いくらかけた? 使い心地は?【200人に聞いた】設備・建材の価格&クチコミ~床材編~

 

種類が豊富で、価格の幅も広い床材は「選び方がわからない」という人も。そこで、先輩200人が実際にかけた金額やこだわりポイントをクチコミで紹介。商品を選ぶときの参考にしよう!

 

実際にかけた金額やこだわりポイント

かけた金額...200万円

・関節が弱いといわれるトイプードルがいるので、1階は玄関ホールからLDKまですべてタイル敷きに。滑りにくくて正解。(三重県・51歳・男性) 

・フローリングは1階と2階で色を変えて正解。日当たりのよくない1階は明るく見える白っぽい色、寝室のある2階はゆっくり休めるように暗いブラウンにした。(千葉県・49歳・女性)

 

かけた金額...150万円

・床暖房を採用しないことにしたので、フローリングは冷たく感じにくいむく材を選んだ。触ってもひんやりとせず、満足している。(群馬県・48歳・男性)

 

かけた金額...120万円

・以前の家はフローリングの傷が目立って困っていたので10年間ワックスがけが不要になるコーティングをしてもらうことに。うっかり掃除機を引きずり回してしまっても傷の心配がいらないので安心。(大阪府・53歳・男性)

 

かけた金額...100万円

・ところどころに節があるものの、低コストでできるむくのパイン材の床に。やわらかい素材なので傷がつきやすいけれど、もともと節がある分、傷はそれほど目立たず、何より足の裏が気持ちいい。(富山県・41歳・女性)

・1階は傷がつきにくく、ワックスがけもいらない、ワンランク上のフローリングに。共働きで夫婦の休みが合う日も少ないので、メンテナンスがラクなのが一番。(高知県・46歳・女性)

前の家でも使っていたコルクのフローリングを使用。何もかも変わってしまうより、今までと同じところがあると安心する。(福島県・41歳・女性)

・絶対に譲れない条件のひとつが床暖房だったので床暖房用のフローリング材に。ぬくぬくの床を楽しむために直接床の上で過ごすことも多くなったが肌触りも色も気に入っている。(愛知県・54歳・女性)

・来客の目につく1階のフローリングは見栄え重視で選び、2階はもう少しグレードの低いものを選んでコストダウン。予算内でバランスよく選ぶことができた。(福岡県・40歳・女性)

 

かけた金額...80万円

・フローリングはむく材の艶消し透明オイル仕上げに。木の質感を十分に残した自然な仕上げなので、肌触りもいいし、見た目もナチュラルな印象で気に入っている。(東京都・40歳・男性)

 

まとめ

傷や汚れの心配が少ないコーティングを施した床材は、メンテナンスや掃除がラクだという声があげられた。機能性のほか、ナチュラルな素材感を重視したデザインや歩いたときの肌触りがよい床材を選択するケースも見られた。快適さをアップする素材にお金をかける代わりに、来客のない場所は床材のグレードを落とすなどのコストダウンも可能なので、予算に応じて賢く検討しよう。

 

住まいの設備を選ぶ本(2014年夏 4月26日発行)掲載

 

構成・取材・文/前川ミチコ

 

●アンケート調査概要

対象:過去3年以内に注文住宅を建てた全国の人。有効回答数200

方法:クロスマーケティング調べ

調査期間:2014年3月実施