お風呂・浴室のリフォームを格安・激安で行うためには、ユニットバスや浴槽などの価格相場やリフォーム工事費の相場などを知っておくことが大切。また、格安な価格で信頼のおけるリフォーム工事をしてくれる会社探しも重要なポイントです。
この記事では、お風呂・浴室のリフォームの流れに沿って、リフォーム費用の節約や値下げ交渉をするポイントをアドバイス。100万円以下でリフォームを実現した事例も紹介します。費用を抑えて快適なお風呂・浴室リフォームを実現する参考にしてください。
お風呂・浴室のリフォーム費用相場や補助金について解説!一戸建てやマンションのおしゃれな施工事例も公開

記事の目次
お風呂・浴室リフォームの費用相場を知って予算を立てる
100万円未満でお風呂・浴室をリフォームした人が3割以上
「SUUMOリフォーム実施者調査(2019年4月時点)」によると、お風呂や浴室のリフォーム費用は100万円~150万円が約3分の1を占め、ボリュームゾーンだといえます。一方で、100万円未満で浴室やお風呂のリフォームを実現した人が、全体の3割以上いることも見逃せません。
もちろん、どんなお風呂・浴室でも格安にリフォームできるわけではありません。リフォーム費用は、お風呂や浴室の広さや構造によって異なります。また、例えばヒノキづくりの浴槽など、高品質の素材を使う場合もリフォーム費用は高くなり、一般的な相場より格安なリフォームを行うのは難しくなります。
お風呂リフォームの費用はユニットバス交換が格安
お風呂・浴室全体をリフォームする場合、ユニットバス(システムバス)のお風呂を新しいユニットバスに交換するリフォームが最もポピュラーな方法です。浴室リフォームの費用も比較的安く、100万円以下で実現した例も多く見られます。
お風呂・浴室のリフォーム費用は、マンションのほうが安くなることが多い
一戸建てとマンションのお風呂・浴室リフォームの費用を比べると、マンションのほうが安くなるケースが多いようです。一般的なマンションの浴室は一戸建てより狭いため、その分ユニットバスの価格が低くなるからです。
マンションに多いのは、0.75坪または、これよりやや広いユニットバスで、パンフレットや間取り図面に1216(内寸1200mm×1600mm)や1317(内寸1300mm×1700mm)、1418(内寸1400mm×1800mm)と表記されています。
一方、一戸建てに多いのは1坪タイプのユニットバスで、1616(内寸1600mm×1600mm)と表記されています。
| 広さ | 費用相場 |
|---|---|
| マンションに多い0.75坪タイプ | 約80万円~約120万円 |
| 一戸建てに多い1坪タイプ | 約80万円~約160万円 |
在来工法のお風呂・浴室はリフォーム費用が高くなることも
床や壁がタイル張りなどの浴室は一般的に「在来工法」の浴室と呼ばれます。一戸建てに多いですが、マンションでも古い物件に見られることがあります。ユニットバスの浴槽やシャワーセット、収納棚などのパーツは工場でつくられます。一方、在来工法はそれぞれのパーツを個別に注文し、床や壁のタイル張り工事など全てを職人の手作業で行うため手間や費用がかかります。

在来工法の浴室から、在来工法の浴室にリフォームする場合、解体工事や材料費、取り付け工事の費用がユニットバスに比べて高くなり、同程度のグレードのユニットバスに交換するリフォーム費用と比べて2倍以上になることもあります。
一方、在来工法の浴室をユニットバスに取り換える工事であれば、ユニットバスからユニットバスへのリフォームと同程度の費用で行うことも可能です。ただし、今のお風呂・浴室の傷み具合が激しい場合は、浴室内部の修理も必要となり、その分費用がかかります。
お風呂・浴室を安くリフォームする方法とタイミング
お風呂・浴室をリフォームする時期は15年~20年が目安
一戸建て、マンション共にお風呂・浴室のリフォーム時期は15年~20年が目安といわれています。この時期になると、お風呂・浴室のタイル周りのカビや、タイルと浴槽のつなぎ目のヒビ割れなど、不具合が目立ってきます。また、水栓や換気扇など浴室設備の故障も生じやすくなります。使用頻度や手入れの仕方によっては、15年以前にこのような状態になることもあります。
お風呂・浴室のリフォームを格安・激安に行うポイントの一つは、こういったお風呂のトラブルが見つかったら早めにリフォームを検討することです。

