一人暮らしの食費や水道・光熱費の節約アイデア32選 一人暮らしの「お金がない!」を解決!上手な貯蓄(貯金)のポイントも紹介!

一人暮らしの「お金がない!」を解決する食費や光熱費の節約&貯蓄(貯金)のアイデア

初めての一人暮らしは金銭感覚が身につかず、うっかり「お金がない!」という状況に陥ることも。そこで、食費・光熱費・通信費といった月々の出費から、家賃にかかわるお金まで、少しでも節約するには? そしてしっかりと貯蓄(貯金)に回すには? などのアイデアを、一人暮らしアドバイザー・河野真希さんに教えてもらった。

一人暮らしで節約するには、まず「自分が何にお金を使っているのか」を知ること

「使いすぎ」が気になる項目を集中的にチェック

一人暮らしをするには、月にどれくらいのお金がかかるのだろう。総務庁統計局の調査(下表)によると、家賃を除く一人暮らしの生活費は、月平均13万8867円との結果が出ているが、あくまで平均データであり、お金の使い方にはもちろん人それぞれの癖や傾向がある。

つまり、節約のためにはまず「自分が何にお金を使っているのかを知ることが大事」と一人暮らしアドバイザーの河野真希さん。とはいえ、家計簿をつけるのはハードルが高い、という人は「もしかして使いすぎかな、と気になる項目だけでも、使うたびにメモする、という方法がオススメです」

例えば毎日コーヒースタンドに寄ってしまう、タクシーに乗ってしまう……などという人は、カフェ代やタクシー代だけでも使ったらすぐにメモ。1日たった数百円の出費でも、1カ月分を合計したときに「高い!」となれば、その気づきが、節約につながるのだそう。

「今は家計簿アプリもさまざまな機能があります。レシートをスマホで撮影するだけで記録してくれるなど、簡単で便利。家計簿として全項目を管理しなくても、このようにメモがわりに使うことから始めてみましょう」

●家賃のほかにかかる、一人暮らしの生活費の平均金額
食費 44,048
水道光熱費 7,265
生活用品費 3,682
被服費 8,217
保健医療費 4,580
交通費 20,488
通信費 6,717
娯楽費 20,096
その他(理美容・交際費) 23,774
合計 138,867
(単位:円)
「年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」のデータ(~34歳の全国の男女)によると、家賃のほかにかかる一人暮らしのお金は平均13万8867円。
※出典/「統計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)

一人暮らしの適正な家賃の金額はどれくらい? 何を目安に決める?

「収入(手取り額) – かかる生活費 – 貯蓄」で考えるのが現実的

家賃の適正な金額の目安として「収入の3分の1以内」と言われることがある。ところが「今は若い人の収入が減っていて、特に家賃の高い都市部などでは、収入の3分の1以内の家賃で部屋を探すのが難しいケースも少なくありません」と河野さん。

「適正な家賃の目安は、それ以外にかかる生活費を概算で出し、収入から生活費と貯蓄分を引いて、残った金額が家賃の上限、という考え方に。十分な生活費を確保しないと、生活が苦しくなってしまいます」

これから一人暮らしをする予定で、生活費にかかる金額がわからないという人は、前出の生活費の平均金額を参考に、収入から生活費と貯蓄分を引いてみるのもいいだろう。

また、家賃をできるだけ抑えたいなら、部屋探しの条件を見直すことも必要だ。

家賃のアップダウンに影響するポイントは、まず都市部か郊外かといったエリアで大きく違い、沿線も人気によって左右される。駅は複数路線が乗り入れている駅、特急・急行などが停車する駅は家賃が高めに。ほかにも、駅からの距離、部屋の広さなどによって左右されることが多い。

このほか「オートロック、防犯カメラ、管理人常駐など、セキュリティがしっかりしているところは、大きく家賃に反映される傾向にあります。また、新しい物件ほど最新の設備が入っていて、家賃に反映されます」

