神奈川県 Eさんのリフォーム事例

壁を抜いてキッチンの向きを変えることで、玄関からそのままストレートにアクセスできる動線を実現。ダイニングテーブルとキッチンを並列に配置することで、配膳や片づけがとてもスムーズになったそう。「以前はキッチンが狭く、お手伝いをしたいと子どもが言ってくれてもお願いしづらかったんです。今は一緒にお菓子作りなどを楽しめるようになりました」

LDKは手前にあった和室部分を取り込んで広々とした空間に生まれ変わった。さらに、押し入れ部分の壁を抜いて、奥の寝室とつなげ、通路にはウォークスルータイプのクロゼットを新設。クロゼットからは洗面コーナーにもつながりキッチン側にも抜けられる。「家事動線が整ったことで、暮らしやすさが大きく向上しました」と満足そうに話してくれた

キッチンからは家全体を見渡せるようにレイアウトし、どこにいても家族の気配が感じられるプランに。「洗面コーナーにはあえてドアを付けず、廊下から直接アクセスできるようにしました。手洗いに向かう子どもの様子も見守れて安心です」とEさん。さらに、内装はグレーを基調に微妙に色味を変えて重ねることで、奥行きとニュアンスのある落ち着いた空間に仕上げている

廊下からすぐにアクセスできるドアレスの洗面コーナーは、手を洗いたいときにさっと使えて便利。洗面台はキッチンとトーンを合わせたネイビーカラーで統一感をもたせ、入り口はアーチ壁にしてオシャレな雰囲気に演出した。また、洗面コーナーを抜けるとウォークスルークロゼットへとつながる回遊動線も、暮らしやすさを高めるポイントだ

玄関は広さを確保して使いやすさを向上させ、動線上に収納を設置することで片づけやすい動線に整えた。洋室との間にはネイビーのドアを採用し、空間を引き締めるアクセントをプラス。「引き戸なので開け閉めしやすく、見た目も気に入っています」

以前は大型のSICがあったため、上がり框が狭くて使い勝手が悪かったという。そこで、収納は玄関からキッチンへとストレートに抜ける形にプランし直し、上がり框も広げて使いやすさを向上させている。さらにアーチ状の下がり壁が可愛らしいアクセントとなり、出入りするたびに気分が上がるような玄関となった