一人暮らしの部屋のインテリア、男性・女性それぞれの人気ランキングを発表!首都圏・関西圏でのエリア別でも紹介

公開日 2024年06月04日
一人暮らしの部屋のインテリア、男性・女性それぞれの人気ランキングを発表!首都圏・関西圏でのエリア別でも紹介

一人暮らしのインテリア、ワンルームや1K、1LDKの部屋をどんなテイストでコーディネートしたいですか?北欧風、モダン、リゾート風、基調カラーはグレー、モノトーン、ダークブラウンなど、お気に入りのテイストでそろえておしゃれな空間にしたいもの。ここでは、「好まれた内装テイスト」のランキングから、一人暮らしの学生・社会人男女が選んだ、好きなインテリアの傾向をひも解きます。
さらに、一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会理事のとおみねきよみさんに、それぞれの内装テイストを実際の暮らしに取り入れるためのヒントをうかがいました。

みんなが好きな内装テイスト、ランキングを発表

リュクスにヴィンテージ、ジャパニーズモダン……どのインテリアが好み?

SUUMOリサーチセンターが行った2022年度の「賃貸契約者動向調査」では、インテリアに関する調査を実施。9タイプのインテリアテイストから、「好まれた内装テイスト」ランキングを発表しました。
まずは、それぞれのテイストの魅力について、一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会の理事を務めるとおみねきよみさんに解説してもらいました。

1.【ベーシック】リュクスモダン

リュクスモダンのイメージ
リュクスモダンのイメージ(画像提供/サンゲツ)

リュクスとは贅沢、優雅、ラグジュアリーといった意味。品があってモダンなインテリアです。
写真の部屋は、ミントグリーンの壁がやわらかく、やさしいイメージ。明るい中にも上質さがあり、ものが少なくシンプル。ゆったりとくつろげる雰囲気が漂います。

2.【ベーシック】アーバンリゾート

アーバンリゾートのイメージ
アーバンリゾートのイメージ(画像提供/サンゲツ)

都会のホテルのようなくつろぎ感のあるインテリア。かっこよく、洗練された、非日常感が感じられます。
ダークグレーやダークブラウンなどの色使いが、粋でおしゃれなリゾートを思わせます。シンプルで高級感のあるテイストです。

3.【ノルディック】シックノルディック

シックノルディックのイメージ
シックノルディックのイメージ(画像提供/サンゲツ)

シック=上品で垢抜けた雰囲気、ノルディック=北欧風。北欧とひとことでいっても、彩度が高いとポップでかわいらしいイメージになりますが、ここではくすみカラーを多用して、シックな落ち着きを演出しています。木の家具など自然素材を配置することで、スタイリッシュでやわらかい印象に。

4.【マテリアル】スローヴィンテージ

スローヴィンテージのイメージ
スローヴィンテージのイメージ(画像提供/サンゲツ)

スローライフを思わせる、質の高いゆったりとした暮らしに、使い込んだような素材感が心地よくなじんでいます。シンプルでナチュラル、スタイリッシュ。ペンダント照明やテーブルの脚のアイアン素材が、かっこいいヴィンテージ感を漂わせています。

5.【ナチュラル】ジャパニーズモダン

ジャパニーズモダンのイメージ
ジャパニーズモダンのイメージ(画像提供/サンゲツ)

モノトーンが基調で、窓辺のスクリーンをはじめ直線的なフォルムを多用しているのが、ジャパニーズモダンの特徴的なスタイル。低めの家具をレイアウトすると、天井を高く感じさせる効果も。和紙の照明、文机のようなサイドテーブル、書を思わせるアートで和モダンな印象に。

6.【ナチュラル】ピュアサンシャイン

ピュアサンシャインのイメージ
ピュアサンシャインのイメージ(画像提供/サンゲツ)

明るくカジュアルな色を取り入れた、ナチュラルなインテリア。写真は太陽が降り注ぐようなライトイエローがベースで、心が弾むようです。ファブリックは麻や綿、家具は木など自然素材のものを。ここではソファやカーテンの色はオフホワイトを使用し、壁色から“引き算”することで、統一感が出てくつろげる雰囲気になっています。

7.【カジュアル】ホームメイドカフェ

ホームメイドカフェのイメージ
ホームメイドカフェのイメージ(画像提供/サンゲツ)

