ウォークインクローゼット(WIC)をリフォームでつくる方法。間取り、収納方法は? 実例も紹介!

「収納スペースが足りない」「部屋が片付かない」など、住まいの収納に悩む人たちが憧れるウォークインクローゼット。さまざまな荷物をまとめて収納できると人気ですが、リフォームでウォークインクローゼットをつくるときは、どんな点に注意すればいいのでしょう。JS Reform(日本総合住生活)の北田晃彦さんにポイントを伺いました。あわせてリフォームにかかる費用や実例も紹介します。

両側のハンガーパイプに洋服がずらりとかかったウォークインクローゼットの内部

(写真/PIXTA)

記事の目次

ウォークインクローゼット(WIC)とは?人気の理由とメリット・デメリット

ウォークインクローゼットとは?

ウォークインクローゼットとは、文字通り、人が中に入って歩くことができる大型収納のことです。一般的には、2~3畳程度のサイズのものが多いようです。

最近の住宅ではすっかりウォークインクローゼットが定着し、新築のマンションや一戸建てでスタンダードな収納スペースとなっています。主寝室をメインに、数カ所にウォークインクローゼットを設ける物件も見かけるようになりました。

ウォークインクローゼットの中で服を探す女性

人が中に入って歩ける収納がウォークインクローゼット(写真/PIXTA)

ウォークインクローゼットのメリット

「ウォークインクローゼットのメリットは、荷物の管理がしやすいことです」とJS Reform(日本総合住生活)の北田晃彦さん(以下同)。

衣類はもちろん、バッグや帽子などの小物も一緒に収納できるので、毎日の身支度がその場で完結。シーズンごとの衣替えも場所を入れ替えるだけと簡単に済ませることができます。スーツケースや季節用品など、かさばるものの保管場所としても便利。あちこちに分散していたものを1カ所にまとめられるので、どこにしまったか忘れて探しまわったり、見つからずにまた同じものを買ってしまったり、といったムダがなくなります。

さらに、居住スペースがすっきりするというメリットもあります。

「ウォークインクローゼットがあると、部屋にタンスなどの収納家具を置く必要がなくなり、居住スペースを有効に使えます。特に片付けが苦手で家の中が散らかりがちな人には、メリットの大きい収納だと思います」

ウォークインクローゼットにはデメリットもある

ウォークインクローゼットを設けると収納量が増えると思いがちですが、そうとは限りません。

人が歩くスペースにはモノを置けないので、その分収納できるスペースは減ってしまいます。収納量アップが目的であれば、人が入れない普通のクローゼットを増設したほうがいいかもしれません。

また、居住スペースが減ってしまう点にも注意が必要です。

「住宅の床面積に対する収納スペースの割合を収納率といい、マンションは8%~10%、一戸建ては13%~15%程度が適当といわれています。限られた専有面積のなかで数畳の大型収納をつくると収納率がアップし、その分居住面積が減ってしまいます。収納率はあくまでも目安ですが、居住スペースとのバランスを考えて設置を検討するといいでしょう」

ウォ-クインクローゼットのある部屋と一般的なクローゼットのある部屋

左がウォークインクローゼットのある部屋。室内はすっきりするが、居住スペースは減ってしまう

ウォークインクローゼット(WIC)の広さと間取りは?

ウォークインクローゼットの間取りと収納力

ウォークインクローゼットは、荷物を置くための収納スペースと、人が歩くための通路スペースで構成されています。そのため、十分な収納力のあるウォークインクローゼットにするためには、荷物が収まる以上の広いスペースが必要です。

また、使いやすさの面からも一定以上の広さが求められます。

「人が中に入ったときに収納してあるモノを見渡せることが大事です。さらに、モノを選ぶ、しまうなどの動作がストレスなくできる空間にするためには、できれば2畳(約3.3m2)以上の広さがほしいですね」

