料理の頻度や家族の人数、家電や食器の数などにより、使いやすいキッチンのレイアウトは変わってきます。
キッチンをリフォームすることで、自分たちの暮らしに合わせた、オリジナルの使いやすいレイアウトにすることができます。
この記事ではキッチンのレイアウトの考え方やキッチンの種類、様々なキッチンの実例を紹介します。
キッチンに対する知識をつけ、自分たちにとってベストなキッチンにリフォームしてください。
記事の目次
- 1. 使いやすいキッチンレイアウトとは
- 2. キッチンリフォームで家事動線のよいレイアウトを実現しよう
- 3. キッチンリフォームで知っておきたいワークトライアングルとは?
- 4. パントリーなどキッチン収納の位置と必要な収納量を確認する
- 5. キッチン収納の工夫をしたリフォーム実例
- 6. どんな家電を使うか考え、必要な位置にコンセントを設置
- 7. 独立型キッチン(クローズドキッチン)のメリット・デメリット
- 8. セミオープンキッチンのメリット・デメリット
- 9. オープンキッチンのメリット・デメリット
- 10. I型・L型などタイプ別キッチンのレイアウト比較とリフォーム費用
- 11. I型キッチン(壁付け)のレイアウト
- 12. I型キッチンのレイアウト(対面)
- 13. L型キッチンのレイアウト
- 14. 2列型キッチンのレイアウト
- 15. コの字型キッチンのレイアウト
- 16. アイランドキッチンのレイアウト
- 17. 使いやすいレイアウト・間取りにリフォームしたキッチンの実例
- 18. キッチンのレイアウトは「したい暮らし」から考える
使いやすいキッチンレイアウトとは
使いやすいキッチンレイアウトを実現するには以下のポイントを押さえましょう。
1. ワークトライアングルと調理の流れ
キッチンのレイアウトを考えるときは調理の流れと人の流れを併せて考えましょう。
ワークトライアングルは、最初に押さえておきたいポイントで、シンク、コンロ、冷蔵庫の距離を適切に確保することで、動きやすく調理しやすいキッチンをつくる基本です。
後述の説明と図を参考に適切な配置を考えましょう。
2. 適切なキッチン収納
キッチンの中のものが片付いていないと調理のさまたげになります。
片付けやすいキッチンはパントリーや食器棚などの収納が出し入れしやすい位置に配置され、十分な収納量が確保されていることが大事です。
そのためにはキッチンにしまっておきたいものがどれだけあるか、量と種類を把握しておきましょう。
3. キッチン家電のためのコンセントの設置
キッチンに置きたい調理家電は案外多いです。レンジ、トースター、フードプロセッサーなど置きたい場所や使いたい場所が異なるものをどう配置し、どこで使うかをよく考えて必要な場所にコンセントを設けましょう。
4. 生活に合ったキッチンのレイアウト
キッチンのタイプには、I型、L型、2列型、コの字型、アイランド型があり、それぞれ使い勝手が異なります。また、壁付けか対面かという選択肢もあり、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことが肝心です。
キッチンリフォームで家事動線のよいレイアウトを実現しよう
キッチンをリフォームすると、ただ単に設備が新しくなるだけではなく、レイアウトや間取りを変えることもできます。調理や片付けなど多くの作業を行うキッチンは、設備や家電などレイアウトが少し違うだけで、作業効率が大きく変わってきます。
毎日使う場所だけに生活の質を大きく左右するキッチンのレイアウト。
リフォームを機に、もう一度レイアウトを見直してみましょう。
キッチンリフォームで知っておきたいワークトライアングルとは?