レンガ風の壁やウッディなテーブル、椅子などが、カントリーなイメージのインテリアテイストです。手作り感のあるカフェや雑貨店のような雰囲気で、明るくかわいらしく、懐かしいムードがあります。黒板や壁に飾った小物使いが特徴的です。

8.【ベーシック】アジアンクラシカル

アジアンクラシカルのイメージ
アジアンクラシカルのイメージ(画像提供/サンゲツ)

アジアンテイストを取り入れた、落ち着きのあるインテリア。ベッドやチェストなどの家具は暗い色合いの木材で、クラシック感を演出しています。ヨーロッパのテイストは曲線が多いのに対し、アジアは直線的なのが特徴。ベッドカバーも固めな印象です。

9.【マテリアル】フレンチシャビー

フレンチシャビーのイメージ
フレンチシャビーのイメージ(画像提供/サンゲツ)

全体的に淡い色使いで甘めなテイストながら、経年変化によって塗装が少し剥がれたような、使い込まれた雰囲気が、シャビー=古めかしい味わいを醸しています。色はピュアホワイト+甘めのピンクといったパステルカラー、素材はガーゼやリネン、レース。曲線使いがフレンチな印象です。

一人暮らしのランキング1位は、ベーシックなリュクスモダン

それでは、ここからランキングを見ていきましょう。上記の9タイプのテイストのうち、一人暮らしの人気1位は、首都圏・関西圏ともにリュクスモダン、2位はアーバンリゾートという結果になりました。

<一人暮らし全体ランキング>
首都圏 関西圏
1位 リュクスモダン(47.7%) リュクスモダン(44.9%)
2位 アーバンリゾート(44.2%) アーバンリゾート(38.1%)
3位 スローヴィンテージ(38.3%) シックノルディック(36.8%)
4位 シックノルディック(37.0%) スローヴィンテージ(33.4%)
5位 ジャパニーズモダン(35.6%) ピュアサンシャイン(31.5%)
6位 ピュアサンシャイン(30.1%) ジャパニーズモダン(31.0%)
7位 フレンチシャビー(21.1%) ホームメイドカフェ(27.1%)
8位 ホームメイドカフェ(21.0%) フレンチシャビー(25.6%)
9位 アジアンクラシカル(17.0%) アジアンクラシカル(21.8%)
※複数回答

とおみねさんによると、上品な色合いでくつろぎ感のあるリュクスモダンは、明るく若々しい印象なことから、学生や女性に好まれる傾向があるといいます。
2位のアーバンリゾート、3・4位のスローヴィンテージ、シックノルディックは、リュクスモダンと比べて高級感あるイメージ。洗練された大人の余裕を感じるインテリアに憧れる人が多いのかもしれません。

「上位は誰もが好むテイストが占めていて、7~9位のテイストは人によって趣味嗜好、好みが分かれるところ。特にアジアンクラシカルはかなり落ち着いた雰囲気ゆえ、若い一人暮らしの方よりも年齢層が高めの人に好まれそうなテイストです」(とおみねさん)

首都圏と関西圏で好きな内装テイストが違う!?

東京と大阪 インテリアテイストの好みの違いは

ここでは、東京23区と都心7区(品川区、文京区、港区、渋谷区、新宿区、千代田区、中央区)、大阪市のランキングを比較してみましょう。

<東京23区・都心7区、大阪市の地域別ランキング>
東京23区 都心7区 大阪市
1位 リュクスモダン(45.6%) リュクスモダン(51.1%) リュクスモダン(48.8%)
2位 アーバンリゾート(41.0%) ジャパニーズモダン(44.7%) アーバンリゾート(41.7%)
3位 シックノルディック(39.2%) アーバンリゾート(38.3%) シックノルディック(40.5%)
4位 スローヴィンテージ(34.1%) スローヴィンテージ(34.0%) ピュアサンシャイン(36.9%)
5位 ジャパニーズモダン(34.1%) シックノルディック(27.7%) スローヴィンテージ(34.5%)
6位 ピュアサンシャイン(29.5%) ピュアサンシャイン(25.5%) ジャパニーズモダン(33.3%)
7位 フレンチシャビー(20.3%) アジアンクラシカル(23.4%) フレンチシャビー(26.2%)
8位 アジアンクラシカル(20.3%) フレンチシャビー(23.4%) ホームメイドカフェ(25.8%)
9位 ホームメイドカフェ(15.7%) ホームメイドカフェ(10.6%) アジアンクラシカル(25.8%)
※複数回答

