、多くの人でにぎわう京都。スムーズな移動には、シーズンによってバスや地下鉄、自転車、徒歩などの手段をうまく使い分けるのがおすすめです。また中心部の四条通では、2015年10月末まで歩道拡幅のための工事が実施されています。これにより、現状3.5mの歩道幅が6.5mに拡張。今後はよりゆったりと買い物が楽しめそうです。

http://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000174537.html


桜や紅葉をはじめとする四季の美しさ、伝統行事といった“古き良きもの”を身近に感じながら、少し足を延ばせば“新しいもの”にもどんどん出会える京都の暮らし。歩いているだけで思わぬ歴史スポットを発見したり、近所のパン屋さんがとてもおいしかったり、ふらっと立ち寄った手づくり市で良い買い物ができたりと、暮らせば暮らすほど新たな魅力が見えてきます。より住みやすく、便利に生まれ変わりつつある京都で、あなたの“とっておき”を見つけてみてください。

著者:はてなニュース編集部

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