土間リフォームはなぜ人気?メリット・デメリットや費用相場、おしゃれな事例をまとめて紹介

土間リフォームの人気が高まっている昨今。「土間」といえば、料理をしたり、農作業の道具を手入れしたりと、住空間とは別の作業スペースとして昔から親しまれてきましたが、最近では、空間の使い方を広げる「おしゃれな土間リフォーム」が幅広い世代に支持されているんです。
住宅に土間を追加することでどのようなメリットがあるのか。費用相場や土間の活用法まで、JS Reform(日本総合住生活) 設計計画部の北田晃彦さんにお話を伺いました。
趣味を反映したハイセンスな事例の数々は、思わずマネしたくなる驚きのアイデアが満載です。

収納スペースをたっぷりと設けた土間

自転車置き場としても活用できる玄関土間(画像提供/JS Reform(日本総合住生活) )

記事の目次

土間とは?土間リフォームの役割と人気の理由

「さまざまな使い方が楽しめる」と幅広い世代に人気の土間。暮らし方の幅が広がる土間リフォームとは、一体どのようなものなのでしょうか。

「以前は納戸のような収納スペースを希望される方が多かったのですが、時代の変化と共に多目的に使える土間を希望される方が多くなりました。家の中だけど土足で歩けて自由に使える空間です」とJS Reform(日本総合住生活)の北田さん(以下、同)。
今あらためて土間の人気が高まっている理由を役割別に教えていただきました。

土間の役割1:玄関

靴はもちろん、傘やベビーカーといった外出時に使うアイテムで物が多くなりがちな玄関。土間を設け、空間を広げることで、物の出し入れがスムーズにできるようになったり、すっきりと片付けたりできるようになります。
また、緊急時に必要な防災用品を置いておいたり、ネットショッピングで購入した重たい荷物を仮置きするのにも便利です。

白を基調とした明るい土間玄関

広々とした土間のある玄関で来客時も安心(画像提供/JS Reform(日本総合住生活) )

土間の役割2:ガレージ

屋内と屋外の中間的な空間である土間は、タフに使えるのが魅力。
車やバイク、自転車のガレージを土間にすることで、砂や木くずのような細かなゴミが散らかってもすぐに掃除ができ、汚れがひどければ水を流して洗うこともできます。
さらに、キャンプグッズやスポーツ用品といった大きなサイズのものを整理するのにも便利。
汚れを気にせず使える空間として、ガーデニングやDIYなどの趣味を楽しむ人も多いようです。

広々としたインナーガレージ

カラーモルタルで仕上げた土間。インナーガレージは作業場にも最適(画像提供/a.design)

土間の役割3:多目的スペース

多目的スペースとして土間をつくり、趣味や仕事に活用している人も多く見られます。土間リフォーム人気の背景には「おうち時間を充実させたい」という思いもあるようです。
「最近では自宅でDIYや筋トレを楽しむ人も増えていますが、フローリングの上では鋭利な機材や重たい器具を使う際に気が引けてしまうこともあるでしょう。床材にコンクリートやタイルを使用している土間であれば、床を傷つける心配がないので、趣味に没頭することができます。ペンキや絵の具を仕事で使う方にも喜ばれていますね。リモートワークが一般的になり、家での過ごし方が多様化しているからこそ、住空間とは別のスペースとして、土間を楽しむ方が増えています」

モルタルと板張りの組み合わせが魅力的な土間

洋間2間分の空間をモルタルで仕上げ、ディスプレイと仕事場に(画像提供/SCHOOL BUS|スクールバス空間設計)

土間リフォームのメリットと活用方法

「外と中の中間的空間」と北田さんが表現する土間は、用途に合わせていろいろな使い方ができるのが特徴です。ここからは、土間リフォームのメリットや活用方法を解説していきます。

汚れを気にせず活用できる

土間の最大のメリットは、コンクリートやタイルで作られていて、汚れを落としやすいということ。その特徴を生かし、趣味の観葉植物を楽しむ人やペットとの時間を満喫する人も増えています。土をいじっても、水を使っても、掃除やお手入れは簡単なのが安心です。

土で手が汚れた子どものイメージ

土汚れに強い土間は子どもも喜びそうです(写真/PIXTA)

玄関を広々と使える

意外と物が溜まりやすい玄関も、土間を設けることで開放感のある空間に生まれ変わります。収納を増やせる上に、広々としたスペースが生まれるので、急な来客があっても焦ることはありません。フレキシブルに使える上、おしゃれな印象に仕上げられるのも魅力です。

 ベビーカーを押す女性のイメージ

広い土間玄関ならベビーカーの収納にも困りません(写真/PIXTA)