例えば「歩くのは苦にならないから駅からの距離は遠くてもいい」など、一般的に人気がなくても、自分が許容できる条件を多く持っておくと、リーズナブルで満足できる物件に出会いやすくなるといえそうだ。

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一人暮らしの「食費」は工夫次第で大きく節約できるポイント

【節約術1】自分のライフスタイルに合わせて、買った食材は無駄なく使い切る

家計は「家賃や光熱費など動きの少ない『固定費』と、食費や交際費など動きの大きい『変動費』に分けて考えます」と河野さん。

削ろうと思えば大きく削れるのが、変動費、なかでも「食費は工夫や努力によって大きな節約効果を狙える項目。ただし、食費は節約だけでなく、健康のことも考えることが重要です」

食費の節約の基本は、食材が安く手に入るお店、時間帯、量などを考えて購入し、無駄にしないようレシピにも工夫して、使い切る(腐らせて処分しない)ことが鉄則。

そのためには「自分のライフスタイルをしっかり把握すること。健康的な食事を安くつくりたいという気持ちがあっても、つくる時間がないという場合、食材を無駄にしてしまいます」

また「完全自炊が難しければ、半自炊のミールキットも利用してみては。最近は1人分を出しているところも増えてきています。完全自炊よりは高くなりますが、楽につくれて、栄養も摂れて、食材の無駄が出ないなどメリットがたくさんあります」

食費の節約
食費の節約の基本は、食材を安く手に入れて無駄なく使い切ること(写真/PIXTA)

一人暮らしの水道・光熱費の節約術32選

ここからは、一人暮らしアドバイザー河野さん直伝の水道・光熱費の節約術を一挙お届け!
実際の生活に取り入れて、忘れないように習慣化していこう。

一人暮らしの電気代節約アイデア 11選

電気代は水道・光熱費の中で一番使用頻度が高いので、こまめに気を付けることで節約の効果も期待できる。早速具体的な節約術を見ていこう。

【節約術2】アンペア数を変更する

電力会社やプランを変更すると節約に。ただし、電力を多く使わない一人暮らしではメリットがなかったり、ライフスタイルに合ったプランがないこともあるので、事前によく調べること。基本料金がかからない会社や、夜間の電気料が安くなるプランは、一人暮らしでもメリットが出やすい。

【節約術3】つけっぱなしや消し忘れをなくす

テレビのつけっぱなし、洗面室や浴室の電気の消し忘れなど、ぼんやりはNG。

【節約術4】LED電球に替える

LED電球は白熱球より高く、初期費用はかかるものの、使用中の消費電力が少ないため、長い目で見ると節約効果が期待できます。

【節約術5】家電を買い替える

安いからと中古の家電を買ったり、人から譲り受けた場合、最新の家電に替えると、電気代が変わることがある。ただし、エアコンなど元から設置されていた賃貸住宅の設備の場合は、勝手に替えてはいけないので、要注意。

【節約術6】保温機能がある家電に注意

炊飯器や電気ポットの保温機能は消費電力が大きい。必要に応じて利用して。

【節約術7】冷蔵庫は中身を詰めすぎない

冷蔵庫の中の詰めすぎは電気を多く使うので、7割位がベスト。冷凍庫はしっかり詰まっていた方が冷却効率が良く、食品を取り出すのに時間がかかると、電気をより多く使うので、必要なものを取り出したら、すぐに扉を閉める。

【節約術8】冷蔵庫の設置場所を工夫する

冷蔵庫は壁から離して設置する。(情報提供/東京ガス)

【節約術9】トイレの温水洗浄便座のふたは閉める

トイレを使わないときは便座のふたを閉める。

【節約術10】エアコンの使い方を工夫する

エアコンは家電製品の中でも使い方次第で電気代に差が出る。自動運転モードにする、カーテンを閉める、サーキュレーターを使う、定期的にフィルターを掃除するなど、細かいところにも注意して使用しよう。