どのエリアも共通してリュクスモダンが1位。都心7区では2位にジャパニーズモダンがランクインしています。「都心7区は、ほかのエリアと比べて家賃が高めの傾向にあります。そのため、一人暮らしの中でも高級志向の方が、落ち着いたジャパニーズモダンなインテリアに惹かれると考えられます。大人な印象でくつろげるのが和モダンテイストの特徴です」(とおみねさん)

大阪市でピュアサンシャインが上位に入っている点にも注目です。「パーソナルカラーのイベントでも実感するのですが、東京はシックな洋服、大阪はカラフルな洋服が好まれる傾向にあります。大阪では気持ちが上がる色を取り入れたいという地域性があるように感じます」と、とおみねさん。好きなインテリアの傾向も、東京では落ち着いた雰囲気が、大阪では明るく陽気な色使いが好まれるという結果になりました。

一人暮らし学生と社会人女性はリュクス、社会人男性はアーバンが好み

次に、学生、社会人男性、社会人女性それぞれの好きなインテリアテイストランキングを見ていきましょう。

学生には若々しいテイストのリュクスモダンが圧倒的人気

<学生ランキング>
首都圏 関西圏
1位 リュクスモダン(62.6%) リュクスモダン(57.8%)
2位 スローヴィンテージ(49.4%) シックノルディック(53.3%)
3位 シックノルディック(39.9%) ピュアサンシャイン(51.9%)
4位 ジャパニーズモダン(37.7%) アーバンリゾート(49.6%)
5位 アーバンリゾート(37.4%) スローヴィンテージ(49.6%)
6位 ホームメイドカフェ(36.1%) ジャパニーズモダン(44.4%)
7位 ピュアサンシャイン(33.4%) アジアンクラシカル(44.4%)
8位 フレンチシャビー(29.9%) ホームメイドカフェ(36.4%)
9位 アジアンクラシカル(21.4%) フレンチシャビー(17.8%)
※複数回答

一人暮らしの学生は、リュクスモダンがダントツ人気という結果に。「明るく若々しく、シンプルで躍動感もあるテイストなので、学生さんに受けるのも納得です」(とおみねさん)。写真の壁の色がペパーミントグリーンとうこともあり、男女ともに好まれたのでしょう。

「首都圏2位のスローヴィンテージは、若い人のなかでもかっこいいものに憧れる人が多い表れ。関西圏3位のピュアサンシャインは、リュクスモダンをよりワクワクするようなテイストなので、元気で陽気なイメージが関西の人に好まれたという印象です」と、とおみねさんは分析します。

ジャパニーズモダンは首都圏で人気。関西圏では6位ですが、パーセンテージを見ると支持した人は多い模様。和の要素が懐かしく、かつ高級感ある落ち着きに惹かれる人が多かったといえます。

社会人男性はアーバンリゾートが堂々の1位

<社会人男性ランキング>
首都圏 関西圏
1位 アーバンリゾート(49.9%) アーバンリゾート(35.9%)
2位 シックノルディック(40.9%) シックノルディック(31.7%)
3位 ジャパニーズモダン(38.9%) スローヴィンテージ(28.8%)
4位 スローヴィンテージ(38.1%) リュクスモダン(25.4%)
5位 リュクスモダン(35.0%) ジャパニーズモダン(23.0%)
6位 ピュアサンシャイン(22.5%) ピュアサンシャイン(21.5%)
7位 アジアンクラシック(12.7%) アジアンクラシカル(14.9%)
8位 ホームメイドカフェ(10.8%) ホームメイドカフェ(14.2%)
9位 フレンチシャビー(10.1%) フレンチシャビー(11.8%)
※複数回答

アーバンリゾートが首位を獲得したのは、社会人男性のみ。「アーバンリゾートは、都会のリゾートホテルにいるようなくつろぎあるインテリア。一人暮らしの社会人男性にとって、部屋に癒やしを求めている表れなのでしょう」(とおみねさん)

シックノルディック、ジャパニーズモダン、スローヴィンテージも同様に、スタイリッシュでありながら癒やされる空間。上位は落ち着き、癒やしを感じるテイストがそろいました。