「冷蔵庫から食材を出す」「シンクで食材を洗う」「コンロで加熱する」など、調理という作業は、冷蔵庫、シンク、コンロを行ったり来たりして行われます。
キッチンでの作業を効率的にするためには、冷蔵庫、シンク、コンロを結ぶ動線である「ワークトライアングル」を適切な距離にすることが大事です。
以下、詳しく解説していきます。
シンク・コンロ・冷蔵庫の配置がポイント
キッチンのワークトライアングルとは、シンク、コンロ、冷蔵庫の3つの位置を結ぶ動線のことです。
ワークトライアングルが長すぎると、調理中に移動する距離が長くなり、作業に時間がかかります。
一方で、短すぎる場合は、下ごしらえをする場所が狭い、食材や調味料を置いておく場所がない、冷蔵庫を開けると人が通れなくなるなど、狭く使いづらいレイアウトになります。
適切なワークトライアングルは、三角形の辺の合計が360cmから660cmだとされています。
具体的には、シンクとコンロ間が120~180cm、シンクと冷蔵庫間が120~210cm、冷蔵庫とコンロ間が120~270cmです。
広いキッチンは一見使いやすそうに思えますが、広すぎても無駄な動きが必要になってしまいます。
キッチンのレイアウトを考える際は、適切な長さのワークトライアングルを意識してみてください。
パントリーなどキッチン収納の位置と必要な収納量を確認する
食器に調理用具、食材、調理用家電など、キッチンは多くのものを収納しなくてはいけません。
リフォーム時は現在の暮らしに合わせて、必要な収納を確保するチャンスです。
しまいやすく出しやすい収納があれば、毎日の作業がしやすくなるだけでなく、いつも美しいキッチンをキープできます。
必要な収納量を確認する
システムキッチンの場合、天板の下、吊戸棚、背面カウンターが主な収納場所です。
最新のシステムキッチンは収納量が豊富なため、リフォームすることで、それまで使っていた食器棚が必要なくなるケースもあります。
まずは、自分が持っている食器や調理器具、家電などの量を確認しましょう。
収納の中身など現時点でのキッチンの様子を写真に撮ると、必要な収納量や片付けづらいものなどが分かり、計画を立てやすくなります。
パントリーの大きさを検討する
パントリーは主に食材を収納する場所です。最近はウォークインタイプの広いパントリーも人気です。こまめに買い物に行くのか、まとめ買いをして食材をストックしたいのかなど、ライフスタイルによってパントリーに必要な収納量が変わってきます。
まずは自分のしたい暮らしを考えてみてください。また、パントリーの場所は、調理スペースからあまり歩かない場所に設けることが、使いやすいレイアウトにするコツです。
ゴミ箱の収納場所を検討する
見落としがちなのがゴミ箱の収納場所です。
調理中に出る生ゴミやビニール袋・トレイなどのプラスチックごみ、空き缶や瓶などリサイクルゴミなど、キッチンは多くのゴミが発生する場所でもあります。
使う頻度が多いため、ゴミ箱は使いやすい場所に置きたいもの。
しかしゴミ箱が目立ってしまうと、キッチンの美しさを損ねることになってしまいます。
そうならないためにも、キッチンのレイアウトを考えるときは、あらかじめゴミ箱の場所を組み込んでおくと良いでしょう。
例えばシンクの下をオープンスペースにしてゴミ箱を設置すれば、ゴミが捨てやすく、周りからも見えづらく美しさをキープできます。
また、背面カウンターの下をゴミ箱スペースにすると、大きめのゴミ箱を置くこともできます。
家電の収納場所を検討する
使いやすいキッチンにするためには、家電の収納場所も大事なポイントです。
レンジやトースターなど昔からある家電以外にも、最近では電気ケトルやフードプロセッサー、電気鍋など、多くの種類の調理家電があります。
使う頻度や場所なども含めて検討し、使いやすい収納にしましょう。
リフォームであれば、家電の大きさに合わせて収納棚を造作することも可能です。リフォーム会社に相談してみましょう。
キッチン収納の工夫をしたリフォーム実例
キッチンの収納を工夫した実例を紹介します。リフォームの参考にしてみてください。
パントリーを併設し、キッチン収納を豊富に
シンクを対面にしたⅡ型キッチンで、家事動線がコンパクト。
