兵庫県Mさんのリフォーム事例

開放的な間取りに変え、ヨーロッパのサロンのような優美な住空間に生まれ変わったMさん宅。気品のある「白」を基調に、大理石調のフロアやガラスの収納棚でコーディネイトした内装は、奥様がずっとあたためていた憧れのイメージをリフォームを機に具現化したもの。照明はすべてダウンライトにし、ガラスを効果的に使ってお洒落な雰囲気に仕上げるなど、極力、生活感が出ないように演出されています。一見、大理石に見える床は、実はフローリングで、「足触りがやさしいのがうれしい」とのことです。

元平屋だった築43年の木造住宅で、阪神淡路大震災のときに土壁が崩れて下がり、隙間もできていました。柱だけを残して解体してみると、壁に筋交いが入っていないうえ、水廻り下は土台が腐り、柱にはシロアリ被害も。「今度地震がきたらもたないかも」という危険な状態だったのです。そこで必要な筋交いを入れ、さらに外壁全体に構造用合板を張って壁耐力を大きくアップ。床下の根太もピッチを細かくして安定度を高め、天井は梁補強。土台もアンカーボルトを増設して基礎としっかり緊結。新築と同様の耐震性を確保しました。

娘さんが嫁がれ、ご夫婦が快適に暮らせる住まいにリフォームされたＭ様。柱だけを残して解体し、1階には広々したＬＤＫと趣味室を設置。玄関の位置を変更して開放的な玄関ホールも確保しました。また、外壁全体に構造用合板を張って壁耐力を高めるなどの耐震補強工事も入念に行い、新築と同様の耐震性を確保しています。