狭いウォークインクローゼットは使いづらい

最近はマンションなどで、広さ1畳少々のコンパクトなウォークインクローゼットをよく見かけます。憧れの収納だったはずなのに、実際に使ってみると、手持ちの服が収まらない、通路が狭くて使いづらいといった不満の声が多いようです。

リフォームの場合、押入れをウォークインクローゼットにしたいというケースもありますが、一般的な押し入れサイズは1畳程度。ウォークインクローゼットをつくることはできるのでしょうか。

「例えば、間口180cm×奥行90cmの押入れの場合、間口180cmを3分割し、真ん中を通路、両側にハンガーパイプや棚を配置するという方法でつくれないことはありません。ただし、通路は立つだけ、収納量は3分の2に減ってしまいます」

使い勝手のいいウォークインクローゼットにしたいなら、押入れサイズでは不十分。居住スペースをプラスして面積を拡張することを検討しましょう。その場合は、狭くなる部屋の使い方も併せてリフォームプランを考える必要があります。

夫婦2人で使うなら目安は2畳

ウォークインクローゼットのサイズを考えるときは、何人で使うかがひとつの目安になります。

「一般に、1人に必要な収納スペースは約1畳といわれています。夫婦2人で使う場合は、1畳×2人で2畳程度が適切なサイズ。荷物の量や使い方によって、2~3畳を目安にするといいでしょう」

ちなみに、ひとり暮らしの場合も、使いやすさの面から2畳程度がおすすめ。荷物が少なければ、棚にお気に入りの小物をディスプレイするといった楽しみ方もできます。

夫婦で使う約2畳サイズのウォークインクローゼット

夫婦用に設けた約2畳サイズのウォークインクローゼットの実例(画像提供/JS Reform)

家族で使うなら目安は3~4畳

家族みんなで使う場合は、3人家族なら3畳、4人家族なら4畳程度が適したサイズになります。3~4畳の広さがあれば通路を広めにとって鏡を置き、ウォークインクローゼットの中で着替えることもできます。

「4畳となると小さめの居室ほどの広さ。乱雑になりがちなので、収納するモノに合わせて、全体のレイアウトや収納方法をしっかり計画することが大切です」

家族みんなで使う約4畳サイズのウォークインクローゼット

大人も子どもも家族全員で使う約4畳サイズのウォークインクローゼットの実例(画像提供/JS Reform)

ウォークインクローゼット(WIC)の使いやすいレイアウトは?

ウォークインクローゼットの基本レイアウトは4タイプ

ウォークインクローゼットは収納スペースの配置にいくつかのパターンがあります。基本のレイアウトは、I型、Ⅱ型、L字型、コの字型の4タイプです。それぞれの特徴を知っておくと、リフォームのプランづくりに役立ちます。

I型のウォークインクローゼット

壁の1面だけに収納スペースがあるタイプです。

I型のウォークインクローゼット

壁の1面だけが収納スペースのI型

「中に入ったときに収納しているモノがひと目でわかるのが、このタイプのメリット。中での移動距離は少し長めですが、服選びがスムーズです」

Ⅱ型のウォークインクローゼット

中央に通路があり、両側の壁面に収納スペースあるタイプ。奥行が同じであれば、収納力はI型の2倍になります。

Ⅱ型のウォークインクローゼット

中央が通路、両側が収納スペースのⅡ型

「パイプハンガーを両側に設置することもできますが、それではちょっともったいないです。このタイプは両側の収納スペースの奥行を変えるのがおすすめ。例えば、片側は奥行60cm、もう片側は奥行30cmとすると、家にあるいろいろなものが効率的に収納でき、クローゼット内を整理しやすくなります」

L字型のウォークインクローゼット

I型の奥の壁面にもハンガーパイプや棚を設けたタイプです。

L字型のウォークインクローゼット

コンパクトなものが多いL字型

「限られたスペースで効率よく設計できるのがこのタイプ。中に入ればすべてに手が届くようなコンパクトなものが多いです。L字の角がデッドスペースになるため、収納量は多くありません」