雨風をしのげるスペースができる

リビングと庭の間に土間を設ければ、天候を気にすることなく趣味のアウトドアを楽しめます。日差しがたっぷり入るように設計すれば、洗濯物を干すスペースとしても大活躍。突然の雨にも慌てることがなくなりそうです。

 雨で濡れる洗濯物干しのイメージ

土間があれば洗濯物が雨で濡れる心配もありません(写真/PIXTA)

土間収納として活用できる

自然災害などの緊急時に備え、食べ物や水、生活用品などをストックしておくのが常識になっている現代。収納スペースとして土間を活用し、必要な物をストックしておくことで、住空間はすっきりとした状態を保つことができます。
また、東京都を中心に「自転車活用推進計画」が進められる中、短距離の移動に自転車を利用する人が増加中。比較的高価な自転車を愛用する人の中では公共の駐輪場や屋外のスペースを利用するのではなく、玄関に自転車を収納することが一般的になりつつあります。
土間であれば、ちょっとした汚れをお手入れしやすく、盗難被害も回避できます。

 土間に収納された自転車のイメージ

土間玄関ならお気に入りの自転車も安心して収納できます(画像提供/stylekoubou(スタイル工房))

趣味スペースとして活用できる

ゆったりとくつろげる住空間とは別に「趣味スペース」として土間を設ける人も増えています。
まるで外のように使えるタフな土間には、心ゆくまで趣味に打ち込めるヒントがたくさん。床の傷や汚れを気にすることなく、好きなことを目一杯楽しめます。

 土間スペースで楽しく過ごす夫婦のイメージ

土間があれば家の中でも目一杯趣味を楽しめそうです(写真/PIXTA)

DIYスペースとして活用できる

土間であれば、いつでもDIYを楽しむことだってできます。
塗料を使っても、木材をカットしても、片付けが楽だから家族から嫌な顔をされることもありません。親子で工作を楽しむ時間も盛り上がりそうです。

 土間の掃除をする夫婦のイメージ

(写真/PIXTA)

ペットの居場所として活用できる

土間があれば、ペットのお散歩後のケアも天気を気にせず行うことができて安心。
さらに、玄関とリビングを土間でつなげば、愛犬がスムーズに移動できるようになり、自分の居場所を確立しやすくなります。
たとえエサや水をこぼしてしまっても、土間であれば一拭きで片付けられるのもポイント。お世話がしやすくなるので、飼い主にも愛犬にもいいことづくしです。

 家の中で過ごす犬のイメージ

土間リビングは犬にとってもうれしいことばかり(写真/PIXTA)

土間リフォームのデメリットとは

メリットの多い土間リフォームですが、特有のデメリットもあります。事前に把握しておくことで、土間リフォームのイメージをより具体的に広げられるのではないでしょうか。

居住空間が狭くなる

北田さんにデメリットを尋ねて第一声に挙がったのは「土間を広く取ろうとすると居住空間が狭くなってしまう」という問題点。
限られた空間の中に土間を作るため、その分だけ他のスペースが狭くなってしまいます。土間リフォームを検討するなら用途を明確にした上で、リフォーム会社としっかり相談をしながら、どこまでのスペースを土間にするのかを検討しましょう。

頭を抱えて悩む夫婦のイメージ

土間リフォームを実現する前にはスペースの検討が必要です(写真/PIXTA)

冬場は底冷えしやすい

趣味に仕事に活用できる土間ですが、冬場の底冷えには注意が必要です。
「夏場は涼しいのでメリットになりますが、冬場は寒く、底冷えしやすい。コンクリートの床は季節によって温度差が激しいことも念頭に置いてください」

寒さに凍える女性のイメージ

冬場は冷えやすいのも土間のデメリット(写真/PIXTA)

将来的に段差が障害になる可能性がある

土間を作る際には、住空間との間に段差を設けるのが一般的です。段差があることで屋外のゴミが住空間に入るのを防止することができ、掃除をしやすいという利点はありますが、その反面、段差があることで子どもや高齢の方には不便に感じられることも。
将来を見据え、施工時にバリアフリー設計を検討することもできます。

車椅子に乗っている女性のイメージ

土間による段差は将来的に障害になる可能性があります(写真/PIXTA)