吊戸棚はありませんが、キッチン真横にウォークインのパントリーを設け、収納を確保しました。
パントリーには食品ストックのほか、ゴミ箱、レンジ、冷蔵庫まで入り、人目に触れる箇所はスッキリした状態を保てます。
造作カウンターとパントリーで収納たっぷり
背面のカウンターはラワン合板で造作しています。
キッチン奥にはパントリーも備えて収納量を確保。造作の固定棚とカウンターで、「見せたいもの」「隠したいもの」を分けて収納し、利便性とデザイン性を両立させました。
どんな家電を使うか考え、必要な位置にコンセントを設置
現在、調理家電には多くの種類があります。
どの家電をどの場所で、どのくらいの頻度で使うかを考えてレイアウトすることは、使いやすいキッチンにするために重要なことです。
冷蔵庫や炊飯器、電子レンジなど常時使う家電は、置き場所を考えて、必要な分だけコンセントを用意しましょう。
これらの家電はコンセントに挿しっぱなしにすることが多く、また重くて位置も変えづらいため、プランニングの段階で置き場所を決め、コンセント位置も決めておくとよいでしょう。
また常時接続するものとは別に、ハンドブレンダーやフードプロセッサーなど、調理中に使う家電用のコンセントもあると便利です。調理中にさっと抜き差しできるよう、コンセントの場所は調理台の近くが使いやすいでしょう。一方で、シンク近くに設置してしまうと、漏電やショートの原因にもなるので注意しましょう。背面カウンターがある場合は、カウンター近くにコンセントを設置すると、収納場所から出してすぐに使うことができます。
独立型キッチン(クローズドキッチン)のメリット・デメリット
独立型キッチン(クローズドキッチン)とは、リビングやダイニングとは別に、キッチンのみを独立した部屋にするレイアウトのキッチンです。
一昔前のキッチンのレイアウトは、独立型キッチン(クローズキッチン)が主流でした。調理に集中できるため、料理好きな人に人気のレイアウトです。
独立型キッチン(クローズドキッチン)のメリット
独立型キッチン(クローズドキッチン)のメリットは、調理中の煙やニオイ、音などが他の部屋に行かないことです。
食洗機や冷蔵庫などの家電や、シンクで使う水道、換気扇など、キッチンは意外と大きな音が発生する場所です。魚や揚げ物など、さまざまなニオイも発生します。
独立型キッチン(クローズドキッチン)であれば、キッチンの音やニオイが他の居室に広がらず、リビング・ダイニングにいる家族や来客が快適に過ごすことができます。
また、独立型キッチン(クローズドキッチン)は、キッチンのみが独立しているため、集中して調理することができます。キッチンがリビングやダイニングからは見えないため、ある程度雑然としていても人目につくことがありません。壁も多いため、収納が多く設置できるのもメリットです。
独立型キッチン(クローズドキッチン)のデメリット
独立型キッチン(クローズドキッチン)は、キッチンだけが独立するレイアウトのため、リビングやダイニングなど他の部屋の様子がわかりません。そのため小さな子どもなど目が離せない家族がいる場合は、独立型キッチンだと不安に感じるかもしれません。
また、独立型キッチン(クローズドキッチン)だと、リビングで団欒する他の家族と離れて調理や片付けなどしなくてはいけないため、孤独感を感じることもあります。
その他、調理中のニオイや煙がキッチン内にこもりやすい、壁で囲まれてるために閉塞感を感じやすいこともデメリットとしてあげられます。
セミオープンキッチンのメリット・デメリット
セミオープンキッチンとは、キッチンと他の居室を部分的につなげたキッチンです。
他の部屋とのつながりや開放感をもたせつつ、部分的に壁や棚で仕切ることで、完全にオープンにはならないことが特徴です。
セミオープンキッチンのメリット
セミオープンキッチンからはダイニングやリビングの様子をうかがうことができるので、来客時や小さな子どもなど目が離せない家族がいるときには安心です。
一方でキッチンが完全にはオープンになっていないため、リビングやダイニング側から見たときに、雑然としたキッチンが人目につきづらい点もメリットです。
作業台の上に吊り戸棚がある場合は、作業中に物を取り出しやすく、また収納量も増えて便利です。