一方、ピュアサンシャインはやや子どもっぽく映ったのかもしれません。8・9位のテイストは、男性には受け入れにくいという結果となりました。

関西圏の社会人女性は“個性を感じる”結果に

<社会人女性ランキング>
首都圏 関西圏
1位 リュクスモダン(58.3%) リュクスモダン(56.2%)
2位 アーバンリゾート(40.3%) フレンチシャビー(39.4%)
3位 ピュアサンシャイン(36.8%) アーバンリゾート(36.6%)
4位 スローヴィンテージ(33.9%) シックノルディック(36.0%)
5位 フレンチシャビー(31.7%) ホームメイドカフェ(35.2%)
6位 ジャパニーズモダン(30.7%) ピュアサンシャイン(34.7%)
7位 シックノルディック(30.2%) スローヴィンテージ(33.5%)
8位 ホームメイドカフェ(27.7%) ジャパニーズモダン(33.2%)
9位 アジアンクラシカル(21.1%) アジアンクラシカル(20.7%)
※複数回答

社会人女性も1位はリュクスモダン。2~8位は首都圏と関西圏で大きく異なる順位となりました。
「明るくて上品、やさしい印象のリュクスモダンは、多くの社会人女性に好まれています。自分にとっての上質なものを取り入れたくつろぎ感に惹かれるのでしょう。ほかの属性ランキングでは下位に来ることが多いフレンチシャビー、ホームメイドカフェは、個性的なテイストです。これらが関西圏で上位にランクインしているということは、自分好みに空間をつくりたいという意識が強いのでは」ととおみねさんは話します。

社会人女性では首都圏でも、元気なイメージのピュアサンシャインが3位に入ってきています。「部屋に日差しが入ってキラキラ、明るめのインテリアは女性に好まれているのがわかります。対して、9位のアジアンクラシカルは落ち着きすぎ、ちょっと暗い印象があったのかもしれませんね」

理想のテイストに近づけるコツとは?

これまで一人暮らしの人が好きな内装テイストのランキングを見てきましたが、あなたはどんなテイストが好みでしたか?
一人暮らしの部屋を自分の好きなテイストに近づけるポイントを、とおみねさんにうかがいました。

人気NO.1のリュクスモダンな部屋にするには?

明るくてやさしい上質さをめざしましょう。賃貸では原状回復義務があるため、壁の色を変えずにソファの張り地やラグ、カーテンなど大きな面にパステルカラーを導入してみるのがオススメです。彩度が高いとカジュアルになりがちなので、鮮やかすぎない色味に。一人掛けのソファや照明など、自分にとって贅沢、上質だと思うものをひとつだけ取り入れると、気持ちも上がり、そこが特別な空間になります。ものを置きすぎず、飾りすぎず、すっきりさせるのがリュクスモダンへの近道です。

一人暮らしの部屋のお気に入りソファでくつろぐ女性
上質な一人掛けのソファがあれば、気分が上がる特別な空間に(イラスト/もり谷ゆみ)

洗練されたアーバンリゾートをめざすには?

アーバンリゾートのお手本は、都会のラグジュアリーホテルの部屋。シンプルで直線的な家具に、やわらかいファブリックを組み合わせるといいでしょう。色数は抑え、寒色系をベースに。黒だとモダンになりすぎてしまうので、曖昧なグレーやダークブラウンがおすすめです。そこに、くすみブルーなどのクッションを並べて色味をプラスするとバランスがよくなります。夜は間接照明にすると落ち着きます。賃貸ならフロアライトを置くだけでもぐっと雰囲気が出ますよ。

グレーのソファにファークッション、間接照明で大人な空間に
曖昧なグレーやブラウンなど、寒色系をベースにしたホテルのような部屋(イラスト/もり谷ゆみ)

スローヴィンテージな部屋のポイントは?

ヴィンテージなテイストにするには、木、アイアン、レザーといった素材感を取り入れること。アイアンなら照明器具やテーブルの脚など、アクセント的に使うといいでしょう。色はダークカラーを基調にするとかっこよくなります。ただし色味が重すぎると圧迫感が出て、部屋が狭く感じがち。たとえばダークカラーのレザーソファでヴィンテージ感を出したら、ほかを淡いブラウンやグレーといった明るいトーンにするなど、色の配分が大切です。

ヴィンテージ感あるソファを配したカフェ風インテリア
ソファのダークカラーと家具の明るい木の色合いで、レトロ感あるインテリアに(画像/PIXTA)

洗練されたシックノルディックな部屋が憧れ!

