一人暮らしにおすすめな東京都内の家賃相場・目安は? 安いエリアや探し方、人気の設備付き物件を紹介

最終更新日 2026年03月18日
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一人暮らしにおすすめな東京都内の家賃相場・目安は? 安いエリアや人気の設備付き物件を紹介

東京で一人暮らしを始めてみたいものの、家賃が高そうなイメージがあるため一歩を踏み出せない、土地勘がないためどのエリアが良いのか詳しくないといった人は意外に多いのではないでしょうか。ひと口に東京といっても、地域によって特徴があり、家賃の相場も大きく異なります。そこで本記事では、「一人暮らしアドバイザー」の河野真希さんが、一人暮らしのための上手な部屋探しをアドバイス。一人暮らしを検討している人へ向けて、東京23区内の家賃が安いエリアや人気の地域、家賃相場の目安、家を探すときのポイントなどについて解説します。

一人暮らしの家賃相場はどれくらい?

家賃は毎月発生する固定費用であるため、どれくらいかかるのか気になるのは普通のことです。よく、家賃の目安は「手取り給料の1/3」と言われますが、果たしてこれは本当なのでしょうか。一人暮らしの家賃はどれくらいが目安なのかを調べてみました。

家賃の目安は「手取りの1/3」ってホント?

『家賃は手取りの1/3が目安』と聞いたことはありませんか?

給料から社会保険料や税金などが控除された額が手取りになります。地域や収入によって割合は異なりますが、手取りはおおむね給料の80~85%。東京都で四年制大学を卒業した方の場合、初任給の平均額は25万2000円ほどです。仮にその80%とするなら手取りが20.1万円。その1/3は6.7万円なので、これが家賃の目安です」(河野さん 以下同)。

厚生労働省 「令和6年賃金構造基本統計調査」より

家賃の目安を計算するときは、給料と手取りを間違えないように気を付けましょう。

「給料が年々上がっていく時代ではありません。住民税は前年所得に対しての支払いになるため、社会人2年目からは住民税が天引きされます。もし、給料が同じなら手取りは下がります。家賃を手取りの1/3、約30%に設定すると、先々苦しくなってしまう可能性も……。家賃というのは、どうやっても節約できない毎月の『固定費』ですので最初はできるだけ低めにしておきたいですね。

実際には家賃を手取りの25%程度に抑えている人が多いようですが、東京は家賃が高いので、25%ではそもそも物件が見つからないかもしれません。
『30%は絶対に超えない』と心に決めて、物件を探すようにしましょう」

手取りは人によって異なりますが、給料の80%が手取りだと仮定すると、「給料の額面の約26.7%」が家賃の目安の金額となります。手取りがイメージできない場合の参考にしてください。

給料に対する家賃の割合の目安
給料に対する家賃の割合のイラスト
家賃は手取り額の1/3以内に抑えよう

家賃以外にかかる生活費を把握しよう

家賃は月々の支出のうち、大きなウエイトを占めるコストですが、生活にかかる費用はそれだけではありません。一人暮らしなら、家賃以外にどんなお金が必要になるかも考えておきましょう。

家賃以外のコストとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。
・食費
・衣料費
・交際費
・水道光熱費
・通信費
・保険代
・日用品代
・貯蓄
など。

これらすべては、家賃を支払って残ったお金で払わなければなりません。加えて、社会人なら、何かあったときに出せるお金として『予備費』も用意しておきたいもの。
「例えば、冠婚葬祭や自分の医療費など、急にどうしても必要になるお金のために、できれば収入の10%、無理なら5%だけでもいいので、毎月残しておくようにしましょう」

一人暮らしの学生なら必要な費用の目安はどれくらい?

