今、家づくりで重視したいことランキング(耐震性)

公開日 2011年11月16日
今、家づくりで重視したいことランキング

1位 耐震性

Q:東日本大震災以降、「耐震性」に関する意識は変化しましたか?

これから建てようとしている人の場合

今、みんなが家づくりで一番重視したいことは『耐震性』です。
地震による被害は、一部損壊、半壊、全壊、液状化現象による地盤被害・・・など、エリア・土地・立地方角・構造によりその度合いはさまざまです。
1981年の建築基準法の改正にともない耐震性能は向上し、1995年発生の阪神・淡路大震災レベルの地震に対しても被害を抑える効果が認められています。
また、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称「品確法」)」では3段階の「耐震等級」が定められ、耐震性能を評価する際の基準となっています。

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これから建てようとしている人

  • 大地震に対応できるように耐震性能が高い家に住みたいと思うようになりました(女性/28歳/東京都)
  • どんなに大きな地震が発生しても、「ここにいれば大丈夫」と確信できるような耐震性のある家に住みたいと思いました(女性/42歳/神奈川県)
  • 大地震の発生に備えて、地盤調査や耐震性能を重要視するようになりました。(女性/44歳/大阪府)
  • 耐震性能の高い家だと、家族みんなが安心して暮らせると再認識させられました。(女性/45歳/兵庫県)
  • 今までも耐震性は意識していたが、その意識のより一層の高まりと、建物だけでなく地盤についても注意を払う必要があることを認識させられました。(女性/48歳/東京都)
  • 「揺れ」に対して緩衝するような構造になっているしくみが必要と思いました。(女性/45歳/秋田県)
  • 耐震構造だけでなく、制震構造や免震構造も必要だと思うようになりました。(女性/35歳/福岡県)
  • 金額が高くてなっても、耐震性能の高い家を建てたいと思うようになりました。(女性/35歳/山口県)

耐震性能が高い家づくりのためのアドバイス

【Lesson1】「耐震等級2以上」が安心の目安

現在、耐震性能を評価・表示する基準として使われている「耐震等級」は3段階に分かれています。

住宅性能表示制度に基づく「耐震等級」の評価内容

【Lesson2】地盤調査としっかりとした構造計算がより強固な構造と基礎につながる

住宅を建築する前に必ず必要なものが地盤調査構造計算です。
地盤調査では地盤の強度をチェックし、その土地に適した設計を行います。もし、軟弱地盤と認められる場合は補強対策などの適切な地盤改良を行う必要があります。
構造計算では地震や風、積雪などの荷重により発生する建物の変形や応力と、それらに耐えられる構造であるかを調べます。
事前の地盤調査としっかりとした構造計算が実施されていることで、万一のときに十分な耐震性を発揮することができるのです。

[写真]地盤調査をすることで、地盤にどれだけの耐力があるのかを正確にチェックし、その結果、必要に応じて地盤改良を実施します
写真提供:住友林業株式会社

【Lesson3】より安全を求めるなら制震構造や免震構造の併用がおすすめ

一般的に言われている「耐震技術」には大きく3つの技術(構造)があります。

【耐震構造】…地震の揺れを構造体だけで受け止めて耐える構造
【制震構造】…建物の壁や柱などにダンパーと呼ばれる制振装置を組み込み、地震の揺れを建物全体で吸収する構造
【免震構造】…建物の基礎にゴムなどでできた免震装置を設置し、地震の揺れを足元で吸収する構造
想定される大地震発生時でも基本的には【耐震構造】だけで建物の倒壊・崩壊はしませんが、室内の家具の転倒や物の落下などによる被害を最小限にとどめることを考えるならば、【耐震構造】と併用して【制震構造】や【免震構造】を導入することをおすすめします。
■比較検証!耐震構造と免震構造の揺れの違い
免震構造は基礎部分の免震装置が地震の揺れを吸収しているため、室内がほとんど揺れていません
※M8規模の地震が静岡県浜松市沖で発生した場合の東京都千代田区飯田橋周辺の揺れ(震度6弱)を想定
撮影協力:大和ハウス工業株式会社「TRY家Lab」
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構成・取材・文・撮影/桑原泰弘
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