リフォームのタイミングを逃さず、施工会社に早めに相談を
リフォームのタイミングを逃して放置し続けてしまうと、浴室内部の劣化が進行して水漏れなどを引き起こすことがあります。こうなると修繕費用も高額になってしまいます。
一方、リフォームするべきタイミングで修繕を検討し、施工会社などに相談すれば、タイルの一部取り換えだけで済むこともあります。
つまり、タイミングを見逃さず早期発見・早期修繕することが、リフォーム(修繕)を格安・激安で行い、お風呂・浴室の寿命を延ばすことにもつながるのです。
また、お風呂・浴室の素材や設備は年々進化していて、最新のユニットバスは省エネや掃除のしやすさに優れています。古いものをいつまでも使っているよりも、早めに新しい物に取り換えたほうが、電気代や家事の時短につながり、長い目で見れば得をすることもあります。
お風呂・浴室リフォームを検討するのはどんな場合?
お風呂・浴室に「お風呂・浴室の壁や床、浴槽にヒビ割れやさびができた」「洗面室の床がぶよぶよしている」「排水口が流れにくい」「水栓金具の温度調節がききにくい」「お風呂の外壁に水がしみた跡ができた」等の症状が見えたら、早めにリフォームや修繕を検討しましょう。それによって、リフォーム費用を格安・激安にできる可能性が高くなるのです。


お風呂・浴室リフォームを格安にする節約ポイント
お風呂・浴室のリフォーム費用の内訳
お風呂・浴室リフォームの費用は大きく、
1. 浴室の解体工事費用(廃材処理費も含む)
2. 新しい浴室のユニットバス等の購入費
3. 取り付け工事費(資材運搬費等も含む)
4. 電気・給排水工事費等
に分けられます。
このうち、「1. 浴室の解体工事費用」「4.電気・給排水工事費等」は費用を下げにくい部分。絶対に必要な工事であり、リフォームする家の状態によって工事費用が異なるためです。
一方、「2.ユニットバス等の購入費」と「3.取り付け工事費」は、ユニットバスやリフォーム会社の選び方によって費用を節約できることがあります。特にユニットバス等の購入費は、同じような仕様の製品でもメーカーや販売会社による価格差が大きいため、格安・激安にできる可能性が高いといえます。
格安ユニットバスの相場はマンション50万円未満、一戸建ては100万円未満
ユニットバスの価格は、商品のグレードによって幅が広いのが特徴です。また、同じ商品でも、壁材や浴槽、水栓、シャワーの品質や鏡の大きさなどによって複数のタイプがあります。ここでは主要メーカーのユニットバスのうち、比較的値ごろな商品の相場を紹介しましょう。

下の表は、各メーカーのユニットバス製品のうち、「1216」サイズの価格(メーカーのカタログ掲載価格)が最も低い商品をピックアップしたものです。
実際には、メーカーとの取引が多いリフォーム会社にリフォームを依頼して、カタログ掲載価格の半額程度で入手したケースもよく見られます。リフォーム会社に相見積りを頼む際には、事前に、格安でお風呂・浴室リフォームをしたいことを伝え、値ごろな商品が入手できそうなユニットバスメーカーの商品があるか聞いてみるとよいでしょう。
なお、ユニットバスは商品によってスペックやグレードが異なるため、価格だけで判断せず、ユニットバスの性能や品質も確認して選ぶことも大切です。
| メーカー名 | 商品名 | 価格帯 |
|---|---|---|
| TOTO | WHシリーズ-Sタイプ | 58.1万円 |
| LIXIL(リクシル) | リノビオV-Eタイプ | 93.1万円~ |
| タカラスタンダード | グランスパ | 43.75万円~ |
| ハウステック | NWB(リフォーム向け) | 49.6万円 |
| トクラス | VITAR-ベーシックタイプ | 96.2万円~ |
| サンワカンパニー | ノウム(マンションリフォーム用) | 33.55万円~ |
| メーカー名 | 商品名 | 価格帯 |
|---|---|---|
| TOTO | サザナ‐Nタイプ | 73.9万円~ |
| LIXIL(リクシル) | リデア-Cタイプ | 83万円~ |
| タカラスタンダード | グランスパ | 38.45万円~ |
| クリナップ | ユアシス-ライトプラン | 76.68万円~ |
| トクラス | エブリィ‐ベーシックタイプ | 86.8万円~ |
| ハウステック | フェリテ-スタイルC | 70.6万円~ |
| ナスラック | バスリーバS | 71.28万円~ |
| サンワカンパニー | ノウム | 31.13万円~ |
※掲載している商品価格は基本仕様、カタログ記載のものですが、価格改定等によりカタログとは価格が異なる商品もあります(2022年9月現在)。また、実際のリフォームの際にはリフォーム会社とメーカーとの取引関係などにより、消費者への引き渡し価格にばらつきがあるため、カタログ記載価格とは異なる場合があります。
浴室乾燥暖房機など、オプションの費用相場もチェック
ユニットバス商品は、工場でつくられた天井・壁・床のユニットに「浴槽」「シャワー」「照明」「ドア」などが付いてワンセットとなっています。最も価格が安い「基本プラン(基本仕様)」に付くパーツは、いずれも標準的な機能でデザインもシンプルなものが主流です。
鏡や収納棚、タオル掛けなどの有無は商品によって異なり、「基本プラン(基本仕様)」に付いているものと、オプションとして別料金になるものがあります。
例えば、オプションで高さ1m前後の縦長の鏡をオプションで導入する場合、費用相場は1万円~2万円です。