社会人よりも使えるお金が少ない学生の場合、どのように支出のバランスを考えればよいのでしょう。

仕送りとバイト代を合計した金額が12万円と仮定した場合、家賃を1/3にすると4万円です。4割にしたとしても4万8000円にしかなりません。
「学生は社会人より収入が少ない分、家賃の比率はどうしても高くなりがちです。収入に対する割合で家賃を決めることは難しいでしょう。住居費は、一度決まればもう節約できないお金。少しでも低くしておきましょう」

一人暮らしの初期費用と家賃相場

初めての一人暮らしでは、何にどの程度の費用がかかるのか分からず不安なもの。賃貸物件を借りるときの費用や引越し料金といった初期費用の相場と、家賃相場を把握しておきましょう。

初期費用の内訳と相場

一人暮らしで必要な初期費用としては、以下のようなコストが挙げられます。

敷金 担保として大家に支払うお金。家賃の1~2カ月分であることが多く、退去時に修繕の必要性が生じたりしたときなどに使われる。
礼金 礼金は、家を貸してくれる大家へ感謝の気持ちとして渡すお金。家賃の1~2カ月分となるのが一般的。
仲介手数料 物件を仲介してくれた不動産会社に支払う手数料。
管理費(共益費) エレベーターやエントランスといった共用部分の整備や修繕に使用するお金。
鍵の交換費用 防犯等の観点から必要。交換費用は、オートロックの有無や採用されている鍵の形状などによって異なる。
火災保険料 火災や台風などに伴う被害を補償するための損害保険のこと。
賃貸保証料 家賃の支払いに関して保証会社を利用する際に、保証会社へ支払う費用。
日割り家賃 家賃や管理費などを日割り計算して支払う費用のこと。
清掃代 文字通り、入居前に実施される部屋のクリーニング代。必ずしも請求されるとは限らない。
引越し代 家具家電などの運搬を専門業者に依頼した場合に発生する。

初期費用の相場は、平均値で50万円程度といわれています。ただ、契約する物件や新たに購入する家具・家電などによって初期費用は大きく変化するため、実際には50万円以上、もしくは以下となるケースも珍しくありません。
同様に、家賃5カ月分が初期費用の相場といわれることもあります。ただ、これに関しても明確な根拠があるわけではないため、あくまで目安であると理解しておきましょう。
初期費用は高額になることが多いものの、工夫次第で節約できます。具体的な節約方法や初期費用の内訳については、のちほど詳しく解説します。

一人暮らしの初期費用の内訳

初期費用を節約する方法

平均値で約50万円にもなる初期費用は、大きな出費です。少しでも節約したい方は、次の策を検討してみましょう。

敷金礼金ゼロ物件の活用

敷金礼金ゼロの物件はゼロゼロ物件とも呼ばれ、一人暮らし向け物件に多い傾向にあります。例えば、SUUMOサイトで東京都の初期費用なし物件を検索すると、約38万件ヒットします(2025年12月11日時点)。初期費用を大幅に抑えられるので、「初期費用を抑えて安く引越したい」「短期間で引越す可能性がある」という方には大きなメリットがあるでしょう。

ただし、ゼロゼロ物件だからといって全く初期費用がかからないわけではありません。初期費用を抑えることができますが、退去時にクリーニング費用などがかかるケースや契約にオプションが追加されることがあるので、契約時に特記事項を必ず確認しましょう。

フリーレント物件の選び方

フリーレント物件とは、一定期間家賃が発生しない物件のこと。数ある物件の中から選んでもらうため、「1カ月家賃無料」といった形で提供しています。初期費用を抑えられるとともに、二重家賃が発生しないためにゆとりをもって引越しできるというメリットも。ただし、フリーレント物件の多くで短期契約にかかる違約金が設定されています。頻繁に引越しをしている人やすぐに引越しの予定がある人などは要注意です。

このほか、物件によっては仲介手数料が発生しないケースもあるので、そのような物件を狙うのもオススメです。

引越し費用の節約術

引越し業者を使わず、家族や友人に手伝ってもらうことで引越し費用の節約が可能です。大きな車がない場合は、レンタカーを借りて自分たちで荷物を運ぶという手もあります。ほかにも、家具や家電はリサイクルショップやフリマアプリで購入する、日割り家賃がなるべく発生しないタイミングで入居するなどの方法もあります。

一人暮らしに向いている間取りはワンルーム・1K・1LDKどれがいい?