セミオープンキッチンのデメリット
セミオープンキッチンは、独立型キッチン(クローズドキッチン)より開放感がある分、調理中のニオイや煙などが他の居室に広がってしまうというデメリットがあります。また、吊戸棚や壁などで仕切られていうので、完全なオープンタイプのキッチンよりも開放性に欠けるため、調理中の熱がこもり、キッチン内の室温が上がることもあります。
オープンキッチンのメリット・デメリット
キッチンと他の居室の間に仕切りや壁がなく、完全に一体化しているものがオープンキッチンです。キッチンがダイニング・リビング側を向いているレイアウトのほか、キッチンを壁付けにして、ダイニングと完全に一体化させるレイアウトもあります。
オープンキッチンのメリット
オープンキッチンのメリットは、なんといってもその開放感です。
調理や作業をしながら、リビングやダイニングにいる家族や客ともコミュニケーションを取れますし、採光も十分なため、キッチン全体が明るくなります。調理中の熱がこもることもありません。
キッチンがリビングやダイニング側を向いたレイアウトであれば、常に家族や客の様子を確認することができます。また、キッチンを壁付けにすれば、キッチンとダイニングでスペースを共有することができるので、省スペースになります。
オープンキッチンのデメリット
オープンキッチンの場合、キッチンとダイニング・リビングを遮るものがないため、調理中のニオイや水はね、煙、油などが他の部屋に広がるリスクがあります。
そのため、換気扇のパワーに注意したり、必要に応じてコンロ前に仕切り板を用意する、シンクの端を少し高くして水が飛び散らないようにするなど、プランニングの工夫が必要です。
また、オープンキッチンは開放的である分、リビングやダイニングから見えるところも多くなります。
シンクの中が見えないようにカウンターの高さを工夫したり、ゴミ箱など人目に触れさせたくないものはうまく死角に隠すなど、レイアウトの工夫が必要です。
I型・L型などタイプ別キッチンのレイアウト比較とリフォーム費用
キッチンのリフォームを考えるときは、キッチン空間の間取りやレイアウトも重要ですが、キッチンそのものの形も大切な要素になります。
キッチン本体の形には、I型やL型などいくつかのタイプがあります。それぞれ使い勝手や費用、合うライフスタイルなどが違っています。
以下から詳しく説明していきます。
※ここで記載しているリフォーム費用は、機器代と取り付け費のみ、内装など関連工事費は含みません。
I型キッチン(壁付け)のレイアウト
リフォーム費用 | 約70万円~100万円 |
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I型は一般に多く使われている形です。壁付けのI型キッチンは、コストを抑えやすいのが特徴です。
一方、目線が壁を向くため、家族とコミュニケーションが取りづらいという難点もあります。
費用は、他のタイプよりは低めです。キッチン本体の価格や扉材や天板などのグレード、オプションをどれだけ採用するかによっても変わります。
I型キッチンのレイアウト(対面)
リフォーム費用 (キッチン前面の腰壁含む) |
約80万円~130万円 |
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I型キッチンをダイニング側に向ければ、対面キッチンにできます。キッチンに立つ人の目線が、ダイニングやリビング側を向くために、家族ともコミュニケーションが取りやすいレイアウトです。
このレイアウトの場合、ダイニング側に腰壁をつくる必要があるため、壁付けにするよりも費用がアップします。
ダイニング側は収納にすることもでき、小物をディスプレイしたり、ダイニング側から食器を取り出すことができるなど、便利に使えます。
L型キッチンのレイアウト
リフォーム費用 | 約90万円~150万円 |
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壁のコーナーに沿ってキッチンをL字型に配置するL型キッチン。I型と比べると、システムキッチン本体のサイズが大きくなり、その分リフォーム費用もアップします。
