避難階段

避難階段(ヒナンカイダン)の意味・解説

避難階段とは、地震や火災発生時などの緊急時に、多数の人が安全に避難できるように設けれらた、直接地上に通じている階段のことです。
建築基準法では、屋内避難階段、屋外避難階段、特別避難階段の3種類に区別されています。いずれも、火災時などに火炎や煙の侵入を防ぎ安全に避難できるように、階段そのものや区画壁を耐火構造でつくることや、天井などを不燃材料とすること、採光用の窓か予備電源を備えた照明設備を設けること、出入口も遮炎性能のある常時閉鎖式や自動閉鎖式の防火戸を設けることなどが、細かく定められています。
特に、高層階や地下階に居室を有する建物は、一般の中低層の建物より避難に不利なため、建築物の5階以上の階と地下2階以下の階には避難階段を、15階以上の階と地下3階以下の階には特別避難階段の設置が義務付けられています。

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