お風呂・浴室のユニットバス交換リフォームで導入されることが多いオプションの費用相場は次の通りです(同じ製品でも色や機能などによって価格が異なりますが、ここでは標準的な色・機能のオプション製品の費用相場を紹介しています)。バスライフを豊かにするためにお金をかけても取り付けたいオプションは何か、検討しましょう。
■浴室換気暖房乾燥機の費用相場は約4万円~約14万円です。メーカーによって費用が異なります。
■浴槽の出入りの際の安全性を高める「手すり(握りバー)」の費用は長さや形によって異なり、1本当たりの費用相場は約7000円~約3万円です。直線タイプとL字形のタイプがあり、直線タイプは40㎝~1m程度の長さから選択できます。
■お風呂のドアは「折れ戸」が一般的ですが、バリアフリーを考えて「引き戸」にする場合の費用相場は、約約5万円~約10万円です。
■窓のある浴室の場合、ユニットバスに開けた窓用の開口部と既存の窓をつなげる部材の費用がオプションになります。費用相場は約1万円~約7万円で、窓の位置やサイズによって異なります。

お風呂・浴室リフォームが格安・激安でできる会社を選ぶ
お風呂・浴室のリフォームの費用相場を把握したら、格安のリフォームができる会社探しのスタートです。浴室・お風呂のリフォームを、安いだけでなく安心して任せられる会社の探し方・選び方を紹介しましょう。

お風呂・浴室リフォームの実績が豊富な会社を探す
お風呂・浴室リフォームの実績が豊富で、数多くこなしているリフォーム会社は、技術があるのはもちろん、メーカーなどから資材を大量に仕入れているため、比較的安い価格で入手できる可能性があります。
リフォーム会社の得意分野を確認する
お風呂・浴室のリフォーム工事は、「ユニットバスか在来工法の浴室か」「マンションか一戸建てか」「どのユニットバスメーカーの商品か」などで工事内容が異なり、リフォーム会社それぞれに実績の多い得意分野があります。
また、お風呂・浴室のリフォームは、キッチンやトイレとまとめてリフォームすると、別々に行うより割安になります。「水回りリフォーム一式」としてセット料金を設けている会社もあります。お風呂と一緒にキッチンやトイレのリフォームを検討したい場合は相談してみるとよいでしょう。
リフォーム会社に問い合わせをするときには、以下のことを伝えましょう。
・現在のお風呂の傷み具合や使い勝手の悪いところなど
・取り付けたいユニットバスやオプションなど、リフォームの希望条件
・リフォームにかけられる予算額
リフォーム会社の選び方は?信頼できる会社の見分け方と比較ポイント
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼する
先に述べた通り、同じユニットバスでもリフォーム会社によって調達価格や取り付け費用などが異なります。ですから、リフォーム会社を選ぶ場合は必ず、同じリフォーム内容で複数社から見積書をあげてもらい、ユニットバスの価格や工事費用などを比較して選びます。