一人暮らしに適した物件の間取りとして挙げられるのは、ワンルーム、1K、1DK、少しコンパクトな1LDKが中心になります。これらは間取り図もよく似ているので、違いがあまり分からない人も多いかもしれません。賃貸物件を探す際は、ワンルーム、1K、1LDK、それぞれの特徴や長所短所をよく理解しておきましょう。

・ワンルーム/一人暮らし向きの一部屋の間取り

ワンルームの一般的な間取図

◎家賃が安い。生活動線がまとまっている。仕切りがないので床面積がムダなく使える

×狭い物件が多く、少し物を置くとすぐに空間がなくなる。玄関を開けると部屋の奥まで丸見えになる

「ドアがひとつあるかないかで、暮らし心地は1Kとはかなり変わってきます。生活動線がコンパクトになるなど、狭いからこそ暮らしやすい面もあります」

ワンルームの間取りやレイアウトについてもっと詳しく
ワンルーム(1R)に家具はどう置く?一人暮らしの間取り レイアウト例6

・1K/1部屋+独立したキッチンがある間取り

1Kの一般的な間取図

◎仕切りがあるため、料理の煙やニオイが居室に広がらない。ドアを開けても部屋の奥まで見えない

×キッチンといっても後ろは廊下であるため、かなり狭く、使いにくかったり寒かったりする。仕切りがある分空間が狭く感じられる

「空間が2つに分かれることで、生活の切り分けができるようになる点が、ワンルームとの一番の違いです」

・1LDK/1部屋+独立したダイニングキッチンのある間取り

1LDKの一般的な間取り図

◎全体的に広い。ミニキッチンではなくシステムキッチンになるなど、設備もグレードアップ

×家賃が高くなる。照明やエアコンの数が増えて光熱費が高くなり、掃除などの手間も増える

「調理、くつろぎ、睡眠、それぞれの空間が分かれているので、生活に区切りが付けられます。ゆったりくつろぎたい、しっかり眠りたい人向きです」

「自炊メインの人には、やはり1K以上の間取りがおすすめ。友達をよく呼ぶ人なら、バス・トイレが別のタイプを。家でも仕事をする人には、仕事とくつろぎの空間を分けられる1DKや1LDK が理想的。家で過ごす時間が短い人、例えば本当に『寝に帰るだけ』の人ならワンルームで十分でしょう。ロフトタイプの間取りが学生に人気ですが、それは狭くても空間を分けられるからではないでしょうか」

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狭い部屋でも快適に暮らすコツは?

初めての東京での一人暮らしは、予算が限られていて、それほど広い部屋には住めない場合が多いです。河野さん曰く、限られたスペースでも快適な一人暮らし生活を送るコツは、ずばり”できるだけ物を持たないようにすること”だそう。

「狭い部屋に物を置けばすぐにいっぱいになってしまいますから “ミニマリスト”の暮らしを参考にしてもいいかもしれませんね。彼らは物を減らすことにとても大胆。例えば、買ってきたものをすぐ調理して食べれば冷蔵庫は要りません。コインランドリーを使えば洗濯機も置かずに済みます。東京ならたいていはすぐ近くにコンビニもコインランドリーもあります。周囲の環境を上手に利用すれば、物を持たなくても快適に暮らせます」

必要な家具家電を見極めるのも、すっきり暮らすためのポイント

「どうしても置かないといけない家具があるなら、ソファーベッドのように兼用できるものを。一人暮らしなら、『自宅にはこれを備えているべき』なんて固定観念は無用です。自分さえ快適ならそれでOK!若いからこそできる思い切った発想で、広さにこだわらない快適な暮らしを実現してみるのもよいと思います」

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一人暮らしに人気の住宅設備ランキング

部屋探しのときに、間取りと同じくらい気になるのが「どんな設備が付いているか」ということではないでしょうか。すでに一人暮らしをしている先輩方の「次に引越すときに欲しい設備」のアンケート結果を参考に、自分に必要な設備は何かを考えてみましょう。