土間リフォームの費用相場

土間リフォームとひと言で言っても、施工範囲や使用する床材によって費用は大きく変わります。建物の種類やリフォーム範囲によって費用はどのくらい変動するのでしょうか。

一戸建ての玄関をリフォームする場合

「2畳〜3畳の土間リフォームであれば費用はおよそ30万〜50万円、施工期間は1週間〜2週間となります。玄関だけをリフォームして広げたいのであれば、比較的費用を抑えて実現できるでしょう。ただし、実際は玄関だけをリフォームしたいというお客さまはあまりいません。リビングやキッチンなど他のスペースのリフォームと合わせて、全体を一新したいという要望がほとんどですね」

玄関のドアを開く女の子のイメージ

玄関の土間リフォームで使いやすさや収納力をアップ(写真/PIXTA)

一戸建てに土間を増築する場合

一戸建てに土間を増築する方法には、既存の部屋を壊して土間にする、何もない空間に土間スペースを拡張する、玄関位置を移動するなど、さまざまなパターンが考えられます。
いずれの場合も「解体工事費+基礎工事費+補修工事費+床材費+施工費」がかかります。
「床や壁を壊して行う土間拡張工事の費用は100万円前後が目安となります。キッチンやリビングを含む家全体のリフォームとなると、期間は2カ月〜3カ月。リフォーム会社に相談する際には、使う目的や予算を伝えるようにしてください」

工事作業のイメージ

工事範囲が広がると費用も工事期間も大きく変わります(写真/PIXTA)

マンションに土間をつくる場合

「マンションの土間リフォームは、10万円程度で実現できるケースもあれば、工事内容によって100万円以上かかるケースもあります。集合住宅であるマンションでは、床の下地や構造によって、そもそも土間リフォームができない場合もあります。まずはマンションの管理規約を確認しましょう」
床材の解体時に上下階に騒音被害を与えやすい土間リフォーム。近隣住民への配慮が足りないとクレームの原因となってしまう恐れがあります。マンションでの土間リフォームは、一戸建て以上に周囲への配慮が必要になる点にも気をつけましょう。

玄関で靴を脱ぐ女性のイメージ

まずはお住まいのマンションでも工事ができるかを確認しましょう(写真/PIXTA)

土間リフォームの注意点

おしゃれで便利な土間ですが、先ほどデメリットをお伝えしたように、土間リフォームを進める前に把握しておきたい注意点がいくつかあります。事前に対策を取り、賢く土間スペースを活用しましょう。

温度対策を行う

デメリットでも触れていたように、冬は底冷えしてしまう土間。長時間過ごす場合は暖房機器やブランケットなど、寒さ対策が必要です。

暖を取る女性のイメージ

冬場の寒さが厳しい土間では防寒対策が欠かせません(写真/PIXTA)

湿気対策を行う

子どもが使った後のレインコート、湿った土が付いたままの長靴など、水気のあるものを置きがちな土間収納では湿気対策が重要です。湿気が多いままでは、カビや結露が発生してしまう原因になってしまいます。

「湿気がこもらないようにするためにも、空気の流れを意識しましょう。リフォーム工事の際に窓や通気口を設置することで湿気対策ができます。マンションの構造によっては窓をつけられない場合もあるので、除湿機や加湿機を取り入れて空気を流してみてください」

結露している窓のイメージ

土間に湿気がこもらないように空気を入れ替えて利用しましょう(写真/PIXTA)

汚れ対策を行う

屋外と屋内の中間的な役割を担う土間は、通常の部屋よりも汚れやすい傾向があります。さらに、段差があるためゴミやほこりが溜まりやすいという性質も。定期的な掃除で清潔を保ちましょう。
また、DIYやガーデニング、子どもの遊び場として土間を活用する場合は、手洗い場を設置すると便利です。

手洗いのイメージ

子どもの遊び場として土間空間に手洗い場があると便利です(写真/PIXTA)

素材選びに注意する

土やほこりを外から持ち込みやすい土間では、表面が平らなタイルや石畳、モルタルなど、掃除がしやすい床材を選ぶとお手入れが楽になります。
「タイルを使用する場合はできるだけ大盤のものを選びましょう。目地を少なくできるので、ゴミを取りやすく毎日の掃除時間を短縮できます」

コンクリート塗装のイメージ

床材選びはリフォーム会社に相談しながら進めましょう(写真/PIXTA)

一戸建ての土間リフォームのおしゃれな成功事例4選

自由にリフォームを楽しめる一戸建てなら、土間を生かした個性ある空間を作れます。実用的でセンスが高い成功事例を見ていきましょう。

筋トレやDIYを満喫できる広々土間にリフォーム

家でも気軽にトレーニングができるようにと、天井に懸垂用具を取り付けた土間スペース。趣味のDIYも土間スペースで季節を問わず楽しんでいるそう。黒に近いモルタル仕上げで、きりっと引き締まった印象に仕上がっています。
さらに、1階の和室は仕切りをなくして玄関土間とつながるフリースペースに。フリースペースの床はオーク無垢材で、客間としても活用できます。