【節約術11】電力自由化を利用する

2016年4月1日以降、電気の小売業への参入が全面自由化され、消費者が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。電力の自由化により会社間の競争が生まれ、電気代が安くなったりお得な特典も増えています。自分の生活スタイルに合う電力会社、料金プランを選ぶことで、電気代を節約できることもあるので、検討してみても。

一人暮らしの水道代節約アイデア 8選

一人暮らしでも1日にバケツ35杯分以上の水を使っている。トイレや歯磨きは1回分にかかる水道代が1.44円と微々たる金額だが、トイレは1日5回前後、歯磨きは1日2回と考えると、1カ月分はあなどれない金額になる。次に紹介する節約術を実践して、節水に努めよう。

【節約術12】洗面・歯磨きで水を使うとき

こまめに水を止める。歯みがきの水はコップにくんで使用する。

【節約術13】食器洗いで水を使うとき

汚れがすくないものから、ひどいものの順で洗う。また、油汚れやカレーやシチューなどのベタベタした汚れは、一度要らない紙や布で拭き取ってから、スポンジでこする。スポンジで洗っているときは水を止め、全部スポンジ洗ってから水を流す。

【節約術14】トイレで水を使うとき

大と小をきちんと使い分ける。

【節約術15】給湯で水を使うとき

水道をひねってからお湯になるまでは時間がかかる。「お湯が出るまで」などの流しっぱなしになる水は溜めておいて、食器洗いや植物への水やりなどに使う。

【節約術16】お湯の残り水を活用する

湯船にためたお湯はそのまま流さず、洗濯、掃除、散水に使う。

【節約術17】水筒を持ち歩く

最近ではペットボトルの水を購入することは当たり前になりつつあるが、ここも節約ポイントのひとつ。「水道料金は地域や使用量で異なりますが、1リットルが0.24円と考えると、ペットボトルの水は安くて2リットル100円程度なので、かなり割高になります。一日で摂る水分量は2~3リットルと言われていますので、3リットルで単純計算した場合、水道水は0.72円、ペットボトルの水は150円かかります。飲み物を買った分水道代が安くなることを考えても、水道の水を使って飲み物にした方が節約になります。水道水は美味しくないと感じる人も、節約を目指すなら、好みのお茶を入れるなど、水道水を活用することをオススメします」と河野さん。

【節約術18】節水コマを設置する

水道局営業所の窓口で無料で配布している「節水コマ」を洗面所、キッチンなどの蛇口にセットすると流水水量の調節ができ、蛇口の開度によっては最大50%の節水効果が得られる。ただし、一般用蛇口(13ミリメートルの単水栓)用で、レバー式水栓には取り付けられないので注意。

【節約術19】支払方法を変える

水道代の支払い方法は口座振替で支払うと、月50円(年間600円)(税抜)が割引になる。ただし、初回の口座振替日に引き落とされた場合のみで、残高不足で初回に引き落としができなかった場合は適用にならない。

一人暮らしのガス代節約アイデア 13選

ガスは使用する場面は限られているものの、プロパンガスの場合は1カ月にかかる金額が水道・光熱費の中で一番高くなるなど、負担になる可能性もある。節約術を学んで、ガス代を抑えるように努めよう。

【節約術20】お風呂は湯船を溜めるよりシャワーを使う

一人暮らしなら、湯船にお湯をためるより、シャワーの方が安くなるので、節約したいときはシャワーのみを使用するのがおすすめ。ただし、身体や頭を洗っているときには流しっぱなしにしない。