必要設備と優先順位の付け方

設備はあればあるほどうれしいけれど、家賃もそれだけ上がるもの。自分のライフスタイルを考えながら、必要不可欠な設備とあるとうれしい設備を確認しましょう。

例えば、先述の調査結果を見ると、欲しい設備の1位が「エアコン付き」、2位が「独立洗面台」となっています。エアコンは室温調整のために近年特に必要とされているうえ、後付けする場合に手間やコストがかかるため、最初からエアコンが付いている物件を探すほうが良いでしょう。独立洗面台も、手洗い・うがい・洗顔・メークに毎日使うことを考えると、浴室やキッチンの水栓とは別に備わっていてほしい設備かもしれません。

「その人の『暮らし方』によっても、欲しい設備は変わってくるもの。まずチェックしたいのが、自炊をするかどうか。自炊をするならコンロの口数や冷蔵庫、調理家電、食器棚を置く広さも欲しくなります。宅配ボックスや24時間ゴミ捨ては人気ですが、付いているのはやや高めの物件。24時間ゴミ捨てなどは管理人が必要になるので、それだけ家賃も高くなります。ただ、一人暮らしの人にとってゴミ捨てはトラブルの元になりがち。あれば頼もしい設備です」

次引っ越す際に絶対に欲しい設備
※次引越す際に欲しい設備 上位23項目+「上記設備の中に「次に引っ越すときは(も)絶対欲しい」ものはない(38都道府県/複数回答) ※各項目について「次に引越すときは(も)絶対欲しい」と思われる設備を複数回答する形式で調査。株式会社リクルート調べ。2024年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)

防犯・セキュリティ対策

昨今ニーズが高まっている、防犯・セキュリティ対策にかかる機能。先ほどの調査でも第3位に「TVモニター付インターフォン」がランクインしているほか、同アンケート内の設備に対する満足度調査においても「ディンプルキーなどのピッキング対策の鍵」や「セキュリティシステム」の満足度が比較的高い傾向にあります。

「モニター付きインターフォンは、特に女性にとってはぜひ欲しい設備です。ニーズが高いので、最近は古いアパートにも付いていたりします。防犯面にこだわる人は、オートロックや防犯カメラの有無もチェックしておきたいですね」

光熱費を抑える省エネ設備

ここ数年注目を集めているのが、「ZEH賃貸住宅」など、光熱費を抑えられる設備を備えた賃貸物件。同調査内の「魅力を感じるコンセプト賃貸住宅」アンケートにおいても、「ZEH賃貸住宅」は上位にランクインしています。光熱費を抑えられるだけでなく、高気密物件は遮音性も高く、気温差が少ないため健康に過ごせるというメリットもあります。

一人暮らしにオススメの東京のエリア

同じ東京都内でも、どこに住むかによって家賃相場が倍以上も違ってきます。
どこに住めば、理想の生活スタイルと家計を両立した形で暮らせるでしょうか?同じ予算で、より広く、かつ設備が充実した部屋を見つけられる、家賃相場が低い東京のエリアをご紹介します。

東京23区の家賃相場ランキング

みなさんが名前を知っていたり、住んでみたいと思っていたりするエリアはありませんか?東京の家賃は「何区にある物件なのか」でも大きく異なります。それぞれの区の家賃相場を知っておけば、どのエリアを探せばいいかがスムーズに判断しやすくなり、物件の比較検討も簡単になります。

ここでは、実際にSUUMOに掲載されていた「一人暮らしに人気の設備※が付いた物件」のデータを集めたうえで、東京23区それぞれの家賃相場を調べ、価格の安い順に並べてみました。そのトップ10が下の表です。同じ区でも最寄り駅によって差は出ますが、少しでも家賃を抑えたい人はぜひ目安にしてみてください。

※「エアコン付き」「独立洗面台」「TVモニター付きインターフォン」等の設備(詳細は下記参照)

