収納のリフォームというと、ウォークインクローゼットやパントリーなど収納空間をつくったり、押し入れをクローゼットに変更したり、大きな壁面収納を設置するという大掛かりなリフォームが思い浮かびます。ただ、そういった大きな変更をしなくとも工夫次第で収納力は生み出せるものです。
今回は「収納力が劇的に増える！」というリフォームではないけれど、「あったら便利！」「真似したい！」という収納アイディアのプチリフォーム事例を５選お届けします。
1.【キッチン】カウンター側面にオープン棚
新しく設置したL字型のキッチンはリビングダイニング側からの視線をカットするために高めの腰壁カウンターを設置。それに伴いできた側面にオープン棚を造作しました。
キッチンとリビングダイニングの間に位置するためどちら側からも使えて便利。レシピブックを置いたり、リビングに出しっぱなしになりがちな小物を収納したりと大活躍の収納スペースです。
２．【キッチン】「リモコンニッチ」で操作パネルや生活情報は一か所に集めて
キッチン横の壁を窪ませてニッチをつくり、インターホンや照明のスイッチ、給湯パネルなどのリモコン類を一か所に集めました。ニッチはスペースを３段に分け、下段はマガジンラック、真ん中はコンセントとリモコン置き場、上段は磁石が付くマグネット壁にしてプリント類などを貼れるようにしました。壁にはゴミ収集表や家族の予定を書きこんだカレンダーを貼り、家族で情報を共有できる場としても活用されています。
３．【寝室】ドアのデッドスペースを利用したコーナー本棚
寝室には元々本棚がありましたが、さらに収納を増やしたいというご要望に応えて本棚の横のドアのデッドスペースを利用して本棚を造作しました。収納の形を四角ではなく三角形にすることで扉の開閉にも支障がなく収納スペースを増やすことができました。既存本棚とテイストを揃えたため、最初から一体の収納だったかのようにぴったり納まっています。
４．【廊下】省スペースで設置可能なペグボード
廊下の壁面を有効利用して収納スペースをつくりました。廊下は奥行のある棚を置いてしまうと通行の妨げになってしまうため、省スペースでの収納に適したペグボード（有孔ボード）を壁に取り付けています。たくさんのある孔の好きな位置にフックなどを取り付けることが可能で、こちらのお家では鍵やヘルメット、折り畳み傘などをお出かけに必要なものを引掛けて収納するスペースとして活用されています。
引掛け収納だけでなく、ペグボード用の棚板なども種類豊富に販売されているため、幅広い使い方ができます。
５．【玄関】上がり框に隠せるサンダル収納
玄関の上がり框の下側にご夫婦２人分のサンダルをしまえるスペースをつくりました。ゴミ出しや宅配便の受取り、ちょっと外に…という時など何かと使う機会の多い玄関サンダル。パッと履けるようしたいものではありますが、出しっぱなしにして玄関がごちゃごちゃしてしまうのは避けたい。そんなお声に応えました。普段は框部分にしまって玄関をすっきりと見せながらも、必要なときは下からささっと出して履くことができます。
いかがでしょう、皆さんの参考になるような収納アイディアはありましたか。
小さなリフォームでも収納力を上げたり使い勝手をよくすることは可能です。
お住まいのリフォームをお考えの際には「これをしまいたい」「こういう収納がほしい」「スペースを有効活用したい」という収納についてのご相談もぜひお聞かせください。
朝日住宅リフォームがプラスアルファのご提案をさせていただきます。
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