開放感があり、トレーニングスペースとしても活用できる土間スペース

いつでもトレーニングができる玄関の土間スペース(画像提供/stylekoubou(スタイル工房))

自転車をかけたフリースペース

目的に合わせていろいろな使い方ができるフリースペース(画像提供/stylekoubou(スタイル工房))
【リフォーム前】

リフォーム前の間取り

【リフォーム後】

リフォーム後の間取り

【DATA】
リフォーム費用:1330万円
リフォーム部位:玄関、LDK、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、寝室、階段、外壁・屋根、バルコニー、子ども部屋、洋室
設計・施工/stylekoubou(スタイル工房)

土間とリビングが繋がるインダストリアル空間に

玄関からリビングスペースまで土間が続くニューヨークスタイルにリフォーム。
土間を大きく取り込んだ開放的なリビングスペースには、ギャラリースペースを新設しています。あらわにした鉄骨とインダストリアルな照明器具の相性がぴったり。
オーク材の床はあえて工具で傷をつけ、ヴィンテージ感を演出しています。

玄関土間がつながるリビング・ダイニング

リビングまで続くモルタルの玄関土間が印象的(画像提供/SCHOOL BUS|スクールバス空間設計)

照明器具がおしゃれなリビング

海外のような雰囲気が漂うリビング・ダイニング(画像提供/SCHOOL BUS|スクールバス空間設計)
【リフォーム前】

リフォーム前の間取り

【リフォーム後】

リフォーム後の間取り

【DATA】
リフォーム費用:1200万円
リフォーム部位:玄関、リビング・ダイニング、キッチン、寝室、洗面所、トイレ、階段
設計・施工/SCHOOL BUS|スクールバス空間設計

アウトドア好きのこだわりが詰まった土間収納

アウトドア好きの夫妻が実現した、理想の土間収納スペース。
可動棚や有孔ボードの壁など、キャンプ道具を片付けるのに便利なアイデアがたくさん詰め込まれています。
家の構造を生かし、土間収納部屋全体で6畳ほどを確保。雨の日や暗い夜でも道具のお手入れができ、アウトドアチェアを広げて腰をかけるなど、お気に入りのスペースとしてさまざまな用途で活躍しています。

土間の収納スペース

道具を整理整頓できる土間収納スペース(画像提供/木の家専門店 谷口工務店)

【DATA】
リフォーム費用:1800万円
リフォーム部位:収納、リビング・ダイニング、キッチン・システムキッチン、浴室・バス・ユニットバス、トイレ、洗面所・脱衣所、和室、階段、玄関、洋室、廊下、その他
設計・施工/木の家専門店 谷口工務店

暮らしの楽しみが広がる自由な土間空間

「子どもたちが元気よく、のびのび暮らせる家にしたい」という願いをかなえた、庭や土間、吹き抜けのある一戸建て住宅。
土間とつながる玄関には、家族で拾った流木を小物掛けとして生かすなど、遊び心が光る空間になっています。
希望していた土間には造作したベンチとテーブルを置き、日向ぼっこをしたり、近所の方とお茶を飲んだりと、ゆったりくつろげるスペースに。
使い方次第で暮らしの楽しみが広がるすてきな空間です。

ベンチとテーブルが置かれた土間

自由な過ごし方を楽しめる土間(画像提供/SOUKEN)

土間につながる玄関

広い玄関は土間とつながっていて便利(画像提供/SOUKEN)
【リフォーム前】

リフォーム前の間取り

【リフォーム後】

リフォーム後の間取り

【DATA】
リフォーム費用:1200万円
リフォーム部位:玄関、土間、収納、リビング・ダイニング、キッチン、バス、トイレ、居室など
設計・施工/SOUKEN

マンションの土間リフォームのおしゃれな成功事例4選

北田さんによると、マンションに土間を新設・拡張するリフォームのオーダーは、年々増加傾向にあるそうです。土間のメリットを生かした個性あふれる成功事例をピックアップしました。

愛犬との生活を豊かにする土間リフォーム

愛犬たちのことを考えて土間玄関を採用。玄関は、シューズクロークにつながる家族用とゲスト用の2つに分けられています。
たくさんの靴や荷物も収納力抜群のシューズクロークにすっきりと整理できるので、いつでもきれいな状態をキープ。愛犬たちの散歩の準備や、後片付けにもとても便利なスペースです。

収納が充実した玄関

ゲスト用と家族用の入り口を分けた土間玄関(画像提供/JS Reform(日本総合住生活) )