一人暮らし向きマンション・家賃相場の低い区ベスト10
ワンルームと1Kの東京で家賃相場の低い区ベスト10
1LDKの東京で家賃相場の低い区ベスト10

(SUUMO編集部調べ)
※家賃の単位:(万円)
※先述の2024年度の賃貸契約者動向調査において「次引越す際に欲しい設備」のTOP3に入った設備などを含む以下の条件にあてはまる物件を抽出
物件条件:駅徒歩10分以内、エアコン付、バス・トイレ別、室内洗濯機置き場、洗面所独立、コンビニ徒歩5分圏内(400m)、敷地内ゴミ置き場、TVモニター付きインターフォン
そのほかの条件は記事下の調査概要を参照。それぞれの区における家賃の中央値を家賃相場として設定

家賃相場の低い上位3区は、ワンルーム・1K・1LDK共に、「足立区」「葛飾区」「江戸川区」でした。いずれも東京23区の中では北部、北東部に位置しています。東京23区で最も埼玉県に近いエリアのひとつである足立区には、多くの大学が設置されており、乗り入れ路線の多さで人気の北千住もあります。また、最も千葉県に近いエリアのひとつである江戸川区は、公園面積が東京23区でトップの広さ。葛西臨海公園があり、テーマパークもすぐ近くです。葛飾区には、「人情味があふれて、物価が安く暮らしやすい」という下町のイメージそのままの柴又や亀有といった街があります。

高級なイメージを感じさせるにもかかわらず、世田谷区がどの間取りでも10位以内にランクインしているのは、区内に下町のような街もあるからです。

区名のイメージに左右されず、上のデータも参考にしながら、自分のライフスタイルに合いそうなエリアを探しましょう。下のリンクから他エリアの家賃相場も確認できますので、ぜひチェックしてください。

SUUMOでは、エリアと間取りごとに家賃相場がチェックできます。気になるエリアの家賃相場もSUUMOで簡単に確認してみましょう!

都心アクセス良好な穴場エリア

東京23区内でも、エリアによって家賃は大きく変わります。家賃が安い穴場エリアとしてオススメなのが、葛飾区や江戸川区、練馬区、足立区といった北部や東部エリアで、ワンルームなら6万~6.6万円、1K/1DKなら7.2万~7.6万円(「SUUMO」に登録されている賃貸物件の賃料を基に独自の集計ロジックによって算出)が相場です。(2026年3月現在)

葛飾区の特徴は、人情味あふれる地域性。古き良き下町人情が残るエリアであり、人と人とのつながりが強い地域として知られています。柴又帝釈天をはじめとした観光スポットも豊富です。JRや京成本線など鉄道網も充実しており、都心はもちろん千葉や埼玉などへのアクセスも良好です。

江戸川区は、JR総武線や東京メトロ東西線など東西にまたがる複数の鉄道路線が乗り入れており、都心へのアクセスも良好なエリアです。また、豊かな自然が色濃く残るエリアでもあり、自然と共生する街として知られています。
足立区は現在でも開発が著しいエリアであり、新たな鉄道路線の開通や大学の誘致など、積極的に街づくりを進めています。

東京23区の中で最も新しい区である練馬区は、新宿や池袋といった都心をはじめ、渋谷や横浜などへのアクセスも良好なエリアです。
板橋区は住みやすさに定評がある街で、池袋まで最短5分でアクセスできる環境が魅力です。医療や福祉サービスも充実しており、子育てもしやすい街として人気があります。

住みやすさで選ぶオススメエリア

オススメのエリアとして挙げられるのは、杉並区や三鷹市、板橋区、文京区といったエリアです。詳しく見ていきましょう。

通勤・通学に便利なエリア

杉並区、三鷹市、板橋区の家賃相場はワンルームで6.3万~6.8万円程度にもかかわらず、都心へのアクセスも良好。以下のとおり、企業オフィスが多い都心三区へも26~37分前後で到着します(8:00~8:30着で最速調べ)。

