ガーデングランデ横浜戸塚 （取材レポート）

工夫や創造力は幼少期の遊びの中で育まれる部分が大きく、国立青少年教育振興機構による調査データでも、幼少期の自然体験が多いほど「探求力や自己肯定感が高まる」という結果が出ています。
「もちろん、都会でも自然に触れ合うことはできるでしょう。しかし、それらは安全で整備されたものが多い。本物の自然は、いい意味で『危険があるかもしれない』からこそ、子どもたちは真剣に向き合い、本物の観察力や判断力を身につけていけるのです。戸塚エリアには『舞岡公園』もあれば、『舞岡八幡山しぜん公園』といった新しい公園も整備が進められています。広い原っぱだけでなく、林や田んぼがあったりとバリエーションに富んでいる点も素晴らしい。環境の違う場所を探検したり、お友達と作戦を練って遊びを考えたり、時には失敗したり。こういった経験は、大人になってからも活きてきます」。
現代はAIがすぐに答えを返してくれる社会だからこそ、子どもが自分で考え試行錯誤することは、これまで以上に重要な意味を持つ、と根本さんは強調します。
「もちろん、自然だけが全てを満たすわけではありません。自然があって、家族や友達がいて、体験を共有していくことで心が豊かになっていきます。ですから、休日は家族で一緒に出かけ、大人も自然の中でリフレッシュしながら『一緒に楽しむ』気持ちで過ごすと、子ども達も嬉しいですし、成長面でも良い効果が期待できると思います」

自然に親しめる場所が身近にあることは、子どもの成長において大きなプラスとなります。本物件から徒歩2分（約100m）の場所では現在、2027年4月の開園を目指し「舞岡八幡山しぜん公園」の整備が進行中。敷地面積は約12.7haと、住宅地にある公園としてはかなり大きなもの！ どのような公園になるか、市の担当者・柴田さんにお話を聞きました。
「大きな特徴は、まず何といっても自然の豊かさが挙げられます。公園の予定地はもともと、桜の名所として知られる八幡山や森、田畑が広がる緑豊かな場所でした。そういった自然を保全する観点から森の樹林は半分以上残しつつ、現状は『けもの道』のような感じで歩きにくい道を散策路として整備するなど、安全面にしっかり配慮した計画を進めています。完成後は気軽に森を散策でき、自然に親しみを感じていただける場所になるかと思います」。
また、地元で愛されてきた「打越グラウンド」を引き続き利用できるようにするなど、スポーツやレクリエーションも楽しめる公園になるそう。
「防災の視点を」という市民からの意見も反映し、「草地広場」は災害時の一次避難場所としても機能するよう整備しています。周辺の道路の拡幅工事も進めていますので、安心して利用していただければと思います」

横浜といえば港や都会のイメージが強いかもしれませんが、すこし離れると里山や田園が広がり、「自然や農業に親しめるように」と誕生した自然空間「舞岡ふるさと村」では収穫体験も行われています。
「春のタケノコ堀りにはじまり、トマトもぎ、玉ねぎ狩り、ジャガイモ堀り…と季節ごとの作物を自分の手で収穫することができます。私もサツマイモ・里芋・ミカンの収穫体験に協力していますが、『都会育ちの子どもを土に触れさせたい』という親御さんも多いですし、駅から近いのでたくさんのお客さんがいらっしゃいますね」。
こう話すのは、地元農家の田中さん。田中さんは子ども達に対し「収穫体験を通じて才能や可能性を広げてほしい」という思いを抱いています。
「子ども達が自分で土をかいてお芋を見つけるのも、土から出てきたミミズを捕まえて遊ぶのも、ぜんぶ勉強になりますよね。食育と言いますか、収穫体験で子どもの持つ無限大の可能性を少しでもサポートできればいいな、と思って協力を続けています。準備が大変な時もありますけどね（笑）」。
「舞岡ふるさとの森 虹の家」では収穫体験以外にも地元の農作物を使った料理教室や自然観察会、子どもを含むボランティアの方々によって環境維持用の水田を世話する活動も行われています。学校の勉強とはまた違った、自然の中での「学び」が豊富なのは横浜戸塚エリアの大きな魅力です。

Kさんは戸塚に住んで6年。引っ越してから次男が生まれ、広い住まいに住み替えることになりましたが、その際も戸塚を選ぶほどこのエリアがお気に入りです。
「駅直結のショッピングモールの戸塚モディや、東急プラザ、サクラス戸塚、トツカーナモールなど商業施設がたくさんあって、飲食店も豊富です。ユニクロやGU、西松屋など子育て世帯に嬉しいお店もそろい、子ども服とか、必要なものをサッと買うことができます。食品はオーケーストアが安いのでそこでまとめ買いして、足りないものは駅前のアピタや東急ストアで買うようにしています。共働きなので、帰りにスーパーへ寄れるのは助かりますね。息子たちは駅前のスポーツクラブに通っていますが、習い事をしている子は周りにも多いように感じます。駅前に習い事の教室がたくさんあるのが理由として大きいと思います」。周辺の豊かな自然にくわえ、教育・食事・買い物など「駅前にいけば何でもそろう」という安心感と暮らしやすさは戸塚エリアの大きな魅力、と教えてくださいました。
「週末は車で出かけることが多いのですが、新江ノ島水族館や八景島シーパラダイス、ズーラシアや野毛山動物園など子どもと一緒に楽しめるスポットにも行きやすく、子育てしながら暮らすにはぴったりな街です。都内や横浜へのアクセスもいいし、便利で自然が多くて、とにかく快適に過ごせる場所ですよ！」