東京都　Tさんのリフォーム事例

子世帯の2階LDKは、白を基調にご夫妻の好きなアンティークが映える空間に。ドアの色や取っ手もご夫妻が選ばれたもの。「できあがった空間を見たとき、ギャラリーのようでおもしろいなと感じました。実際に家具や小物を飾るのも楽しかったです」とTさん。ドア右横の鏡は、ご祖母が使っていた姿見を活用。「窓外の借景が映りこんで、空間が広く明るく感じられるのもうれしいですね」

2つの洋室と部屋に囲まれて暗かった廊下をひとつながりにして生まれた子世帯のLDKは明るく伸びやか。「家族やお友達と一緒に料理をして愉しい時間を過ごしたい」とのご夫妻の希望で、キッチンもゆったりオープンにしている。さらに階段の位置を変えることで、LDK空間をより広く使えるようにしているのもポイント。床には衝撃を吸収するなど、小さなお子さんにも優しいコルクを採用した

「以前は広かったけれど、3人のライフスタイルには合わず、活用できていなかった」という親世帯のDKは、対面式キッチンにダイニングテーブルを兼ねたカウンターのあるDKに。「キッチンは十分な広さで、窓の外の景色を見ながら家事ができる気持ちのいい空間です」とWさん。ご祖母様も「以前より自由に動けるスペースが増えて、快適です」

子世帯の和室は、昭和モダンなイメージでコーディネート。既存の障子や柱を濃茶に塗装し、畳は縁無しの半畳ダタミにするなどの工夫で、コストをなるべくかけずに希望のイメージをつくり出している。床の一部にはナラの無垢材を採用。「自然素材の心地よさを感じられるうえ、空間のアクセントにもなっています」

2階・3階をつなぐ階段まわりは吹き抜け空間に。上部の窓からも光が入り、LDKをいっそう明るく開放感あふれる空間にしている。「階段の位置が変わったことで、LDKを最大限に広く使うことができ、明るさもたっぷり。階段スペースはアンティークを飾るのにもいい空間です」

２階子世帯の洗面コーナーとトイレ。1階・2階ともなるべく引き戸を多く用いて、スペースを有効に使うように工夫。洗面台右横の洗濯スペースは扉を付けて、使わないときはすっきりとした空間に