<杉並区 荻窪駅>
港区六本木駅まで:30分
中央区銀座駅まで:29分
千代田区東京駅まで:26分

<三鷹市 三鷹駅>
港区六本木駅まで:38分
中央区銀座駅まで:37分
千代田区東京駅まで:34分

<板橋区 板橋駅>
港区六本木駅まで:28分
中央区銀座駅まで:28分
千代田区東京駅まで:26分

家賃を抑えながら環境面も重視したい人に適しています。ただ、場所や物件によっては7~9万円ほどするところもあるので注意しましょう。

一人暮らしを楽しみやすいエリア

東京23区のほぼ中央に位置する文京区の魅力は、近代的な発展を見せる市街地と自然が見事に融合している点です。白山や茗荷谷エリアなら、一人暮らしや大学生に適した相場の賃貸物件も数多くあります。また、著名な文豪に愛された街でもあり、区内には文豪ゆかりのスポットも複数点在しています。

生活利便性の高いエリア

杉並区は、交通の利便性に優れているにもかかわらず落ち着いた雰囲気もあるエリアです。JRや東京メトロを含む、数多くの鉄道路線が縦横無尽に走っており、さまざまなエリアへ容易にアクセスできます。緑が多く、行政によって子育て支援サービスも充実していることから、単身者から子育て世帯までさまざまな人にオススメです。

また「緑と水の公園都市」をキャッチフレーズとして掲げる三鷹市は、随所に色濃く自然を残す地域です。近代的な街並みと自然が調和したエリアであり、住みやすさに定評があります。東京23区外にあることから家賃相場もリーズナブルで、例えば三鷹市のワンルームマンションの家賃相場は6.3万円、1LDK/2K/2DKのマンションでも10.8万円となっています。

●出典
SUUMO「家賃相場」より

エリアによって、同じ予算でも広さがこんなに変わる!

家賃相場が低いエリアなら、同じ予算でも広い部屋が借りられる、ということ。例えば、23区内で最も家賃相場が低い足立区と、一般的に家賃が高いといわれる港区では、同じ8万円で借りられる部屋の広さはこんなに変わります。
もちろん、港区などの都心人気エリアには魅力がたくさんあります。渋谷区や目黒区、品川区などの人気の街へ自転車での移動も可能だし、交通利便性が高い、商業施設が充実しているなどのメリットもあります。
自分のライフスタイルや収入に合わせて、住みたいエリアを考えましょう。

家賃8万円で住めるワンルームの広さ比較の図
同じ家賃で住める部屋が、港区は足立区の約2/3になり、約10m2狭くなります。(SUUMO編集部調べ)
※先述の家賃相場算出に用いたのと同様のデータを基に、物件の専有面積と管理費込みの賃料から平米単価を算出し、その平米単価から管理費込みの家賃が8万円の専有面積を出して比較
※本稿の比較に使用している部屋は、平米単価を基に金額を設定して算出している広さの部屋のため、同条件・同金額の部屋は必ずしも実在するわけではありません。設定金額で住める部屋の広さの目安としてご覧ください

【東京】希望するエリア内で家を探すときのポイント

では、東京都内で自分にぴったり合う物件を探すにはどうすれば良いのでしょう。家探しのポイントを聞きました。

家賃相場を基にエリアを絞ったうえで物件情報を見る

東京という都市は、テレビでよく見聞きするため、街のことをよく知っているような気分になるものかもしれません。しかし、誰もが知っているような地名だと家賃は高くなりがちです。かといって、何の手掛かりもなく部屋を探すのはもっと大変になります。
「例えば、通勤先の近くに聞いたことがある駅名・地名があるなら、その駅がある路線上で探してみるのもひとつの手。有名な駅名の隣で探してみて、次はその隣、と順に当たっていきましょう。有名な駅名・地名から少し離れるだけで、家賃が大きくダウンすることもあります。東京では、西にいくほど、中心から離れるほど、家賃が安くなる傾向があります。相場なら、現地に行かなくてもネットで簡単に調べられますよ」