すべてを壁付けにするのではなく、L字の一方をリビング・ダイニング側に向けて、対面風に使うレイアウトもあります。
2列型キッチンのレイアウト
リフォーム費用 | 約150万円~200万円 |
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2列型キッチンとは、シンクのカウンターとコンロのカウンターを並列に設置するキッチンです。一方を壁付けとし、もう一方をペニンシュラ型もしくはアイランド型として設置するパターンが多いです。
体の向きを変えるだけで、コンロとシンクを行き来できるため、家事動線が短くて済むというメリットがあります。一方で、本体を2つ設置するため、リフォーム費用は高めになります。
コの字型キッチンのレイアウト
リフォーム費用 | 約150万円~200万円 |
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3つのカウンターがコの字型に並んでいるのが、コの字型キッチンです。
カウンターの1つをリビング・ダイニング側に向けることで、対面キッチンのように家族の様子をうかがいながら調理をすることができます。
一方でキッチンカウンターが3つ必要なので、その分費用は高くなります。
また3つのカウンターを置く分、スペースも多く必要になります。
アイランドキッチンのレイアウト
リフォーム費用 | 約100万円~200万円 |
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キッチン本体の4面すべてを、壁につけずに設置するアイランドキッチン。4面すべてからキッチンを囲めるので、複数人で作業する場合も余裕があります。
アイランドキッチンは奥行きがある大型サイズのものが多いため、キッチン本体の費用も高めになります。また、設置にはある程度広いスペースが必要になります。
使いやすいレイアウト・間取りにリフォームしたキッチンの実例
キッチンの使いやすいレイアウト・間取りにこだわってリフォームした実例を紹介します。キッチンリフォームの参考にしてください。
壁付けのオープンキッチンへリフォーム
独立型キッチン(クローズドキッチン)だった間取りをオープンキッチンにリフォーム。カウンターや作業台も設置し、より使いやすくなりました。
DATA
リフォーム費用:400万円
リフォーム部位:キッチン、作業台
建物種別:マンション
設計・施工:東京ガスリノベーション
レイアウトの工夫で開放感あるキッチンへ
間取り変更に制限のある壁式構造の物件。廊下側収納をなくして冷蔵庫スペースにするなどレイアウトを工夫し、オープンなキッチンへとリフォーム。
DATA
リフォーム費用:200万円
リフォーム部位:システムキッチン
建物種別:マンション
設計・施工:JS Reform(日本総合住生活)
2方向から出入りできるL字型パントリーで使いやすく
キッチンの向きを90度変え、キッチンの奥にはパントリーを設置。
パントリーはキッチン側とリビング・ダイニング側からもアクセスが可能。
DATA
リフォーム費用:120万円
リフォーム部位:システムキッチン
建物種別:マンション
設計・施工:サンリフォーム ・ FUN-HOME不動産
収納たっぷり、理想を追求したコの字型キッチン
オーダーで形にしたコの字キッチン。シンクがリビング・ダイニング側を向いており、家族とコミュニケーションを取りながら作業ができます。
DATA
リフォーム費用:420万円
リフォーム部位:システムキッチン、床材
建物種別:戸建て
設計・施工:東京ガスリノベーション
キッチンのレイアウトは「したい暮らし」から考える
キッチンはレイアウトによって、使い勝手や費用が大きく変わってきます。自分の暮らしに合ったキッチンレイアウトにすることで、生活がより豊かに、便利なものになります。
けれどもリフォームの場合、既存のキッチンの状況により希望のレイアウトが難しいこともあります。
この場合でも諦めず、なぜ自分たちがそのレイアウトを希望したか、もう一度考え、理由をリフォーム会社に伝えてみましょう。
きっと、したい暮らしを実現できるレイアウトを提案してもらえます。
構成/林直樹 取材・文/豊田里美
イラスト/長岡伸行