【節約術21】湯船にお湯を溜めたらすぐに入る

湯船を使うときには、追い炊きをしなくてもいいように、お湯がたまったら、すぐに入る。

【節約術22】お湯は溜めすぎない

人が入ると水位が上がるため、お湯をためる際は、水位を標準より下げる。

【節約術23】お湯が溢れないようにする

自動お湯張り機能がないときには、入れすぎに注意する。お湯が一定量になると、自動でお湯が止まるアイテムがあるので活用する。

【節約術24】お湯が溢れないようにする

お湯の温度を上げれば上げるほどガス代がかかるため、お湯の温度は上げすぎない。

【節約術25】ガスを使わない調理法を活用

調理に電子レンジや炊飯器などガスを使わないアイテムを活用する。

【節約術26】煮る・沸かす作業は家電製品に任せる

煮る・沸かす際には、火にかける時間が短い保温調理鍋や電気ケトルを使う方がガスで沸かすより節約になる。

【節約術27】お湯は必要なだけ、蓋をして沸かす

電気ケトルなどがなくガスでお湯を沸かすときは、必要な量だけ鍋ややかんに入れ、鍋にはフタをする。

【節約術28】鍋やフライパンは火にかける前に水けを取る

鍋やフライパンの底の水気を拭いてから、火にかける。

【節約術29】中火で調理する

火加減を強くしすぎないことで、節約にもつながり料理が焦げるなどの失敗も減らせる。

【節約術30】ガスコンロを使用する時間を短くする

余熱を利用するなど、調理時間を短くする。

【節約術31】食器洗いのお湯は30℃~35℃に

食器洗いの際、お湯の温度を上げすぎないよう、30℃~35℃を目安とする。

【節約術32】ガスコンロはこまめに掃除する

ガスバーナー部分に汚れがこびりついていると火力が弱くなり熱効率が悪くなるため、掃除をしておく。

【節約術32】ガス会社を変える

プロパンガスはもともと自由化されていたが、2017年4月から都市ガスの小売全面自由化がスタートした。自分のニーズに合ったガス会社に切り替えるだけで、ガス代が節約できる場合があるのでチェックしてみよう。ただし、賃貸物件で建物の大家さんがガス会社を指定している場合は個別にガス会社を選べないことがあるので注意。

一人暮らしの「通信費」の節約方法

通信費は「スマホを格安SIMにする、プランを見直すなど、工夫次第で大きく節約できることも。インターネット環境の整った物件があれば、検討してみるのもいいでしょう」

光熱費・通信費の節約を考える女性
通信費は格安SIMにする、プランの見直しなどにより大きく節約できる(写真/PIXTA)

一人暮らしの上手な「貯蓄(貯金)」のポイント

積み立てで自動的に貯蓄。毎月、総資産のチェックも

難しい金融商品に手を出さなくても、上手な貯蓄はできる。「簡単で確実なのは、積み立て。銀行や財形やiDeCoなど、自分で口座から移すのではなく、自動的に積み立ててくれるものを利用するのがいいと思います」

「理想をいえば、貯蓄には収入の10%以上を回すことを目標に。収入が多くない人は数千円でもいいから始めましょう」

貯金箱にお金を入れる女性
(写真/PIXTA)

また、節約・貯蓄のためにぜひ取り入れたい習慣が「現在の総資産はいくらなのか、月1回はチェックすること」なのだとか。

「例えば毎月、給料日や仕送りの日に、銀行口座や財形、iDeCo、株などの資産を合計した額が増えているのか、減っているのかだけでもチェックしてみてください。増えていれば貯蓄できているということになるし、減っているということは使いすぎということがわかります」

家計簿をつけなくても、お金を使いすぎた項目、自分の資産状況を毎月チェックし、節約&貯め体質を目指そう

アプリで家計簿を確認している様子
貯蓄は積み立てを利用。毎月1回は手持ちのお金が増えたか減ったかのチェックを(写真/PIXTA)
まとめ

節約は「使いすぎ」が気になる項目を集中的にチェック

食費は買った食材を無駄なく使い切ることが節約の基本

貯蓄は積み立てで自動的に。毎月、総資産のチェックも

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取材・文/前川ミチコ
公開日 2020年10月05日
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