コの字型のウォークインクローゼット

通路を挟んだ両側の2列に加えて、奥の壁面にも収納スペースを配置したタイプです。

コの字型のウォークインクローゼット

3面が収納スペースになるコの字型

「コの字型は、4畳程度の広さがあってこそできるレイアウト。Ⅱ型と同様に、収納の奥行を変えることで家中のさまざまなモノを効率よく収納することができます。コの字の両角にデッドスペースできてしまうのがデメリットです」

WICの通路幅は60cm以上確保したい

ウォークインクローゼットは人が通るスペースがとても重要です。

「通路の幅は最低でも60cm必要です。ただし、幅60cmでは歩く、向きを変えるぐらいが精いっぱいですから、できるだけゆとりを持たせて快適に使いたいもの。中で着替えをしたい場合は、90cm程度の通路幅を確保してください」

幅の違う3つの通路に男性、モノを運ぶ女性、着替えをする男の子

モノを出し入れする、着替えをするなど、動作がスムーズできる通路幅を確保したい

レイアウトを考えるために、収納スペースの基本的な奥行も押さえておきましょう。ハンガーパイプに服をかけて収納する場合、50~60cmの奥行が必要です。ハンガーパイプ上部の枕棚は奥行35cm程度。布団用の棚は奥行75cm以上と考えるといいでしょう。

「ハンガーパイプを取り付ける位置は壁から25~30cmが一般的です。男女一緒に使う場合は男性の服に合わせて奥行を深めにする必要がありますが、女性専用であれば奥行を浅くすることもできます。使う人やしまうモノに合わせて設計することで、通路にゆとりのあるレイアウトが可能になります」

ウォークインクローゼットのハンバーパイプ、通路、棚の目安サイズ

片側はハンガーパイプではなく棚にすると通路にゆとりができる

ウォークインクローゼット(WIC)が片付く収納方法は?

ウォークインクローゼット(WIC)が片付く収納の工夫

ウォークインクローゼットを計画する際は、具体的な収納方法も考えておきたいもの。何をどう収納するかを決めておかないと、中がごちゃごちゃになり収納力がダウンしてしまいます。

「まずいったんモノを外に出して種類や量を把握することです。洋服が多い人であればハンガーパイプの数を多くする、小物が多ければ奥行の浅い収納ケースを活用するなど、収納方法をカスタマイズしていくといいでしょう。今後、モノが増える可能性を考慮して、フリースペースを残しておくのもポイントです」

ハンガーパイプや棚をカスタマイズ

ハンガーパイプや棚の配置は、収納したいものに合わせてさまざまなアレンジが可能です。ここでは、基本的な配置例を紹介します。

ハンガーパイプ+枕棚
ハンガーパイプは丈の長いコートやワンピースも収納しやすく、枕棚があると上部も有効に使えます。丈の短い衣類をかけると下に空きスペースができるので活用方法を考えておきたいもの。

ハンガーパイプと枕棚を配置したウォークインクローゼット

枕棚とハンガーパイプを組み合わせたウォークインクローゼットの例(画像提供/JS Reform)

ハンガーパイプを2段にする
かけて収納したい衣類が多い場合は、枕棚を設けず、ハンガーパイプを上下2段に配置することもできます。収納量は倍増しますが、かけられるのは丈の短い上着のみになります。

ハンガーパイプを上下2段に配置したウォークインクローゼット

一部に上下2段のハンガーパイプを設置したウォークインクローゼットの例(画像提供/JS Reform)

棚を設置する
棚があるとバッグや帽子などの小物や、畳んだ衣類の収納に便利。収納したいモノに合わせて棚の奥行を設定することで、収納力が高まります。

棚をたくさん設けたウォークインクローゼット

小物から布団までさまざまなモノに対応する棚を設置したウォークインクローゼットの例(画像提供/JS Reform)

ハンガーパイプや棚を設けない
造作はいっさい設けないという選択肢もあります。その場合は、ハンガーパイプや棚の代わりに、市販のハンガーラックや収納ケースなどを活用して収納方法を考えていく必要があります。

