躯体図

躯体図(クタイズ)の意味・解説

躯体図とは、コンクリートの打設位置や寸法を示したもので、建物を構築するために必要となるすべての施工図の基本となる。躯体工事はもとより、仕上げ・設備の納まりの基準にもなり、各階の梁伏図(はりふせず)および水平断面図などで表現される。通り芯、壁芯、コンクリート断面寸法、スラブの厚さと位置、開口部、木れんが、インサート、アンカーボルト、貫通孔などが記入される。「コンクリート図」「裸図(はだかず)」ともいう。
なお、躯体図は、次の設計図書をベースに作図する。
・ 意匠図(通り芯、スパン寸法、レベル等の確認)
・ 構造図(柱・梁・壁・床の名称及び寸法等の確認)
・ 設備図(設備開口等の確認)
・ 仕様書(各種仕上げ及び使用材料等の確認)
・ 現場指示書(設計変更等の確認)
・ 質疑応答書(設計変更等の確認)

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