一人暮らしの部屋って、みんな何を重視して選んでいるの? 家賃は? 間取りは?……そんな気になる実態を、編集部が20代の社会人シングル男女を対象に徹底調査。みんなのリアルな賃貸ライフをデータで見ていこう!
※調査データのパーセンテージは四捨五入により合計が100%にならないことがあります
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部屋を探すときに最も気になるポイントのひとつが「家賃」。みんなのデータを見てみると「6万円台」が最も多いボリュームゾーンに。ただし「5万円台」もほぼ同じくらい多く、「5万~6万円台」の合計で約半数近くを占める結果となった。
気になる年収は「300万~400万円」が最も多く、次に多い「200万~300万円」と合わせると、「200万~400万円」が全体の約6割という結果となった。
なお、家賃の目安は「月収の3分の1以内」と言われるが、仮に家賃を6万円とすると、月収18万円以上が必要。ボーナスを除いた年収は216万円あればOKラインということになるので、ほとんどの人が無理のない家賃設定をしていることが分かる。
最も多いのは「~18m2」の層だが、「~20m2」「~23m2」も多く、ここまでを合わせると「23m2まで」の部屋に住んでいる人が全体の半数以上となる。
そして間取りは、ダントツで「1K」が多く4割以上。次に多い「ワンルーム」と合わせると、これらで6割以上に。一人暮らしの部屋としては、必要最小限にして十分な広さ&間取りといえそうだ。
部屋探しをするとき、誰もが複数の条件を挙げるが、そのなかでの優先順位の高さを聞いたのがこのグラフ。やはり「家賃」はダントツで多く、男女差はあるものの、全体の8割近くが重視したポイントだ。どの項目も総じて女性のほうがポイントが高く、特に「セキュリティー」に関しては男性の3倍近い女性が重視している。
部屋や建物の設備・仕様について、契約時の決め手となったポイントは、男女とも半数以上の人が「バス・トイレ別」と回答。ワンルームや1Kの部屋では、バス・トイレが一緒のユニットバスを採用するケースが多いため、一人暮らし特有のデータといえそうだ。
ここにもいくつか男女差の大きい項目が。とりわけ「2階以上」「エアコン付き」は格差が大きく、数値の差は倍以上。2階以上は防犯面、エアコン付きは利便性が女性票を集めた要因かもしれない。
立地・周辺環境で重視したものを聞いたところ、男女とも「スーパー」「コンビニエンスストア」が近くにあることを重視したよう。ただし、女性は「治安のよさ」がコンビニを抜いて2位に。また「薬局(ドラッグストア)」「公共機関(区役所など)」も男女間に大きな差が見られた。
20代社会人シングル男女の一人暮らし事情をデータで見ると、以上のとおり。ただし「こういう人が多い」というだけで、これが正解というわけではない。自分らしいこだわりを重視して、満足度の高い部屋探しを!
20代一人暮らし社会人の平均は、家賃5~6万円、年収200~400万円
広さは23m2まで、間取りはワンルームか1Kが多い
部屋探しの重視条件は家賃が約8割、設備・仕様の決め手はバス・トイレ別が半数以上