L1地震動

L1地震動(エルワンジシンドウ)の意味・解説

L1地震動とは、まれに発生する地震による揺れのことで、「レベル1地震動」とも表します。
住宅などの建物を利用・居住期間中に遭遇する可能性が高い地震なので、建築基準法では、L1地震動レベルの地震が発生した際、柱や梁などの主要構造部は倒壊や損傷を起こさないことを目標としています。
現在の建築基準法では、L1地震動とL2地震動(ごくまれに発生する地震)には対応するように定められていますが、国土交通省では、2005年~2008年(平成17年度~20年)に、これらを上回るような巨大地震(L3)に対しても、建築物としての機能を維持できる指標(新構造建築物)を検討していました。
しかし現在のところ、建物の耐震性能は「等級1」「等級2」「等級3」と表し、性能の目安には「L1地震動に対応」という表現は用いてはいません。

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