歩車分離

歩車分離(ホシャブンリ)の意味・解説

歩車分離とは、主にマンションなどの集合住宅に採用されるランドプランの1つで、歩行の安全を確保することを目的に、車が通る道と歩行者が通る道を計画的に分離した敷地内設計のこと。とくに大規模マンションでは、この歩車分離型を採用するケースが多くみられる。イギリスの都市計画において採用され、その後、欧米や日本に広まった形態である。
歩車分離型は、駐車場スペースを広く確保するには有効で、安全性の面では優れているが、駐車場から各住棟のエントランスまでの距離が遠くなる場合が多いため、エントランスに車寄せを設けるなどの工夫が求められる。
また、一戸建てが立ち並ぶ住宅エリアでは、敷地外の車道から住宅エリア内部へつながる道に「クルドサック」と呼ばれる行き止まりの路地を設け、敷地内への車の進入を極力制限する工夫をしている。これも歩車分離の考え方によるものである。

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