造作のないシンプルなウォークインクローゼット

造作を設けないシンプルなウォークインクローゼットの例(画像提供/JS Reform)

「あまりきっちり収納をつくり込んでしまうと、数年後にライフスタイルが変わったときに使いづらくなる可能性があります。取り外し可能なハンガーパイプや可動式の棚を活用すると、将来の変化にも対応しやすいでしょう」

手持ちのタンスや収納グッズも活用

長年使っている愛着のある収納家具を捨てられない、という人もいるでしょう。それなら、ウォークインクローゼットの中に設置するという方法があります。

「特に多いのは婚礼ダンスですね。大型のタンスなどを入れたい場合は、それに合わせてウォークインクローゼットを設計する必要があります。あらかじめリフォーム会社に伝えて、タンスの使用に支障のないゆとりをもった設計にしてもらいましょう」

大型家具は地震があったときに転倒が心配ですが、ウォークインクローゼットに入れて壁にしっかり固定することで転倒を防止。防災対策としてもメリットがあります。

ウォークインクローゼットの中にぴったり納まった収納家具

手持ちの家具がぴったり収まるように計画したウォークインクローゼットの例(画像提供/JS Reform)

ウォークインクローゼット(WIC)が便利な場所は?

ウォークインクローゼット(WIC)は使う人と場所がマッチしていないと不便なことも

次のポイントは、どこに設置するかです。必要な広さを確保できても、設置する場所によっては使いづらいことがあります。

例えば、よくあるのは主寝室に出入り口のあるウォークインクローゼットです。夫婦二人で使うならいいですが、家族みんなで使う場合は、個室に直結ではなく、誰もが気兼ねなく出入りできる場所が便利。誰が使うかによって、使いやすい場所を考えてみましょう。

生活動線を考えて場所選びを

主に次のような設置場所が考えられます。設置場所によって生活動線が変わる点に注意を。

1.寝室に直結する場所
2.洗面室に直結する場所
3.リビングや廊下に直結する場所

寝室に続く場所にウォークインクローゼットがあると、朝起きたらすぐに着替えができます。洗面室に直結する場所であれば、着替えからヘアメイクまで外出前の身支度がスムーズです。家族みんなで使うなら、リビングや廊下に直結する場所が使いやすいでしょう。

洗面室からつながるウォークインクローゼット

洗面室につながる場所にウォークインクローゼットを設けた例(画像提供/JS Reform)

玄関横に設けたウォークインクローゼット

玄関横の廊下からアクセスできる場所にウォークインクローゼットを設けた例(画像提供/JS Reform)

最近は、リビングにウォークインクローゼットを設置するケースが増えているそうです。

「東日本大震災以降、リビングに家族が集まって過ごす生活スタイルが定着し、リビングで使うモノが増えたからでしょう。ウォークインクローゼットがあればモノが出っぱなしになりません。衣類も収納し、そこで着替えをするケースも。例えば朝食を済ませたら、そのままウォークインクローゼットで着替えて、玄関へ。着替えのために寝室に戻る手間がなく、動線がスムーズです」

リビングの奥はセミオープンなウォークインクローゼット

家族が集まるリビングのつづきにウォークインクローゼットを設けた例(画像提供/JS Reform)

ウォークスルークローゼットも人気

リフォームでは、ウォークスルークローゼット(WTC)も人気。こちらは出入り口が2カ所あり、人が通り抜けられるタイプの大型収納です。

「人の動線上に収納があり、通り抜けながらモノを取ることができます。風もよく通るので衣類の管理がしやすく、ホコリがたまりにくいのもメリット。設置場所は、寝室と洗面室をつなぐ場所、リビングと寝室をつなぐ場所など、さまざまなパターンがあります」

人が通り抜けられるウォークスルークローゼット

リビングと部屋をつなぐ動線上に設けたウォークスルークローゼット(画像提供/JS Reform)