リフォーム会社に見積りを依頼するときは、「リフォームの条件(どんなお風呂・浴室リフォームにしたいのか)」をはっきり伝えることが大切です。
ですから、お風呂・浴室リフォームの費用の安さが第一希望の場合、「格安(激安)で行いたいこと」と「お風呂に最低限必要な機能(どうしても必要なオプションなど)」のみを伝え、ユニットバスの選定などはリフォーム会社に任せてしまうのも一手です。会社それぞれのネットワークを使い、思わぬお買い得品を紹介してくれる可能性もあります。
見積書に書かれた商品価格や工事費用を比較し、信頼できるリフォーム会社を選ぶ
リフォーム会社から見積書が提出されたら、ユニットバスなどの商品価格や工事費用を比較します。
例えば、工事費用が他社と比べて高すぎたり、安すぎたりする場合は、なぜその金額になるのか具体的に聞いてみるとよいでしょう。答えの内容や答え方で、会社の信頼性などを判断することが可能です。
このほか、リフォーム会社が、安心して任せられる会社かどうかを見極めることも大事。見極めポイントは、「自宅まで来て、お風呂や浴室の現地調査をしたうえで見積もりを出してくれたか」「見積書の項目や詳細が分かりやすくまとめられているか」「分からない点などを丁寧に説明してくれるか」「アフターサービスや保証のある会社か」の4つです。
施主支給が可能なリフォーム会社を選ぶ
昨今は個人でも、ユニットバスやシステムキッチンなど住宅リフォームの部材や住設備を、インターネット通販会社から直接購入することができます。このように、ユニットバスを施主が直接購入し、リフォーム会社に取り付け工事だけを依頼する方法を「施主支給」といいます。
ただし、施主支給を引き受けていないリフォーム会社もありますので、自分でも格安・激安なユニットバスなどを探したいという場合は、リフォーム会社に「施主支給」が可能かどうか確認しておきましょう。なお、施主支給の場合、リフォーム後に不具合が起きたときに責任の所在が分かりにくいというデメリットもあるので、注意が必要です。
お風呂・浴室のリフォーム費用を安くする、リフォーム会社との交渉のコツ
リフォーム工事を依頼する会社が決まったら、リフォームの設計書と共に「本見積もり」をつくってもらい、ユニットバスや浴槽などの最終的な選定作業に入ります。リフォーム会社と相談しながら、浴室・お風呂のリフォーム費用を節約するコツを紹介しましょう。

浴槽や設備機器などのグレードを下げる。DIYでできることは自分でやる
在来工法の浴室リフォームで浴槽を取り換える場合は、浴槽のグレードを下げたり、他メーカーのより安い商品に変更して費用を下げることが可能です。浴室換気暖房乾燥機などのオプション設備もグレードによって価格が異なります。
また、リフォーム会社に、工事費用のうち省略できる工事がないか聞いてみるのも一つの方法です。例えば、DIYが得意な方なら、浴室の手すりの取り付けなどを自分で行って、工事費用を節約することも可能かもしれません。ただし、失敗してしまった場合は修復費用が余計にかかってしまいます。この方法は、自分で行うリスクも考えたうえで選択しましょう。
お風呂・浴室・ユニットバスをDIYでリフォームする方法。プロに任せるべきところは?
ユニットバス等の取り換えにこだわらず、補修で済ませる
ユニットバスも、在来工法の浴室の浴槽なども、傷み方の状態によっては取り換えでなく、補修で済むケースがあります。当然ながら、取り換えより補修のほうが費用が安く、廃棄物が減るため環境にも良いのがメリットです。
ただし、壁タイルなどの傷み具合が大きい場合は、壁の修繕をしてからパネルを取り付けることになるため、費用や日数が多くかかることもあります。
お風呂・浴室・ユニットバスをコーキング補修する方法と業者に依頼する費用
リフォームの補助金・減税制度を利用する
お風呂・浴室リフォームで使える補助金・減税制度は「介護保険制度」「こどもみらい住宅支援事業」「バリアフリーリフォーム減税」の3種類です。
介護保険制度は家族に「要介護・要支援者」がいる場合、浴室の手すり設置などのリフォームに最大18万円までの補助金が出る制度。
こどもみらい住宅支援事業は、省エネ設備導入などのリフォームにプラスアルファしたリフォームに最大30万円の補助金が出る制度。子育て世帯などには割増もあります(2023年3月31日までに工事請負契約を受けることなどが条件)。
バリアフリーリフォーム減税では、浴室のリフォームなどを行うと最大60万円まで所得税が控除されます。
いずれの制度も補助や減税を受けられる人やリフォーム内容の条件があります。詳しくはリフォーム会社などに相談しましょう。
お風呂・浴室リフォームで使える補助金・減税制度。対象工事と申請方法を徹底解説
お風呂・浴室リフォームした実例を紹介!
お風呂・浴室リフォームを費用節約のコツを抑えて進めれば、おしゃれで機能が充実したお風呂・浴室を、格安な値段で実現させることは夢ではありません。ここでは格安でお風呂・浴室リフォームを実現させた実例を紹介しましょう。
※リフォーム費用は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
【リフォーム費用55万円】一戸建ての在来工法の浴室の床と壁を補修工事
在来工法の浴室のタイルは、カビが付きやすく掃除が大変。また、冬場はタイルが冷たいといデメリットも。こういった悩みの場合、壁にパネルを張ることで解決できることがあります。
この実例では、壁と天井にパネルを、床には浴室床シートを貼り、お掃除しやすく断熱性能も高いお風呂・浴室にリフォームしました。壁パネルも床シートも保温力の高い加工が施されているため、冬の寒い時期にも快適にお風呂を楽しめるようになったそうです。
なお、壁タイルなどの傷み具合が大きい場合は、壁の修繕をしてからパネルを取り付けることになるため、費用や日数が多くかかることもあります。