ノルディック=北欧のインテリアは、自然との共存が持ち味。木製の家具など自然素材を取り入れて、明るくやさしい空間をめざしましょう。「ベースカラー」である壁や床色は変えられませんが、壁がオフホワイトだとしたら、2番目に面積が広いベッドカバーやカーテンに「アソートカラー」として明るめのグレーやブルーグレーを。さらに「アクセントカラー」として、クッションなどに同じ色のくすみ系や逆に彩度の高いものを効かせると、素敵な差し色になります。柄などを取り入れるのも◎。ただしポップになりすぎないように。

くすみカラーでシックな北欧風インテリアに
ブルーやブルーグレーをアソートカラーにした、シックな北欧風インテリア (イラスト/もり谷ゆみ)

洋室をジャパニーズモダンにするには?

ジャパニーズモダンな部屋は、和室で過ごすように、低い家具をレイアウトして床近くでくつろげるようにするのがポイント。脚の低いソファやベッド、ローテーブルを取り入れると、一人暮らしの部屋もゆったり広く感じられます。カーテンではなく木製ブラインドで直線的な印象に。和風なタペストリーをかけたり、行燈風のフロアスタンドを置いたりすると、和モダンな雰囲気になります。観葉植物を置くなら、鉢カバーを陶器や籐にするのもおすすめです。

低い家具を配したジャパニーズモダンな部屋でくつろぐ女性
ローテーブルなど低い家具を配置するのが和モダンなインテリアのポイント (イラスト/もり谷ゆみ)

一人暮らしの部屋をおしゃれに、心地よくするためのヒント

最後に、一人暮らしの部屋を心地よくくつろげる空間にするためのヒントを、とおみねさんにうかがいました。

面積が大きいカーテンやラグを好みの色に

上でも話しましたが、賃貸では壁や床、天井の色は変えても原状回復義務があるので、カーテンやラグ、ベッドカバー、ソファなど、面積が大きいものに自分の好きな色を取り入れるといいでしょう。特に床の色が好みのテイストに合わない場合は、ラグを敷いて床が出る面積を狭くするのも手。色数はたくさんあると落ち着かないので、3色くらいに留めること。ベースカラーが明るい色なら、クッションは同系色のくすみカラーにするなど、“色を抜く”のもポイントです。

彩度の高いインテリアより無彩色の方が広く感じる

コンパクトな部屋の場合、彩度の高い明るい暖色系の色をインテリアのベースにすると、膨張色ゆえ圧迫感が出てしまいます。収縮色である寒色系や、白、黒、グレーといった無彩色をベースにすると、引き締まった印象になり、比較的ゆったり感じられます。

彩度の高い明るい暖色系の色に囲まれた部屋は圧迫感が出て狭く感じる
膨張色カラーに囲まれていると、一人暮らしの部屋に圧迫感が…(イラスト/もり谷ゆみ)

家具の高さを低めにすると開放感が

ジャパニーズモダンのところでもふれましたが、ローベッドやローチェストなど低い家具でそろえると、一人暮らしの部屋も天井が高く感じられ、くつろぎ感が増します。窓にかからないように家具を配置すれば、明るさも確保できるはず。

収納家具は扉付きのものを

収納家具を置くなら、扉付きのものを選びましょう。オープンな棚は、整理整頓した状態をキープするのがなかなか難しいもの。中が多少ごちゃついても、扉で隠してしまえばすっきり過ごせます。

家具のモジュールを合わせる

家具を複数置くときは、奥行き、幅、高さなど、モジュールを合わせるのがポイント。部屋がすっきりして、広く見えます。家具が飛び出して凸凹していたりすると、ゴチャついて見えてしまいます。

家具のモジュールを合わせて、すっきりとしたインテリアに
部屋をすっきり見せるには、家具のモジュールを合わせるのがポイント(イラスト/もり谷ゆみ)

最初から100%を目指さない

一人暮らしなら特に、自分の好きなものでそろえたいもの。でも、空間には限りがあるし、生活しているうちにものは増えがち。最初からあれもこれも置いて……とすべて詰め込むのではなく、余白を残しておくことが大切です。暮らしながら少しずつ、自分の好みや部屋に合うものを足していく方が失敗しないし、楽しいですよ。

まとめ

一人暮らしのインテリアは、明るく品のあるリュクスモダンが人気

東京ではシックが、大阪では明るく陽気な色使いが好まれる

面積の大きいファブリックなどに好きな色を取り入れて、お気に入りの空間に

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取材・文/塚田真理子 イラスト/もり谷ゆみ
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