ウォークインクローゼット(WIC)リフォームの費用相場

ウォークインクローゼットを含む、収納のリフォーム費用の相場は40万~60万円ぐらいです。(※2019年4月にSUUMOリフォーム実施者調査から算出した中心費用帯)

ウォークインクローゼットのサイズが大きいほど、内装工事に費用がかかります。また、カーペットをフローリングに変えるなど、床材の交換があると費用は高めになります。

「造り付けのハンガーパイプや棚など、造作の数によっても金額が変わります。棚板は後から追加が可能。費用を抑えたい場合は、最初は数を少なめにして、必要に応じてプラスするといいでしょう」

予算内で施工できるようにリフォーム会社とよく相談することが大事です。

ウォークインクローゼット(WIC)をリフォームでつくるときの注意点

扉の種類や有無で使い勝手が変わる

リフォームでウォークインクローゼットをつくる場合は、扉も自分で選びます。どんな扉を選ぶかで使い勝手が違ってきます。主な扉のタイプと特徴を押さえておきましょう。

片開きドア
ドアを開閉するときにスペースが必要。ドアの可動範囲には家具やモノを置けないというデメリットがあります。

片開きドア

片開きドアは開閉にスペースが必要

引き戸
開け閉めの際にスペースを取りません。動線を妨げることがなく、隣接する部屋の家具の配置もしやすいです。戸をWIC内に引き込む場合、壁にはハンガーパイプを設置できないなど、中の使い方が制限されます。

引き戸

引き戸は開閉にスペースを取らない

折れ戸
開けたときのでっぱりは片開きドアの半分で済みますが、開口部が狭くなってしまうのがデメリットです。

折れ戸

折れ戸は開けたときの間口幅に注意

扉を設けない
あえて扉を付けないという選択肢も。中は見えてしまいますが、扉の開け閉めがないので動線がスムーズです。

「ウォークインクローゼットの大きさや設置する場所によって、適切な扉のタイプは異なります。寝室からつながるウォークインクローゼットなど、プライベートな空間では扉のないオープンなスタイルのほうが使いやすいことも。中が見えないようにカーテンやロールスクリーンを活用する方法もあります」

扉のない寝室のウォークインクローゼット

寝室に壁で仕切ったセミオープンなウォークインクローゼットを設置した例(画像提供/JS Reform)

湿気は大敵。リフォーム時にしっかり対策を

ウォークインクローゼットを快適に使い続けるためには、欠かせないのが換気対策です。湿気がこもってカビが発生したというような事態にならないように、しっかり対策しておきましょう。

クローゼット内の換気方法には、小窓を設ける、換気扇を設置する、ドアをガラリ(換気口)付きのものにするなどがあります。

「壁に断熱材を入れるほか、エコカラットという湿度調整や空気清浄力のある壁材を使うケースもあります。空気が通るように荷物を詰め込みすぎないなど、換気を意識して使うことも大切です」

おしゃれな白いウォークインクローゼットは換気窓付き

上に換気用の窓を設けたウォークインクローゼットの例(画像提供/JS Reform)

デザインにこだわってお気に入りの空間に

リフォームでつくるウォークインクローゼットは、デザインもいろいろ工夫できます。

「好きな色や柄のアクセントクロスを張ったり、出入り口をアーチ型にするだけでも個性を演出できます。なかには、居室との仕切り壁にガラスブロックを使ったケースや、ピクチャーレールと照明を駆使して見せる収納を楽しむケースも。使いたい素材やイメージをリフォーム会社に伝えて相談してみるといいでしょう」

ウォークインクローゼット(WIC)のリフォーム実例と費用

ここでは、リフォームでウォークインクローゼットを実現した先輩たちの実例を紹介します。設置場所、広さ、収納方法などプランづくりのヒントが満載。概算の費用も参考にしてください。

【50万円】 LDK、水まわり、玄関土間につながる集中収納 (マンション)

