家づくりで重要な要素となる内装材選び。しかし、商品数や機能が多く、選び方がわからない人も多い。そこで、家を新築したりリフォームをした先輩たちの「成功」と「失敗」ポイントのクチコミをご紹介。ぜひ参考にしてほしい。
先輩のクチコミ「成功」と「失敗」
~成功~
・足ざわりがいいように、床はあえてワックスなしのむく材に。夏場は素足で歩くと気持ちがよく、濃茶で見た目に高級感があって気に入っています。(東京都・42歳・女性・新築)
・調湿効果や脱臭効果のある珪藻土(けいそうど)にしたら、冬でも部屋はあまり乾燥しないし、ニオイも気にならないので室内環境は常に快適です。(奈良県・45歳・女性・新築)
・天井を壁よりも明るい色にすると広く感じると聞いたので実践しました。想像以上に効果があり、開放感が増しました。(北海道・女性・34歳・新築)
~失敗~
・シンプルでモダンな雰囲気にしたくて白いフローリングを採用。堅くて傷がつきにくいのはいいけど、白は髪の毛やゴミなどが目立ちます。ベージュとかでよかったかも。(宮城県・27歳・女性・新築)
・無難に普通の白い壁紙にしたけど、住み始めてから物足りなさを感じています。部屋によっては、もっと思い切った色を取り入れればよかった。(愛知県・34歳・女性・新築)
まとめ
室内の雰囲気を大きく左右する内装材には、むく材や板張りの天井、手塗りの漆喰(しっくい)など、肌触りもよく質感がよい素材を選んだケースで高い満足度をもつ人が多いよう。濃い色を選ぶと、傷や汚れが目立たないメリットも。逆に白いフローリングや壁紙を選び、ゴミや汚れが目立つ、白のみでは物足りないといった声もあった。場所によって色を変えるなど、内装材は雰囲気やお手入れなども総合的に考えて選びたいところだ。
住まいの設備を選ぶ本(2015年秋 10月26日発行)掲載
構成・取材・文/藤井たかの
●アンケート調査概要
対象:過去2年以内に一戸建てを新築、または建て替えをした人、リフォーム(一戸建て/マンション)をした人207人
方法:マクロミル社によるインターネットアンケート
期間:2015年3月4日~3月5日