【DATA】
リフォーム費用:55万円(概算)
リフォーム部位:浴室・バス・トイレ
住宅種別:一戸建て
工期:5日
設計・施工:松本巧舎
【リフォーム費用61万円】マンションのユニットバス交換。オプションの選び方も費用節約のコツ
ユニットバスには、デザイン重視、機能性重視など、商品ごとに特徴があります。この実例の方は、バスルームの快適性と家事時短を重視して、二重断熱構造でお湯の冷めにくい浴槽や、お掃除しやすい床が基本仕様になっているユニットバスを選択。
オプションの鏡や収納棚などは取り付けず、カラーはシンプルなホワイトです。ユニットバスのオプションの選び方も格安にリフォームするコツの一つだといえます。

【DATA】
リフォーム費用:61万円(概算)
リフォーム部位:浴室・バス
ユニットバス:WTシリーズ(TOTO)
住宅種別:マンション
工期:3日
設計・施工:アクアラボ
【リフォーム費用83万円】一戸建てのタイル張りの浴室からユニットバスへの交換
一戸建てのタイル張りの浴室は、冬場の寒さが気になることがデメリットです。この事例は、そんな状況を打開するためユニットバスにリフォームしたもの。保温性のある浴槽と「浴室換気暖房乾燥機」を導入し、いつでも温かく入浴できるようになりました。
また、「汚れにくいデザインのドア」「特殊コーティングで水や汚れをはじく鏡」など、掃除も簡単になったそうです。
一戸建ての在来工法の浴室のリフォーム工事費用は一般的にユニットバス交換より費用がかかりますが、実績が豊富なリフォーム会社の中には割安な費用で請け負えるケースもあります。また、ユニットバスを安く入手できる会社もあり、こういった会社に依頼することで格安なリフォームが可能になることもあります。

【DATA】
リフォーム費用:83万円
リフォーム部位:浴室・バス
住宅種別:一戸建て
工期:2日
設計施工:イズホーム(株式会社イズ)
お風呂・浴室の格安リフォームは、リフォーム会社選びが大切
お風呂・浴室の格安なリフォームのスタートは、「費用相場」「リフォームのタイミング」「節約ポイント」を把握すること。そのうえで、格安でできるリフォーム会社を選び、会社と話し合いながらリフォームを進めていきます。
中でも特に大事なのは「会社選び」です。複数の会社に見積もりを頼んで比較検討するのはもちろん、会社の施工例(実例)なども参考にすることをお勧め。問い合わせや見積りを依頼するときに気に入った実例のリフォーム内容を確認して、同じようなリフォームが可能か聞いてみるとよいでしょう。
構成・取材・文/森島薫子
ユニットバス10社の人気商品とリフォーム価格を徹底比較! 実例紹介も!
ユニットバスのサイズ1216・1418・1616とは? 最適サイズの選び方を徹底解説