【DATA】
リフォーム費用:50万円
リフォーム部位:間取り変更、建具変更、内装工事など
設計・施工/JS Reform(日本総合住生活)

収納力抜群の土間収納でいつでもすっきり

こちらは、玄関の一角に靴のまま荷物をしまえる土間収納をつくったリフォーム事例。
たくさんの靴はもちろん、ゴルフバッグのような大きな荷物もそのまま収納でき、いつでもゲストを心地よく迎えることができます。

使い勝手のいい土間収

玄関土間に設けられた便利な収納棚(画像提供/JS Reform(日本総合住生活))

【DATA】
リフォーム費用:135万円
リフォーム部位:間取り変更、建具変更、内装工事など
設計・施工/JS Reform(日本総合住生活)

土間リフォームで自転車やアウトドアグッズも収納

住空間全体のリフォームで、「趣味」「遊び心のある空間」をテーマにしたカラフルで個性的なミッドセンチュリースタイルを実現。
玄関に広がるモルタル床の土間は、自転車やアウトドアグッズ、DIY工具など、外で使用するアイテムでも気にせず収納できる空間です。作業スペースとしても重宝されています。

自転車も置ける土間玄関

趣味のアイテムをおしゃれに収納した土間玄関(画像提供/mic アールスタジオ)

【DATA】
リフォーム費用:1030万円
リフォーム部位:玄関、リビング・ダイニング、キッチン・システムキッチン、浴室・バス・ユニットバス、トイレ、洗面所・脱衣所、収納、寝室、書斎、ロフト、洋室、廊下など
設計・施工/mic アールスタジオ

収納にも室内干しにも便利な多機能空間

間取りを一新するスケルトンリフォームを実施。玄関脇につくった土間スペースは、ベビーカーやアウトドア用品も置ける広々とした空間で、ロープを張って室内干しスペースとしても活用しています。通風のための室内窓もあり、一年中快適さを保てます。
さらに、シンプルなステンレス製品で統一したキッチンの床にも、おしゃれで機能的な土間タイルをセレクト。壁のタイルや木製のオープン棚ともマッチしていて、まるでカフェのような空間に仕上がっています。

広々とした土間スペース

ベビーカーも余裕で置ける玄関土間(画像提供/a.design)

土間タイルのキッチン

床に土間タイルを採用したキッチン(画像提供/a.design)
【リフォーム前】

リフォーム前の間取り

【リフォーム後】

リフォーム後の間取り

【DATA】
リフォーム費用:620万円
リフォーム部位:玄関、キッチン、リビング・ダイニング、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、寝室、子ども部屋、廊下
設計・施工/a.design

土間リフォームは自分でDIYできる?

アイデア次第でさまざまな使い方を楽しめる土間スペース。
DIYにハマっている人が多い今、「コンクリート塗装や棚を付けるのは自分でも挑戦できそう」と考えている方もいるかもしれません。
実際のところ、自分でも土間リフォームはできるものなのでしょうか?

土間リフォームはプロに任せるのがベター

テレビ番組や動画配信でも取り上げられる機会が多いDIYリフォーム。コストを抑えて部屋の雰囲気を変えられると人気ですが、さまざまなリスクが考えられるため注意が必要です。

「専門的な知識がないまま作業をしてしまうと、設備を損傷・破壊してしまい、水漏れや耐震性能を低下させてしまう恐れがあります。DIYを取り入れて費用を抑えたい場合は、事前にリフォーム会社へ相談してみましょう。例えば、ご自身の手で収納棚を設置したいのであれば、予定しているスペースや寸法、使い道を事前に伝えておくと、設計時に考慮してくれます」

説明をするリフォーム会社のスタッフのイメージ

DIYに慣れている人でもまずはリフォーム会社へ相談を(写真/PIXTA)

まとめ

今回は、土間リフォームを検討する際に知っておきたい、メリット・デメリット、費用相場や成功事例を詳しくご紹介しました。天気を気にすることなくいつでも利用できて、汚れや傷も気にならない。生活を豊かにしてくれる土間は、今後さらに需要が高まりそうです。
日本総合住生活の北田さんは「土間リフォームは幅広い世代のお客さまに喜ばれています。物が増えやすい子育て世帯にも、趣味を楽しむシニア世代にも、丁度いい使い勝手の良さが土間にはあります」と教えてくれました。
目的に合わせた土間の有効活用で、快適な家づくりを目指しましょう。

取材協力/JS Reform(日本総合住生活)
構成/梨本明世(ドコドア)
取材・文/松永春香