ウォークインクローゼット

LDKから玄関土間へつながるウォークインクローゼット

リフォーム後の間取り図

家族で共用するウォークインクローゼットを、LDKと玄関土間につながり、水まわりにもアクセスしやすい場所に設置。各部屋に収納を増やすのではなく、集中型の収納にすることで、各居室に十分な広さを確保しました。(施工/JS Reform)

【30万円】 LDK奥に大容量のパントリー兼WIC (一戸建て)

ウォークインクローゼット

パントリーを兼ねたウォークインクローゼットを1階に設置

リフォーム後の間取り図

1階のLDK奥にたっぷりの収納力を確保したパントリー兼WICを設置。床は手入れのしやすいフロアタイル仕上げ、天井には照明器具のレール、壁にはLDをのぞける小窓も。手前にはランドリールームを設えています。(施工/ハコリノベ)

【26万円】 主寝室とLDKにつながる「なんでもしまえる収納」 (一戸建て)

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは家のほぼ中央、リビングと寝室から出入りできる

リフォーム後の間取り図

既存の収納スペースを拡張し、大容量のウォークインクローゼットを新設。主寝室とLDKのどちらからもアクセスでき利便性も実現。構造上抜けない柱を中に納まるようプランニングしたのもポイントです。(施工/山商リフォームサービス)

【72万円】玄関直結にWICを設け、ムダのない家事楽動線を実現

入り口が三角屋根の形をしたウォークインクローゼット

玄関前に位置し、三角屋根の形をした入り口が楽しい

リフォーム後の間取り図

玄関から直結する大容量のウォークインクローゼットを新設。枕棚の上も天井までたっぷり収納できます。三角屋根の形をした入り口は、扉がないので出入りがスムーズ。来客時にはカーテンでサッと目隠しが可能です。(施工/サンリフォーム・FUN HOME 不動産)

【40万円】 廊下から脱衣室とつながるL字型のWIC (マンション)

ウォークインクローゼット

手前には棚を設置し、大小のアイテムをすっきり収納

リフォーム後の間取り図

廊下と脱衣スペースをつなぐ場所に大容量のウォークインクローゼットを設置。家族3人分の衣類はもちろん、季節のものやストック類もすっきり片付きます。(施工/SCHOOL BUS|スクールバス空間設計)

【25万円】 リビング内にWICを設け、モノを表に出さない生活を実現(マンション)

ウォークインクローゼット

採光や通気性にも配慮した設計

リフォーム後の間取り図

リビング内からアクセスできるファミリークローゼットには、季節物や子ども用品を収納でき、掃除機の充電ができるコンセントなども設置。リビングに面する部分には、デザイン、採光、通気性を考えて室内窓を設けています。(施工/アクアラボ)

【62万円】 こだわりが詰まったショップ風WIC (マンション)

ピンク色のウォークインクローゼット

色や照明にもこだわった寝室直結のウォークインクローゼット

リフォーム後の間取り図

空き部屋をウォークインクローゼットにリフォーム。丈の長い衣類用と2段で使えるスペースを分け、上部に小物をディスプレイできる棚を設置。アールを活かしたデザインや間接照明も導入し、おしゃれなショップのような空間に。(施工/ゆめや)

ウォークインクローゼット(WIC)のリフォームを成功させるポイント

リフォームでつくるウォークインクローゼットは、これまでの収納についての悩みが解決してこそ成功といえるでしょう。それには、自分のライフスタイルを見つめ直し、よく考えてプランニングすること。また、客観的な視点を持つことも大事です。

北田さんは、「まずは自分が持っている荷物の量を確認し、いるものといらないものに分けるところから始めましょう。収納方法が決められないなどプランづくりで迷ったら、専門家であるリフォーム会社に相談することです」とアドバイス。

収納を得意とするリフォーム会社に相談して、「つくってよかった!」と満足できるウォークインクローゼットを手に入れましょう。

取材協力/JS Reform(日本総合住生活) 北田晃彦さん
構成・取材・文/小宮山悦子 イラスト/土田菜摘