もうひとつ忘れてはいけないのが、東京は乗り換えが難しいこと。通勤先に近くても乗り換えが多ければ、結局は不便になることもありますので注意しましょう。また、通勤時間帯の満員電車の混み具合もチェックしたいポイント。
超満員状態の場合もありますので、路線の混雑状況をネットで事前に調べて確認しておくといいでしょう。
「また、中心に近いほど便利だとも言い切れません。ビジネス街だとスーパーがなかったり、土日に飲食店が開いていなかったりします。周辺に生活施設がそろっているかもチェックしておきましょう」

譲れない条件をあらかじめ決めておく

何気なく物件を見ていると、「あれもいいな、これもステキ」と目移りしがちです。特に必要でもない設備に惹かれてしまったり、絶対に欠かせない条件をチェックし忘れたりといった失敗をしてしまうことも考えられます。
「いい部屋を見るとつい予算を超えたくなってしまいますが、『ここまでなら払える』というラインを決めて、それを必ず守るようにしましょう。
そのほかの条件は、10くらいまで順位付けしておくこと。こだわるポイントをただ並べるだけではダメ。順番を付けることで気持ちが整理でき、『順位が下だからあきらめよう』と思えます。不動産サイトの検索条件を参考にして項目出しをするといいですよ」

ライフスタイルに合わせて部屋の条件をつける人のイラスト
自分のライフスタイルに合わせて部屋の条件に優先順位をつけよう

建物の構造や管理状態も事前にチェックしておくと良い

もうひとつ、トラブルになりやすいのが騒音問題。設備とは少し違いますが、もし自分が音に神経質だと思うなら鉄筋コンクリート造の物件や、木造アパートでも防音を意識した物件を選ぶなど、建物の構造もチェックしておきましょう。

「反対に、許容できると思うものが『築年数』です。古い物件でもクリーニングなどの管理が行き届いていれば、快適に暮らせます。管理の行き届いた物件かどうかは、ゴミ捨て場や廊下周りなどの共用部分の様子を見ると分かることがあります。散らかっていたり、物が置きっぱなしのところは住民のマナーが悪かったり、管理が行き届いていない可能性があります」

エリアを絞って家を探せるアプリを活用しよう!

ネットで物件を探すときは、駅名や地名を入れて検索することが一般的です。でも、そもそも駅名や地名を知らないエリアでは、条件を入力することすら困難でしょう。また、そのエリアに詳しくないと、「最寄り駅は希望する駅とは違うけど、少し歩けば利用できる物件」「住みたい街のすぐ隣町にあるステキな物件」などを見落としがちになります。
しかし、SUUMOアプリの「なぞって検索」なら、地図を見ながら「この辺り」を適当に指で囲むだけで、条件に合う物件をピックアップすることが可能です。全く知らなかった土地で、思いがけない出合いに恵まれるかもしれません。

SUUMOアプリ紹介
SUUMOアプリなぞって検索のキャプチャ
地図の上に指で円を描くと、そのエリアが青くなり、条件に合った物件数が緑の丸で表示されます。その中から希望のエリアをタッチすると、具体的な物件がどんどん登場。好きな路線で探したり、好きな街を中心に選んだり、知らない土地での部屋探しだってラクラク!
AppStoreバッジ
GooglePlayバッジ

「初めての部屋探しは夢がいっぱい。でも、予算や時間が決められた中で理想の物件を見つけるのはなかなか難しいものです。最初から100%のものを見つけるのではなく、70~80%のところで暮らしてみて、自分で100%にしていけばいいのです。街になじんだり、インテリアを楽しんだりするうちに、自分のお城になっていくものですよ」

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【賃貸の間取り】ワンルーム(1R)、1K、1LDK、2LDKそれぞれの特徴と選び方

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一人暮らしのおしゃれな部屋のつくり方 自分好みのインテリア・スタイルにするコツ

まとめ

物件探しは手取り額の30%を超えないよう意識する

初期費用は工夫次第で大幅に節約可能

エリアと譲れない条件を絞り込んだうえで物件を探そう

相場調べや部屋探しには、ネットや部屋探しのアプリを上手に活用!

SUUMOコンテンツスタッフ

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イラスト/青山京子
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