ALC(エーエルシー)の意味・解説
ALCとは、ALCパネル等に使われる建築材料のことである。Autoclaved Light-weight Concreteの頭文字を取り、ALCと呼ばれるが、日本語では、軽量気泡コンクリートと表記される。工場でセメント等に発泡剤を混ぜて、高温高圧の状態で養生し、多孔質化させたコンクリートである。板状にしたものをALC板あるいはALCパネルという。
施工、加工が容易で、断熱性・耐火性・遮音性が高い。普通のコンクリートより軽く、建物の軽量化が実現できる。屋根、床、外壁などに使用することで、基礎や躯体のコストダウンになる。しかし、防湿性・防水性は弱く、防水処理を施す必要がある。
従来、鉄骨造等の外壁や内壁、屋根、床などに使われてきたが、近年は多様な模様のALC意匠パネルの開発とともに、ALCを一戸建て住宅に使用するケースが増えている。
ALCを主原料とするALCパネルは、不燃材料で、耐火構造などの仕様や認定を有す。火災に有害なガスや煙を出さず、耐火性を備えたパネル建材として普及している。
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