「立派な梁など残せるものは残し、断熱や耐震、家事動線など現代の暮らしに必要な機能を備えた住まいにしたい」と、築105年の住まいのリフォームに取り組んだNさん。住友林業のリフォームは、古民家の雰囲気はそのままに、暮らしやすさを第一に考えたプランを提案。玄関横の和室をリビングに、北側にあった和室と食堂を一体化し、玄関ホール～リビング～ダイニングキッチン～玄関ホールと行き止まりのない動線を実現。2階も吹き抜けを中心に回遊できる空間に。シロアリで傷んだ柱は檜柱に入れ替え、特徴的な梁は磨きをかけることで美しさを再現しました。「新しくなったリビングは快適で、とても癒されます」と満足そうに語るNさんです。
| 建物タイプ | 一戸建て |
|---|---|
| リフォームの種類 | 複合リフォーム |
| 家族構成 | 夫婦 |
| 築年数 | 105年 |
| 間取り | [ Before ] その他 → [ After ] 4LDK+S |
| 目的 | 定年、家の老朽化、デザイン重視、耐震補強、間取り変更・スケルトン |
| リフォーム箇所 | LD、キッチン、洋室、和室、書斎、収納、浴室・バス、洗面室、トイレ、廊下、玄関、外壁・屋根、その他 |
| 新しくした設備 | キッチン トクラス カップボード トクラス システムバス トクラス 洗面化粧台 LIXIL トイレ LIXIL タイル LIXIL フロア 住友林業クレスト 建具 住友林業クレスト |
| 費用 | 5345万円 |
|---|---|
| 費用概算 |
仮設・解体工事： 5,140,000円 木工事： 15,310,000円 左官工事： 5,980,000円 外装塗装工事： 990,000円 内装工事： 4,440,000円 建具工事： 5,100,000円 住宅設備機器： 6,540,000円 電気・給排水工事： 3,690,000円 その他工事・諸経費など： 6,260,000円 |
| 工期 | 204日 |
| リフォーム面積 | 237.86平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
築130年の古民家再生の事例を見学し、「こんなふうに生まれ変わるなら、ぜひリフォームしたい」と思ったことが決め手になりました。スタッフのみなさんからも熱意が感じられ、信頼できると実感できたことも大きいですね。大手で古民家再生に力を入れている住友林業ホームテックさんなので、迷いはありませんでした。
「先祖代々住み継いできた家を守りたい」という想いが強かったというN様。マンション購入や建て替えなども検討されましたが、現地調査を行った結果、リフォームが可能なことがわかり、「古い家を活かす」ことを決意。存在感のある梁などを残しながら、現代の暮らしに必要な機能を取り入れた住まいを要望されていました。
断熱性や耐震性の強化などで、快適かつ安心して暮らせる住まいを実現しました。動線に関しては、玄関ホール～リビング～ダイニングキッチン～玄関ホールと行き止まりのないようにして、暮らしやすさを追求。2階も同様に、吹き抜けを中心に回遊できるようにしています。凝ったつくりの梁は、可能な限り埃を取り払い、美しい真壁を目指しました。「古民家を壊すのは簡単。でも、同じようなものを今建てるのは難しい」とN様がおっしゃるように、私たちは歳月を経てきた古民家の再生に力を入れ、快適な住まいを提供しているのです。
リフォームエンジニア・二級建築士／田仲 篤司
定年を機に、地元へ戻ったNさんの実家は築105年。以前、養蚕農家だった住まいは2階の板の間が蚕室として使用されていました。今回、快適な居住空間はもちろん、将来、夫人のお母様と同居でき、息子さんたち家族が遊びに来た時に必要となるゲストルームなど、定年後の暮らしを視野に入れた古民家を実現しました。
「空き家だったため床が抜けたり、壁に穴が空いていたりと、かなり傷んでいました」とNさん。こうした老朽化の解消はもちろん、天井や床、サッシを断熱仕様とし、LDKに床暖房、玄関・洗面室・トイレにパネルヒーターを設置するなど快適な住環境に。耐震補強も行い、これからも歳月を刻んでいける住まいに仕上げています。
建築好きのお祖父様が建てた住まいは、美しい梁など凝ったつくりとなっていました。その雰囲気を残すため、新しい素材も十分に吟味。LDKはウォルナットの挽き板、広縁はオークのなぐり調、玄関は床とウッドタイルにウォルナットを採用するなど、新旧の素材が調和し、木の温もりを感じられる空間をカタチにしました。
もともと暗い雰囲気だったが、吹き抜けにすることで陽射しが室内に行き渡り、明るい暮らしを楽しめるようになったリビング。梁は磨きをかけ、美しさを再現。床はウォルナットの挽き板を採用し、「寒さ」対策で床暖房を入れている。「夫婦二人で、ゆっくり寛げるリビングはとても気に入っています。兄も、『こんなにきれいになるんだ』と驚いていました」とNさん
以前、食堂があった位置にキッチンを移設。隣にダイニングを新設し、配膳や片付けをラクにしている。木質感溢れる住まいの雰囲気に合わせ、キッチンの色もブラウンをチョイス。吊り収納やカップボードなどで、収納力にも配慮している
玄関の位置も変更し、ほぼ建物の中央に設置。床は無垢のウォルナットを敷き詰め、美しい梁とウォルナットのウッドパネルが迎えてくれる心地よい空間である。遊びに来た友人たちの感想は、「まるで旅館かレストランに来たみたい」。元の玄関位置には将来、同居を予定しているお母様の部屋を設置。南側なので明るく、暖かい空間である
2階の吹き抜けに面したホール。以前、養蚕産業を営んでいた時の「板の間」を、吹き抜けのあるホールに変更。ソファを置いて、読書などを楽しむスペースだ。格子の手摺が、空間のアクセントになっている
屋根の最頂部にある「越屋根」をそのまま活かし、屋根、外壁などをリフレッシュした外観。壁やサッシを断熱仕様とし、耐震補強も行っている。築105年、先祖代々受け継がれてきた住まいが、安心・安全、快適性を備えた美しい古民家に生まれ変わった
| 会社名 |
住友林業のリフォーム（住友林業ホームテック株式会社）
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| 対応エリア |
全国(一部エリアをのぞく)
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| お問い合わせ先 （TEL・FAX） |
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| その他のデータ |
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