抵当権消滅請求

抵当権消滅請求(テイトウケンショウメツセイキュウ)の意味・解説

抵当権消滅請求とは、抵当不動産について新たに所有権を取得した第三者が、売買代価、または自分で指定した金額を抵当権者(金融機関等)に弁済することで、抵当権者に対して、抵当権の消滅を請求することができる制度。
これは、所有権を取得した人が抵当権が付着した状態のままの物件を保有していると、債権者の意向により任意競売(抵当権の実行)にかけられるという不安定な状態にあるために設けられた仕組み。
なお、債権者はこの要求から2カ月以内に任意競売の手続き(競売の申立て)を行わない場合には、取得者が提示した金額の支払いで抵当権が消滅することを債権者が承諾したことになる。

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